フラットペダル・トレイルライド用の決定版、XAフレックス

マヴィックジャパンがマウンテンバイクシューズ「XA FLEX(XAフレックス)」をリリース。選手の間でも主流となってきたフラットペダルを好むライダーの求める条件にこたえるフットウエアが誕生した。

XAフレックス(ブラック/マグネット)

トレイルライドでは単にペダルを漕ぐだけでなく、自転車を担いで急な坂を上ったり、滑りやすい岩場をよじ登ったり、川を横切るといったさまざまな場面に遭遇する。フットウエアにはそれぞれのシチュエーションで役割を担うだけの機能性と快適性が必要。具体的にはペダリングの効率性を考慮すると硬いソールを、歩く場面を考慮すると柔らかいソールを、といった相反する条件を求める。

XA FLEXの大きな特徴は、CARBITEX(カービテックス)インターナショナルプレートを採用したこと。これにより、効率性とパワーのための高剛性ペダリングプラットフォームを生むだけでなく、歩行時の快適性を維持するのに必要な屈曲性を前足部分にもたらした。XA FLEXは優れたペダリング効率性に、自転車から降りてオフロードの起伏を歩く際の快適性、トラクション、フレキシビリティをも兼ね備えた、フラットペダルトレイルライダーのためのフットウエアを言える。

2020年3月より全国のマヴィック取り扱い店舗にで発売を開始。

XA FLEX(XAフレックス)

MAVICで唯一“CARBITEX”を採用したフラットソール。トレイルライドに必須な優れたペダリング効率と歩行時のトラクションと快適性を併せ持つフラットペダル・トレイルライド用の決定版フットウエア。

■アッパー素材:合成皮革
■ソール:CARBITEX(カービテックス)採用モデル
■サイズ:24〜29cm(UNISEX)
■重量:340g(27cm)
■カラー:トータルエクリプス、ブラック/マグネット
■価格:2万2000円(税別)

<アッパー>

シームレスボンディングにより、生地の縫い合わせをなくすことで軽量化を実現

シームレスボンディングアッパー
シームレスボンディングにより、生地の縫い合わせをなくすことで軽量化を実現。足のズレや縫い目による擦れへのストレスをなくし、高いフィット感を提供

◆高い耐久性、耐摩耗性 
トレイルの泥等による汚れを防ぎ、容易なクリーニング
軽量かつ破れにくい素材を採用

◆安全性を高めるトゥキャップとバンパー
成形されたトゥキャップとつま先部分のMAVICロゴ刻印ラバーバンパーによりプロテクション性能を向上

◆Endofit(エンドフィット)タン
ソールに縫い合わされたタンにより、タンのズレや足の暴れを防止

◆ベルクロ
アッパーのベルクロにより微調整が可能。MAVICエンボスロゴ刻印

◆耐久性に優れたQuicklace(クイックレース)
素早く均一に締めることが可能。走行時を考慮したシューレース収納ポケットあり

<ソール>

最先端のテクノロジーCARBITEX搭載のフラットペダルへの完璧なソール

最先端のテクノロジーCARBITEX搭載のフラットペダルへの完璧なソール

CARBITEX(カービテックス)搭載 
1方向に対しては硬く、その他に対しては柔軟性をもつ特性をいかし、

  1. ソールの硬さと前足部分の柔軟性を両立
  2. 安定感と共に動き易さを実現
  3. フットパフォーマンスの増大
  4. パワー伝達力が向上した高いペダリング性能 

◆Contagrip(コンタグリップ)
ソフトでグリップ力のあるContagrip®をつま先と踵部分に配置
六角形のラバーパターンが、どの方向に対してもしっかりグリップ

◆OrthoLite(オーソライト)インソール
人間工学に基づきデザインされた厚めのエルゴフィット・インソールがサポート力、衝撃吸収性、長時間持続する快適性を提供

●マヴィックのホームページ

クロスマックスBOAを中原義貴が徹底インプレッション

MAVIC(マヴィック)のMTBシューズ、CROSSMAX(クロスマックス)BOAをWIAWISレーシングチームの中原義貴が性能チェックした。マヴィックシューズ2020ラインの新製品。ロードシューズに使われる、精密な微調整が可能と高い評価を得ているBOAクロージャーが搭載されたマウンテンバイクシューズとなる。

