デマールがステージ3勝目【ジロ・デ・イタリア第13S】

第105回ジロ・デ・イタリアは5月20日、サンレモ〜クネオ間の150kmで第13ステージが行われ、グルパマFDJのアルノー・デマール(フランス)が集団スプリント勝負で優勝。第5、6ステージに続く今大会3勝目で、大会通算8勝目を飾った。

ステージ3勝目を挙げたデマール ©Massimo Paolone/LaPresse

総合成績ではトレック・セガフレードのフアン・ロペス(スペイン)がマリアローザを守った。

2022ジロ・デ・イタリア第13ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
2022ジロ・デ・イタリア第13ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
2022ジロ・デ・イタリア第13ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
デマールがステージ3勝目 ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ディエゴ・ローザ(イタリア、エオーロ・コメタ)
□マリアビアンカ(新人賞) フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)

2022ジロ・デ・イタリア第13ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

第12ステージにもどる≪≪   ≫≫第14ステージにすすむ

オルダーニがプロ初優勝【ジロ・デ・イタリア第12S】

第105回ジロ・デ・イタリアは5月19日、パルマ〜ジェノバ間の204kmで第12ステージが行われ、アルペシン・フェニックスのステファノ・オルダーニ(イタリア)が3選手のゴールスプリントを制してプロ初優勝を果たした。

オルダーニがゴール勝負を制した ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

総合成績ではトレック・セガフレードのフアン・ロペス(スペイン)がマリアローザを守った。首位を堅持して9日目となった。

2022ジロ・デ・イタリア第12ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

オルダーニはロレンツォ・ロータ(イタリア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)とハイス・リームライゼ(オランダ、ユンボ・ビスマ)をゴール勝負で制して初優勝した。3選手ともプロ初勝利をねらって集団を抜け出していた。

ステファノ・オルダーニらが第12ステージで先行する ©Fabio Ferrari / LaPresse

ファンデルプールのアシスト役だったが最後の3人に

「ロレンツォ・ロータと冗談を言い合った。協力し合って、最後に誰が一番強いか勝負しようと。ゴールスプリントで勝つ可能性は低いと考えていたが、うまくいった」とオルダーニ。

「我々の計画は、マチュー(・ファンデルプール)が第一集団のなかで単独になってしまったというナポリでの過ちを犯さないようにすることだった。リードグループに3人のライダーがいる唯一のチームだった。ボクはマシューのために働いていて、彼にボトルとジェルを持っていった。アタックに反応し、3人がギャップを得て、それはゴールまでそのまま行った。もし第一集団がそのまま一緒に残っていたら、多くのライダーがマシューを見ていただろう。

レース後、彼はボクを強く抱きしめてくれた。彼のような偉大なチャンピオンから学ぶのは素晴らしいことだ。ここで勝てば、ミラノ〜サンレモの登り坂でかなり持ちこたえることができるので、もっと強くなれば将来勝てるレースであることが証明された。間違いなくボクの夢のレースだ」

ステファノ・オルダーニが第12ステージ優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse
マリアローザを守ったフアン・ロペス ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ディエゴ・ローザ(イタリア、エオーロ・コメタ)
□マリアビアンカ(新人賞) フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)

ジロ・デ・イタリアで落車死したウォルター・ウェイラントに献花。着用していた108は永久欠番 ©Fabio Ferrari / LaPresse

第11ステージにもどる≪≪   ≫≫第13ステージにすすむ

ダイネーゼが歓喜のプロ初勝利【ジロ・デ・イタリア第11S】

第105回ジロ・デ・イタリアは5月18日、サンタルカンジェロディロマーニャ〜レッジョエミリア間の203kmで第11ステージが行われ、イタリアの若手スプリンター、アルベルト・ダイネーゼ(DSM)がゴール勝負を制して初優勝した。

第11ステージを制したダイネーゼがロマン・バルデに抱きつく ©Fabio Ferrari / LaPresse

総合成績ではトレック・セガフレードのフアン・ロペス(スペイン)がマリアローザを守った。

2022ジロ・デ・イタリア第11ステージはパルミジャーノレッジャーノの産地、レッジョエミリアを訪問した ©LaPresse

総合3位のバルデがアシストしてくれてうれしかった

「今朝は自分が勝つとはまったく思わなかった。睡眠がうまく取れず、目が覚めた時の気分よくなかった。それでもレース中にチームのスプリンターになれたことを光栄に思う」とダイネーゼ。

「すべてのスプリントは異なる。アルノー・デマールは紙の上では最高のポジションにいるように見えた。100m進むと、自分が一番速いことに気付いた。ロマン・バルデがボクに自信をもたせてくれた。総合成績で3位に立つ素晴らしいライダーがリードアウトをくれたことをとてもうれしく思う。今、チームはジロ・デ・イタリアで総合優勝をねらっているので、これからはバルデのために働く」

2022ジロ・デ・イタリア第11ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
2022ジロ・デ・イタリア第11ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
2022ジロ・デ・イタリア第11ステージでダイネーゼが優勝 ©LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ディエゴ・ローザ(イタリア、エオーロ・コメタ)
□マリアビアンカ(新人賞) フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)

2022ジロ・デ・イタリア第11ステージはダイネーゼが優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse

