2022自転車10大ニュース投票中…自転車活用推進研究会

自転車活用推進研究会が恒例の「自転車10大ニュース」の選定を行う。2022年に起きた自転車にまつわるニュース28本がノミネートされ、インターネット投票を行う。会員は1票につき2ポイント、一般の1票は1ポイントとカウントし、得点の多いものから順位をつけて公表する。

投票締め切りは12月25日正午。フォームからだれでも投票できる。

2021年に起きた主な自転車関連ニュースのなかで最も話題になったのは、部品製造が需要に追いつかず、自転車店舗で完成車と言われる乗れる状態の商品に組み立てられなかったという事実だった。2022年は?

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「育児って寝てられない」…それでもホノルル完走のヤハラリカ

モデルのヤハラリカが2022年12月11日に米国ハワイ州ホノルルで開催された「ホノルルマラソン2022第50回記念大会」に出走して完走した。産後5カ月でのフルマラソン復帰となった。

ホノルルマラソンの完走メダルを持つヤハラリカ

トレーニング時間どころか、体調管理すら難しかった

「一度は出場してみたかったホノルルマラソン。盛大な花火から始まってお祭りの雰囲気を久し振りに味わうことができました」と大会を振り返ったヤハラ。

「ダイヤモンドヘッドを横に、海から美しい朝日が登ってくるのを眺めながら走り、ハワイの心地良い風を感じながら終始ハッピーな雰囲気で、最高の思い出になりました」

産後5カ月での挑戦については、「産後5カ月でフルマラソンというのは身体的にトレーニングを積めばいいと考えていたのですが、そもそもこんなに寝られないなんて、エントリーした産前は知らなくて、トレーニングの時間を作るどころか、通常の体調管理すら難しかったです。それでも完走できたのは妊娠中から始めたピラティスや今までの貯筋かなと(笑)」

「それといい意味でホノルルマラソンのハッピーな雰囲気に乗ったんだと思います」

モデルとして活躍するヤハラリカ

さいたまディレーブと那須ブラーゼン統合…12年後にツール・ド・フランス目指す

プロサイクルロードレースチーム「さいたまディレーブ」と「那須ブラーゼン」がレーシングチームとしての活動を統合し、共同で複数地域連携型の国際チームとして「さいたま那須サンブレイブ」を発足させた。

さいたま那須サンブレイブ

12月13日 11 時にさいたまと那須の両地域で新チーム発表の記者会見が行われた。さいたまディ レーブの鈴木卓史監督と選手の桂慶浩、那須ブラーゼン運営会社の若杉厚仁代表取締役、鈴木真理コーチが出席し、両会場をzoomで繋げる形でチーム概要や所属選手の発表をした。

SAITAMA/NASU SUNBRAVE名称の由来

さいたま那須サンブレイブ。日本国内では初めて誕生する「複数地域連携型プロサイクルロードレースチーム」への思いを込めて、それぞれの地域名(SAITAMA・NASU)と、「団結する。連立する」=「United」 の頭文字を集めた「SUN」。「BLASEN」の「B」と「DRAVE」の「RAVE」を組み合わせた。

「SUN」=「太陽」が新たな挑戦を照らし続ける象徴であり、那須地域の思いを込めた「B」とフランス語で「夢」を意味する「Rēve」の組み合わせである「BRAVE」=「勇気」には大きなチャレンジに常に強い想いと勇気を持って踏み出すという思いを込める。

さいたま那須サンブレイブの所属選手
さいたま那須サンブレイブの所属選手

統合チーム発足の背景は

自転車チームの運営には多くの予算が必要な他、選手スタッフともに慢性的な人材不足という問題を抱えている。複数拠点型のチームとすることで、人的・資金的課題を解決しながらより規模の大きな活動の実現と強く安定したチーム運営を可能とする。

両チーム代表取締役・若杉厚仁コメント
新たな取り組みとなる複数地域連携型チームとして「さいたま那須サンブレイブ」 を発足しました。未だ数多くの課題を抱えるプロサイクルロードレースチームの新たなモデルへのチャレンジとなります。この取り組みにより、より一層安定した強いチームの構築を行います。

また、地域間のコラボレーションにより、今まで以上に大きな取り組みを行っていきます。各地域での活動は今までと変わらず行ってまいりますので引き続き私たち のチャレンジを見守っていただけますと幸いです。

パールイズミとカペルミュールの冬物がセットで福袋販売へ

ワイ・インターナショナルは、スポーツ自転車専門店「ワイズロードオンライン」でサイクルウェアをセットにしたお得な「福袋」を2022年12月18日(日)まで事前予約販売する。

今回の「福袋」は、人気のサイクルウェアブランド「パールイズミ」と 「カペルミュール」の冬物サイクルウェアをセットに数量限定で販売する。

パールイズミは、防風ジャケットのほか、ジャケット、タイツ、ネックカバー、イヤーウォーマー、サコッシュなど44,000円相当のウェア計5点を半額以下の20,000円で販売し、カラーはブラック、スティール、モス、ディープレッドの4色から選べる。

カペルミュールは、バックパック、ジャケット、ジャケット・長袖ジャージを含む計4点、最大46,860円相当を20,000円で販売。商品は3つの中から選べる。

福袋は通常価格の半額以下のお得なセット

事前予約期間=2022年12月18日(日)まで
商品
【パールイズミ】44,000円分相当の冬物のウェア、ジャケット、タイツ、ネックカバー、イヤーウォーマー、サコッシュなど計5点を20,000円(税込)
【カペルミュール】最大46,860円分相当の冬物のウェア、ジャケット、タイツ、ネックカバ ー、イヤーウォーマー、サコッシュなど計4点を20,000円(税込)
届け時期=2022年12月23日(金)以降
●詳細ページ

