楽天グループの連結子会社で、インターネット勝者投票券(車券)購入サイト「Kドリームス」を運営するケイドリームスと、日本自転車競技連盟は、トラック競技チーム「楽天Kドリームス」の2022年チーム体制を12月2日に発表した。
チームは、国際自転車競技連合(UCI)が認めるトラック競技の国際大会への出場権を持つ、 同連合登録トラック競技チーム(UCIトラックチーム)。所属選手は、パリ2024オリンピック競技大会出場を目指す自転車トラック競技ナショナル強化指定の選手。今回選ばれた選手は9人。
新加入選手: 寺崎浩平、 菊池岳仁、 小林優香
2021年からの継続選手: 山崎賢人、 松井宏佑、 佐藤水菜、 梅川風子、 古山稀絵、 内野艶和
2021年シーズンではUCIネイションズカップに選手を派遣し、女子個人パーシュートで古山稀絵が銀メダルを、女子スプリントで梅川風子が銅メダルを、女子マディソンで古山稀絵と鈴木奈央が銅メダルを獲得した。さらに、UCIトラック世界選手権では女子ケイリンで佐藤水菜が日本女子短距離種目初の銀メダルを獲得するなど、世界の舞台で結果を残した。
2022年シーズンでも、全日本自転車競技選手権トラック、UCIネイションズカップ、UCIトラック世界選手権といった大会に選手を派遣する予定。
ケイドリームスと日本自転車競技連盟は 2021年1月より4年間にわたってトラック競技の強化事業支援に取り組むことに合意。チームの活動はその取り組みの一環だ。海外遠征の支援を行い、国際大会への若手選手の参加機会を増やすことで、実戦を通した選手たちの育成を促進していく。
UCIトラックチームとは
世界選手権と大陸選手権、オリンピック競技大会以外のUCIが認める大会に出場することが可能。大きな国際大会では、各国のナショナルチームとして出場できる選手数に限りがあるが、UCIトラックチームがあることにより別枠を設けることができ、その国の出場枠が増える形になる。同チームを持つことの目的はさまざまだが、主な理由は選手がUCIから付与されるUCIポイントを多く得ることができる、若手に経験を積ませることができるなどトラック競技強化につなげる狙いがある。
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