【ジロ・デ・イタリア】ホーレがタイムトライアル1位…デルトロ首位死守

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月20日、ルッカ〜ピサ間で第10ステージとして距離28.6mの個人タイムトライアルが行われ、リドル・トレックのダーン・ホーレ(オランダ)がトップタイムを叩き出してグランツール初優勝。総合成績ではマリアローザのイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)が2分22秒遅れの区間36位に入ってその座を守ったものの、チームメートのフアン・アユソ(スペイン)に25秒差に詰め寄られた。

ダーン・ホーレ(オランダ)が第10ステージの個人タイムトライアルでトップ ©Massimo Paolone/LaPresse
ピサの斜塔にゴールする2025ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Marco Alpozzi/Lapresse
ポイント賞のピーダスンがステージ優勝のダーン・ホーレを祝福 ©Marco Alpozzi/Lapresse
デルトロが第10ステージのピサでマリアローアを守った ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチーム、エミレーツXRG)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチーム、エミレーツXRG)

デルトロが第10ステージのピサでマリアローアを守った ©Massimo Paolone/Lapresse

【ジロ・デ・イタリア】ファンアールト優勝…区間2位デルトロがマリアローザ

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月18日、グッビオ〜シエナ間の未舗装路を含む181kmで第9ステージが行われ、チーム ヴィスマ・リースアバイクのワウト・ファンアールト(ベルギー)がイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチーム、エミレーツXRG)との一騎打ちを制して優勝。

デルトロとファンアールトがベルナルをデストラーデビアンケ(未舗装路)で突き放す。2025ジロ・デ・イタリア第9ステージ ©Lapresse

総合成績ではデルトロがXDS・アスタナ チームのディエゴ・ウリッシ(イタリア)に代わって首位に。プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は途中でコースアウトやパンクで遅れ、2分25秒遅れの総合10位に陥落した。

エガン・ベルナル、デルトロ、ファンアールトがストラーデビアンケ(未舗装路)を走る。2025ジロ・デ・イタリア第9ステージ ©Marco Alpozzi/Lapresse
シエナのゴールに向かう急坂を走るデルトロとファンアールト ©Massimo Paolone/Lapresse
ファンアールトがデルトロを制して2025ジロ・デ・イタリア第9ステージ優勝 ©Lapresse
デルトロが2025ジロ・デ・イタリア第9ステージで首位に ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチーム、エミレーツXRG)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチーム、エミレーツXRG)

ファンアールトがデルトロを制して2025ジロ・デ・イタリア第9ステージ優勝 ©Lapresse

【ジロ・デ・イタリア】ウリッシがマリアローザをイタリアに…区間Vはプラップ

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月17日、ジュリアノーバ〜カステルライモンド間の197kmで第8ステージが行われ、チーム ジェイコ・アルウラーのルーク・プラップ(オーストラリア)がグランツール初優勝を果たした。総合成績ではXDS・アスタナ チームのディエゴ・ウリッシ(イタリア)が首位に。プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)からマリアローザを奪った。

ウリッシが2025ジロ・デ・イタリア第8ステージで首位に ©Lapresse

ウリッシは第一集団に加わり、38秒遅れのステージ3位でフィニッシュ。総合1位のログリッチは4分50秒遅れのメイン集団でゴールし、ウリッシが首位に躍り出た。イタリア選手がマリアローザを着用するのは4年と4日、86ステージぶり。

2025ジロ・デ・イタリア第8ステージ ©Marco Alpozzi/Lapresse

走っていてマリアローザ獲得のチャンスがあることに気づいた

「信じられない一日だった。ブレークアウェイに入るためには大きな努力が必要だった。このステージは攻撃するのにぴったりだと知っていたので、私たちは計画に全力を尽くした。最終的には、(ルーク)プラップが強く、私たち二人に絞られた」とウリッシ。

