オランダ・アムステルダム発ハイテク自転車メーカーのVanMoof(バンムーフ)が、同社最新の盗難防止技術を装備した電動自転車の新シリーズを発表した。自動認証ロック、応答性の高いマルチフェーズ警告音、自動タイヤブロックシステム、そしてVanMoof特有の自転車追跡技術などが搭載されている。最新の盗難防止システムとVanMoofのバイクハンターのスキルがあれば、従来の鍵は必要でないという。
VanMoofのElectrified 2 シリーズは世界中のVanMoofストアとオンラインで発売される。価格は43万円。6月7日21時(日本時間)から販売受け付け開始で、最初の2000台(全世界での合計販売台数)までは13万円の割り引きが受けられる。商品の引き渡しは2018年10月以降を予定。申し込み時に予約金1万円が必要。
「私たちは最新の技術を駆使して自転車泥棒を廃業に追い込むことができるということを証明している」とバンムーフ共同創立者タコ・カーリエ。
VanMoof Electrifiedの主な特徴
⚫時速24km電動アシスト:250Wのハブモーターと418Whのバッテリーは静かでパワフル。長距離を効率的に走行することができる。
⚫ブーストボタン:ハンドル横の小さなボタンを押すとさらに加速する。坂道や強風の時などとても便利。
⚫ステルス・ロック:自転車を降りて小さなロックボタンを押せば、後輪タイヤがロックされ、3段階の盗難防止装置が作動する。
⚫洗練されたデザイン:最新のフレームデザインでは、より大きなバッテリーとスマート技術をそのスタイリッシュなボディにギュッと詰め込んだ。スマートなカートリッジシステムによりサービスや修理が簡単にできる。
⚫走行距離:1回の充電で最大150km走行可能(実際に使用するアシストレベル、気温、電池寿命により異なる)。
⚫素早い充電:パワフルなバッテリーはゼロから6時間でフル充電。
⚫自動認証ロック:Bluetoothを使いオーナーが自転車に近づくと自動的に盗難防止システムを解除。
⚫究極の盗難防止システム:オーナー以外の人間が自転車を動かそうとすると、大音量を発し、自転車盗難を抑止。
⚫ボディーガード付き:位置トラッキングモードを作動させると、VanMoofのバイクハンターに通知が行き、自転車のライトがSOS点滅モードになり全ての機能が停止する。
⚫「東京」にインスパイアされたデザイン:2017年、日本で発売されたXフレームが好評につき世界同時発売。このユニセックス仕様の自転車は身長155〜200cmの全てのライダーに適応。
⚫LEDダッシュボード:フレームに搭載されたLEDスクリーンにより、速度、バッテリーレベル、ペダルアシスト設定などを確認できる。
⚫スマートフォンアプリ:駐輪位置情報、ライトの明暗調整、盗難防止用の設定などを行う。アプリの無料アップグレードで自転車はどんどんスマートになっていく。
⚫ セルフ充電:全ての電子機器はペダル動力(ダイナモ搭載)により充電される仕組みになっている。
⚫シティバイク仕様:メンテナンスフリーに加え、VanMoof特有の要素、組み込み式ハイパワーライト、フレーム内に収納された自動調節装置、チェーンテンショナーなど。
ひとつ上をいく盗難防止システム
新発売のVanMoof Electrified SとXには最新の盗難防止技術を搭載している。持ち主が自転車に近づくと、自動的に解錠し盗難防止システムを解除。キックオンロックと応答性の高いアラームとの組み合わせにより、自転車の盗難を抑制することができ、都会を高性能の自転車で通勤をする上での懸念材料の一つを払拭することができた。
その仕掛けとは
⚫キックオンロックにより後輪の回転を止め、アラームを作動させる。
⚫持ち主が近づくと自動的に解錠し、盗難防止システムを解除。
⚫不正行為を感知するとアラームが反応し、持ち主に危険を知らせる通知が行く。自転車が盗まれると追跡機能が作動し、VanMoofのバイクハンターに通知される。
⚫キックオンロックでの施錠はPeace of Mind保証を受けるために必要。オプションのPeace of Mind保証とは、VanMoofの自転車が盗難にあった場合、VanMoofの国際的なバイクハンターチームが2週間以内に自転車を取り戻すか、同等品の自転車と交換するというサービス。この一連の盗難防止システムは2016年に絶賛を浴びた「盗まれないスマートバイク」以来、培ってきた研究開発の成果。
持続可能な都市のモビリティを向上させる技術
VanMoofの創始者であるティーズとタコ・カーリエ兄弟は、都市でのモビリティを向上させるスマート技術の可能性を確信してきた。2018年から、全てのVanMoofの自転車はスマホのアプリから作動が可能で、盗難防止用の追跡機能を搭載している。この技術により自転車泥棒を廃業に追い込むことができると信じている。
「もっと大きくて頑丈な鍵を作ることもできるけど、そもそも盗んだら痛い目に遭うような自転車を作れば本来の問題解決になるよね。スマート技術を使って、ライダーにとってストレスフリーで、かつ自分で自分の面倒を見ることができるバイクを開発したんだ」とVanMoof共同創立者ティーズ・カーリエ。
6月7日21時(日本時間)から世界同時発売
VanMoof Electrified SとXは、サンダーグレイ(Thunder Grey)とフォグホワイト(Fog White)の2色。Peace of Mindサービスは1年保証が1万円、3年保証が2万4000円。商品の引き渡しは2018年10月以降を予定。
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