第10ステージにもどる≪≪   ≫≫第12ステージにすすむ

ギルマイがシャンパンファイトで左目を負傷してリタイア

第105回ジロ・デ・イタリアの第10ステージで、エリトリア選手として初めて、アフリカ勢として2人目のステージ優勝を飾ったビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)が、表彰式で用意された発泡ワインのコルクが左目を直撃し、翌ステージを出走しないことになった。

ジロ・デ・イタリア第10ステージの表彰式で左目に発泡酒のコルクが当たったギルマイ ©Massimo Paolone/LaPresse

エリトリアのギルマイは、5月18日のジロ・デ・イタリア第11ステージをスタートしないことになった。第10ステージのステージ優勝者として表彰台に登場した際、自らが手にしたプロセッコ(イタリア産の発泡ワイン)のコルクが左目を直撃した。

ビニヤム・ギルマイがファンデルプールを制して優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse

翌日の朝にチームがリタイアを発表した。前日はゴール地点のジェシ病院で診察を受け、左目の損傷が認められたため。

エリトリア勢として初優勝したギルマイ ©LaPresse

ギルマイがエリトリア勢として初優勝【ジロ・デ・イタリア第10S】

第105回ジロ・デ・イタリアは休息日明けの5月17日、ペスカーラ〜ジェシ間の196kmで第10ステージが行われ、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオのビニヤム・ギルマイがエリトリア選手として大会初優勝した。

ビニヤム・ギルマイがファンデルプールを制して優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse

総合成績ではトレック・セガフレードのフアン・ロペス(スペイン)がマリアローザを守った。

2022ジロ・デ・イタリア第10ステージ、事故死したミケーレ・スカルポーニを称える垂れ幕が掲げられる ©Fabio Ferrari / LaPresse

この歴史はチームと家族のおかげだ…ギルマイ

クラシックレースのゲント〜ベベルゲムで初優勝して注目されたギルマイが、アフリカ勢として、1979年のアラン・ファンヘーデン(南アフリカ)以来となる2人目の区間優勝者となった。

この日のエリトリア勢の優勝でジロ・デ・イタリアは通算36カ国のステージ優勝者が生まれた。最後の優勝者は2020年のスロバキア勢のペテル・サガン。

2022ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

「今回のジロ・デ・イタリアではステージを勝ち取りたいという思いでスタートした。今日はチームのみんながボクのために引っ張ってくれたし、GCライダーのドメニコ・ポッツォビーボも最後に素晴らしい働きをしてくれた」とギルマイ。

「ゴールの600m手前で、彼は着いて来いと言った。彼は私を勝利に導いた。私は歴史を作っていることを認識しているが、それは私のチームと私の家族のおかげだ。本当に感謝している」

エリトリア勢として初優勝したギルマイ ©LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ディエゴ・ローザ(イタリア、エオーロ・コメタ)
□マリアビアンカ(新人賞) フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)

フアン・ロペスが第10ステージでマリアローザを守った ©LaPresse

第9ステージにもどる≪≪   ≫≫第11ステージにすすむ

3年ぶりに日産スタジアムを走れる自転車のお祭りが7月2日開催

日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルが2022年7月2日(土)に横浜の日産スタジアムで開催される。

全国各地でサイクルツーリズム事業(=自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンと日産スタジアムが共同主催。

コースは日産スタジアムのトラックと新横浜公園をつないだ約3.2kmのこの日限りの特設コースで、3年ぶりの開催となる。16回目の開催を迎えるイベントは、カテゴリーを刷新し入れ替え制で「チャレンジ」と「エンジョイ」の部門を用意した。個人・チームでいい記録を目指したい人は「チャレンジ」部門、チームでワイワイ楽しみたい人は「エンジョイ」部門をお勧め。また事前講習会付きの「レースデビュークラス」も設けているので、レース初心者・ビギナーも安心して参加できる。申し込み締め切りは6月15日(水)。

日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルのオススメポイント

Point1:3年ぶりの開催
3年ぶりに開催決定した、16回目の開催を迎えるサイクルパークフェスティバル。ここ数年は開催を見送っていたが、今夏久しぶりに開催。どうぞお楽しみに!

Point2:レースビギナー・ファミリー・仮装も大歓迎!
ママチャリ・ファミリー・レースデビュークラスなど初級者向けのカテゴリーが豊富なのも特徴の一つ。
~中・上級者へ~
このイベントは草レースであり、初心者が多数参加。レース中は怒鳴ったり厳しい態度で接したりするのではなく、優しい声がけ・心遣いで参加を。

Point3:サイクルパークフェスティバルだけの特設コース
2002FIFAワールドカップ・ラグビーワールドカップ2019・東京2020オリンピック男女サッカー競技 の決勝戦となった日産スタジアムのトラックと新横浜公園をつないだ3.2kmの特別なコースを走れるのは1年に1度この日だけ。2022年もたくさんの笑顔に出会える。

日産スタジアム・サイクルパークフェスティバル
開催日:2022年7月2日(土)
申込期間:2022年5月2日(月)~6月15日(水)
会場:日産スタジアム(陸上競技トラック)と新横浜公園園路
種目:サイクルエンデューロ(3時間、90分)
共同主催:日産スタジアム(新横浜公園指定管理者代表団体・(公財)横浜市スポーツ協会) 一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
総合運営:日産スタジアム
●日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルのホームページ
事務局:ツール・ド・ニッポン事務局