ツール・ド・フランス公認カフェが渋谷で期間限定オープン

スポーツテレビ局のJ SPORTSが第110回ツール・ド・フランスの放送にあわせ、ツール・ド・フランス公認カフェ「Tour de France CAFE@TOKYO 」を東京・渋谷に期間限定でオープンさせる。

Tour de France CAFE@TOKYO
ピンチョス

毎年好評のツール・ド・フランス公認カフェ「Tour de France CAFE@TOKYO」の開催

入口の物販スペースでは、ツール・ド・フランスや出場チームのオフィシャルグッズなど日本では入手が難しいグッズの数々を販売。またこれらのグッズは、J SPORTSオンラインショップでも販売される。

4賞クリームソーダ

店内の大型スクリーンでレースを観戦しながら、ツール・ド・フランスにちなんだオリジナルフードとドリンクも楽しめる。

カフェラテ

Cycle*2023 ツール・ド・フランス開幕直前スペシャルトークショー

J SPORTSでは、ツール・ド・フランスの開幕に際してファンと一緒に大会を盛り上げるスペシャルトークイベントを「Tour de France CAFE@TOKYO」で開催。

J SPORTS実況でおなじみサッシャ氏、ツール・ド・フランスオタクを公言するインテリ芸人サンキュータツオ氏、現役プロロードレーサー小林海という異色の3人が内容盛りだくさんでトークを繰り広げる。

イベントの様子はYoutubeでも配信される。

●日時:2023年7月1日(土) 開場 午後4:30/開演 午後5:00 
●会場:Tour de France CAFE@TOKYO
サイクルカフェ&ダイニングTORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT
〒150-0002  東京都渋谷区渋谷3丁目21-3 渋谷ストリーム4階
●出演者:サンキュータツオ氏(芸人、日本語学者、東北芸術工科大学 講師)
サッシャ 氏 (ラジオDJ、ナレーター、J SPORTS サイクルロードレース中継 実況)
小林海選手(現役プロロードレーサー・J SPORTSサイクルロードレースゲスト解説)
●内容:ツール・ド・フランスの楽しみ方、注目のステージや選手に関するトークなどを予定。
●募集人数:60名
●応募期間:6月5日(月)~6月14日(水)

フリット

●ツール・ド・フランス公認カフェのホームページ

シャンゼリゼの特別観覧席でツール・ド・フランスを目撃しよう

一般社団法人さいたまスポーツコミッションが2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムとツール・ド・フランスの両大会でスペシャルな体験ができるオフィシャルサポーターズ「ツール・ド・フランス2023観戦プラン」の募集を決定した。

コンコルド広場では凱旋する選手らを出迎える用意がされる

ツール・ド・フランスを現地観戦できる特典は今回が初めて

オフィシャルサポーターズは、「さいたまクリテリウム」をより楽しめるプランとして、申し込み者には、選手との交流や観戦席、オリジナルグッズなどの特典が付与されるプランとして毎年募集をしている。

2023年は、各プランの概要発表に先駆け、ツール・ド・フランスさいたまだけではなく、ツール・ド・フランスのファイナルステージ(7月23日/フランス・パリ)でもスペシャルな体験ができる特別なプランを提供する。

シャンゼリゼの特別観覧席

「ツール・ド・フランス2023観戦プラン」は、『2つのツール・ド・フランスを現地で満喫』をコンセプトに、フランスではパリのシャンゼリゼ通りで行われるファイナルステージを観戦。23日間におよぶツール・ド・フランスの、最終日に繰り広げられる最後の戦いを味わってもらう。

さらに、チームパドック(チームバスの待機エリア)やテレビ制作エリアなどのバックステージ見学も含め、さまざまな角度からツール・ド・フランスを楽しもうという特典を用意した。

ツール・ド・フランスを現地観戦できる特典が付いたプランの募集は今回が初めて。

さいたまクリテリウムとツール・ド・フランスのどちらの大会でも特別な体験ができるオフィシャルサポーターズは、限定数での募集。オフィシャルサポーターズのその他のプランは7月頃に発表予定。

コンコルド広場の観覧スペースはシャンパンやタパス付きだ

オフィシャルサポーターズ「ツール・ド・フランス 2023 観戦プラン

販売内容

席種販売口数金額(税込)
①ラ・テラス観戦席プラン5口500,000 円
②ガブリエル・グランドスタンド観戦席プラン15口300,000 円

日程
ツール・ド・フランス2023 ファイナルステージ(第21ステージ)=7月23日(日)
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム=11月5日(日)

