元日ハムの森本稀哲が地上で最も過酷な400m走の大使に

元北海道日本ハムファイターズの森本稀哲さんが5月18日(土)に札幌市の大倉山ジャンプ競技場で開催される世界で最も過酷な400m走「Red Bull 400」のアンバサダーに就任した。

元北海道日本ハムファイターズの森本稀哲さん

これを記念し、森本さんのチームメンバーとしてのリレー参加権のほか、Red Bull 400オリジナルグッズなどが当たるセイコーマート限定 PLAY 400キャンペーンを4月1日(月)から4月28日(日)まで実施。また7月13日(土)にカナダで開催される世界選手権観戦ツアー(1組2名)が当たるPLAY 400 THE GAMEキャンペーンも4月6日(土)から実施する。

エナジードリンク・ブランドのレッドブルが大倉山ジャンプ競技場でヒルクライムのスプリントレースRed Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)を開催。イベントのアンバサダーに就任した森本さんは大会当日、参加者の応援をしたり、リレーに参加してイベントを盛り上げる。

Red Bull 400は、スキージャンプのラージヒルを下から上に走るヒルクライムのスプリントレースで、世界で最も過酷な400m走とも言われている。2011年にオーストリアで初開催し、年々規模が拡大。2018年は日本を含む15カ国17会場で開催され、9年目の2019年は過去最多の17カ国20会場で開催を予定している。

札幌大会ではフルディスタンス個人(男子、女子)と、4×100mリレー(男子、オープン、学生チーム対抗、自衛隊チーム対抗)の6カテゴリーで行われる。セイコーマート限定のPLAY 400キャンペーンの当選者は森本さんとともに4×100mリレーに参加できる。

札幌市街に背を向けてひたすら大倉山ジャンプ競技場を上る © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

クローズドキャンペーン実施概要
名称=セイコーマート限定PLAY 400キャンペーン
応募期間=4月1日(月)00:00~4月28日(日)23:59
※当選通知=4月1日(月)~5月7日(火)
対象商品=セイコーマートで販売のレッドブル全商品
※「セイコーマート」は、セコマグループが北海道を中心に茨城県、埼玉県を含めた全1202店舗(2019年2月末時点)を展開、運営するコンビニエンスストアチェーン。
賞品
A賞
森本稀哲アスリートチームでRed Bull 400に参戦+ Red Bull 400×SALOMONシューズ/3名様…5本購入
B賞
Red Bull 400×SALOMON ナップサック/150名様…1本購入
C賞
レッドブル・エナジードリンク330ml アルミボトル/1200名様…1本購入
全員
Red Bull 400オリジナルステッカー/各店舗先着50名様…1本購入
応募方法
①レッドブル対象商品を必要本数購入
②お買い上げ時のレシートを撮影し、キャンペーンサイトに送信
③キャンペーンサイト内”インスタントウィン”に挑戦(その場で結果が分かる)
URL
※4月1日(月)00:00~
備考:
・当選後の流れ
<A賞・B賞>キャンペーン事務局から届くメールに従って賞品発送の宛名をご入力。※A賞は連絡後2日以内に情報をご入力頂けない場合、当選資格を放棄・喪失したものとみなし、他の方を繰り上げ当選いたします。
<C賞>当選者の方へURLを送信します。URLから引換券画像を表示頂き、5月5日(日)までに近隣のセイコーマートでレッドブル・エナジードリンク330ml アルミボトルと交換下さい。
・当選の連絡メールは@redbull.comドメインから送信します。指定受信設定を解除または、上記ドメインの受信許可設定をお願いします。

レッドブル400の参戦記をレポートしてくれた反中祐介さん © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

