ジロ・デ・イタリアまで100日…ステージ各地がピンク色に

2020年の第103回ジロ・デ・イタリア開幕まであと100日となった1月31日、全23日間でステージのスタートとゴールをホストする各都市が、そのランドマークとなる施設や景観をピンク色にライトアップするというイベントを展開した。

ブダペスト ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

第103回ジロ・デ・イタリアは5月9日にハンガリーの首都ブダペストで開幕する。ジロ・デ・イタリアが海外でスタートするのは14回目だが、東欧でスタートするのは史上初。大会は5月31日にミラノにゴールする。

2020ジロ・デ・イタリア日程

5月9日(土) 第1ステージ ブダペスト(ハンガリー)8.6km(個人タイムトライアル)★★

5月10日(日) 第2ステージ ブダペスト〜ジェール(ハンガリー) 195km

5月11日(月) 第3ステージ セーケシュフェヘールバール(ハンガリー)〜ナジカニジャ(ハンガリー) 204km

5月12日(火) 第4ステージ モンレアーレ〜アグリジェント 136km★★

アグリジェント ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

5月13日(水) 第5ステージ エンナ〜エトナ 150km★★★

5月14日(木) 第6ステージ カターニア〜ビラフランカティッレーナ 138km★

5月15日(金) 第7ステージ ミレート〜カミーリャテッロシラーノ 223km★★

5月16日(土) 第8ステージ カストロビッラーリ〜ブリンディージ 216km

5月17日(日) 第9ステージ ジョビナッツォ〜ビエステ 198km★★

ジョビナッツォ ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

5月18日(月) 休養日

5月19日(火) 第10ステージ サンサルボ〜トルトレートリード 212km★★

トルトレート ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

5月20日(水) 第11ステージ ポルトサンテルピディオ〜リミーニ 181km★

5月21日(木) 第12ステージ チェゼナティーコ〜チェゼナティーコ 205km★★

チェゼナティーコ ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

5月22日(金) 第13ステージ チェルビア〜モンセリーチェ 190km★

モンセリーチェ ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

5月23日(土) 第14ステージ コネリャーノ〜バルドッビアデーネ 33.7km(個人タイムトライアル)★★

バルドッビアデーネ ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

5月24日(日) 第15ステージ バセアエレアリボルト〜ピアンカバッロ 183km★★★

ピアンカバッロ ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

5月25日(月) 休養日

5月26日(火) 第16ステージ ウディーネ〜サンダニエーレ・デル・フリウリ 228km★★

5月27日(水) 第17ステージ バッサーノデルグラッパ〜マドンナディカンピーリオ 202km★★★

5月28日(木) 第18ステージ ピンツォロ〜ラーギディカンカーノ 209km★★★

ステルビオ峠 ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

5月29日(金) 第19ステージ モルベーニョ〜アスティ 251km

5月30日(土) 第20ステージ アルバ〜セストリエーレ 200km★★★

セストリエーレ ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

5月31日(日) 第21ステージ チェルニュスコスルナビーリオ〜ミラノ 16.5km(個人タイムトライアル)

ミラノ ©RCS Sport for concession of the Stage Cities

★は難易度

ジロ・デ・イタリアの名峰セストリエーレがスキー世界選手権に立候補

イタリアアルプスに位置するスキーリゾート、セストリエーレが2029年にアルペンスキー世界選手権の招致活動を始めた。同地は2020ジロ・デ・イタリアの最後の山岳区間となる第20ステージのゴール地点。サイクリングとスキーの大舞台として同地の魅力を打ち出していく。

アルペンスキー世界選手権のセストリエーレ招致を目指すメンバー ©Marco Alpozzi/LaPresse

アルペンスキーワールドカップ大会初日の1月18日、招致委員会が記者会見を行って表明した。

5月30日、セストリエーレは8回目となるジロ・デ・イタリアを迎える。翌日は最終日と成り、ミラノでタイムトライアルが行われるが、山岳ステージとしては最後の大舞台だ。アルペンスキー世界選手権招致委員会は世界中が注目するジロ・デ・イタリアの最後の山岳ステージをいいきっかけとして、ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトと協力しながら関係者にセストリエーレの魅力を発信していく計画だ。

2020ジロ・デ・イタリア第20ステージ。107.6km地点のアニェッロ峠でフランス入りし、イゾアール、モンジュネーブルを越えてセストリエーレへ。獲得標高は5000m

スキー産業はセストリエーレの歴史の中で間違いなく重要な部分だ。1934年に設立された自治体は、国際的なスキーリゾートになっていく。1997年にワールドカップとスキー世界選手権を開催。トリノ2006冬季オリンピックでもアルペンスキー会場となった。

セストリエーレの規模は年々拡大し、何百万人ものスキーヤーを集客するようになる。今日のセストリエーレは標高2000mの斜面のほとんどをゲレンデとして、世界で最も人気のある観光地の一つとなった。突然の地球規模の気候変動を考えると、その魅力はさらに増していくと分析する。

