超党派の国会議員からなる「自転車活用推進議員連盟(議連会長・二階俊博自民党前幹事長)」に関係する省庁や議連会員を集めた「青空総会」が国会議事堂で開催。6月8日の自転車活用推進計画が決定されたことを受けた催しで、記念セレモニーではサイクルウエアに身を包んだ国会議員が皇居一周サイクリングし自転車活用推進法案の本格始動をアピールした。
真夏のような暑さとなったこの日は、快晴の中でオープニング式典が行われた。自転車活用推進議員連盟の会長代行を務める衆議院議員の河村建夫議員が登壇し「自転車は観光にもいい、公害もなく、交通に便利、健康にもいい乗り物。閣議決定されて軌道に乗ってきている。サイクリング、自転車の活用に賛同しもっと活用していきたい」とあいさつ。
石井啓一国土交通大臣は「本開催はとても素晴らしい取り組み。子供から高齢者まで幅広い年齢層がつかえる交通手段である自転車を多くの人に理解を深めてもらうことがとても大切」と述べた。
全国の地方自治体からはツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの開催地、さいたま市の清水勇人市長が登壇。
「推進計画は国と地方自治体が一体となって推進できるもの。素晴らしい乗り物である自転車を活用する街づくりに力を入れたい。2018年は11月4日にツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが開催されるので議連の方たちもぜひいらしてほしい」と挨拶した。
式典の最後には元F1レーサーで現在、日本実業団自転車競技連盟理事長の片山右京氏も登壇。「多くの人に支えられて今がある。今は若い人を応援する立場。自転車は子供たちの最初の車。地に足をつけてスポーツとしてもしっかりと世界に発信していきたい」と語った。
式典終了後は議連メンバーたちが警視庁の誘導の元さっそうと皇居一周サイクリング。国会議事堂の前には珍しい試乗車やシェアサイクル、サイクルツーリズムを後押しするブースなど20社が出店。議連のメンバーだけでなく、出展者双方の情報交換にもつながったようだ。
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