世界で最も過酷な400m走に挑んだ! 反中祐介のRed Bull 400参戦記

オープンキャンペーン実施概要
名称=PLAY 400 THE GAMEキャンペーン
応募期間=4月6日(土)~5月18日(土)23:59まで
※当選通知:当選者へのみ、5月下旬に予定
応募方法
①期間中オンライン上で表示されるRed Bull 400のゲーム広告またはRed Bull Japan SNS公式アカウントのRed Bull 400ゲームのポストをクリック
②Red Bull 400のオンラ゗ンゲームをプレイし、クリア
③Twitter上でゲーム結果をシェア
賞品:抽選で1組2名様を7月13日(土)開催のRed Bull 400世界選手権にご招待

世界で最も過酷な400m走に挑んだ! 反中祐介のRed Bull 400参戦記

どうも、反中祐介です。
5月12日(土)に北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場で開催された、Red Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)に初めて参加してきた。当大会は日本初開催となった2017年に続き2回目の開催。この大会、別名“世界で最も過酷な400m走”とも言われている。そんなの気にならないわけがない。

札幌市街に背を向けてひたすら大倉山ジャンプ競技場を上る © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

数字で見るRed Bull 400のコースプロフィールは以下のとおり。

■距離:400m
■累積標高:133m D+
■平均斜度:35度
■最大斜度:37度
■大倉山ジャンプ競技場リフト:約6分

レーススタート © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

Red Bull 400は国によって規格が違うため、大会によってコースプロフィールは変わるのだが日本大会はざっとこんな感じ。数字ではなかなか伝わらないですよね。

華やかな会場の雰囲気、たくさんのオーディエンス。参加者は統一のTeeで出走するのでフェスのような一体感もあり、テンションはアガりっぱなし。若い層や普段ランニングをしていない人も多数参加しており、一般的なランニングの大会とは違った雰囲気。そんな独特な雰囲気がとても心地いいと感じたのは私だけではないはず。

男子は全5ヒート。各ヒートトップ通過者5名+タイム上位者55名(各ヒートトップ通過者を除く)の60名が決勝に進むことができる。
ヒートは年齢の高い順に出走。後半のヒートほど予選終了してから決勝までのインターバルが短くなるので若さでのアドバンテージがなくなる仕組みになっているのだ。なるほどなるほど。

立ったままでは登れない最大斜度37度のスロープ © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

私は第4ヒートに出走。
アガるMCのカウントダウンでスタート。スタート直後はブレーキングトラックを逆走するので緩やかなくだりだ。唯一疾走感のあるセクションなのだが、足場が長めの人工芝なのでかなり沈み込む。スピードを出すほどに不安定で足先のコントロールが難しい。

100m過ぎるとランディングバーンを一気に登っていく。このセクションは人工芝の上に格子状の網(通称:ラーメンネット)が張り巡らされている。人工芝は滑るため、綱にシューズのグリップをひっかけていくとパワーロスを抑えて効率的に登ることができる。

K点(赤ライン)では二足走行が辛い状態になってくる。このあたりから二足走行で粘るのか四つん這いにシフトするのかに悩むところ。早めに四つん這いにシフトすることを強くオススメする。

P点(青ライン)をすぎると最大斜度37度に到達。急斜面すぎてコースの先がほとんど見えない。ほとんどクライミング状態。いかに上半身を使って登れるかがポイントだ。
ランディングバーン後半は徐々に斜度が緩やかになっていき、視野が広がってくる。
ランディングバーンとカンテ(踏み切り台)のギャップを埋めるために設置された木段をクリアするとレッドブルのゲートがお出迎え。

レッドブルゲートをくぐり、はるか遠くに見えるフィニッシュゲートを目指しアプローチ(助走路)を上る。

長野五輪ラージヒルで個人と団体2つの金メダルを獲得している船木和喜さんが大倉山ジャンプ場でまさかの解説 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

