ピナレロがジロ・デ・イタリア優勝記念のDOGMA F10特注カラー発売

スカイのクリストファー・フルームが2018ジロ・デ・イタリアの第19ステージで驚異の80km逃げを成功させ、圧巻の走りでマリアローザを獲得した。フルームが使用していたピナレロ・DOGMA F10のスペシャルカラーが発売される。すでに発表されているDOGMA F101 Giro d’Italiaと合わせて、ピナレロの母国で行われたイタリア最大のレースのメモリアルバイクとして非常に価値あるコレクションとなる。

DOGMA F10 GIRO PINK 2018

●DOGMA F10 GIRO PINK 2018
フルームが最終ステージで使用したオールピンクのDOGMA F10。ドラマチックなレースを記念するのにふさわしいスペシャルモデル。オプションで同色に塗装されたTALON 1K インテグレーテッドハンドルも用意される。
DOGMA F10 218 GIRO PINK 2018=フレームセット価格76万円(税別)
DOGMA F10 XLIGHT 219 GIRO PINK 2018=フレームセット価格98万円(税別)
DOGMA F10 DISK 222 GIRO PINK 2018=フレームセット価格78万円(税別) スルーアクスルシャフト付属
MOST TALON エアロ 1K GIRO PINK スペシャルモデル=10万2800円(税別)

2018ジロ・デ・イタリアを制したフルーム

DOGMA F10 GIRO BLACK 2018

●DOGMA F10 GIRO BLACK 2018
マリアローザ獲得後の第20ステージで使用した、ピンクのロゴになったDOGMA F10 XLIGHTのブラックをベースとしたタイプ。フルームと同じDOGMA F10 XLIGHTの他に、DOGMA F10とディスクブレーキモデルのDOGMA F10 DISK も発売される。
DOGMA F10 220 GIRO BLACK 2018=フレームセット価格68万円(税別)
DOGMA F10 XLIGHT 221 GIRO BLACK 2018=フレームセット価格90万円(税別)
DOGMA F10 DISK 223 GIRO BLACK 2018=フレームセット価格70万円(税別) スルーアクスルシャフト付属

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ジロ・デ・イタリア新人王&総合3位のロペスがスーパーハッピーを連発

アスタナのミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア)が25歳以下で最も総合成績のいい新人賞と、総合3位の座を獲得した。「信じられない気分だ。最終日のローマで表彰台に上がれることができてとてもうれしい」と語っている。

ジロ・デ・イタリア総合3位までの表彰台。総合優勝のフルームを中央に左がデュムラン、右がロペス © Roberto Bettini/BettiniPhoto

24歳のロペスは小柄ながら上りに強く、その将来性を高く評価されている逸材だ。カザフスタンのアスタナに所属し、今回のジロ・デ・イタリアでもエースだった。

「この結果はボクにとって大きなものだけでなく、チーム全体でも素晴らしい。大会期間中を通して、それだけではなくて1年を通してアシストしてくれるチームメート、チームスタッフ、そしてマネージャーのアレクサンドル・ビノクロフに感謝したい。これはみんなの成功だ。期間中は常にハードワークで、不運な落車もあった。でも最後はポディウムに到着することができた。

ジロ・デ・イタリアでの第1目標は新人賞の獲得で、これを達成できたことに一番満足している。次の目標は総合成績のトップ5入りで、なんとポディウムに上ることができた。大会の沿道でコロンビアのファンだけでなく、カザフスタンのファンもたくさん見つけることができた。すべてのサポーターに感謝したい。みんな素晴らしいジロ・デ・イタリアになってくれたらとてもうれしい」

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コロンビアのミゲルアンヘル・ロペスがアスタナと3年契約

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フルームがジロ・デ・イタリアで英国勢初制覇…三大大会連勝は史上3人目

第101回ジロ・デ・イタリアは最終日となる5月27日、イタリアの首都ローマで距離115kmの第21ステージが行われ、スカイのクリストファー・フルームが英国勢として初の総合優勝を達成した。グランツールを3連勝したのはベルギーのエディ・メルクス(1972年のジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランス、1973年のブエルタ・ア・エスパーニャとジロ・デ・イタリア)、フランスのベルナール・イノー(1982年のジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランス、1983年のブエルタ・ア・エスパーニャ)に続く3人目。