「8回目の訪問となるジロ・デ・イタリア。この町は多くのサイクリストにも愛されるようになった。アマチュアサイクリストのチャレンジレースであるグランフォンドもこの夏に開催する。そんな町の活気をぜひとも2029アルペンスキー世界選手権の開催につなげていきたい」とセストリエーレのジャンニ・ポンチェット市長。

国境となるアニェッロ峠。ジロ・デ・イタリアでは右手のイタリア側から左手のフランス側に走っていく
イゾアール峠。2019ツール・ド・フランス第18ステージ ©ASO Pauline BALLET

●ジロ・デ・イタリアの公式サイト

バルデは2020年ツール・ド・フランスを回避し東京五輪に照準

AG2Rラモンディアルに所属するフランスのロマン・バルデは2020年、ジロ・デ・イタリア(5月9〜31日)、東京五輪(7月25日)、スイスのマルティニーで開催される世界選手権ロード(9月27日)をターゲットにすると明らかにした。

AG2Rラモンディアルのバンサン・ラブニュ監督とロマン・バルデ

AG2Rラモンディアルは恒例となったアルプス山麓オワザンでの冬季トレーニングキャンプに入り、11月14日にイゼール県のボジャニーで記者会見を行い、バルデとバンサン・ラブニュ監督が2020シーズンの展望を語った。

バルデは1月21〜26日にオーストラリアで開催されるサントスツアー・ダウンアンダーでシーズンイン。2月20〜23日に行われるヴァル・エデザルプが欧州緒戦に。2月29日から3月1日までブクルドロームアルデッシュを走る。

ブエルタ・ア・エスパーニャには参戦の予定だが、ツール・ド・フランスを回避して直後に開催される東京五輪にベストコンディションで臨みたいという。10月末に開催されたツール・ド・フランスさいたまに来日した際に、バルデは悪天候にもかかわらず富士山麓の東京五輪コースを試走している。

ジロ・デ・イタリア、東京、世界選手権に集中

「ロマン・バルデの2020年シーズンのプログラムは、チーム経営陣やマネージャーが個人的な願望を考慮して全員が同意のもとで組み上げられた」とラブニュ監督。
「ジロ・デ・イタリア、東京五輪、世界選手権に集中する。そのコースは彼の資質にとても適している。バルデの勝利への渇望が2020年は高まることを我々は知っているし、バルデはシーズンを通して集団内の主要で野心的な選手になると思っている。

「2013年に初めてツール・ド・フランスに参加して以来、常に高いレベルのパフォーマンスで優秀な成績を修めてきたレースに出場しない。それでもジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャというグランツールを自信と野心を持って参加するだろう」

2019ツール・ド・フランスに出場したロマン・バルデ ©A.S.O. Pauline BALLET

ツール・ド・フランスをあきらめるのは簡単じゃなかった

「もっと輝きたい。だから最高の状態でジロ・デ・イタリアに参加したいと願っている。新しい世界に飛び込むとき、この3つの大きな目標を立ててシーズンを分けることはエキサイティングだ」とバルデ。
「ツール・ド・フランスをあきらめるのは簡単なことではなかった。しかし2020年はこれまでいじょうのシーズンインをするつもりで、目標のレースにつながる美しい物語んpページをめくるのは絶好の時期のように思える。

私の2020年のレースプログラムは、AG2Rラモンディアルチームの経営陣と連携して構築された。一貫性があり、野心的であり、私は2020年1月のオーストラリアでレースシーンに戻ることを楽しみにしている」

●関連ニュース
ロマン・バルデの2019シーズン終了…山岳賞獲得も来季に向け再考

●AG2Rラモンディアルのホームページ

ブダペスト開幕の2020ジロ・デ・イタリアのコース発表

2020年5月9日にハンガリーのブダペストで開幕する第103回ジロ・デ・イタリアのコースが、10月24日にイタリアのミラノで発表された。個人タイムトライアルが3ステージで、その合計距離は58.8km。平たん6ステージ、中難度の山岳7ステージ、高難度の山岳5ステージ。頂上ゴールはブダペストで行われる最初の個人タイムトライアルを含めて7ステージ。

2020ジロ・デ・イタリアのコース(クリックすると拡大します)

総距離は3579.8kmで、1ステージの平均距離は170.5km。最初の3日間をハンガリーで過ごし、移動日なしの空路で地中海にあるシチリア島に飛ぶ。世界遺産のワイン産地であるぶどう畑を走る第14ステージに象徴されるように、各地の世界遺産をめぐることが特徴。

チマコッピと呼ばれる最高峰は標高2758mのステルビオ峠。第18ステージにあり、2020年大会の最難関と言われる。さらに第20ステージはフランス国境にあるアニェッロ峠(標高2744m)を越える。

5月31日の最終日は3回目の個人タイムトライアルでミラノを目指す。ジロ・デ・イタリアがミラノにゴールするのは78回目。

イタリアのテレビ局スタジオで行われたプレゼンテーション ©LaPresse/Marco Alpozzi

「2019ジロ・デ・イタリアはプロライダーとしての私のキャリアの中でほんとうに重要な大会となり、その記憶がよみがえると今でも興奮する」と2019総合優勝者のリカルド・カラパス(エクアドル)。

