ティレーノ〜アドリアティコにログリッチ、ファンアールト、アラフィリップ

イタリア半島をはさむティレニア海とアドリア海を結ぶ7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコが3月6日から12日まで開催される。大会2連覇のタデイ・ポガチャル(UAEエミレーツ)は不在。

左からガンナ、ランダ、ファンデルプール、アラフィリップ、ヒンドレー、ファンアールト ©Fabio Ferrari/LaPresse

ユンボ・ビスマはプリモシュ・ログリッチとワウト・ファンアールト、アルペシン・ドゥクーニンクはマチュー・ファンデルプール、ボーラ・ハンスグローエのジャイ・ヒンドレー、スーダル・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ、イネオスグレナディアーズのフィリッポ・ガンナ、バーレーンビクトリアスのミケル・ランダらが出場する。

ワウト・ファンアールト ©Gian Mattia D’Alberto /LaPresse
マチュー・ファンデルプール ©Gian Mattia D’Alberto /LaPresse

●ティレーノ~アドリアティコのホームページ

ティレーノ〜アドリアティコ日程

3月6日 第1ステージ リド・ディ・カマイオーレ 11.5km(個人タイムトライアル)★★


3月7日 第2ステージ カマイオーレ〜フォッローニカ 210km★★


3月8日 第3ステージ フォッローニカ〜フォリーニョ 216km★★


3月9日 第4ステージ グレッチョ〜トルトレート 218km★★★


3月10日 第5ステージ モッロ・ドーロ〜サルナーロ・サッソテッロ 168km★★★★


3月11日 第6ステージ オシーモ・スタッチオーネ〜オシーモ 193km★★★★


3月12日 第7ステージ サンベネデット・デル・トロント〜サンベネデット・デル・トロント 154km★

★は難易度

ピドコックが51kmを独走してストラーデビアンケ初優勝

イタリア語で「白い道」と呼ばれる未舗装路を走るストラーデビアンケが3月4日にイタリアのシエナを発着としたコースで行われ、男子はイネオスグレナディアーズのトム・ピドコック(英国)が優勝。女子はSDワークス勢のゴール勝負となり、デミ・ボレリング(オランダ)が優勝した。

ピドコックがストラーデビアンケの未舗装路で先行する @Fabio Ferrari/ LaPresse

英国勢としてストラーデ・ビアンケ初優勝

「ストラーデビアンケは景色、道路、ファンのおかげでボクにとって大好きなレースだ。コースはまさにボクに合っていると思う」とピドコック。

「最後の20kmはさすがにきつかったが、それ以外はどこでも1分たりとも楽しさを感じなかったことはない。最後の頑張りはシクロクロスとは大きく異なっていた。もう脚に余力がなかったが、全力でいったおかげで勝利を価値あるものにした。

実際にはアタックしたわけじゃなく、それでも後続とのギャップを得た。自分自身が前にいることに気づき、ここだと思ってコミットした。終盤になって後ろが接近してきたときはとき、なんて愚かなことをしたのかと思った。仕掛けが早すぎたと後悔したが、最後にうまくいった。今年、この勝利をつかむことができたのですでに成功しているが、春のクラシックでもっと優勝したい」

優勝のデミ・ボエリング(中央)と2位のロット・コペッキー(左) ©LaPresse
これぞ白い道、ストラーデビアンケ ©Fabio Ferrari/ LaPresse
ストラーデビアンケ女子レース ©Marco Alpozzi / LaPresse
ゴールとなるシエナの激坂で背後を振り返ったピドコック ©Massimo Paolone/LaPresse
トム・ピドコックがストラーデビアンケで独走優勝 ©Gian Mattia D’Alberto /LaPresse
ピドコックがストラーデビアンケ優勝 @LaPresse
ストラーデビアンケ女子はSDワークスチームの一騎打ち。デミ・ボエリング(右)ロット・コペッキーを制した ©LaPresseMarco Alpozzi / LaPresse

1964・2020東京五輪コースを合体させたロードレース12月3日開催

2020東京五輪自転車競技ロードレースの都内コースを中心に1964東京五輪ロードコースも取り入れたエリート自転車ロードレースが2023年12月3日に開催される。3月3日に東京都の生活文化スポーツ局が発表した。

エリート男子・女子コースマップ

東京都は環境にやさしく、健康にもよい自転車をさらに身近なものとする「GRAND CYCLE TOKYO」プロジェクトとして、自転車に関するさまざまなイベントを総合的に進めていて、その一環。