第101回ジロ・デ・イタリアの覇者フルーム © Fabio Ferrari – LaPresse

ローマのコロセアム前を通過する © Fabio Ferrari – LaPresse

メルクスやイノーの時代、ブエルタ・ア・エスパーニャは春に開催されていた。またブエルタ・ア・エスパーニャが開催されなかった1953年にはイタリアのファウスト・コッピが1952年のジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランス、1953年のジロ・デ・イタリアと3連覇した記録がある。

グランツールすべてで総合優勝したのは7人目。ジャック・アンクティル(フランス)、フェリーチェ・ジモンディ(イタリア)、メルクス、イノー、アルベルト・コンタドール(スペイン)、ビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)に続いた。

総合2位は46秒遅れで前年の覇者トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)。同3位は4分57秒遅れでミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)。コロンビア勢は2016年にエステバン・チャベスが2位、2017年にナイロ・キンタナが2位になっていて、3年連続の表彰台。

左からアルベルト・コンタドール、ローマ市長、フルーム、大会ディレクター © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi
乾杯のグラスもピンク色 © Fabio Ferrari – LaPresse

ローマで開催された第21ステージはボーラ・ハンスグローエのサム・ベネット(アイルランド)が第7、12ステージに続く3勝目を挙げた。ポイント賞のマリアチクラミーノは区間2位に入ったエリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)が獲得した。

山岳賞のマリアアッズーラはフルームが獲得。総合優勝者が山岳賞を同時受賞するのは1998年のマルコ・パンターニ以来20年振り。

新人賞のマリアビアンカはロペスが獲得した。

ジロ・デ・イタリア第21ステージは首都ローマへ © Fabio Ferrari – LaPresse
サム・ベネットが第21ステージを制した © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
チーム全員で一緒にゴールするスカイ © Massimo Paolone – LaPresse

「ローマの周回コースが危険すぎることから多くの選手がボクのところにやって来て、どうやって危険回避するかを話し合った。」というフルーム。コミッセールと協議して、10周回のうち3周を終えた段階で所要時間の計測はニュートラルにすること、集まった観客の期待を無視しないように最後のスプリント勝負だけを行うことで合意した。そのため3周回を終えるとフルームら総合成績の上位選手は安全走行に切り替えてゴールを目指した。

「1週間前、マリアローザをこのローマで着る姿は想像できなかった。これまでに総合成績のビハインドとして3分差を逆転したことはあるが、それはとても非現実的だった。だからこうしてマリアローザを着ていることが夢のような気分だ。この勝利は妻と、そして8月に生まれてくるはずの娘に捧げたい」とフルーム。

第101回ジロ・デ・イタリアを制したクリストファー・フルーム © Marco Alpozzi – LaPresse

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クリストファー・フルーム © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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ローマで永遠のトロフィーを手にするクリストファー・フルーム © Marco Alpozzi – LaPresse

【速報】スカイのフルームがジロ・デ・イタリア総合優勝に王手

第101回ジロ・デ・イタリアは5月26日、スーザ〜チェルビニア間の214kmで第20ステージが行われ、総合1位のクリストファー・フルーム(英国、スカイ)が40秒差の総合2位トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)らを封じ込め、首位のマリアローザを守った。大会は27日にローマに凱旋し、フルームが初の総合優勝を獲得することが確実になった。

フルームがジロ・デ・イタリア第20ステージでマリアローザを守った © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

前日まで総合3位にいたグルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)は最後から2つ目の山岳で脱落。この日だけで45分以上遅れ、総合成績のトップテンから姿を消した。

最後の山岳区間で行われた第20ステージは、前日までサイモン・イェーツのアシスト役だったミッチェルトン・スコットのミケル・ニエベ(スペイン)。2011年、2016年に続いて3度目の区間勝利をおさめたニエベは、この日が34回目の誕生日だった。2016年のジロ・デ・イタリア山岳王。2014年から2017年まではスカイに所属。ツール・ド・フランスでは2016年を除いてフルームのアシスト役として大きく貢献した。2017年のブエルタ・ア・エスパーニャでフルームの総合優勝をアシストしたのもニエベだった。
「昨日のステージで起こったことをふまえて、チームがここでステージ優勝することはとても重要だった」とニエベ。

