2022ブエルタ・ア・エスパーニャのコースが明らかに

2022年8月19日にオランダのユトレヒトで開幕する第77回ブエルタ・ア・エスパーニャのコースが発表された。2020年にオランダで開催する予定だったが、新型コロナウイルス第1波の感染拡大により断念。大会を延期するとともにスペイン国内に限って開催したという経緯がある。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャのコースマップ

ブエルタ・ア・エスパーニャがオランダで開幕するのは13年ぶり

開幕地は75回大会計画と同様にオランダのユトレヒト。同大会がオランダで開幕するのは2009年のアッセンに続く2回目。海外開幕は1987年のリスボン(ポルトガル)、2017年のニーム(フランス)を含めて4回目となる。

ユトレヒトは2010年にジロ・デ・イタリア、2015年にツール・ド・フランスの開幕地を務めたこともあり、7年ぶりのグランツール開幕地となる。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャはオランダのユトレヒトで開幕する ©Unipublic

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ日程
8月19日(金) 第1ステージ ユトレヒト(オランダ)=チームタイムトライアル 23.3km
8月20日(土) 第2ステージ ゼルトゲンボス(オランダ)〜ユトレヒト 175.1km
8月21日(日) 第3ステージ ブレダー〜ブレダー(オランダ) 193.2km
8月22日(月)移動日
8月23日(火) 第4ステージ ビトリアガステイス〜ラグアディア 153.5km★
8月24日(水) 第5ステージ イルン〜ビルバオ 187.0km★
8月25日(木) 第6ステージ ビルバオ〜アセンシオン・アル・ピコハノ 180.0km★★★
8月26日(金) 第7ステージ カマルゴ〜ソスティエルナ 190.1km★★
8月27日(土) 第8ステージ ラポラ・ラビアナ〜コラウファンクアヤ 154.5km★★
8月28日(日) 第9ステージ ビリャビシオサ〜レ・プラエレス 175.5km★★★
8月29日(月) 休養日
8月30日(火) 第10ステージ エルチェ〜アリカンテ=個人タイムトライアル 31.1km
8月31日(水) 第11ステージ エルポゾアリメンタシオン〜カボデガタ 193.0km
9月1日(木) 第12ステージ サロブレーニャ〜ペナスブランカス 195.5km★
9月2日(金) 第13ステージ ロンダ〜モンリティリャ 171.0km
9月3日(土) 第14ステージ モントロ〜シエラデラパンデラ 160.3km★★★
9月4日(日) 第15ステージ マルトス〜シエラネバダ 148.1km★★★
9月5日(月) 休養日
9月6日(火) 第16ステージ サンルカル・デ・バラメダ〜トマレス 188.9km
9月7日(水) 第17ステージ アラセナ〜モナステリオ・デ・テンテュディア 160.0km★
9月8日(木) 第18ステージ トルヒーリョ〜アルトデルピオルナル 191.7km★★★
9月9日(金) 第19ステージ タラベラデラレイナ〜タラベラデラレイナ 132.7km★★
9月10日(土) 第20ステージ モラルサルサル〜プエルト・デ・ナバセルラダ 175.5km★★★
9月11日(日) 第21ステージ ラスロサス〜マドリード 100.5km
★は難易度

●ブエルタ・ア・エスパーニャのホームページ
●ブエルタ・ア・エスパーニャの特集サイト

岐阜市にジャイアントストア…地域のサイクリング拠点に

ジャイアントが2021年12月25日(土)、岐阜市にジャイアントストアとしては全国で42店舗目、岐阜県では初めての出店となるジャイアントストア岐阜をオープンさせる。

岐阜には美しい山々や清流など自然に満ちた魅力的なスポットがたくさんある。また飛騨高山や岐阜城川原町の他にも古く美しい街並みが数多く残り、観光の名所も盛りだくさん。数多くの人が訪れている。

ジャイアントストア岐阜は、岐阜の中心部からクルマで10分ほど、岐阜県庁に近い国道21号線「下奈良」交差点そばのアクセスに優れたエリアに位置する。約45坪の店舗には、約40台のスポーツサイクルを展示。初心者向けのクロスバイクからロードバイク、マウンテンバイク、そして女性専用ブランドのLivまで、幅広く取り揃えている。

また、話題の電動アシストクロスバイクは店頭試乗車が用意されているので、最新スポーツE-BIKEの乗り味を体感できる。スポーツサイクルを楽しむには欠かせないアクセサリーやパーツ類も充実の取り揃える。スポーツサイクルを初めて購入する人を主に、適切な自転車選びから購入後のメンテナンス、楽しみ方の提案までサポート。

