スーパー世界選手権が2023年に初開催…自転車13種目を一挙開催

初開催となるUCIスーパー世界選手権が2023年8月3日から13日まで、英国のグラスゴーで開催されることが決まった。11日間の日程で13種目、ロード、パラサイクリングロード、トラック、パラサイクリングトラック、MTBクロスカントリー、MTBダウンヒル、MTBマラソン、MTBクロスカントリーエリミネーター、トライアル、BMXフリースタイル、BMX、室内サイクリング、グランフォンドが行われる。

大会規模は自転車競技史上空前の120カ国、2600選手

自転車競技史上初のメガイベントは今後、夏季五輪の前年、4年ごとに開催される。その規模は120カ国、2600人と巨大イベントに。その誕生により、毎年9月に開催されることが多いロードレース世界選手権などのシーズンカレンダーに影響が生じる。初回大会となる2023年は、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャの間となる。

●2023世界選手権グラスゴー英国大会のホームページ

トラックワールドチャンピオンズリーグ開幕…日本勢は上位ならず

UCIトラックワールドチャンピオンズリーグの第1戦が11月6日にスペインのマジョルカ島で開催され、男女それぞれ36選手が出場した。日本勢は太田りゆ、佐藤水菜、山崎賢人がスプリントリーグ、梶原悠未、窪木一茂がエンデュランスリーグに挑んだが、上位進出はならなかった。

UCIトラックチャンピオンズリーグ第1戦に参加した選手たち ©Alex Broadway/SWpix.com

五輪メダルの金10を含むのべ29個、世界チャンピオンのタイトルはのべ63となるほどの世界のトップスターが参加した第1戦。リーグは全5戦で行われる。

ドイツのエマ・ヒンツェが女子スプリント優勝 ©SWpix.com
ハリー・ラブレイセン(オランダ)が男子スプリントを制した ©SWpix.com
ケイティ・アーチボルド(英国)が女子エリミネーション優勝 ©SWpix.com
マギー・コールズリスター(カナダ)が女子スクラッチレース優勝 ©SWpix.com
ケルシー・ミッチェル(カナダ)が女子ケイリン優勝 ©SWpix.com
男子ケイリンを制したドイツのシュテファン・ベティヒャー ©Simon Wilkinson/SWpix.com

UCIトラックチャンピオンズリーグ
第1戦 11月6日 スペイン・マジョルカ島
第2戦 11月27日 リトアニア・パネベジース
第3戦 12月3日 英国・ロンドン
第4戦 12月4日 英国・ロンドン
第5戦 12月11日 イスラエル・テルアビブ

トラックチャンピオンズリーグで各クラスの首位選手にはリーダージャージが贈られた ©SWpix.com

●UCIトラックチャンピオンズリーグのホームページ

アブダビ首長国がアジア初のUCI公認バイクシティに

アブダビ首長国は、国際的な自転車競技の統括団体である国際自転車競技連合(UCI)から「バイクシティの認証を授与された。これは 中東・北アフリカ・アジア地域の都市で初めて。ノルウェーのベルゲン、デンマークのコペンハーゲン、フランスのパリ、カナダのバンクーバー、英国のヨークシャーとグラスゴーと肩を並べた。 

今回の発表は、世界中の人々が自転車を移動手段やレジャー、スポーツとして日常生活に取り入れ、よりアクティブで健康的かつ持続可能なライフスタイルを促進させることを目的とするUCIの「Cycling for All=すべての人のためのサイクリング」戦略へのアブダビのコミットメントを明らかにするもの。

このバイクシティの認証によって、アブダビ首長国がUCIの主要な自転車競技大会の理想的な開催地であるということが再確認された。世界級の自転車競技のハブとなっているアル・フダイリヤット島で行われた特別式典で「バイクシティ」の認証が発表された後、アブダビが2022年、2024年のUCIアーバンサイクリング世界選手権と2028年のUCIグランフォンド世界選手権の開催地になったことが明らかになった。

これはアブダビスポーツ評議会とRCSスポルトとのパートナーシップ契約が最近更新されたことを受けたもので、UAEツアーの今後3回の開催は、世界を代表するプロサイクリストにとって重要な日となる。 