ミッチェルトン・スコットはイェーツが第19ステージで首位から陥落し、最大の栄冠は取り逃がしたものの、イェーツが3勝、エステバン・チャベス(コロンビア)が1勝。そしてこの日ニエベが1勝した。
「このジロ・デ・イタリアで5勝は価値あるものだ。これ以上いい誕生日は思い当たらないよ」

ジロ・デ・イタリア第20ステージを制したミケル・ニエベ © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

最後の山岳ステージを終えてマリアローザを守ったフルーム。
「デュムランがアタックしたとき、ボクはそれほど戸惑いは感じなかった。すべてをコントロールする状況に置いておけばよかった。今年のジロ・デ・イタリアはとても非常だ。今日のピノを見ればそれが分かるだろう。マリアローザと同様に、ボクは山岳賞のマリアアッズーラを確実にするために、最後のゴールではスプリントをしたんだ」

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フルームが大逆転で首位に…ジロ・デ・イタリア第19ステージで80kmの独走勝利

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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第101回ジロ・デ・イタリアはいよいよ最後の山岳ステージへ

第101回ジロ・デ・イタリアは5月26日、スーザ〜チェルビニア間の214kmで第20ステージが行われ、前日にマリアローザを獲得したスカイのクリストファー・フルーム(英国)ら、ここまで走り続けてきた151選手がスタートした。スタートのスーザはくもり、気温17度、微風。ゴールのチェルビニアは変わりやすい天候で気温14度、風は普通。

第20ステージのスタート前、マリアローザのフルームと首位を陥落したイェーツが言葉を交わした © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

第20ステージの出走サインをするデュムラン © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi
ティボー・ピノ。第20ステージ © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

休息日を含む24日間の戦いは27日にローマでフィナーレを迎える。最終日はスプリンターがゴールをにぎわすのが慣例で、総合優勝争いは第20ステージで事実上決着する。フランス国境に近いスーザをスタートし、前半はほぼ平たん。しかし後半にカテゴリー1級の3つの峠が待ち構えている。ゴールのチェルビニアはスイス国境にあるマッターホルンのベースとしてにぎわう町。マッターホルンが祝福するのは果たしてだれか?

第20ステージのプロフィールマップ

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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フルームが大逆転で首位に…ジロ・デ・イタリア第19ステージで80kmの独走勝利

第101回ジロ・デ・イタリアは5月25日、ベナリアレアレ〜バルドネッキア間の184kmで第19ステージが行われ、スカイのクリストファー・フルーム(英国)が80kmを独走してステージ優勝。第14ステージに続く大会2勝目。前日まで3分22秒遅れの総合4位にいたフルームだが、この日はステージ2位以下に3分以上の差をつけてゴール。総合1位のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)は38分51秒遅れ。フルームは総合成績でも首位に立ち、初めてマリアローザを着用した。

クリストファー・フルームがジロ・デ・イタリア第19ステージで80kmの独走勝利 © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi
マリアローザのクリストファー・フルーム。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

英国勢のステージ優勝はイェーツの3勝とフルームの2勝で今大会通算5勝。すべて頂上フィニッシュの山岳ステージだ。またフルームはグランツールのすべてのリーダージャージを着用した24人目の選手となった。23人目は大会2日目に達成したBMCのローハン・デニス(オーストラリア)。グランツールで首位になった日数は歴代5位の80日(ジロ・デ・イタリア1、ツール・ド・フランス59、ブエルタ・ア・エスパーニャ20)。歴代最多はエディ・メルクス(ベルギー)の201日。ベルナール・イノー(フランス)は125日、ジャック・アンクティル(フランス)110日、ミゲール・インデュライン(スペイン)93日。

フルームをマークするマリアローザのイェーツ。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージの未舗装路でアタックしたフルーム © POOL Luca Bettini/BettiniPhoto/LaPresse

