山岳王ジュリオ・チッコーネがツール・ド・フランスさいたまに参戦

2023ツール・ド・ フランスで山岳王になったジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)が2023年11月5日、さいたま新都心駅周辺で開催されるツール・ド・フランスさいたまに初出場する。

山岳賞ジャージを着るチッコーネ ©A.S.O. Pauline Ballet

チッコーネは、ツール・ド・フランス2023で山岳賞を初獲得したほか、世界三大ステージレースの一つであるジロ・デ・イタリアで区間通算3勝、2019年には山岳賞を獲得している。

ジュリオ・チッコーネ ©A.S.O Billy Ceusters

「日本のみなさんこんにちは。ジュリオ・チッコーネです。初めてとなるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの出場に今からとてもワクワクしています。そして、マイヨブラン・アポワルージュを、日本の自転車ファンの前で披露できることをとても楽しみにしています。さいたまでも今年のツール・ド・フランスのような、積極果敢な姿をお見せします。11月5日、さいたまでお会いしましょう! チャオ!」

●ツール・ド・ フランスさいたまのホームページ

タンデム自転車も…ツール・ド・フランスさいたま一般体験走行

2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが11月5日、さいたま新都心駅周辺で開催され、その大会当日に特設コースを走行できる一般体験走行の参加者を9月1日から募集する。参加無料。

ツール・ド・フランスさいたまの一般体験走行

2023年は、さいたま市内在住の障害者と健常者がペアとして参加できるタンデム自転車(2人乗り自転車)での参加も新たに募集。普通自転車での参加は、2022年に引き続き、募集範囲をさいたま市民だけではなく、埼玉県内在住者も対象とした。

マイヨジョーヌを着るビンゲゴーがアタックするとフィリプセンとトーマスが追従。3人の闘いとなった ©Yuzuru SUNADA

●ツール・ド・フランスさいたまのホームページ

ツール・ド・フランスさいたまのボランティアは9月1日から募集開始

2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが11月5日、さいたま新都心駅周辺で開催するのにともなって大会を盛り上げ、支える大会ボランティアを9月1日から募集する。

ツール・ド・フランスさいたまの大会ボランティア

募集する活動内容は、多くの人がさまざまな形で大会に携わり、サポートしてもらえるよう、複数の内容に分けて設定された。

2022ツール・ド・フランスさいたまは快晴に恵まれてスタート ©Yuzuru SUNADA

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ツール・ド・フランスさいたまでランバイクレースを開催へ

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの併催イベントとして、10月22日にイオンモール浦和美園の駐車場で、入園前の子供から小学2年生を対象としたランバイクレースが開催される。2022年に引き続いてのイベント。

ツール・ド・フランスさいたまのランバイクレース

ランバイクとは、ペダルを使わず足で蹴って進むのが特徴で、小さい子供でも乗ることができる。近年は、全国各地で競技形式のレースが開催されるなど、ランバイクレースの普及が進んでいる。

イベントは、自転車の魅力を幅広い世代に知ってもらうことを目的として開催。

当日は親子レース、チームレース、フレンズレース、個人レースの4種目の競技を実施し、個人レースの参加者には参加特典としてオリジナルバッグがプレゼントされる。

マーク・カベンディッシュ(英国、クイックステップ・アルファビニル)も童心に ©Yuzuru SUNADA

参加者の募集は9月1日(金)から開始。

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オランダのフォレリングが初優勝【ツール・ド・フランスファム】

女子レースの第2回ツール・ド・フランスファムは大会最終日となる7月30日、ポーを発着とする22.6kmで第8ステージとして個人タイムトライアルが行われ、オランダチャンピオンのデミ・フォレリング(SDワークス)が総合優勝した。

マイヨジョーヌのフォレリング ©A.S.O. Charly Lopez

フォレリングは天王山となるツールマレー峠に上る第7ステージで独走勝利。初日から首位を守っていたチームメートのロッテ・コペッキー(ベルギー)からマイヨジョーヌを引き継いだ。

初優勝が決まってデミ・フォレリングが感極まる ©A.S.O. Thomas Maheux

お互いを強くするチーム環境が大好き…フォレリング

「まだ優勝に気づく時間がない。昨日は夜11時30分にホテルに到着し、すぐにマッサージを受け、シャワーを浴びてベッドに入った。でも、眠れなかったので、いろいろ考えたりしていた。今朝、目が覚めたときに少しリラックスしすぎていたが、いいタイムトライアルをするという目標がまだあることを自分に思い出させた」と総合優勝を決めた後のフォレリング。

