東京五輪新種目のBMXフリースタイル・パークで西昂世が初の日本一

BMXフリースタイル・パーク競技の日本一を決める「第2回全日本BMXフリースタイル・パーク選手権大会」が岡山市役所本庁舎・特設会場で開催された。

男子エリート優勝の西昂世 ©2018 JCF

男子エリートは西昂世(にしたかせ)が96ポイントで優勝。大和晴彦が92.5ポイントで2位に入った。2017年優勝の中村輪夢は決勝でパンクするなどのトラブルで91.5ポイントの3位だった。

女子エリート優勝の大池水杜 ©2018 JCF

女子エリートは、今季のワールドカップで日本人として初優勝を果たした大池水杜(おおいけみなと)が87ポイントで優勝し、2017年に続いて2年連続のタイトルを獲得した。2位に丹野夏波(83.5ポイント)、3位に西川麻衣(55ポイント)が入った。

男子エリート優勝、西昂世のコメント
今回はパンクのトラブルが多いコースで、自分も練習中にパンクしていた。決勝ではそのリスクを回避して、ジャンプの着地面にしっかりと合わせる走りを心がけたのが優勝につながった。ただ全日本選手権に向けて練習してきた技も出せて、ちょっとしたミスはあったがベストは尽くせたと思う。

男子エリート優勝の西昂世 ©2018 JCF

男子エリート優勝の西昂世(中央)。左は2位の大和晴彦、右は3位の中村輪夢 ©2018 JCF

女子エリート優勝、大池水杜のコメント
昨年は女子エリートが1人だけで男子に交ざっての大会だったが、今大会はレースとフラットランドから女子選手がエントリーしてくれて女子エリートが成立した。そこで勝てたことがうれしかった。現状世界ランク3位にいると聞いているので、このままワールドカップも頑張って世界選手権でも表彰台に乗れるようにしていきたい。

女子エリート優勝の大池水杜 ©2018 JCF

女子エリート優勝の大池水杜(中央)。左は2位の丹野夏波、右は3位の西川麻衣 ©2018 JCF

大池水杜がBMXフリースタイルパークのワールドカップで日本勢初優勝

大池水杜が5月9日から13日までフランスのモンペリエで開催されたUCI BMXフリースタイルパーク&フラットランドのワールドカップで、フリースタイルパーク部門で優勝した。日本勢として初。日本ナショナルチームとして出場していた。

BMXフリースタイルパークW杯で優勝した大池水杜(中央) © Christian van Hanja

大きなジャンプの続く難易度の高い構造となった今回のパーク設定。選手はハイスピードでダイナミックなトリックが求められた。2017年の世界選手権で4位の大池は今回のパークとの相性もよく、他の選手が苦戦する中で独創的なルーティンとダイナミックかつ安定感のあるトリックで日本人初となるBMXフリースタイル・パークのワールドカップで優勝を果たした。

BMXフリースタイルパークW杯で優勝した大池水杜 © Christian van Hanja

大池水杜のコメント
「1位になったことは本当に信じられません。とてもうれしいです。初めての表彰台で一番頂点に立つことができたのは、大きな自信につながりました。今回の結果でようやく2020年の東京オリンピックへ向けて本格的な第一歩を踏み出すことができました。今後、さらに練習を重ねランキングを上げていきます」

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