「両親や私をサポートしてくれた多くの人たちのおかげでこの栄冠を勝ち取ることができた。夢を追い求めるのがいかに大切か。サイクリングを始めるエクアドルの子供たちにこう言い続けている。2020年もジロ・デ・イタリアをスタートしたいと考えている。ちょっとビックリするような要素があって、とても興味深いルートだ。最終週は山がたくさんあるし、特にステルビオ峠は決定的かもしれない」

カラパスは2020年に、スペインのモビスターから英国のイネオスに移籍する。同チームにはグランツール総合優勝者がクリストファー・フルームとゲラント・トーマス(ともに英国)、エガン・ベルナル(コロンビア)を加えて4選手となり、それぞれがどんな役割で各大会に挑んでくるかが注目。

2019ジロ・デ・イタリア総合優勝のリカルド・カラパス ©LaPresse/Claudio Furlan

「2020ジロ・デ・イタリアのルートプレゼンテーションに招かれてうれしい。私はブダペストをスタートすることをこの場で表明したい。まだ数カ月先のことだが、私はそこに行くと宣言したい」とボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)。

「ハンガリーで行われる第1ステージからこのルートは気に入っている。スロバキアはハンガリーに非常に近いので、最初の3つのステージの沿道には多くのスロバキアファンが駆けつけてくれると確信している。でも私はイタリアに住んでいるし、ずっとイタリアでトレーニングしているから、イタリアのステージも楽しめる。素敵なジロルートだ。序盤戦のほうが自分に最も適していると思うが、最終日のミラノまで走り続けたい」

ペテル・サガン、RCSのウルバノ・カイロ社長、リカルド・カラパス ©LaPresse/Claudio Furlan

2020ジロ・デ・イタリア日程

5月9日(土) 第1ステージ ブダペスト(ハンガリー)8.6km(個人タイムトライアル)★★
5月10日(日) 第2ステージ ブダペスト〜ジェール(ハンガリー) 195km
5月11日(月) 第3ステージ セーケシュフェヘールバール(ハンガリー)〜ナジカニジャ(ハンガリー) 204km
5月12日(火) 第4ステージ モンレアーレ〜アグリジェント 136km★★
5月13日(水) 第5ステージ エンナ〜エトナ 150km★★★
5月14日(木) 第6ステージ カターニア〜ビラフランカティッレーナ 138km★
5月15日(金) 第7ステージ ミレート〜カミーリャテッロシラーノ 223km★★
5月16日(土) 第8ステージ カストロビッラーリ〜ブリンディージ 216km
5月17日(日) 第9ステージ ジョビナッツォ〜ビエステ 198km★★
5月18日(月) 休養日
5月19日(火) 第10ステージ サンサルボ〜トルトレートリード 212km★★
5月20日(水) 第11ステージ ポルトサンテルピディオ〜リミーニ 181km★
5月21日(木) 第12ステージ チェゼナティーコ〜チェゼナティーコ 205km★★
5月22日(金) 第13ステージ チェルビア〜モンセリーチェ 190km★
5月23日(土) 第14ステージ コネリャーノ〜バルドッビアデーネ 33.7km(個人タイムトライアル)★★
5月24日(日) 第15ステージ バセアエレアリボルト〜ピアンカバッロ 183km★★★
5月25日(月) 休養日
5月26日(火) 第16ステージ ウディーネ〜サンダニエーレ・デル・フリウリ 228km★★
5月27日(水) 第17ステージ バッサーノデルグラッパ〜マドンナディカンピーリオ 202km★★★
5月28日(木) 第18ステージ ピンツォロ〜ラーギディカンカーノ 209km★★★
5月29日(金) 第19ステージ モルベーニョ〜アスティ 251km
5月30日(土) 第20ステージ アルバ〜セストリエーレ 200km★★★
5月31日(日) 第21ステージ チェルニュスコスルナビーリオ〜ミラノ 16.5km(個人タイムトライアル)
★は難易度

ジロ・デ・イタリアがイタリア国外で開幕するのは2020年で14回目。近年になって海外を開幕地とすることが多くなり、2010年以降は2年ごとに海外で開幕する。

三大大会ではツール・ド・フランスが2021年にデンマークのコペンハーゲンで、ブエルタ・ア・エスパーニャが2020年にオランダのユトレヒトで開幕する。

●これまでにイタリア以外で開幕したジロ・デ・イタリア
1965 サンマリノ
1966 モンテカルロ(モナコ)
1973 ベルビエ(ベルギー)
1974 バチカン市国
1996 アテネ(ギリシャ)
1998 ニース(フランス)
2002 フローニンゲン(オランダ)
2006 スラン(ベルギー)
2010 アムステルダム(オランダ)
2012 ヘアニング(デンマーク)
2014 ベルファスト(北アイルランド)
2016 アペルドールン(オランダ)
2018 エルサレム(イスラエル)
2020 ブダペスト(ハンガリー)

●ジロ・デ・イタリアのホームページ