ツール・ド・フランスさいたまにクス…マイヨジョーヌのビンゲゴーは調整中

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝者のセップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)が11月5日にさいたま新都心で開催されるツール・ド・フランスさいたまに出場する。7月のツール・ド・フランスで、同選手のアシストを得て総合優勝したヨナス・ビンゲゴーの来日は調整中。

29歳の誕生日をスタート前に祝福されるクス ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

ベルナル、ビルバオ、ラフェ、フルーム、カベンディッシュ、サガン、新城

リドル・トレック
ジュリオ・チッコーネ(イタリア)
アスビャアン・ヘレモース(デンマーク)
マティアス・バチェク(チェコ)
ダリオ・カタルド(イタリア)

山岳賞ジャージを着るチッコーネ ©A.S.O. Pauline Ballet

UAEエミレーツ
タデイ・ポガチャル(スロベニア)
アルバロホセ・ホッジ(コロンビア)
ダビデ・フォルモロ(イタリア)
イボ・オリベイラ(ポルトガル)

2023ツール・ド・フランスの主役はタデイ・ポガチャルだったかもしれない ©A.S.O. Pauline Ballet

コフィディス
ビクトル・ラフェ(フランス)
アクセル・ジングレ(フランス)
ギヨーム・マルタン(フランス)
トマ・シャンピオン(フランス)

区間優勝のラフェ ©A.S.O. Charly Lopez

ユンボ・ビスマ
セップ・クス(米国)
アッティラ・バルテル(ハンガリー)
ヤン・トラトニク(スロベニア)

セップ・クスがビンゲゴーをアシストする ©A.S.O. Charly Lopez

イネオスグレナディアーズ
エガン・ベルナル(コロンビア)
ブランドン・リベラ(コロンビア)
ジョシュア・ターリング(英国)
カルロス・ロドリゲス(スペイン)

エガン・ベルナルが2019ツール・ド・フランスで総合優勝 ©ASO Alex BROADWAY
欧州選手権エリート男子タイムトライアル優勝のジョシュア・ターリング(中央)。左は2位シュテファン・ビセガー、右は3位ファンアールト ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2023

バーレーンビクトリアス
新城幸也(日本)
ペリョ・ビルバオ(スペイン)
マテウジュ・ゴベカル(スロベニア)
カミル・グラデク(ポーランド)

第10ステージを制したビルバオが天国のジーノ・メーダーに勝利を捧げる ©A.S.O. Charly Lopez

ツール・ド・フランスクリテリウムレジェンズ
マーク・カベンディッシュ(英国)
ビクトル・カンペナールツ(ベルギー)
クリストファー・フルーム(英国)
ペーター・サガン(スロバキア)

カベンディッシュのいつものサムアップ ©A.S.O. Charly Lopez
カンペナールツがクリテリウム・デュ・ドーフィネ第7ステージで山岳賞1位に ©A.S.O Billy Ceusters
2015ツール・ド・フランス総合優勝のフルーム
ペテル・サガンがツール・ド・フランス初優勝を含む3勝を挙げ、初めてマイヨベールを獲得した
9月29日にさいたま市役所で出場選手の発表が行われた

●ツール・ド・フランスさいたまのホームページ

佐藤水菜が女子ケイリンで金メダル【アジア競技大会】

中国の杭州で開催されている第19回アジア競技大会は自転車競技のDAY-3となる9月27日、トラックで女子ケイリンが行われ、佐藤水菜が金メダルを獲得。同じく決勝に進出した太田りゆは6位。

佐藤水菜(中央)がアジア競技大会トラック女子ケイリンで優勝 ©日本自転車競技連盟

残り2周で最初に仕掛けた太田が先頭に躍り出た。最終周回に向かう4コーナー手前から佐藤がラストスパート。先頭で迎えた最終周回、中国選手の猛追を受けるも、そのまま押し切って優勝、金メダルを獲得した。

佐藤水菜がアジア競技大会トラック女子ケイリンで優勝 ©日本自転車競技連盟

佐藤水菜のコメント
「2人の中国選手が力をつけて来ている中で、しっかりと自分の力で押し切って勝てたのはすごくうれしかっ たです。今大会のバンクはとても特徴があるのですが、私はすごく好きでいいイメージを持って今日は走ることができました。スプリントでは、ハロンでしっかり自己ベストを出して、また優勝できるように頑張ります」

