ツール・ド・フランス第1・2ステージをABEMAが無料生中継

「ABEMA(アベマ)」がツール・ド・フランスを無料生中継することが決定した。レース初日となる2023年7月1日(土)の第1ステージと、7月2日(日)に行われる第2ステージを無料生中継。

©AbemaTV,Inc.

「ABEMA」は7月23日(日)の本大会終了時まで、第1・2ステージの見逃し配信や全ステージのハイライト映像をいつでも無料で楽しめる。

■「ABEMA」 「ツール・ド・フランス2023 第1ステージ」 放送概要
区間:ビルバオ ― ビルバオ(182km)
放送日時:2023年 7月1日(土)よる7時5分~深夜1時45分
URL:https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/CDd1PrDmtSUemm

■「ABEMA」 「ツール・ド・フランス2023 第2ステージ」 放送概要
区間:ビトリア・ガスティス ― サン・セバスティアン(208.9 km)
放送日時:2023年7月2日(日)よる8時55分~深夜1時30分
URL:https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/DAYchLv3NtsTKd

2022ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

ABEMAについて

「ABEMA」はテレビのイノベーションを目指し”新しい未来のテレビ”として展開する動画配信事業。登録は不要で、国内唯一の24 時間編成のニュース専門チャンネルをはじめ、オリジナルのドラマや恋愛番組、アニメ、スポーツなど、多彩なジャンルの約25チャンネルを24時間365日放送している。

また、オリジナルエピソード数は国内発の動画サービスで日本 No.1を誇り、注目の新作映画、国内外の人気ドラマ、話題のアニメなど豊富なラインナップの作品や、様々な音楽や舞台のオンラインライブも展開。テレビ、オンデマンドなど、時間にとらわれることなくいつでも作品をお楽しみいただけるほか、スマートフォンや PC、タブレット、テレビデバイスで、場所にとらわれることなくライフスタイルに合わせて番組を視聴できる。

さらに、月額960円のABEMAプレミアムに登録すると、限定コンテンツや「動画ダウンロード機能」「見逃しコメント機能」が利用できるようになるなど、「ABEMA」の全ての作品、全ての機能を楽しめる。

ツール・ド・フランスの各ステージが距離を微修正して確定

第110回ツール・ド・フランスは全21ステージの競技距離を再測定し、最終版に修正した。通常この時期に告知することなく微修正され、ホームページの競技距離が修正される。この距離が最終的なものとなり、公式プログラムなどに掲載される。

●2023ツール・ド・フランスのコース
7月1日(土) 第1ステージ ビルバオ〜ビルバオ(スペイン) 182km
7月2日(日) 第2ステージ ビトリア・ガスティス〜サンセバスティアン(スペイン) 209km
7月3日(月) 第3ステージ アモレビエタ・エチャノ(スペイン)〜バイヨンヌ 187.5km
7月4日(火) 第4ステージ ダクス〜ノガロ 182km
7月5日(水) 第5ステージ ポー〜ラランス 163km★★
7月6日(木) 第6ステージ タルブ〜コトレ・カンバスク 145km★★★
7月7日(金) 第7ステージ モンドマルサン〜ボルドー 170km
7月8日(土) 第8ステージ リブルヌ〜リモージュ 201km
7月9日(日) 第9ステージ サンレオナール・ド・ノブラ〜ピュイドドーム 182.5km★★★
7月10日(月) 休日
7月11日(火) 第10ステージ ブルカニア〜イソワール 167.5km★★
7月12日(水) 第11ステージ クレルモンフェラン〜ムラン 180km★
7月13日(木) 第12ステージ ロアンヌ〜ベルビル・アン・ボジョレー 169km
7月14日(金) 第13ステージ シャティヨン・シュル・シャラロンヌ〜グランコロンビエール 138km★★
7月15日(土) 第14ステージ アンヌマス〜モルジンヌ・レ・ポルトデュソレイユ 152km★★★
7月16日(日) 第15ステージ レジェ・レ・ポルトデュソレイユ〜サンジェルベ・モンブラン 179km★★★
7月17日(月) 休日
7月18日(火) 第16ステージ パシ〜コンブルー 22.4km★(個人タイムトライアル)
7月19日(水) 第17ステージ サンジェルベ・モンブラン〜クーシュベル 166km★★★
7月20日(木) 第18ステージ ムーティエ〜ブールカンブレス 185km★
7月21日(金) 第19ステージ モワラン・アンモンターニュ〜ポリニー 173km★
7月22日(土) 第20ステージ ベルフォール〜ル・マクルスタイン・フェレルリン 133.5km★★
7月23日(日) 第21ステージ サンカンタン・アン・イブリーヌ〜パリ・シャンゼリゼ 115.5km
★は難易度

