ヤコブ・フルサンがブエルタ・ア・アンダルシア2勝目

アスタナヤコブ・フルサンが2月21日にスペインで開催されたブエルタ・ア・アンダルシアの第3ステージで優勝。同選手は初日の第1ステージを制して総合1位に立ち、そのリーダージャージを着ての2勝目となった。

ヤコブ・フルサンがブエルタ・ア・アンダルシア第3ステージ優勝 ©David Ramos/Getty Images

この日は距離177km。アップダウンのある厳しいコースで行われ、数選手がアタックして数分の差をつけて先行した。アスタナチームはフルサンのリーダージャージを守るために先行選手を追走。

「レースの最初の2時間は本当に大変だったが、チームメイトは一日中素晴らしい仕事をしてくれた」とフルサン。

アタックした選手をすべて吸収し、ゴール前の最後のコーナーでフルサンが飛び出して勝利を飾った。総合成績でのアドバンテージも得て、最終日までその座を守り切れば2年連続の総合優勝を手中にできる。

「今朝ロードブックを見て、勝利を狙いたいならその時点で正しい位置にいることが重要だと判断した。

「明日はもう一つの厳しい日になるが、リーダージャージをもう一度守ることを願っている。レースを難しくしようとしているチームはたくさんいるが、今のところアスタナチームは素晴らしい動きをしている。最終日に行われるタイムトライアルは容易なことではないけど、少しのアドバンテージがあれば逃げ切れると思う」

ブエルタ・ア・アンダルシアは5日間のステージレース。最終日は2月23日に行われる。

●ブエルタ・ア・アンダルシアのホームページ

ヤコブ・フルサンがブエルタ・ア・アンダルシア第1S優勝

アスタナのヤコブ・フルサン(デンマーク)が、2月19日に開催されたブエルタ・ア・アンダルシアの第1ステージでバーレーン・マクラーレンのミケル・ランダ(スペイン)を制して優勝し、今季初勝利を飾った。同選手は後続集団に6秒差をつけてスプリント賞、山岳賞だけでなく、総合成績でも首位に立った。

ヤコブ・フルサンがブエルタ・ア・アンダルシア第1ステージ優勝 ©David Ramos/Getty Images

かつてはルータ・デ・ソルと呼ばれていたスペインのレースは、174kmのタフなステージで開幕した。ステージはアルハウリン・デラトーレを出発し、グラサレマのゴールまでに4つのカテゴリー3級峠と1つのカテゴリー1級峠を通過する。

スタートして数km後に第一集団が形成され、数分のリードをつけた。グループは次第に大きくなり、タイム差が3分まで開くとアスタナがメイン集団の前方に位置してコントロールを始めた。

最後の山岳でその差が詰まり、残り15kmで集団は1つに。ミケル・ランダが攻撃したが、アスタナのフルサンがその後を追った。2人は祖の差を広げていき、ゴール勝負へ。最後はフルサンがランダを制した。メイン集団は6秒遅れでゴールした。

「勝てて本当にうれしい。勝利でシーズンを始めるのはいつも素晴らしいことだし、ブエルタ・ア・アンダルシアが好きだ。チームは素晴らしい仕事をした」とフルサン。

「ランダが攻撃したので、追従した。ステージは起伏が多くて簡単ではなかった。最後までリーダージャージを守ることは難しいが、もちろん私たちは最善を尽くす。チーム全体のサポートに感謝したいと思うし、この勝利は私にとって大きな意味を持つ。今日はいい結果を出すために本当にモチベーションが高かった」

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アスタナが2020シーズンはウィリエールに乗る

カザフスタンのワールドツアーチーム、アスタナがロッサーノ・ヴェネト社が持つウィリエール・トリエスティーナとの新しいコラボレーションを発表した。2017年から2019年まではアルゴン18を使用していたが、15シーズン目となる2020年はイタリアのバイクブランドに乗ってレースを開始する。

「ウィリエール・トリエスティーナと仕事を始めるのはとてもうれしい。長い歴史を持つ非常に成功した会社であり、常に家族経営をしている。アスタナプロチームのスタッフとライダーのメンタリティに完全にフィットし、私たちはプロのサイクリングの最高レベルで15シーズン目も勝利に向けて、家族のような強い力を発揮したい」とアスタナのゼネラルマネージャー、アレクサンドル・ヴィノクロフ。

「ウィリエールのロードモデルとTTバイクをテストしたが、どちらも優れた機材だ。アスタナプロチームでは、このバイクが2020年さらに多くのレースに勝つために役立つことを願っている。私は彼らのチームへの信頼に感謝し、成功したパートナーシップを楽しみにしている」

