第102回ジロ・デ・イタリアは5月16日、カッシーノ〜サンジョバンニロトンド間の238kmで第6ステージが行われ、アンドローニジョカットリ・シデルメックのファウスト・マスナダ(イタリア)が初優勝。総合成績ではUAEエミレーツのバレリオ・コンティ(イタリア)が初めて首位に躍り出た。

序盤に形成された13人の第1集団から、残り28kmでマスナダとコンティのイタリア勢が抜け出した。2人は協力しながらゴールを目指し、マスナダが区間初勝利、コンティが総合成績でプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)を逆転して首位に立った。

大金星のマスナダは2回目の参戦。これまで区間20位以内に入ったことはないが、チャンスをものにした。ファウストというファーストネームの選手が区間優勝したのは、イタリアの伝説的英雄コッピとベルトーリョ以来。ジャンニ・サビオ監督が指揮を執るチームが優勝したのは19回目。
「1時間半もの間、アタックが決まらなかったが、うまいタイミングで抜け出せた。逃げた選手たちで協力できた。この中にはルーラーが複数いて、ボクは上りで彼らを突き放す必要があった。スプリント力はないからね。コンティは自分のチャンスをよく心得ていて、お互いに最高の結果をつかむことができた」とマスナダ。

コンティは「前日にログリッチェが首位のマリアローザに固執しないと発言していたので、みんなこの日はねらっていた。ステージ優勝もしたかったが、マスナダはボクよりも強かった。それでもイタリア人にとってマリアローザは最高の栄誉。力尽きるまでこれを守っていたい」と笑顔。

●4賞ジャージ
■マリアローザ(個人総合成績)バレリオ・コンティ(イタリア、UAEエミレーツ)
■マリアチクラミーノ(ポイント賞)パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
■マリアアッズーラ(山岳賞) ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞) ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、バルディアーニCSF)
🇮🇹ジロ・デ・イタリア特集ページへ
🇮🇹第102回ジロ・デ・イタリア出場176選手リスト
🇮🇹第102回ジロ・デ・イタリアの関連ニュース
コメントを投稿するにはログインしてください。