すでに都心部のレインボーブリッジと東京駅前でサイクリング大会やエキシビションレースを開催さているが、初めて多摩地域において、自転車ロードレースが開催されることになった。

ロードレースのスタートは富士森公園(八王子市)で、ゴールは武蔵野の森公園前スタジアム通り。スタートとゴール地点が異なるワンウェイコースは日本では希少。プロ・実業団・学生などの選抜選手をエリートカテゴリーとする予定だという。

パラサイクリングコースマップ

パラサイクリングも武蔵野の森公園前スタジアム通りで開催される。国内での開催例が少ない公道を使用したパラサイクリングになるという。

都民参加型レースは12月2日、サイクルイベントは2〜3日に味の素スタジアムで行われる。

レインボーブリッジでサイクリングできるイベントは11月23日

2022年に東京都の臨海部で開催して好評だった、レインボーブリッジを自転車で駆け抜けるイベント「レインボーライド・マルチスポーツ」は2023年も11月23日に開催。

AG2Rがストラーデビアンケ限定のストレッチデニムパンツ着用

フランスのAG2Rシトロエンチームが、テクニカルパートナーのロスティのサポートを受けて、チームのために完全にカスタマイズされた最新「デニム」ビブショーツで第17回ストラーデビアンケ(3月4日)に挑む。

ストラーデビアンケに投入されるストレッチデニム ©Pauline Ballet

ロスティはイタリアのサイクリングウエアブランド。同社とAG2Rシトロエンチームは、冬休み中に所属選手と緊密に協力してビブショーツを開発した。UCI(国際自転車競技連合)の認可も受けて、3月4日にイタリアの未舗装路を走るストラーデビアンケで限定着用する。

ストラーデビアンケに挑むAG2Rシトロエンチーム ©Pauline Ballet

ビブショーツ(肩紐付きパンツ)はストレッチデニム製。ロスティがサイクリングウエアとして開発した。選手に動きの自由と快適さを提供する。生地は特許取得済みの繊維技術を使用して作られているという。

ストラーデビアンケは未舗装路を走るレースとして知られる ©Pauline Ballet
ストラーデビアンケでAG2Rシトロエンが使用するストレッチデニム ©Pauline Ballet

機動力のある山行をサポートするカリマーのcleave新発売

英国発祥のアウトドアブランド、karrimor(カリマー)が2023年春夏コレクションとしてファストハイクなどのスピードと軽量性を求められる山行で快適に背負える、機動力の高いリュックサック3型を発売した。

BEYOND the LINE。いまいる場所、いまできることから、もう一歩前へ

カリマーがこれまで培ってきたモノ作りのノウハウと、新たなコンセプトを融合させ、新たな提案をした。発売されたのはcleave(クリーブ)シリーズ。近年の山行スタイルの変化に合わせて、これまで大切にしてきた「背負いやすく、 疲れづらい」基本設計に加え、「行動しながらの操作性の快適さ」「荷物の出し入れ、収納のしやすさ」「軽さ」を合わせもつ、多機能、シンプルで快適な山行をサポートする。

カリマーで初めて採用されたロールトップタイプのリュックサック
フロントとボトムにバンジーコードがある

cleave 30 Medium(クリーブ30 ミディアム)

ユーティリティショルダーハーネスなど豊富な機能を装備し、岩場や難路のある登山でも機動力がある山行スタイルを実現できる、男性や高身長の女性向けの背面長47cm(ミディアムサイズ)のロールトップタイプのリュックサック。

クリーブ30 ミディアム

商品番号:50114
価格:¥27,500(税込)
容量:30L
サイズ:H52ºW25ºD24cm
重量:900g
カラー: Feather White / Coyote / Black
素材情報:N100D X-GRID R/S NY (ナイロン89%、ポリエチレン11%)

cleave 30 Small(クリーブ30 スモール)

ユーティリティショルダーハーネスなど豊富な機能を装備し、岩場や難路のある登山でも機動力がある山行スタイルを実現できる、女性や小柄な男性向けの背面長42cm(スモールサイズ) のロールトップタイプのリュックサック。

クリーブ30 スモール

商品番号:501141
価格:¥27,500(税込)
容量:30L
サイズ:H52ºW25ºD24cm
重量:900g
カラー: Feather White / Coyote / Black
素材情報:N100D X-GRID R/S NY (ナイロン89%、ポリエチレン11%)

cleave 20(クリーブ20)