自転車通販サイト【ワイズロードオンライン】

小澤美晴と松本翔海がBMXフリースタイル・パークのジュニア優勝

2022年UCIワールドカップシリーズオーストラリア大会BMXフリースタイル・パークが12月11日に開催され、11月の世界選手権で初優勝した中村輪夢(ウイングアーク1st)が男子エリートカテゴリーで3位になった。

BMXフリースタイル・パークのジュニア女子で優勝した小澤美晴(中央)。左は2位杉尾咲空 ©JCF

同時開催されたジュニアカテゴリーでは、男子は松本翔海(八女市立西中)が優勝、女子は小澤美晴(本巣市立糸貫中)、杉尾咲空(富士見市立富士見台中)がそれぞれワンツーフィニッシュと活躍し、次世代育成チームの成果が結果として現れた。

ジュニア男子優勝の松本翔海
優勝できてうれしいです。ただ、この日のためにフレアバースピンを練習してきていたので、2 ラン目でトライしたが決められなかったのは悔しかったです。もっと自分のできる技を増やして、みんなにかっこ いいところを見せたいです。

BMXフリースタイル・パークのジュニア男子で優勝した松本翔海(中央) ©JCF

ジュニア女子優勝の小澤美晴
初めてのワールドカップで優勝できてうれしいです。でも緊張と暑さで体力が持ちませんでした。最後まで乗り切って、次こそは飛び切りで360ダブルバースピンをメイクできるように頑張ります。

中村は優勝こそ逃したものの、2022シーズン最終戦を好成績で締めくくった。

UCI BMXフリースタイルワールドカップ オーストラリア大会で3位になった中村輪夢 ©JCF

中村輪夢のコメント
先月世界選手権で勝っていたのでリラックスして臨んでいました。1ラン目はやりたかった技が決められずランを中断し、みんなの2ラン目を見てルーティンを大きく変えました。でも2本目は走っていて気持ちよかったです。今年はUCIの大会でコンスタントに結果が出せたので、技やスキルをもっと磨いて、来年もいい結果が出せるように頑張りたいです。

女子エリートは中国が勢いを増し、決勝は12名中4名が中国選手で優勝もさらった。 女子のレベルを大きく引き上げる結果となった。日本から出場の2名は10日に行われた予選で、大池水杜は転倒が響き13位、内藤寧々はバックフリップや540など技を出し切るも14位で予選敗退。

2023年のBMX国際大会

BMXフリースタイル
・ワールドカップ パーク 2月15-18日(カザフスタン)
・ワールドカップ パーク/フラットランド 5月17-21日(フランス)
・ワールドカップ パーク 6月6-9日(ベルギー)
・UCIサイクリング世界選手権 8月3-13日(英国)

BMXレーシング
・ワールドカップ第1-2戦 6月10-11日(場所未定)
・ワールドカップ第3-4戦 6月24-25日(オランダ)
・UCIサイクリング世界選手権 8月3-13日(英国)
・ワールドカップ第5-6戦 9月23-24日(場所未定)
・ワールドカップ第7-8戦 10月7-8日(場所未定)
・ワールドカップ第9-10戦 10月14-15日(場所未定)

UCIトラックチャンピオンズリーグ終幕…4人の覇者が決定

全5戦で行われたUCIトラックチャンピオンズリーグは、12月4日に英国のロンドンで最終戦が行われ、男女のスプリント系、男女のエンデュランス系でシリーズ総合優勝者が決まった。同リーグは2021年に始まり、今季は2シーズン目。

UCIトラックチャンピオンズリーグ第5戦 ©Will Palmer/SWpix.com

男子スプリントはオーストラリアのマチュー・リチャードソン、女子スプリントはフランスのマチルド・グロ、男子エンデュランスはスイスのクラウディオ・イムホフ、女子エンデュランスは米国のジェニファー・バレンテが総合優勝した。優勝賞金はそれぞれ約400万円。

第5戦ロンドン大会で地元英国勢が声援に応える ©Will Palmer/SWpix.com

シリーズは11月12日、スペインのマジョルカ島パルマで開幕し、4週間で5戦を一気に行う。同19日にドイツのベルリン、26日にフランスのパリと転戦。最後の2戦は12月2日と3日にロンドンで行われた。(日本時間はすべて翌日)

UCIトラックチャンピオンズリーグ

すべて室内250mバンクで開催され、金曜開催の第4戦を除いて土曜日の深夜に行われる。照明や音楽を駆使して会場を盛り上げる。自転車競技の国際統括団体であるUCI(国際自転車競技連合)がトラックレースの人気を高めるために仕掛けたイベントだ。

選手との距離の近さが魅力 ©Will Palmer/SWpix.com

出場選手は世界チャンピオンと世界ランキングの上位者が招待され、全5戦を戦って獲得したポイントによって最終成績を争うというもの。男子スプリント系18選手、女子スプリント系18選手、男子エンデュランス系18選手、女子エンデュランス系18選手で、総勢72選手だ。

ケイリンのモーターペーサーにメッセージが

短距離のスプリント系はスプリントとケイリンの2種目、中距離のエンデュランス系はスクラッチとエリミネーションの2種目を行う。どちらも観戦していて優劣が目で見てわかる競技が採用された。

第1戦はスペインのマジョルカ島で行われた ©Simon Wilkinson/SWpix.com

日本からは女子エンデュランス系に内野艶和が出場して16位、男子スプリント系に中野慎詞が出場して11位だった。

©Alex Whitehead/SWpix.com

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