ツール・ド・フランス公認カフェが渋谷で期間限定オープン

スポーツテレビ局のJ SPORTSが第110回ツール・ド・フランスの放送にあわせ、ツール・ド・フランス公認カフェ「Tour de France CAFE@TOKYO 」を東京・渋谷に期間限定でオープンさせる。

Tour de France CAFE@TOKYO
ピンチョス

毎年好評のツール・ド・フランス公認カフェ「Tour de France CAFE@TOKYO」の開催

入口の物販スペースでは、ツール・ド・フランスや出場チームのオフィシャルグッズなど日本では入手が難しいグッズの数々を販売。またこれらのグッズは、J SPORTSオンラインショップでも販売される。

4賞クリームソーダ

店内の大型スクリーンでレースを観戦しながら、ツール・ド・フランスにちなんだオリジナルフードとドリンクも楽しめる。

カフェラテ

Cycle*2023 ツール・ド・フランス開幕直前スペシャルトークショー

J SPORTSでは、ツール・ド・フランスの開幕に際してファンと一緒に大会を盛り上げるスペシャルトークイベントを「Tour de France CAFE@TOKYO」で開催。

J SPORTS実況でおなじみサッシャ氏、ツール・ド・フランスオタクを公言するインテリ芸人サンキュータツオ氏、現役プロロードレーサー小林海という異色の3人が内容盛りだくさんでトークを繰り広げる。

イベントの様子はYoutubeでも配信される。

●日時:2023年7月1日(土) 開場 午後4:30/開演 午後5:00 
●会場:Tour de France CAFE@TOKYO
サイクルカフェ&ダイニングTORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT
〒150-0002  東京都渋谷区渋谷3丁目21-3 渋谷ストリーム4階
●出演者:サンキュータツオ氏(芸人、日本語学者、東北芸術工科大学 講師)
サッシャ 氏 (ラジオDJ、ナレーター、J SPORTS サイクルロードレース中継 実況)
小林海選手(現役プロロードレーサー・J SPORTSサイクルロードレースゲスト解説)
●内容:ツール・ド・フランスの楽しみ方、注目のステージや選手に関するトークなどを予定。
●募集人数:60名
●応募期間:6月5日(月)~6月14日(水)

フリット

●ツール・ド・フランス公認カフェのホームページ

2023ツール・ド・フランス出場22チームが確定

2023年7月1日から23日まで行われる第110回ツール・ド・フランスの出場22チームが発表された。UCIワールドツアー18チームには参加義務があり、主催するA.S.O.が第2カテゴリーのUCIプロ4チームを追加した。

2022ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

このうちロット・デスティニー(ベルギー)とトタルエネルジー(フランス)は上位2チームに与えられる出場権で無条件選出。残る2チームは主催者推薦となり、過去4度の総合優勝を誇るクリストファー・フルーム(英国)が所属するイスラエル・プレミアテック(イスラエル)、そしてウノX(ノルウェー)が選ばれた。

2023 UCIワールドツアーチーム
AG2Rシトロエン(フランス)
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アスタナ・カザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ(ベルギー)
ユンボ・ビスマ(オランダ)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
アルケア・サムシック(フランス)
DSM(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
トレック・セガフレード(米国)
UAEエミレーツ(UAE)

クリストファー・フルーム ©A.S.O. Charly Lopez

UCIプロチームの上位2チーム
ロット・デスティニー(ベルギー)
トタルエネルジー(フランス)

UCIプロチームの主催者推薦
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
ウノX(ノルウェー)