■第4ヒート:1着 4’14″30 総合2着で決勝へ

余力を残して予選を通過することに成功。あとは決勝までのインターバルでリカバリーするかが勝負の決め手。私はゴール直後すぐに補食を摂った。すぐエネルギーに変わる糖質系エネルギーとじっくりと長く効果の出る脂質系エネルギーをそれぞれ摂取。少量で高カロリーな脂質系エネルギーを少し多めに摂るのがポイント。今回のような負担の大きい種目でもハイパフォーマンスを持続させることができるのだ。ちなみに、脂質系エネルギーは『Trail Butter』、糖質系エネルギーには『Sato Coffee Energy Jelly』『MEDALIST ENERGY GEL』をそれぞれ摂取。どれも美味しいのでストレスなく摂取可能。あとはプラスで『MEDALIST AMINO DIRECT 5500』をダイレクトチャージ。筋疲労の激しいときにはアミノ酸とクエン酸は必須。疲労の回復がかなり早まる。

ゴールは視線の先にある © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

さあ、そしていざ決勝戦へ
決勝戦らしいピリッとした緊張感のある雰囲気の中でスタート。スタート直後はほとんど団子状態。K点あたりから3、4人の争いに絞られてきた。現時点で私は3番手。P点を超えて斜度もキツくなってきたところで4番手に後退。前との差はほとんどない。
レッドブルゲートをくぐり、ラスト100m。先頭集団が団子状態、なんて刺激的な展開なんだ。心肺もテンションも最高潮に。

アプローチは観戦者との距離が近いので声援を間近に受けることができる。そんなの頑張らないわけがない。しかし、全身の疲労も心肺もピークに達したカラダは思うようには動かない。腿周りはパンパン、一度止まったらしばらく動けなくなるであろう状態。そんなカラダを気力とほとんど残っていない体力で前に運ぶ。疾走感こそ一切ないが淡々と歩を進める。なんとか前をまくろうとスパートを仕掛けるも前の選手も譲らない。気持ちの仕掛けあいを何度か繰り返したが結局順位は変動せず。そのままフィニッシュ。脇のマットに倒れこんだ。

■決勝:4位 4’01″96

1位と10秒差、2位と4秒差、3位と1秒差。完敗だ。僅差ではあるが、届きそうで届かず。最後の最後は気持ちで負けたんだろうな。悔しさしかないのだがとても充実した400mであった。

大倉山ジャンプ台を上り切った! © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

実際に参加して感じたRed Bull 400の攻略ポイントをまとめてみた。

■シューズはトレランシューズがベスト。特にSalomonのトレランシューズがオススメ。アウトソールのグリップパターンがこのコースとの相性抜群で確実にグリップしてガシガシ登れる。シューズのタイプはハイグリップ、ロードロップがポイント。アウトソールのグリップがゴツくて、ミッドソールの前足部の厚みと後足部の厚みの差が少ないもの。私が今回着用した『Salomon S-LAB SENSE ULTRA 6 SG』もこのタイプの一つ。今回のようなコースでのパフォーマンスはもちろんトレイルランニングレースでも幅広く使える。私以外にも女子1位と2位の選手も着用。

■ほとんど四つん這いの体勢なのでグローブは着用すべし。ロープを強く握ったときに手のひらがかなり擦れる恐れあり。ランニング用ストレッチグローブよりは手のひらが補強されているタイプがオススメ。

■レース前の補給食は大事。脂質系のエネルギーと糖質系のエネルギーをしっかり摂取しよう。少量で高カロリー、美味しいものが摂取時のストレスがない。

■斜度がきつくなったときは無理せずできるだけ早く四つん這いになったほうがいい。下肢の負担を減らし効率的に登ることができる。いかに上肢をうまく使うのかがポイント。

■この種目に必要なの力は「全身持久力」「集中力」「気力」。特にカンテからのラスト100mは気持ちでタイムが大きく変わる。ポジティブな気持ちを大切に!