●ツール・ド・フランスさいたまのホームページ

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが11月5日開催へ

2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが11月5日、さいたま新都心駅周辺で開催されることが4月14日に発表された。世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスの名を冠したクリテリウムイベントとして2013年に始まった。2020、2021年はコロナ禍により開催を断念したが2022年に3年ぶりに開催。2023年は9回目となる。

2022ツール・ド・フランスさいたま ©Yuzuru SUNADA

2024年の10回記念大会に向けて大きくステップアップ

ツール・ド・フランスを主催するA.S.O.は世界各国でさまざまなスポーツイベントを開催するが、ツール・ド・フランスの名を冠した大会として2013年に始まったのが「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」だ。

その夏に開催されたツール・ド・フランスで総合優勝を果たしたり、各賞を獲得するなど大活躍したプロロード選手が出場する。厳密に言えばツール・ド・フランスの一部分がさいたまで開催されるということではないが、ツール・ド・フランスで激闘を展開した選手が来日すること、それと同時にツール・ド・フランスのエッセンスが持ち込まれ、日本にいながらにしてその興奮と感動が味わえるのが魅力。

さいたま大会は「パリ・シャンゼリゼの次のステージ」とも呼ばれる。世界190カ国に国際中継されるグローバルなツール・ド・フランスブランドをそのままに、看板などの小道具もツール・ド・フランスで使われたものが持ち込まれる。舞台はさいたま新都心の高層ビル群。距離の短い周回コースとして設定され、沿道に立てば世界最高峰のスピード感が味わえる。

3年ぶりに開催された2022年大会は10万人超の観戦者が集まった

2022年は11月6日に開催され、2022総合優勝のヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)に加えて、クリストファー・フルーム、ゲラント・トーマス、ビンチェンツォ・ニバリの歴代覇者が参戦した。アレハンドロ・バルベルデとニバリは引退レースに。レースは、最終日のパリ・シャンゼリゼを含むステージ2勝を挙げたベルギーのスプリンター、ヤスパー・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク)が初優勝した。観戦者は10万人を超えた。

2023年の来日選手も例年と同規模の選手数が集まる見込みで、総合優勝者や複数のステージ優勝を挙げた選手の来日が期待される。コースは2019年、2022年と同様。またコロナ禍でできなかった来日選手との交流も強化していきたいという。

©SSC

ツール・ド・フランス2023の現地観戦プランも実施へ

●ツール・ド・フランスさいたまのホームページ

あきらめなければF1にも乗れる。だからツール・ド・フランスを目指す…片山右京

モータースポーツ界の頂点となるF1で戦い続けた元レーシングドライバーの片山右京さん(59)が、日本選手による日本チームを結成して、自転車レースの最高峰ツール・ド・フランスで表彰台に立つことを目指している。その原点には「自転車は子供たちが手に入れる最初の冒険道具」という、幼い頃からの熱き思いがある。

国内自転車シリーズ戦のJCLチェアマンを務める片山右京。2月18日には東京・丸の内でナイトレースを開催 ©JCL

日本のどこにでもいる自転車小僧の1人だった

F1のハンドルを握るずっと前から、右京さんは自転車に親しんでいた。乗り始めたのは小学校低学年のころ。風を切って、そのスピードを体感できる。自分の力で知らない町にだって行ける。

「初めて手に入れた冒険道具。ペダルをこぐことに夢中になった。つまり、日本のどこにでもいる自転車小僧の1人だったんです」

冒険道具にはコンペティションとしての、もう一つの表情があることにも気づいた。その頂点がツール・ド・フランスであることも知った。欧州を拠点としてF1の世界で戦っていたのと同時期に、日本人プロとしてこのレースに初出場を果たしたのが今中大介さん。同い年のこの元プロロードレーサーと、その後運命的に出会った。

世界を目指して頑張っていたらF1にも乗ることができたという右京さんが、再び自転車の世界に戻ったのはF1をやめてしばらくしてからだ。

「自転車は自分の中では得意とする領域だと思っていたが、今中さんと出会って、自分の知る自転車の世界がなんて狭い部分だったのかと痛感した」

2008年7月のエタップ・デュ・ツールに出場した片山右京

すぐにトップ選手が使用するロードバイクにのめり込んでいく。やるからにはとことん練習して強くなりたい。ツール・ド・フランス出場は年齢的には無理な話で、その代わりに見つけたのがエタップ・デュ・ツール。ツール・ド・フランスの1区間だけを走る一般参加レースで、毎年1万人が参加するという人気イベントだ。元F1チャンピオンのアラン・プロストも毎年出場し、50代という年齢にも関わらず上位でゴールしているというのも、右京さんのやる気をあおった。