●アスタナのホームページ

アスタナがTTTを制しロペスがマイヨロホ…ブエルタ・ア・エスパーニャ

第74回ブエルタ・ア・エスパーニャが8月24日(土)にコスタブランカ地方のトレビエハで開幕。第1ステージはサリナスデトレビエハ〜トレビエハ間の13.4kmでチームタイムトライアルが行われ、カザフスタンのアスタナチームがトップタイムをたたき出して優勝。先頭でゴールを切ったコロンビアのミゲルアンヘル・ロペスが首位のリーダージャージー「マイヨロホ」を着用した。

第1ステージを制したアスタナ ©Photogómez Sport

「チーム全員で全力を出して走りきった。最後のコーナーでは先頭から2番目の位置にいたが、ゴルカ・イサギレが先頭でゴールするように声をかけてくれた。リーダージャージーを着るつもりはなかったけど、とても名誉なことだ」とロペス。

トレビエハの塩湖からスタートしたチームタイムトライアル ©Photogómez Sport

ツール・ド・フランスの同種目で優勝したユンボ・ビスマは途中で落車があり、40秒遅れの18位と苦戦。エースのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)は総合99位からのスタートとなった。

優勝候補のユンボ・ビスマは落車で40秒遅れ ©Photogómez Sport

「思い描いていたイメージの中では再考のスタートができた」とアスタナのアレクサンドル・シェファー監督。
「実力のあるチームなのでベストな結果が出せると思っていたが、優勝できたなんて素晴らしい。もちろんレースはまだ始まったばかりで、これから毎日激しい闘いをしなければならないが、まずはハッピー。カザフスタン、チームのファン、パートナーやスポンサーに喜んでもらえたのが一番うれしい」

モビスター ©Photogómez Sport

●第1ステージ結果(13.4km)
1 アスタナ(カザフスタン) 14′ 51”
2 ドゥークニンク・クイックステップ(ベルギー) 02”
3 サンウェブ(ドイツ) 05”
4 EFエデュケーションファースト(米国) 07”
5 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ) 13”
6 CCC (ポーランド) 15”
7 モビスター(スペイン) 16”
8 グルパマFDJ(フランス) 16”
9 ミッチェルトン・スコット(オースラトリア) 18”
10 ロット・スーダル(ベルギー) 19”
11 イネオス(英国) 25”
12 バーレーン・メリダ(バーレーン) 26”
13 カチューシャ・アルペシン(スイス) 33”
14 ディメンションデータ(南アフリカ) 34”
15 トレック・セガフレード(米国) 35”
16 カハルラル・セグロスRGA(スペイン) 37”
17 AG2Rラモンディアル(フランス) 37”
18 ユンボ・ビスマ(オランダ) 40”
19 コフィディス(フランス) 43”
20 エウスカディバスクカントリー・ムリアス(スペイン) 46”
21 UAEエミレーツ(UAE) 1′ 07”
22 ブルゴスBH(スペイン) 1′ 22”

ボーラ・ハンスグローエ ©Photogómez Sport
サンウェブ ©Photogómez Sport
2019ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージを制したアスタナ ©Jose Antonio MIGUELEZ

マイヨロホを着用したミゲルアンヘル・ロペス ©Photogómez Sport

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
マイヨベルデ(ポイント賞)該当者なし
マイヨルナレス(山岳賞)該当者なし
□マイヨブランコ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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アスタナがチームバスやホテルの滅菌マシンを導入

第102回ジロ・デ・イタリアに参戦中のカザフスタンチーム、アスタナは自転車レースの滞在ホテルや移動用バスの環境消毒を行っているイタリアの会社インフィニティバイオテクノロジーと新しいコラボレーションを開始した。

同社の専門家のチームは、グランツール中に選手の健康と高いパフォーマンスを維持するために、特別な機材を開発した。以下の2点がポイントだという。

全ステージに帯同するチームバスの内部を消毒。20分のマシン稼働で選手が移動するときに滞在するチームバスの内部を殺菌する。バス内の空気を浄化して、感染症を予防して選手の健康被害を防止する。

選手やスタッフが宿泊するホテルの部屋を消毒する。選手がホテルに到着する前に20分の消毒で効果を発揮。汚染されていない環境で睡眠と休息をしっかりと取ることで、環境疾患によって引き起こされる可能性のある感染症の予防が期待できる。

パリ〜ニース第4ステージはコルトニールセン…首位はクウィアトコウスキー

パリ〜ニース第4ステージが3月13日に行われ、アスタナのマグナス・コルトニールセン(デンマーク)が独走で優勝した。首位のディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)は大きく遅れ、ポーランドのミカル・クウィアトコフスキー(ポーランド、スカイ)が首位に立った。

パリ〜ニース第4ステージで優勝したアスタナのマグナス・コルトニールセン ©Justin Setterfield/Getty Images