UCIのデビッド・ラパルティエント会長は、「バイクシティの認証はUCIの主要な自転車イベントを開催することだけでなく、プログラムやインフラを通して自転車競技の発展のために投資する都市や地域を支援するものです。 アブダビがこのリストに入ったことを発表することができ、うれしく思います。この地が中東・アジア初の自転車都市に指定されたことは、アブダビ首長国全体で自転車の普及と、サイクリングへの参加促進のためにさまざまな取り組みがなされているということを示すものです。アブダビには、コミュニティ全体でサイクリングを推進し、誰もがこのスポーツに親しめるための明確なビジョン、そしてマスタープランと戦略があります」とコメント。

アブダビスポーツ評議会事務総長のアレフ・ハマド・アル・アワニ閣下は「UCIのバイクシティの認証を得たことは、私たちがスポーツやレジャー、そして移動手段としての自転車の普及をさらに促進するために、自転車用トラックやグループ、イベント、アクティビティといった既存のネットワークを拡大させ、首長国全体でサイクリングを奨励する取り組みを行っていることが認められた」と語った。

アブダビ政府は、これまでの名誉あるバイクシティの成功を元に、長期的な目標であったアブダビを世界的なサイクリングハブとして発展させ、スポーツやレジャー、交通手段としてサイクリングを日常の活動の中でさらに促進するためのプラットフォームとなる「バイク・アブダビ」を立ち上げた。 

バイク・アブダビの今後の取り組みには、同地にある既存の300kmにおよぶサイクリングネットワークを約1000kmに延長させることが含まれている。その一環として、アブダビの主要都市を結ぶ109kmの分離型「アブダビ・ループ」が整備される予定。また、アル・フダイリヤット島には、3500人収容のトラックレース用ベロドローム・フダイリヤットが建設され、市の主なサイクリングハブとして強化される。 

アブダビ首長国では、すでにサイクリングクラブのエコシステムが確立されていて、トップレベルの競技会や毎週行われるグループライド、そして娯楽のソーシャルライドまであらゆるレベルの人にサイクリングの機会を提供している。フルタイムで活動するアブダビサイクリングクラブはエリート級の大会やコミュニティイベントの企画・開催を行うアブダビスポーツ評議会の傘下で運営されている。 

また、アブダビにはアル・フダイリヤット島にある総延長28kmの水辺のサイクリングコースや、砂漠のアル・ワトバにある総延長40kmのサイクリングコースなど世界有数のサイクリング施設があり、あらゆるレベルのサイクリストに専用の施設を提供している。また、アブダビのサイクリングコミュニティは、ヤス島にある世界的に有名なヤス・マリーナ・サーキットのF1トラックで週2回、無料でトレーニングを行うことができるだけでなく 最近拡張・改良された都市部のサイクリングネットワークを無制限に利用することもできる。 

環境にやさしい交通手段としてサイクリングを推進するアブダビの計画は、2023年のCOP28開催に向けたアラブ首長国連邦の持続可能性への取り組みに沿っている。

UCIトラック世界リーグにメダリスト29、世界王者63人参戦

UCIトラックワールドリーグは11月6日にスペインのマジョルカ島で第1戦が行われるのを皮切りに全5戦が行われる。男女それぞれ36選手が出場権を与えられたが、五輪メダルは金10を含むのべ29個、世界チャンピオンのタイトルはのべ63となり、世界のトップスターが参加することが明らかになった。

umi Kajihara – former UCI Track Cycling World Champion ©SWpix.com

日本勢は太田りゆ、佐藤水菜、梶原悠未、山崎賢人、窪木一茂が出場する。

Sprint – Women:
Lauriane Genest (Canada)
Lea Friedrich (Germany)
Miriam Vece (Italy)
Martha Bayona Pineda (Colombia)
Riyu Ohta (Japan)
Sophie Capewell (Great Britain)
Yana Tyshchenko (Russia)
Daria Shmeleva (Russia)
Laurine Van Riessen (Netherlands)
Anastasiia Voinova (Russia)
Mina Sato (Japan)
Yuli Paola Verdugo Osuna (Mexico)
Emma Hinze (Germany)
Mathilde Gros (France)
Simona Krupeckaitė (Lithuania)
Kelsey Mitchell (Canada)
Shanne Braspennincx (Netherlands)
Olena Starikova (Ukraine)