「走行中に私が総合リーダー争いをする本当のチャンスがあると気づいたので、私は持てるすべてを出し切った。道端のファンたちは、私がマリアローザのために戦っていると叫んでいて、本当に素晴らしかった。36歳近くでマリアローザを着ることは忘れられない成果。これまでのキャリアの中で最も意味のある瞬間の一つであり、XDS・アスタナチームと共有できることを誇りに思う。このチームに参加することを選んだのは正しい決断であり、今日の結果が証明している。私たちは今、総合順位で1位と2位に座っているし、ロレンツォ(フォルトゥナート)も今日素晴らしいパフォーマンスを発揮した」

プラップが2025ジロ・デ・イタリア第8ステージ優勝 ©Lapresse

「今日5月17日はカザフスタン共和国のカシムジョマルト・トカエフ大統領の誕生日。XDS・アスタナチームはこの重要な機会に成果をあげ、大統領の誕生日を祝うことができた」と、ゼネラルマネージャーのアレクサンドル・ヴィノクロフ。

2025ジロ・デ・イタリア第8ステージで山岳賞を守ったフォルトゥナート ©Lapresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ディエゴ・ウリッシ(イタリア、XDS・アスタナ チーム)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)フアン・アユソ(スペイン、UAEチーム、エミレーツXRG)

プラップが2025ジロ・デ・イタリア第8ステージ優勝 ©Lapresse

【ジロ・デ・イタリア】アユソが三大大会初勝利…ログリッチ再び首位

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月16日、カステル・ディ・サングロ〜タリアコッツォ間の168kmで第7ステージが行われ、UAEチーム、エミレーツXRGのフアン・アユソ(スペイン)がグランツール初優勝を果たした。総合成績では2023年の覇者プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が第2ステージ以来となる首位に。再びリーダージャージ、マリアローザを着用することになった。

アユソがエガン・ベルナルらを振り切ってジロ・デ・イタリア初優勝 ©Fabio Ferrari/LaPresse
アユソがエガン・ベルナルらを振り切ってジロ・デ・イタリア初優勝 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse
ジロ・デ・イタリア第7ステージ後に健闘を称え合う区間勝利のアユソ(左)と総合1位のログリッチ ©Marco Alpozzi/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)フアン・アユソ(スペイン、UAEチーム、エミレーツXRG)

ジロ・デ・イタリア第7ステージで総合1位に立ったログリッチ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

【ジロ・デ・イタリア】グローブス区間V…ピーダスン首位で天王山へ

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月15日、ポテンザ〜ナポリ間の今大会最長距離226kmで第6ステージが行われ、アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)のカーデン・グローブス(オーストラリア)がゴールスプリント勝負を制して優勝。2023年に続く大会通算2勝目。

2025ジロ・デ・イタリア第6ステージ ©LaPresse

総合成績ではリドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)が首位を守り、前半戦最大の山場である第7ステージに挑む。

大落車で第6ステージは一時ニュートラル走行となった ©LaPresse
カーデン・グローブスが2025ジロ・デ・イタリア第6ステージ優勝 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse
カーデン・グローブスが2025ジロ・デ・イタリア第6ステージ優勝 ©Fabio Ferrari/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)

マティアス・ヴァチェクが2025ジロ・デ・イタリア第6ステージで新人賞ジャージを守る ©LaPresse

【ジロ・デ・イタリア】マリアローザのピーダスンが第5S優勝

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月14日、チェーリエ・メッサーピカ〜マテラ間の144kmで第5ステージが行われ、リドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)がゴールスプリント勝負を制して第1、第3ステージに続いて優勝。今大会3勝目、大会通算4勝目。総合成績でも首位を守った。

マリアローザのピーダスンが2025ジロ・デ・イタリア第5ステージ優勝 ©Fabio Ferrari/LaPresse
2025ジロ・デ・イタリア第5ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse
マリアローザのピーダスン(中央)が2025ジロ・デ・イタリア第5ステージ優勝 ©LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)

ピーダスンが2025ジロ・デ・イタリア第5ステージもマリアローザを守った ©LaPresse