7.8kmにわたって未舗装路があるフィネストレ峠は標高2178mで、その大会の最高峰という意味の「チマコッピ」に指定されていた。フランス国境にも近いアルプスのまっただ中にあり、フルームにとっては「アフリカで生まれ育ったボクはこんな環境で走っていた」といい、ステージ中盤に位置しながら大逆転を懸けての勝負どころとにらんでいた。

レース序盤にはこの大会の優勝候補だったにも関わらず、総合成績で大きく遅れていたUAEエミレーツのファビオ・アルー(イタリア)がリタイアした。フィネストレ峠の上りには9選手が先行して突入。イェーツを援護するミッチェルトン・スコット勢がペースメークしていたが、ここでフルームのスカイチームが先頭で隊列を組み、ハイペースで大集団をけん引し始めた。

ピノがデュムランを振り払うために加速する。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © POOL Luca Bettini/BettiniPhoto©2018/LaPresse
最高峰のチマコッピ、フィネストレ峠を上るフルーム。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © POOL Luca Bettini/BettiniPhoto©2018/LaPresse

このペースアップにマリアローザのイェーツが脱落。この時点で28秒遅れの総合2位、トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)がバーチャルリーダーに。20人ほどに絞り込まれた有力選手たちの集団は先行していた選手らをすべて吸収すると、ゴールまでまだ80kmを残す地点でフルームが単独アタックした。意表を突かれたのはデュムラン、総合5位のティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)、そして新人賞を争うミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)とリカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)だ。フルームを追うものの、あまりにも早い仕掛けにペースは上がらず、その差が開いていく。

フルームはフィネストレ峠の頂上でデュムランらに49秒差をつけて下りに。ここでさらにタイムを差を開き、続くセストレエーレの上りでフルームは3分近くの差を広げる。前日までのデュムランとフルームのタイム差は2分54秒で、デュムランはこれを追うが、総合成績の上位を争うピノ、新人賞で僅差の戦いを続けるロペスとカラパスが同調しない。フルームはさらにその差を広げ、前日の総合4位からここで一気にバーチャルリーダーに躍り出た。

大きく遅れたイェーツ。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © POOL Luca Bettini/BettiniPhoto/LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージ ©Luca Bettini/BettiniPhoto

最後の過酷な上り坂をクリアしてフルームが80kmの独走を成功させてガッツポーズでゴール。2着は3分遅れ。デュムランは3分23秒遅れとなり、フルームが総合1位を確定させた。フルームは1着のボーナスタイム10秒も獲得し、2位デュムランとの差を総合で40秒として、翌日に行われる最後の山岳ステージに初のジロ・デ・イタリア総合優勝を懸けることになった。

フルームを追いかける2位グループから脱落しかけるデュムラン。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージでフルームが80kmの独走を成功させた © Fabio Ferrari – LaPresse

「とても困難な時間に直面したこのジロ・デ・イタリア。だからボクはかなりクレージーなことをする必要があった。前日の夜に管理栄養士と話をしながら決意を固めて、どのように栄養を補給するかを検討した」とフルーム。
「序盤からかなりのアタックがあった。フィネストレ峠ではボクに有利な状況をセットアップするために、チーム全員が強力なペースメークをしてくれた。自転車レースはそれがすべてだ。もしボクが最後の上りまでアタックするのを待っていたら、マリアローザに届く3分は手に入れられなかった」

「フィネストレ峠は昨年にこのあたりで合宿をしていたのでよく知っていた。自分にとって一番いいペースも把握できていた。リスクも計算済みだった。もしボクを追う後続集団がそれほど大きくなければ、ライバルたちがアシスト陣を持っていなければ、ゴールを目指す労力はみんな同じはずだ。モーターバイクや無線から後続とのタイム差は常に確認できていた。長い間マリアローザを獲得するのに20秒のタイムがあった。トム・デュムランが最後までいい足を持っていたかは知らないが、みんな限界ギリギリだった」

ジロ・デ・イタリア第19ステージを制したフルーム © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
マリアローザのイェーツが38分51秒遅れてチームメートとジロ・デ・イタリア第19ステージを終える © Fabio Ferrari – LaPresse

●ダイジェスト動画

ジロ・デ・イタリア第19ステージでフルームがマリアローザ © Massimo Paolone – LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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●第101回ジロ・デ・イタリア出場176選手リスト