女子優勝は高村貴子。トレイルランのハセツネなどで優勝経験を持つ第一人者 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

普段ランニングとは無縁の人もフェスに行く感覚で楽しんでほしい。会場の雰囲気を体感したら不思議とやれる気しかしないだろう。そんなパワーがこの大会にはある気がする。

レッドブル400の参戦記をレポートしてくれた反中祐介さん © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

反中祐介(たんなかゆうすけ)
トレイルランナー。ランニングチームのランニングコーチとしてビギナーランナーからシリアスランナーまで幅広いレベルのランナーの指導を経てトレイルランニングを始める。大学在学時には健康運動実践指導者を取得。ランニング以外にも、自然を楽しみつくすべく様々なアクティビティを提案・発信している。北海道のSAPPORO EXPERIENCE BASEサロモンストアにアドバイザリースタッフとして勤務している。
[反中祐介のfacebook]
[反中祐介のInstagram]
[Sapporo Experience Base]

●関連ニュース

ジャンプ台をかけ上るヒルクライムスプリントレースRed Bull 400参加者募集開始

●最新ニュースへ

ジャンプ台をかけ上るヒルクライムスプリントレースRed Bull 400参加者募集開始

エナジードリンクのレッドブルは5月12日(土)に北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場で、一般参加型ヒルクライムのスプリントレースRed Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)を、日本初開催となった2017年に続いて2018年も開催する。16歳以上の健康な人ならだれでも参加でき、男女優勝者は世界選手権に招待される。2017年は日本大会で優勝した田中ゆかり(北海道札幌市)が世界を制して初代女王となっている。

日本初開催となった2017年の大倉山ジャンプ競技場での大会 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

Red Bull 400はスキージャンプ競技場のラージヒルを利用して行うヒルクライムのスプリントレースで、世界で最も過酷な400m走とも言われている。最高斜度37度の壁に体力の限界が試されるこのレースは2011年にオーストリアで初開催され、年々規模が拡大。2017年は初開催の日本を含む13カ国、14会場で開催され、8年目の2018年は15カ国、17会場での開催が決定している。

立ったままでは登れない最大斜度37度のスロープ ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

日本大会の優勝者は8月25日(土)にオーストリアで開催の世界選手権に招待される。初開催となった2017年の世界選手権では、日本大会の女子優勝者、田中が初代世界女王の座に就くという快挙を成し遂げている。

ドイツで開催された2017世界選手権で初代女王の栄冠に輝いた日本代表の田中ゆかり(左) ©Dean Treml/Red Bull Content Pool

2017世界選手権で優勝したのは日本代表の田中ゆかり(中央) ©Dean Treml/Red Bull Content Pool

開催概要
大会名称:Red Bull 400 (レッドブル・フォーハンドレッド)
開催日:2018年5月12日(土) 8:30受付開始 (イベントは16:00終了予定)
会場:大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市中央区宮の森1274)
内容:スキージャンプ競技場のラージヒルで行うヒルクライムのスプリントレース。コースの長さは400m、平均斜度:35度、最高斜度37度。種目は、フルディスタンス個人(男子、女子)と、4×100m リレー(男子、オープン、学生チーム対抗、自衛隊チーム対抗)の6カテゴリー。個人フルディスタンス男子のみ予選と決勝を実施。その他は決勝のみ。リレーの男女混合または女子のみのチームはオープンでの参加となる。
賞品:フルディスタンス個人男女それぞれの優勝者を8月25日(土)にオーストリア・ビショフスホーフェンで開催される世界選手権に招待
定員:個人400名(男子、女子合わせて)、リレー50チーム(男子、オープン、学生チーム、自衛隊チーム合わせて)
参加資格:16歳以上の健康な男女(未成年の場合は保護者の同意が必要)
参加費:個人5000円/人、リレー(学生チーム対抗)1万円/チーム、リレー(男子、オープン、自衛隊チーム対抗 1万2000円/チーム。すべて税込み、スポーツ傷害保険含む

Red Bull 400エントリー窓口

ドイツで開催された2017世界選手権 ©Dean Treml/Red Bull Content Pool

●関連ニュース

山本純子は準決勝敗退…レッドブル・クラッシュドアイス マルセイユ大会

●最新ニュースへ