2023 UCIワールドツアー大会の日程

1月17〜22日 サントス・ツアー・ダウンアンダー(オーストラリア)
1月29日 カデルエバンス・グレートオーシャン(オーストラリア)
2月20〜26日 UAEツアー(UAE)
2月25日 オムロープ・ヘットニュースブラット(ベルギー)
3月4日 ストラーデビアンケ(イタリア)
3月5〜12日 パリ〜ニース(フランス)
3月6〜12日 ティレーノ〜アドリアティコ(イタリア)
3月18日 ミラノ〜サンレモ(イタリア)
3月20〜26日 ボルタ・ア・カタルーニャ(スペイン)
3月22日 クラシック・ブルッヘ〜デパンネ(ベルギー)
3月24日 E3サクソ・クラシック(ベルギー)
3月26日 ヘント〜ウェベルヘム(ベルギー)
3月29日 ドワルス・ドール・フラーンデレン(ベルギー)
4月2日 ロンド・ファン・フラーンデレン/ツール・デ・フランドル(ベルギー)
4月3〜8日 イツリア・バスクカントリー(スペイン)
4月9日 パリ〜ルーベ(フランス)
4月16日 アムステルゴールドレース(オランダ)
4月19日 ラ・フレーシュ・ワロンヌ(ベルギー)
4月23日 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)
4月25〜30日 ツール・ド・ロマンディ(スイス)
5月1日 エッシュボルン・フランクフルト(ドイツ)
5月6〜28日 ジロ・デ・イタリア(イタリア)
6月4〜11日 クリテリウム・デュ・ドーフィネ(フランス)
6月11〜18日 ツール・ド・スイス(スイス)
7月1〜23日 ツール・ド・フランス(フランス)
7月29日 クラシカ・サンセバスティアン / ドノスティア・クラシコア(スペイン)
7月29〜8月4日 ツール・ド・ポローニュ(ポーランド)
8月20日 ベーメル・サイクラシックス(ドイツ)
8月21〜27日 ベネルクス・ツアー(ベルギー、オランダ)
8月26〜9月17日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)
9月3日 ブルターニュクラシック・ウェストフランス(フランス)
9月8日 グランプリ・シクリスト・ド・ケベック(カナダ)
9月10日 グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル(カナダ)
10月7日 イル・ロンバルディア(イタリア)
10月12〜17日 グリー・ツアー・オブ・グワンシー(中国)

2023ツール・ド・フランスのコース発表…伝説のピュイドドーム登場

2023年7月1日にスペインのバスク地方で開幕するる第110回ツール・ド・フランスのコースが10月27日、フランスのパリ国際会議場で発表された。スペイン北部のバスク地方で開幕し、ピレネー、中央山塊、アルプスへ。フランス全土を一周するわけではなく、西から東に一直線に進む。

2023ツール・ド・フランスのコース

2023ツール・ド・フランスのコースは11時30分(日本時間同日18時30分)から明らかになり、その模様はすぐさま世界中に同時配信された。

栄光の黄色いジャージ、マイヨジョーヌを獲得するのは誰だ?

ユニークなレースになりそうだ。いつもなら最初の1週間は平たんステージが設定されるが、開幕地がピレネー山脈に近いバスク地方だけに、山岳ステージは5日目に始まる。ただしスプリンターが活躍する平たんステージは日程全体に点在していて、あわせて8区間。このあたりはバランスがいい。

第2週の日曜日に行われる第9ステージは中央山塊にあるピュイドドームがゴールとなる。1964年、ジャック・アンクティルとレイモン・プリドールというフランスの両横綱が激闘を繰り広げた伝説の山岳だ。レースはこの山岳を35年ぶりに訪問する。

レイモン・プリドールは2019年11月に逝去。マチュー・ファンデルプールの祖父だ ©A.S.O. Pauline Ballet

大会後半の山岳はスイス国境に近いアルプス山脈だ。ピレネーでの上り坂の要素が薄かったぶん、このアルプスでの攻防は見ごたえがあるものになる。アルプスの第17ステージでは標高2304mのラロズ峠を2020年に続いて再訪。峠の最大勾配値は24%、さらにゴールのクーシュベルも18%。最難関のステージとなる。

最終日前日はアルザス地方での最後の決戦ステージ。ボージュ山系は標高1100mほどだが険しい峠が波状的に連なり、マイヨジョーヌ争いを最終決着させる。第20ステージのゴールまでマイヨジョーヌをめぐる戦いがもつれ込む可能性もある。

2020ツール・ド・フランス第17ステージはラロズ峠にゴールした ©A.S.O. Charly-López

個人タイムトライアルはわずか22km、それだけに山岳の要素強く

一方で総合優勝争いに影響を与える個人タイムトライアルが1区間だけ。しかも距離22kmと短いことも特徴。それだけにタイム差がつきやすい山岳ステージでの戦い方が重要視され、エースをアシストする各チームの総合力が問われてくる。