ユーティリティショルダーハーネスなど豊富な機能を装備し、身軽なワンデイハイクに携行性と快適性をバランスよく備えたパネルローディングタイプの小型リュックサック。

クリーブ20

商品番号:501143
価格:¥22,000(税込)
容量:20L
サイズ: H47xW25xD21cm
重量:640g
カラー: Feather White / Coyote / Black
素材情報:N100D X-GRID R/S NY (ナイロン89%、ポリエチレン11%)

ポールキャリア
カリマーのクリーブ30

ファストハイクやライトハイクシーンに使いやすいアイテムをラインナップした、これら新作3アイテムは、カリマーストア各店と公式オンラインストア、取り扱い店舗で発売中。
●カリマーのホームページ

自転車部がない中高生は埼玉ユース自転車競技部が救世主

総合サイクリングステーション「シクロパビリオン」で活動中の自転車サークル「シクロクラブ」には、より競技を目指したい若者向けに結成された「埼玉ユース自転車競技部」があって、2023年4月期生徒の募集を開始した。

「シクロパビリオン」に併設するユース/U23向け本格的ロードレースチームであるEQADSほどは実力・経験もないけど、やはりしっかりと競技もやってみたいというユース世代にもってこいのクラブ。

EQADSと埼玉ユース自転車競技部の違いは

■「EQADS」=ツール・ド・フランスを目指す本格的ユース&U23向けロードレースチーム。全日本レベル競技者で、海外遠征も実施。
■「埼玉ユース自転車競技部」=これから競技を本格的にやってみたい。世界まではまだ無理だけど、力を伸ばしてレースで勝ってみたいというユースサイクリスト向け。イメージとしては、学校における部活動の位置づけ。EQADSの弟分。

ユースチーム「埼玉ユース自転車競技部」の特徴

自転車競技の才能発掘と能力開発に重要なU17~ジュニアカテゴリーが対象
成長と競技レベルの向上に合わせたエキップアサダ独自の長期プログラムの実施
自転車競技においての競技力と適性を考慮した競技進路指導を実施
週1回の集合トレーニング機会と自宅で行うトレーニング課題の提供
成長に応じジュニアカテゴリー内にEQADSの活動へ参加を検討
(*参考)2023年2月21日に「埼玉ユース自転車競技部」選手が出場したレースのレポート

対象者(中学生)】  
・毎週末の活動に参加できる地域在住の中学生(2023年4月からの新中学生、および2023年3月末までの中学生=4月からの新高校生)男子6名程度
・トレーニングに耐えうる基礎体力と協調性、自発性をもって成長を目指せる人

注意事項 】  
他の自転車クラブチームや高校自転車競技部に所属している人の所属は原則として入部不可能。
*ただし当部と所属先との特別な合意を結ぶ場合はその限りではない。

【  ユースチーム「埼玉ユース自転車競技部」概要】
<予定名称>埼玉ユース自転車競技部(略称:ユース埼玉)
<活動時期>2020年11月より活動中
<活動場所>埼玉県東松山市シクロパビリオン周辺
<指導者等>プログラム監修=浅田顕
エキップアサダの有資格指導者およびスタッフによる指導
<活動内容>国際レベルへ到達するためのエキップアサダ独自の育成プログラムの実施
     ・毎週末1回程度(月4回)の集合トレーニング
     ・平日自宅での課題トレーニングの実施
     ・個別定期実績評価と分析による継続指導
<参加条件> 
毎週末(月4回)のトレーニング参加のために拠点(埼玉県東松山市)へ通えること。
<参考費用(実務実費として)>
・年会費       :22,000円 保険料、事務手数料等
・プログラム受講料  :13,200円(月額) 体育館、競技場等の施設利用料別
・ウエア購入費    :39,600円(レースウエア上下+ウインドブレーカー)
・指定大会参加費   :都度実費を負担いただきます。
・自転車レンタル   :ユースチーム推奨競技用ロードレーサー 1カ月5,500円
                  トラックレーサー 1回4,000円
*自転車の貸し出しあり。
*自転車は自前でも可能だが、指定範囲があるので要確認。
(推奨=ブリヂストンRS6 105モデル相当のアルミまたはクロモリフレーム仕様)

【募集期間】
2023年3月1日(水)~3月31日(金)

●埼玉ユース自転車競技部の詳細ページ