F1では果たせなかった打倒プロストのために、1日200km以上を乗り込んだ。残念ながら大会当日は雨で、プロストは出場を回避したが、右京さんはピレネーの峠を登り、最後の激坂まで先頭集団に食らいついた。最終的にはこの年の日本人最高位となる284位でゴールした。

ツール・ド・フランスへの憧れの念はさらに高まり、いつかは日本選手をこの最高峰の舞台に送り込みたいという目標が明確に現れた。これからは若い選手たちに夢を託す。2012年、国際登録チームとしてTEAM UKYOを結成。

「スポーツに打ち込むからには世界の頂点を目指さなきゃいけない。今中さんもできなかったツール・ド・フランスでの勝利を勝ち取りたい。それと同時に社会の模範になれるような、必要とされる存在になりたい」

自転車のある生活は実に快適で、生きていることを実感できる

スポーツ自転車の持つさまざまな価値を多くの人に知ってもらうことも使命だと考えた。

「チームスポーツとしての社会性を多くの人たちに知ってもらう。自転車が伴った交通事故の多発を憂慮し、交通ルールを守って安全に通行できる社会を形成していきたい」。そんな活動も怠らなかった。

「愛着のある身近な乗り物はひとたび鍛え抜かれた選手たちが乗れば、ハイスピードで疾駆する機材になる。ツール・ド・フランスはまさに文化であり、世界中の人たちに愛される存在。同時に、自転車のある生活は実に快適で、生きていることを実感できる。だから多くの人にスポーツバイクに乗ってもらい、どんなことでもいいからチャレンジしてほしい。楽しくて、どこまでも行ける気がしたあのころの自分と再会できる。そんな夢をかなえる道具となってくれるはずです」

ツール・ド・フランスの表彰台を目指して2023シーズンに始動したJCL TEAM UKYO  ©JCL TEAM UKYO

今季は日本のトップ選手を選抜したJCL TEAM UKYOを新結成。10年前の目標はツール・ド・フランスに出場することだったが、「そこで勝つこと」に上方修正。今もなお、世界の頂点を目指す戦いのまっただ中だ。

2023ツール・ド・フランス出場22チームが確定

2023年7月1日から23日まで行われる第110回ツール・ド・フランスの出場22チームが発表された。UCIワールドツアー18チームには参加義務があり、主催するA.S.O.が第2カテゴリーのUCIプロ4チームを追加した。

2022ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

このうちロット・デスティニー(ベルギー)とトタルエネルジー(フランス)は上位2チームに与えられる出場権で無条件選出。残る2チームは主催者推薦となり、過去4度の総合優勝を誇るクリストファー・フルーム(英国)が所属するイスラエル・プレミアテック(イスラエル)、そしてウノX(ノルウェー)が選ばれた。

2023 UCIワールドツアーチーム
AG2Rシトロエン(フランス)
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アスタナ・カザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ(ベルギー)
ユンボ・ビスマ(オランダ)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
アルケア・サムシック(フランス)
DSM(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
トレック・セガフレード(米国)
UAEエミレーツ(UAE)

クリストファー・フルーム ©A.S.O. Charly Lopez

UCIプロチームの上位2チーム
ロット・デスティニー(ベルギー)
トタルエネルジー(フランス)

UCIプロチームの主催者推薦
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
ウノX(ノルウェー)

悪魔おじさんから日本に「メリークリスマス!」

赤い悪魔の衣装でツール・ド・フランスの沿道に出現し、手製のヤリを持って選手たちを応援する通称悪魔おじさん、本名ディーター・ゼンフトさんが、ドイツの自宅から「メリークリスマス!」のメッセージを送ってくれた。

悪魔おじさんから日本に「メリークリスマス!」

悪魔おじさん、いったいナニモノ? 意外と高尚な来日目的とは

2022ツール・ド・フランス第13ステージに悪魔おじさん出現 ©A.S.O. Aurélien Vialatte

ツール・ド・フランスの沿道で悪魔にふんして応援し続ける名物人間、悪魔おじさん。国籍はドイツ人で、毎年趣向を凝らした「変わり種自転車」を作って沿道に持ち込んでくる。その程度の情報は日本でも知られているが、いったいどんなひとなの?