パールイズミが秋冬物の最新モデルをホームページで公開

国内最大手の自転車ウエアメーカー、パールイズミが2023年9月1日に秋冬物モデルを集めたFALL / WINTER 2023ページを公開した。

今シーズンはよりシンプルで着やすいデザインや、さまざまなライドシーンに調和するアースカラーの新色などを追加。人気の5℃対応ジャケット「ウィンドブレークジャケット」もデザインを一新した。

薄手防風素材のウィンドシェルを採用した「ウィンドシェルジャージ」や、レースフィットの0℃対応「ウィンドブレークレイヤージャケット」、最新パッドを搭載したメンズ・レディースのタイツやビブタイツなどの新商品も追加され、秋冬ライドを快適にするアイテムがさらに充実した。

●パールイズミのホームページ

自転車に乗れる4歳と自転車に乗れない3歳からの皇居外苑自転車教室

一般社団法人自転車協会が「BAA皇居外苑自転車教室」を9月から開催することになり、特設サイトで参加申し込みを始めた。

開催日は2023年9月10日、10月1日、11月19日、2024年1月14日、2月11日、3月10日。

BAA皇居外苑自転車教室は、自転車協会が運営し、自転車に乗れる幼児から小学生までを対象とした、安全に自転車に乗るための基本的な操作技術や交通ルール・マナーを学ぶスクール。

安全に自転車に乗るためには、ブレーキング、ハンドリング、バランスなどといった自転車をコントロールする技術(スキル)が必要。BAA皇居外苑自転車教室では、そういった操作技術を学び、普段から安全な乗車に意識が向けられるようになるための活動を行なっている。

また、補助輪のない自転車にまだ乗ることができない子どもを対象に、補助輪のない自転車に乗れるようになるための親子スクールも実施している。

●自転車協会のホームページ

35歳のスープがスプリントで初勝利【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年9月1日、ウティエル〜オリバ間の201kmで第7ステージが行われ、トタルエネルジーのジョフレ・スープ(フランス)がゴール勝負を制して、35歳にしてグランツール初優勝を挙げた。

ジョフレ・スープが自分自身も驚く初優勝 ©Unipublic

総合成績では、前日に首位に立ったグルパマFDJのレニー・マルティネス(フランス)がその座を守った。

ベルギーチャンピオンジャージを着るエベネプール ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023
スープ(右端)がゴール勝負を制して初優勝 ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023
マイヨロホを着用して走るマルティネス ©Unipublic

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ロット・デスティニー)
□マイヨブランコ(新人賞)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)

インタビューを受けるマイヨロホのマルティネス ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

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山岳王ジュリオ・チッコーネがツール・ド・フランスさいたまに参戦

2023ツール・ド・ フランスで山岳王になったジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)が2023年11月5日、さいたま新都心駅周辺で開催されるツール・ド・フランスさいたまに初出場する。

山岳賞ジャージを着るチッコーネ ©A.S.O. Pauline Ballet

チッコーネは、ツール・ド・フランス2023で山岳賞を初獲得したほか、世界三大ステージレースの一つであるジロ・デ・イタリアで区間通算3勝、2019年には山岳賞を獲得している。

ジュリオ・チッコーネ ©A.S.O Billy Ceusters

「日本のみなさんこんにちは。ジュリオ・チッコーネです。初めてとなるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの出場に今からとてもワクワクしています。そして、マイヨブラン・アポワルージュを、日本の自転車ファンの前で披露できることをとても楽しみにしています。さいたまでも今年のツール・ド・フランスのような、積極果敢な姿をお見せします。11月5日、さいたまでお会いしましょう! チャオ!」