Sprint – Men:
Jean Spies (South Africa)
Mateusz Rudyk (Poland)
Jair Tjon En Fa (Suriname)
Tom Derache (France)
Jordan Castle (New Zealand)
Kevin Quintero Chavarro (Colombia)
Mikhail Yakovlev (Russia)
Kento Yamasaki (Japan)
Rayan Helal (France)
Stefan Bötticher (Germany)
Jai Angsuthasawit (Thailand)
Hugo Barrette (Canada)
Harrie Lavreysen (Netherlands)
Nicholas Paul (Trinidad & Tobago)
Jeffrey Hoogland (Netherlands)
Vasilijus Lendel (Lithuania)
Maximilian Levy (Germany)
Denis Dmitriev (Russia)

Tokyo 2020 bronze medalist Rayan Helal ©SWpix.com

Endurance – Women:
Maggie Coles-Lyster (Canada)
Hanna Tserakh (Belarus)
Tania Calvo (Spain)
Michelle Andres (Switzerland)
Alžbeta Bačíková (Slovakia)
Gulnaz Khatuntseva (Russia)
Emily Kay (Ireland)
Silvia Zanardi (Italy)
Karolina Karasiewicz (Poland)
Maria Martins (Portugal)
Olivija Baleisyte (Lithuania)
Eukene Larrarte (Spain)
Yumi Kajihara (Japan)
Kirsten Wild (Netherlands)
Katie Archibald (Great Britain)
Anita Yvonne Stenberg (Norway)
Annette Edmondson (Australia)
Kendall Ryan (USA)

Yumi Kajihara – former UCI Track Cycling World Champion ©SWpix.com

Endurance – Men:
Tuur Dens (Belgium)
Rhys Britton (UK)
Roy Eefting (Netherlands)
Alan Banaszek (Poland)
Jules Hesters (Belgium)
Gavin Hoover (USA)
Michele Scartezzini (Italy)
Kazushige Kuboki (Japan)
Claudio Imhof (Switzerland)
Aaron Gate (New Zealand)
Iuri Leitao (Portugal)
Erik Martorell Haga (Spain)
Ed Clancy (Great Britain)
Sebastian Mora (Spain)
Corbin Strong (New Zealand)
Yacine Chalel (Algeria)
Kelland O’Brien (Australia)
Rotem Tene (Israel)

Rhys Britton, bronze medalist in the scratch race in Roubaix ©SWpix.com

Race Calendar:
Round 1: November 6, Mallorca / Velòdrom Illes Balears, Spain
Round 2: November 27. Panevézys / Cido Arena, Lithuania
Round 3: December 3, London / Lee Valley VeloPark, Great Britain
Round 4: December 4, London / Lee Valley VeloPark, Great Britain
Round 5: December 11, Tel Aviv / Sylvan Adams National Velodrome, Israel

Riders will compete for the UCI Track Champions League trophy

UCIトラックワールドリーグのホームページ

世界選手権代替開催地のイモラが大会運営に意欲

2020年のUCIロード世界選手権の開催地に急きょ決定したエミリア・ロマーニャのイモラが大会運営に自信を見せた。2020年大会は当初スイスのエーグル・マルティニーで予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大によりスイス政府がイベント制限措置を通告。UCI(国際自転車競技連合)が替わりの開催地を模索していた。

© 2020 Imola – Emilia Romagna 2020

UCIロード世界選手権は9月24日から27日までイタリアのイモラで開催されることになった。52年前の1968年にイタリアのビットリオ・アドルニが優勝した地だ。このときの2位選手とのタイム差9分50秒はいまも世界選手権の最大のギャップとして破られていない。

UCIロード世界選手権がイタリアで開催されるのはトスカーナ州フィレンツェで開催された2013年以来7年ぶり。

エーグル・マルティニーでの開催を断念したUCIは代替会場を模索。4都市からの招致を受け、スイスと同じくらい壮観でタフで要求の厳しいロードコースであること、現在のパンデミック中に最大の安全性を確保するために不可欠な最先端の施設があることを重点に、イモラに決定した。

2020年9月24日から27日まで、エリートクラスのレースが行われるUCIロード世界選手権は、イモラのエンツォ・エ・ディノ・フェラーリ競馬場に本部を置く。F1サーキットとしても知られる施設だ。

「イモラでのUCIロード世界選手権は、サイクリングが大好きで、このスポーツで歴史を作ったチャンピオンの発祥の地であるエミリア・ロマーニャにとって快挙だ。世界選手権開催を私たちは誇りに思う」と同地域のステファノ・ボナッチーニ会長。

●UCIのホームページ