山岳王ジュリオ・チッコーネがツール・ド・フランスさいたまに参戦
2023ツール・ド・ フランスで山岳王になったジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)が2023年11月5日、さいたま新都心駅周辺で開催されるツール・ド・フランスさいたまに初出場する。
チッコーネは、ツール・ド・フランス2023で山岳賞を初獲得したほか、世界三大ステージレースの一つであるジロ・デ・イタリアで区間通算3勝、2019年には山岳賞を獲得している。
「日本のみなさんこんにちは。ジュリオ・チッコーネです。初めてとなるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの出場に今からとてもワクワクしています。そして、マイヨブラン・アポワルージュを、日本の自転車ファンの前で披露できることをとても楽しみにしています。さいたまでも今年のツール・ド・フランスのような、積極果敢な姿をお見せします。11月5日、さいたまでお会いしましょう! チャオ!」
ビンゲゴーがドーフィネで圧勝…次は連覇をかけたツール・ド・フランス
全8ステージで争われた第75回クリテリウム・デュ・ドーフィネは最終日となる6月11日に第8ステージを行い、ヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)が初の総合優勝を達成した。
第8ステージで独走勝利したジュリオ・ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)に続き、ビンゲゴーは総合優勝争いをしていたライバルたちをふるい落とし、区間2位でゴールした。
ツール・ド・フランスのために準備することはそれほど多くない(ビンゲゴー)
「世界で最も重要なレースの一つであるこのレースに勝つことはとても大きなことだ。もちろんとてもうれしい」とビンゲゴー。
「UAEエミレーツのマイカがグループの先頭を走っていて、アダム・イェーツが最後の上りでアタックしようとしているのが予測できた。いい感じだったので、また何かやってみた。今週はとても満足できる。調子もよく、チーム全体も素晴らしかった。総合成績でこれほどの差が広がったことに少し驚いている。これからは数日間休みを取って、ツール・ド・フランスの準備を続けたい。まだやるべきことは少し残っているが、それほど多くはない」
クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合成績
1 ヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)29時間28分39秒
2 アダム・イェーツ(英国、UAEエミレーツ)2分23秒遅れ
3 ベン・オコーナー(オーストラリア、AG2Rシトロエン)2分56秒遅れ
●4賞ジャージ
■ヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)
■ポイント賞=クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ビスマ)
●山岳賞=ビクトル・カンペナールツ(ベルギー、ロット・デスティニー)
□新人賞=マックス・プール(英国、DSM)
チッコーネが独走で大会通算3勝目【ジロ・デ・イタリア第15S】
第105回ジロ・デ・イタリアは5月22日、リバローロカナベーゼ〜コーニュ間の178kmで第15ステージが行われ、トレック・セガフレードのジュリオ・チッコーネ(イタリア)が独走で優勝。2016、2019年に続く大会通算3勝目を挙げた。
総合成績では前日に首位に立ったリチャル・カラパス(エクアドル、イネオスグレナディアーズ)がマリアローザを堅持した。
●4賞ジャージ
■マリアローザ(個人総合成績)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオスグレナディアーズ)
■マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
■マリアアッズーラ(山岳賞)クーン・ボウマン(オランダ、ユンボビスマ)
□マリアビアンカ(新人賞) ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEエミレーツ)
ジュリオ・チッコーネがクライマー王者ガチバトルで優勝
トレック・セガフレードのジュリオ・チッコーネ(イタリア)が5月24日に開催されたバーチャルレース「チャレンジ・オブ・スターズ」のクライマー部門で優勝した。ジロ・デ・イタリア主催者のRCSスポルトがインドアサイクリングのBKOOLとコラボして、時計のティソとイタリア電力公社のエネルを公式パートナーとして主催。その模様はSNSで配信された。