「ツール・ド・フランスは特定のタイプの選手に有利となるような設定はしない」と総合ディレクターのクリスティアン・プリュドム。

「それでも今の時代に非常に優秀な走力を見せる選手が多いパンチャーがマイヨジョーヌを争うことになるのでは」。パンチャーとは最も厳しいところで一気に勝負を仕掛けてくる実力選手のことだ。

王座奪還を目指すポガチャルはコースを歓迎

タデイ・ポガチャル ©A.S.O. Etienne Coudret

「このコースはとても楽しく感じられるもので、ボクは好きだな」と2年ぶり3度目の総合優勝を目指すタデイ・ポガチャル。

「序盤からハードなステージが設定されたのがいい」

プレゼンテーションに出席したタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Etienne Coudret

●2023ツール・ド・フランスのコース

7月1日(土) 第1ステージ ビルバオ〜ビルバオ(スペイン) 182km
7月2日(日) 第2ステージ ビトリア・ガスティス〜サンセバスティアン(スペイン) 209km
7月3日(月) 第3ステージ アモレビエタ・エチャノ(スペイン)〜バイヨンヌ 185km
7月4日(火) 第4ステージ ダクス〜ノガロ 182km
7月5日(水) 第5ステージ ポー〜ラランス 165km★★
7月6日(木) 第6ステージ タルブ〜コトレ・カンバスク 145km★★★
7月7日(金) 第7ステージ モンドマルサン〜ボルドー 170km
7月8日(土) 第8ステージ リブルヌ〜リモージュ 201km
7月9日(日) 第9ステージ サンレオナール・ド・ノブラ〜ピュイドドーム 184km★★★
7月10日(月) 休日
7月11日(火) 第10ステージ ブルカニア〜イソワール 167km★★
7月12日(水) 第11ステージ クレルモンフェラン〜ムラン 180km★
7月13日(木) 第12ステージ ロアンヌ〜ベルビル・アン・ボジョレー 169km
7月14日(金) 第13ステージ シャティヨン・シュル・シャラロンヌ〜グランコロンビエール 138km★★
7月15日(土) 第14ステージ アンヌマス〜モルジンヌ・レ・ポルトデュソレイユ 152km★★★
7月16日(日) 第15ステージ レジェ・レ・ポルトデュソレイユ〜サンジェルベ・モンブラン 180km★★★
7月17日(月) 休日
7月18日(火) 第16ステージ パシ〜コンブルー 22km★(個人タイムトライアル)
7月19日(水) 第17ステージ サンジェルベ・モンブラン〜クーシュベル 166km★★★
7月20日(木) 第18ステージ ムーティエ〜ブールカンブレス 186km★
7月21日(金) 第19ステージ モワラン・アンモンターニュ〜ポリニー 173km★
7月22日(土) 第20ステージ ベルフォール〜ル・マクルスタイン・フェレルリン 133km★★
7月23日(日) 第21ステージ サンカンタン・アン・イブリーヌ〜パリ・シャンゼリゼ 115km
★は難易度

女子レースはツールマレー峠が天王山

女子レースの第2回ツール・ド・フランスファムは男子レースがパリにゴールする7月23日、フランス中部のクレルモンフェランで開幕する。全8ステージで、猛暑のフランス中南部を走り、最終日前日にピレネーのツールマレー峠で大決戦。そして最終日となる30日は22km個人タイムトライアルを行ってフィナーレとなる。総距離は956km。

男子レースと女子レースのディレクター、クリスティアン・プリュドムとマリオン・ルス ©A.S.O. Etienne Coudret

●2023ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトのコース

7月23日(日) 第1ステージ クレルモンフェラン〜クレルモンフェラン124km
7月24日(月) 第2ステージ クレルモンフェラン〜モリアック 152km
7月25日(火) 第3ステージ コロンジュラルージュ〜モンティニャックラスコー 147.5km
7月26日(水) 第4ステージ カオール〜ロデズ 177.5km
7月27日(木) 第5ステージ オネルシャトー〜アルビ 126.5km
7月28日(金) 第6ステージ アルビ〜ブラニャック 122.5km
7月29日(土) 第7ステージ ランヌムザン〜ツールマレー 90km
7月30日(日) 第8ステージ ポー〜ポー 22.6km(個人タイムトライアル)

女子レースは男子のツール・ド・フランス最終日、7月24日に同じパリで開幕 ©A.S.O. Fabien Boukla
2023ツール・ド・フランスファム・アベックZwiftのコース
マリオン・ルス ©A.S.O. Maxime Delobel