太田りゆのコメント
「あまり納得のいくレースを全体的にできなかったです。少しずつミスが重なって、決勝ももったいなかったと思っています。決勝は、早く動き過ぎてしまいました。次はスプリントですので、がっかりする結果にならないように頑張りたいと思います」

佐藤水菜がアジア競技大会トラック女子ケイリンで優勝 ©日本自転車競技連盟

男子スプリントの太田海也と中野慎詞は準々決勝へ

男子スプリントは、予選を太田海也が2位、中野慎詞が4位で通過。ともに1回戦、2回戦を無事に突破して、28日の準々決勝に進出した。

DAY4(9月28日) 日本代表の参戦スケジュール
・トラック:男子スプリント、女子スプリント、男子オムニアム、女子マディソン

●アジア競技大会のホームページ(JOC)

チームパシュートで日本勢は男女とも金【アジア競技大会】

中国の杭州で開催されている第19回アジア競技大会は自転車競技のDAY-3となる9月27日、トラックで男女のチームパシュートが行われ、日本勢は梶原悠未、垣田真穂、内野艶和、池田瑞紀で臨んだ女子、松田祥位、窪木一茂、橋本英也、兒島直樹で臨んだ男子ともに1-2決定戦で中国を逆転で制して優勝した。

アジア競技大会トラック女子チームパシュートで優勝した、左から垣田真穂、内野艶和、梶原悠未、池田瑞紀 ©日本自転車競技連盟

【男子チームパシュート(1-2決定戦)】4km(250mx16周)

レース前半は中国に先行を許すも、後半に逆転した日本は、じわじわとその差を広げ、大会記録となる3分52秒757で優勝した。

2023アジア競技大会トラック男子チームパシュートで日本チームが優勝 ©日本自転車競技連盟

橋本英也のコメント
「勝ててよかったです、最高です。チームメイトそれぞれがベストのパフォーマンスを出すことができて、本当によかったです。オリンピックを目指す立場では、アジア大会を勝つのは当然というところで、取りこぼさずにしっかり勝ち切れました。パリオリンピックを目指せる環境を作ってもらえるのは、みなさんのお陰。来年のオリンピック、その先の自転車界のためにも、これからも頑張って行きます」

【女子チームパシュート(1-2決定戦)】4km(250mx16周)

ラップごとに一進一退の攻防となる中、レース後半には中国優勢の展開で迎えた最終ラップで見事な逆転劇を演じた日本が、大会記録を更新する4分21秒224で優勝した。

2023アジア競技大会トラック女子チームパシュートで日本チームが優勝 ©日本自転車競技連盟

梶原悠未のコメント
「勝ててよかったです、ホッとしました。才能のある、高いモチベーションを持った若い選手が入って来てくれて、日本代表全体のレベルを上げることができたので勝つことができたと思います。この勢いで、パリオリンピックに向けてみんなで頑張っていきたいと思います。オムニアムでも、金メダル獲得に向けて頑張ります」

内野艶和のコメント
「今日は、接戦でしたが勝てて本当によかったです。この後、マディソンも控えていますので、また勝てるように頑張ります」

●アジア競技大会のホームページ(JOC)

2023ツール・ド・フランスさいたま出場選手は9月28日16時発表

2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが11月5日、さいたま新都心駅周辺で開催されるが、出場選手が9月28日午後4時に発表されることになった。すでに2020年、2021総合優勝のタデイ・ポガチャル2023山岳王のジュリオ・チッコーネの出場が発表されているが、その他の選手に注目。

2019ツール・ド・フランスさいたま ©Yuzuru SUNADA

世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスの名を冠したクリテリウムイベントとして2013年に始まった。2020、2021年はコロナ禍により開催を断念したが2022年に3年ぶりに開催。2023年は9回目となる。

このサイトでも公式サイトと同タイミングで出場選手を発表する予定。

●ツール・ド・フランスさいたまのホームページ

男子チームスプリントで日本が金メダル…アジア競技大会

中国の杭州で開催されている第19回アジア競技大会は自転車競技のDAY-2となる9月26日、トラック男子チームスプリントが行われ、日本(⻑迫吉拓、太⽥海也、小原佑太/中野慎詞)が金メダルを獲得した。予選のみ3走は中野。1回戦、1-2位決定戦の3走は小原を務めた。