チッコーネは決勝でベルギー人ライダーのトーマス・デヘント(ロット・スーダル)とステルビオ峠に設定された距離2.9km、平均勾配8.69%、最大値12.75%の上り坂で一騎打ち。チッコーネは7分44秒で最初にフィニッシュラインを越え、デヘントの8分03秒を上回った。
クライマーのチャレンジマッチは準々決勝から始まり、チッコーネがヤコブ・フルサン(アスタナ)を、シモン・ゲシュケ(CCC)がビンチェンツォ・ニーバリ(トレック・セガフレード)を、デヘントがラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)を、ワレン・バルギル(アルケア・サムシック)がクリストファー・フルーム(イネオス)を破った。
準決勝となる2レースではチッコーネがゲシュケを破り、デヘントがバルギルを破った。決勝ではチッコーネがデヘントとの対決で勝利した。
「多くのトップライダーとのいい競争だった。トーマスは非常に速くスタートした。彼はスゴいパワーを生み出すことができるライダーだ。私はこの登りをどれだけの力でプッシュすることができるか計算していたので一生懸命登ったが、じつは彼がちょっと減速することを願っていた」と優勝のチッコーネ。
「幸いにもすべてが最終的にうまくいった。チャレンジ・オブ・スターズはユニークなフォーマットだし、本当の挑戦だった。とても楽しかった。今はちょっとリラクゼーションを楽しむ時間がほしい」
「優勝にあと一歩だった。途中でジュリオに7秒リードしていたので、私は勝ったと思ったが、決勝ではそれまでと同じワットを押し込むことができなかった」とデヘント・
「ジュリオが終盤で追いついてきて、最終的に追い越していくのを見たとき、夢が終わったと思った。私はジュリオの強さを知っているので、前半戦で突っ込む必要があると考えていた。最初から一生懸命プッシュし、リードをキープしようと考えた。私は500ワット以上で押していたが、最後までそれを維持できなかった。強いヒルクライマーにはかなわない。彼は今日の私より優れていた新進気鋭のライダーだ」
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ログリッチェ脱落、区間勝利はチッコーネ【ジロ・デ・イタリア第16S】
第102回ジロ・デ・イタリアは5月28日、ローベレ〜ポンテディレーニョ間の194kmで第16ステージが行われ、山岳賞ジャージを着用するトレック・セガフレードのジュリオ・チッコーネ(イタリア)が優勝。初出場の2016年に続く大会通算2勝目を飾った。
大会最高峰のガビア峠が冠雪で通行不可となり、距離194kmに短縮されたレース。そして冷たい雨に見舞われ、レースは一層過酷なものになった。
山岳賞のマリアアッズーラを着用したチッコーネはスタート直後に形成された第1集団に加わり、山岳ポイントで得点を量産。最後はアスタナのヤン・ヒルト(チェコ)と2人になったが、ヒルトはメイン集団にいるチームエースのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)のアシスト役であり、チッコーネと協力せず。チッコーネはいらだちを見せたが、それでもゴール勝負でヒルトをかわして区間勝利を挙げた。
「モルティローロ峠という伝説の舞台でいい走りができてとても満足している。この大会での最大の目標はステージ優勝で、山岳ジャージの獲得はその次なんだ。でも今は得点でアドバンテージを握っているから、山岳賞もねらっていきたい」とチッコーネ。
「エースのバウケ・モレマも総合成績の上位につけているので、彼のアシストをすることも重要な役目だ」
総合優勝争いでは3位のビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)がモルティローロ峠でアタックを見せた。弟のチームメート、アントニオも決死のアシストを行い、総合2位の位置にいたプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)を突き放してゴールした。
首位リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)はニーバリとタイム差なしでゴールし、翌日に控えた26回目の誕生日にマリアローザを着用することができた。その一方でログリッチェはメイン集団から1分22秒遅れた。ニーバリはログリッチェを逆転して総合2位となり、2013、2016年に続く総合優勝に一歩前進した。
●4賞ジャージ
■マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
■マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
■マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
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