WIAWISレーシングチームの中原義貴
中原義貴がCROSSMAX BOAをインプレッション

ダイヤル1つでしっかりとホールド

今までオフロード系のシューズはごつごつしたイメージで、ダイヤルとベルクロがあり、スッキリしない感じがあったが、このCROSSMAX BOAはダイヤルが1つになっていて、見た目がかなりシンプルなものとなっている。カラーはMAVICのイメージカラーでもあるイエロー。写真では伝わりにくいかもしれないが、蛍光色で実物は目立つ色になっている。

ダイヤルが1つになり、従来のシューズと比べてフィット感が変わってしまうのではないかと思ったが、履いてみると、踵をしっかりとホールドしてくれているのが感じられた。2019年まで履いていたCROSSMAX PROは履き心地がよく、レースで愛用していたが、2つあるダイヤルをしっかり締めると母指球の真横あたりが痛くなることがあった。しかし、CROSSMAX BOAはダイヤルが1つになったことで、それが解消されていた。

さらに、つま先あたりのトゥボックスの大きさが微調整されていて、つま先の空間に余裕があるのが感じられた。 足の甲の高い人でもストレスなく履けるので、より多くのライダーにとって履きやすいものになっている。これによって、力の伝達にロスがあるのでは?と懸念されたが、そんなことは全くなく、むしろ今まで感じていた痛みがなくなり、より走りに集中することができるようになっていた。

ソールが柔らかめに作られているが、それによって力が伝わりにくくなっていることはなく、レースでも十分に使えるシューズに仕上がっている。むしろ柔らかめのソールであることで、トレイルライドやシクロクロスなどの歩くシーンで活躍できるのではと感じた。

レース、トレイルライドなど、幅広く使用できるので、あらゆるライダーにおすすめできるシューズになっている。

クロスマックスBOA(レッドオレンジ)

CROSSMAX BOA(クロスマックスBOA)

アッパーには、トゥボックスが広くなったことで、さらに履き心地を高めたMAVICロードフットウェア「COSMIC BOA」同様のアッパーを採 用し、軽量かつ快適さを実現。同時に、つま先に配備されたプロテクターや凹凸のしっかりしたアウトソール、クロスマックスライン独自の トラクションスタッド搭載など、マウンテンバイクフットウェアに特化した機能を装備しています。

マヴィック・クロスマックスシリーズは、漕がねばならない状況が発生する上りコースや、流れるようにコーナーを攻める下りコース、スピー ドを出してテクニカルなセクションを走るクロスカントリーライドに向けて開発されました。「クロスマックスBOA」は、マウンテンコースにおいて 足を常に安全で快適な状態に保ちながらも、軽快なペダル運びを実現できるよう、クリートをつけてしっかり乗りつつ、足元は軽くしたい ライダー向きのフットウェアと言えるでしょう。本シューズは、2019年12月末よりマヴィック取扱店にて販売開始。3月には新カラーが登場 致します。

■サイズ:24-29cm(UNISEX)
■重量:315g(27cm)
■カラー:セーフティーイエロー、ブラック、レッドオレンジ(2020年3月発売予定)
■価格1万8000円(税別)

<アッパー>
◆BOAフィットシステムL6クロージャー
1mm単位での素早い微調整と、しっかりとした締め付けが実現。
ダイヤルを引き上げることで可能となるクイックリリースシステム搭載
◆合成マイクロファイバーとシームレス構造
最適なフィット感と透湿性をもたらす、しなやかな合成マイクロファイバーアッパー。シームレス構造によるすっきりとした印象。
◆レーザーカットホール
適切に配置されたレーザーカットホールが蒸れを防止、通気性を向上
◆大きな開口部と3D EVAタン
全開となり、足入れしやすい開口部。タンが適切なポジションで足を包み込み、抜群の快適性を演出
◆改良された新トゥボックス採用
より幅広く、高さを増した新トゥボックス採用により、日本人の足によりフィットしやすく、快適性を向上
◆ボディと同色のMAVICロゴ
汎用性を高めるスタイリッシュに仕上げられたデザイン

<ソール>
◆エナジーグリップトレイルアウトソール
パワー伝達INDEX40 Contagrip(コンタグリップ)テクノロジー搭載。適度なしなやかさによって、快適性と効率的なペダル運びを実現。よりマウンテンに特化し、泥がつまり難いアウトソールパターンを採用
◆トラクションスタッド搭載
ウェットあるいはドライといった路面状況に合わせて交換可能なトラクションスタッドにより、路面へのかかりをより向上するテクノロジー
◆OrthoLite(オーソライト)インソール
人間工学に基づきデザインされた厚めのエルゴフィット・インソールがサポート力、衝撃吸収性、長時間持続する快適性を提供

●マヴィックのホームページ