●ツール・ド・ フランスさいたまのホームページ

ブリヂストンのロードバイク用タイヤEXTENZAが9月1日発売

ブリヂストンサイクルがロードバイク用タイヤ「EXTENZAシリーズ」をフルモデルチェンジ。9月1日に新発売した。

ブリヂストンのロードバイク用タイヤEXTENZA

前作が登場した2015年から今日までの間。ディスクブレーキ仕様のバイクが主流となり、ホイールの高性能化、リム・タイヤのワイド化、チューブレスレディの普及が進んだ。加えて、ロードバイクの空力性能は年々と高まり、レース自体もより高速化している。このような環境の変化に対応しつつ、さらなる性能向上を目指して再設計。「プロがレースで戦えるタイヤ」としてフルモデルチェンジを果たしたという。

価格はR1Xクリンチャー1万1000円、R1Xチューブレスレディ1万3000円、R2Xクリンチャー8200円(すべて税込み)。

●ブリヂストンサイクルの詳細ページ

クスが4年ぶり勝利…マルティネスが最年少のリーダーに【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年8月31日、ラバイドゥイショーからハバランブレ天文台までの183.5kmで第6ステージが行われ、ユンボ・ビスマのセップ・クス(米国)が独走勝利。2019年以来となる通算2勝目を挙げた。

アシストとしてグランツール全出場のクスが4年ぶりのステージ優勝 ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

総合成績では、前日まで17秒遅れの総合3位につけていたグルパマFDJのレニー・マルティネス(フランス)が26秒遅れの区間2位に入って首位に。レムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)は3分24秒遅れの区間24位とブレーキ。

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

ボクは総合優勝するためでなく、ステージで勝つためにいるんだ

「信じられないほど難しいステージだった。クイックステップをテストするためだけにブレイクアウェイに挑戦した。コントロールするのが難しい日になるだろうと分かっていたので、それが第一の目的だった」とクス。

クスはディラン・ファンバーレとともに第1集団に加わった。ヤン・トラトニクとアッティラ・バルテルも協力した。

「彼らの仕事にとても感謝しなければならない。一日中、とても​​いい気分でした。いつ行くか、いつ試すかだけを考えていた。アタックしてからゴールまでの上りの間ずっと、ブエルタ・ア・エスパーニャをただ楽しんでいた。それはいつも特別なレースだ。もちろんボクはブエルタ・ア・エスパーニャに勝つためにここにいるわけではない。ボクはステージで勝つためにここにいるんだ」

アシスト選手に引っ張られて走るマイヨロホのエベネプール(中央) ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

マルティネスは3代すべてプロ自転車選手の系譜

総合1位に立ったマルティネスは今季グルパマFDJからプロデビューしたばかり。20歳と51日でマイヨロホを着用したが、これまでのミゲール・インデュラインの記録を塗り替えてブエルタ・ア・エスパーニャ史上最年少のリーダーとなった。

父のミゲールは2000年のシドニー五輪マウンテンバイク・クロスカントリーの金メダリスト、同年のマウンテンバイク・クロスカントリー世界チャンピオン。さらに祖父のマリアノは1978ツール・ド・フランスの山岳王で、1978年と1980年にツール・ド・フランスで各1勝している。

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

「私にとって本当に信じられないことだ。レースのスタート時には、ジャージを獲得できたら素晴らしいだろうと思っていたが、今日それが実現した。チームのおかげで、彼らは長い間とても力強い走りを見せてくれた」とマルティネス。

「逃げの集団に幸運にも加わることができた。最後の上りに入ったところで大きなリードがあったので、計画を変更した。総合順位のためにボク自身がタイムを稼ぎ出して、ステージ優勝とリーダージャージを争う。ルディ(モラール)とマイケル(ストーラー)のおかげだ。彼らは自らの選択肢を犠牲にして一日中一生懸命走ったので感謝したい。このジャージを手に入れることができてとてもうれしいが、これはチームレースだ。なにが起こっているのかまだ理解できないけど、素晴らしいレースだった」

最後の上りでアタックしたログリッチが後方のビンゲゴーらを確認する ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ロット・デスティニー)
□マイヨブランコ(新人賞)レニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)

大会史上最年少の20歳で首位に立ったマルティネス ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

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