デミ・フォレリングがツール・ド・フランスファムを制した瞬間 ©A.S.O. Thomas Maheux

「今週チームがやったことは驚くべきことだ。私たちは多くの浮き沈みも経験したが、私たちのチームがいかに強いか、毎日をベストを尽くして勝利を目指して戦う意欲を示した。私たちはお互いをより強くする。私はそれを見るのが大好きで、周りにいい人たちがいるとすべてを克服できるのを見るのは世界にとって素晴らしいことだと思う。それは私にとてもインスピレーションを与えてくれる」

左から新人賞のセドリーヌ・カーボル、山岳賞のカタルジナ・ニーウィアドマ、総合優勝のフォレリング、ポイント賞のロッテ・コペッキー ©A.S.O. Charly Lopez

●2023ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトのコース
7月23日(日) 第1ステージ クレルモンフェラン〜クレルモンフェラン 124km
7月24日(月) 第2ステージ クレルモンフェラン〜モリアック 152km
7月25日(火) 第3ステージ コロンジュラルージュ〜モンティニャックラスコー 147.5km
7月26日(水) 第4ステージ カオール〜ロデズ 177.5km
7月27日(木) 第5ステージ オネルシャトー〜アルビ 126.5km
7月28日(金) 第6ステージ アルビ〜ブラニャック 122.5km
7月29日(土) 第7ステージ ランヌムザン〜ツールマレー 90km
7月30日(日) 第8ステージ ポー〜ポー 22.6km(個人タイムトライアル)

マイヨジョーヌのフォレリング ©A.S.O. Charly Lopez
アリス・タワーズ ©A.S.O. Charly Lopez

フォレリングがツールマレー峠を制して首位に…ツール・ド・フランスファム

女子レースの第2回ツール・ド・フランスファムは7月29日、ランヌムザン〜ツールマレー間の90kmで第7ステージが行われ、オランダチャンピオンのデミ・フォレリング(SDワークス)が優勝した。

フォレリンクが霧のツールマレー峠を独走する ©A.S.O. Thomas Maheux

総合成績の首位は、初日からその座を維持していたベルギーチャンピオンのロッテ・コペッキーからフォレリンクへ。SDワークスチーム内でマイヨジョーヌを引き継いだ。

リアンヌ・リパート ©A.S.O. Thomas Maheux

チームメートの存在が霧のツールマレーで断然有利に

「チームでは数秒の話はやめて数分にしようと話し合った。できるだけ時間を稼ぎたかったので、チームのためにそれができてうれしい。コーチ陣はツールマレー峠が物事を正すだろうと言い続けていた。でも私は彼らに言いました。言うのは大変だけど、それはやらなければいけないこと。少し緊張していました。彼らが私を本当に信じているからそう言ったのだと理解していた。そして、それが私に大きな力を与えてくれた」

私は総合優勝のライバルであるアネミエク・ファンフルーテンに言いました。後ろにチームメイトがいたので、協力してゴールを目指すことはできない。そして、アシスト陣が(チームメートの)ロッテ・コペッキーを落とそうとしたら、私は協力しないと。

ある時点で私はそれを感じて、単独でアタックした。霧の中ですぐに距離が開けば、彼らには私が見えなくなると分かっていたが、私はアクセル全開で決して振り返らなかった。ラインを越えた時は、それが終わったこと、自分の夢がかなったことがうれしかった。目標を実現させた」

2023ツール・ド・フランスファム ©A.S.O. Charly Lopez
2023ツール・ド・フランスファム ©A.S.O. Thomas Maheux
2023ツール・ド・フランスファム ©A.S.O. Thomas Maheux
勝負はツールマレー峠へ ©A.S.O. Thomas Maheux

●2023ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトのコース
7月23日(日) 第1ステージ クレルモンフェラン〜クレルモンフェラン 124km
7月24日(月) 第2ステージ クレルモンフェラン〜モリアック 152km
7月25日(火) 第3ステージ コロンジュラルージュ〜モンティニャックラスコー 147.5km
7月26日(水) 第4ステージ カオール〜ロデズ 177.5km
7月27日(木) 第5ステージ オネルシャトー〜アルビ 126.5km
7月28日(金) 第6ステージ アルビ〜ブラニャック 122.5km
7月29日(土) 第7ステージ ランヌムザン〜ツールマレー 90km
7月30日(日) 第8ステージ ポー〜ポー 22.6km(個人タイムトライアル)

カタルジナ・ニーウィアドマ ©A.S.O. Thomas Maheux