2023アジア競技大会トラック男子チームスプリントで優勝した日本チーム ©日本自転車競技連盟

男子チームスプリントは1-2位決定戦で中国を逆転

予選を中国に次ぐ2位で通過した日本は、1-2位決定戦でその中国と激突。1走、2走と中国にリ ードを奪われる苦しい展開だったが、3走の小原が逆転して優勝した。タイム42秒934は、 日本記録(=アジア記録)には及ばなかったが、大会記録を更新した。

2023アジア競技大会トラック男子チームスプリントで優勝した日本チーム(中央) ©日本自転車競技連盟

小原佑太のコメント
「アジア大会は初出場初優勝でうれしいです。ネイションズカップや世界選手権とは違う緊張がある戦いで楽しかったです。予選は中野選手で、1回戦からの出場でしたが、むしろ普段より楽に走れた印象です。 今夜は金メダルを抱きしめ寝ます」

太田海也のコメント
「今回は、予選から3本走りました。予選で中国に僅差で負けましたが、1-2位決定戦では最後の最後で逆転できて、すごくよかったと思います。とてもいい環境で準備ができて、今までにないようなプレッシャーも感じながら、1戦1戦しっかり戦えたと思います。チームスプリントで勝てましたので、この後のスプリント、ケイリンにも弾みになったと思います」

2023アジア競技大会トラック男子チームスプリント優勝の日本チーム ©日本自転車競技連盟

長迫吉拓のコメント
「まず、率直に言って今日金メダルが取れてうれしいです。今日は、予選から各チームが強くて、特に中国が強くて、予選も1回戦もタイムで負けてしまいましたが、最後に優勝することができてうれしいです。毎日の練習環境のクオリティの高さが、この金メダルに繋がったと思います」

中野慎詞のコメント
「今回初めてチームスプリントに参加しましたが、今回の優勝はいつも走っている本メンバーのお陰で優勝できましたので、みんなに感謝したいと思います。自分も小原選手のような走りをしなければ、このチーム に加わることはできないと思いますし、小原選手と同じパフォーマンスを出せるように、技術や力を身に付ける必要があると感じました。チームスプリントでいい流れができたので、個人種目でも頑張ります」

2023アジア競技大会トラック男子チームスプリント予選の日本チーム ©日本自転車競技連盟

チームパシュートは男女とも危なげなく決勝へ

男子チームパシュートで日本は松⽥祥位、窪木一茂、橋本英也、兒島直樹で臨んだ予選で1位、松⽥、今村駿介、橋本、兒島で臨んだ1回戦も1位。

2023アジア競技大会トラック男子チームパシュートで日本チームは1-2位決定戦へ ©日本自転車競技連盟

女子チームパシュートは予選m1回戦とも梶原悠未、垣⽥真穂、内野艶和、池⽥瑞紀の4人で出場し、ともに1位。27日の1-2位決定戦に進出した。

2023アジア競技大会トラック女子チームパシュートの日本チーム ©日本自転車競技連盟

DAY3(9月27日) 日本代表の参戦スケジュール ・トラック:男子スプリント 女子ケイリン、男子チームパシュート 女子チームパシュート

●アジア競技大会のホームページ(JOC)

ツール・ド・フランスさいたまを継続的に、そして全国へ…資金調達開始

一般社団法人さいたまスポーツコミッションが「世界最高峰のサイクルロードレースを日本全国に届けたい」をテーマとしたクラウドファンディングを9月25日から開始した。

2022ツール・ド・フランスさいたま ©Yuzuru SUNADA

2013年に第1回大会を開催し、2023年に9回目の開催を迎える「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」は、世界三大スポーツイベントの一つと称されるツール・ド・フランスの名を冠し、世界最高峰のレベルを誇る選手を招聘。本場の雰囲気を感じるような大会の装飾やツール・ド・フランスに関わるスタッフの来日、観客が安全・安心に楽しめるような環境など、高いクオリティを誇って大会を運営してきた。

また大会は、毎年約10万人が来場し、多くのファンや協賛企業に支えられ、自転車ファンに愛され、楽しめる大会へと成長した。

主催者は、これからもツール・ド・フランスで活躍する世界最高峰の選手たちが、「さいたま」で躍動する姿を継続して実現させ、さいたまクリテリウムを応援している人たちと、本場のツール・ド・フランスへさらに近づく、「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」を日本全国に届けることを目指してクラウドファンディングを開始した。

「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを、そして世界最高峰のサイクルロードレースを、これからも多くの方に届け、未来に残していくためにも、ご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたしますと主催者。

●ツール・ド・フランスさいたまのクラウドファンディング