日本最大級の出前サービス『出前館』は、新型コロナウイルスの影響を受け、スポンサーフィーや大会賞金を獲得する機会が減っているアスリートに対して、空き時間に全国に拡がる『出前館』の配達スタッフとして活動してもらうことで、アスリートの支援を開始した。
その第一弾として、『出前館』のシェアリングデリバリーで必須の「自転車」にスポットを当て、日本のトップ自転車競技者である新田祐大、小林優香、長迫吉拓を筆頭に、自転車競技に関わる約3000人のアスリートを対象に支援をスタートする。
『出前館』では2017年より、配達機能を持たないお店でも『出前館』に加盟する複数店舗で、『出前館』が連携した配達機能をシェアすることにより、出前が可能になるサービス、シェアリングデリバリーを開始している。
シェアリングデリバリーは、これまで外食店舗が人手不足などにより実施できなかった出前が可能になるだけでなく、注文可能な店舗が拡がることで、利用者の日常生活における食の選択肢を増やすことができるという。
現在、そのネットワークは全国に拡がっていて、この配達機能を担うドライバーも、交通安全マナーや品質管理マナーが重要になっている。今回、新型コロナウイルスの影響で大会などの稼働機会が減り、収入が減少し、さまざまなアルバイトを行うアスリートも増える中、『出前館』で は礼儀正しく、かつ体力もあるアスリートの受け入れを増やす方針で、特に相性のいい自転車競技のアスリートに対しては、特別手当などの金銭的な支援と同時に、配達時にアスリートのプロフイールカードを配布することで、アスリートの認知度アップと、活動の認知及び寄付の呼びかけも行っていきたいと考えている。
まずは、自転車競技のアスリートの中でも、トップ選手である3選手からスタートし、約3000名の自転車競技アスリートを対象にプロジェクトの参加受け入れを行う。各地域で、頑張るアスリートが出前を届けることで、アスリートの応援を行いながら地域の活性化に繋げたいと考えているという。
シェアリングデリバリーとは
食品宅配市場規模は現在2兆1399 億円と言われていて、年々拡大傾向にある。オフライン(電話)注文が主流であった食品宅配の市場拡大を牽引するのは、オンラインによる注文。し かし需要が拡大している一方で、新たな販路として出前サービスを開始したくても人手不足や配達のリスクなどの問題により、二の足を踏む飲食店が多い現状がある。
そこで『出前館』では、配達機能を持たない店舗でも、『出前館』に加盟する複数店舗で、『出前館』が連携した配達機能をシェアすることにより出前が可能になるサービス「シェアリングデリバリー」を2017年より本格的に開始し、現在関東・関西を中心に、北海道・宮城県・愛知県・広島県・福岡 県・熊本県・沖縄県・鹿児島県において展開しているという。
『出前館』に注文が入ると、店舗および配達を行う拠点(シェアデリ拠点)にただちに注文が入り、店舗は指定時間までに料理を仕上げる。その後、配達はシェアデリ拠点が所有するバイクや電動自転車と配達員で行う。「シェアリングデリバリー」を行うエリアは、『出前館』の持つ日本最大級の出前のデータベースによって、適切な配達エリアが設定され、なおかつ、各飲食店舗のジャンルによって売上を予測することができる。それにより、シェアデリ拠点においても効率的な配達が可能となり、採算化が図れるメリットがある。
サービスを導入することにより、店舗は新たに配達員を採用しなくても出前サービスを実施できる。また『出前館』を利用する人にとっては、これまで以上に多様なジャンルの出前を注文できるようになる。
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