ジャイアントストア岐阜
■ 住所:岐阜県岐阜市下奈良2丁目16-1
■ 電話番号:058-213-3455
■ アクセス:JR東海道本線「西岐阜」駅から徒歩26分
■ 営業時間:11:00~20:00
■ 定休日:火曜日
■ 店舗面積:約45坪
ジャイアントストア岐阜のホームページ

ジャイアントとは

ジャイアントは、高品質でコストパフォーマンスの高いスポーツサイクルを提供する世界最大の自転車メーカー「GIANT / 巨大機械工業」の日本法人。GIANTは1972年、台湾・台中市に設立。創業当初はOEM生産が主軸だったが、1981年に自社ブランドを立ち上げ、欧米進出を皮切りにグローバル展開を開始。日本法人は1989年に設立された。現在では世界9カ所に製造拠点を持ち、ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、フォールディングバイク、小径車、電動アシストサイクルなど、幅広い製品を製造販売している。

日本国内では「走る楽しさをもっと身近に」というコンセプトを掲げ、サイクリング文化の普及拡大に注力。全国各地の契約販売店とジャイアントストアを、地域はもとより国内外からの観光客にサイクリングを楽しんでもらう拠点としている。

現在も台湾台中市にグローバルグループの本社(Giant Manufacturing Co. Ltd.)を置き、台湾証券取引所に上場している。

ビーチ生まれのスケッチャーズが厚底ランシューズに参入

米国ロサンゼルスのマンハッタンビーチで誕生したフットウエアブランドSKECHERS(スケッチャーズ)が、全てのランナーに向けたランニングシューズカテゴリーSKECHERS GORUNから、GORUN SPEED FREEK(ゴーラン スピード フリーク)を新発売した。2万7390円(税込み)。

ミッドソールに採用したこのテクノロジーは「超臨界流体技術」を活用した独自製法で、クッション性と反発性を高め、これまで以上の軽量化と耐久性を実現。軽量化、クッション性、反発性のすべてを実現したミッドソール
リップストップナイロン製の非常に軽量且つ丈夫で通気性の高いハイパーモノメッシュ素材アッパーを採用し、ソフトな履き心地を実現

ランナーのパフォーマンスを最大限に引き出す機能とその履き心地のよさでさまざまな賞を受賞してきたSKECHERS GORUN”は、革新的な独自開発機能により反発性とクッション性に優れ、快適かつスタイリッシュに走れるよう設計されたランニングシューズを展開。ボストンマラソン優勝などの実績を持つメブ・ケフレジギやNCAAで17回チャンピオンに輝いたエドワード・チェセレクも愛用している。
 
スピードランナー向けに開発されたGORUN SPEED FREEKは、超臨界流体技術により微細な気泡を球体の形で発生・固定させることに成功したSKECHERS HYPER BURSTミッドソールを採用し、超軽量でクッション性と反発性の両立を実現。また、特許出願中の超軽量カーボンファイバー製ウィングレット型プレートと アウトソールのHYPER ARC形状により、前方への推進力を強化した。

アッパー素材にはリップストップナイロン製の軽量なモノメッシュを採用し、通気性と耐久性を向上しているほか、アウトソールにはグッドイヤー社製のラバーを搭載し、グリップ力、耐久性、安定性を確保し、優れた履き心地を実現した。

Goodyear社とSKECHERSが共同開発を行ったパフォーマンスラバーアウトソールを採用し、グリップ力、耐久性、安定性を向上

SKECHERS GORUN SPEED FREEK

超軽量レーシングシューズ。198g(メンズ27cm)。HYPER BURSTミッドソール、HYPER ARCテクノロジーアウトソール、カーボン製ウィングレットプレート、Goodyearパフォーマンスアウトソール、そして通気性のあるアスレチックモノメッシュアッパーを備え、安定感、反応性とクッション性に優れた履き心地を実現したレーシング向けの厚底ランニングシューズ。

前足部に搭載された効率的で高い剛性対重量比を備えた特許出願中のカーボン製ウィングレットプレートによりシューズを軽量化

発売日:2021年秋冬より発売中
販売店舗:●ステップスポーツ つかしん店 ●ステップスポーツ 吹田店 ●ステップ 元町店 ●RUNARX RUNNING COMPANY  ●SPORTS JOY ●マツバラスポーツ ●スポーツスタジアム ソブエ ●笹倉スポーツ 空港店 ●アレックススポーツ沖浜店 ●阪急うめだイングス ●アンドウスポーツ ●スポーツマリオ ラン&フィットネス マルイシティ横浜店 ●スポーツマリオ ラン&フィットネス 新宿髙島屋ウェルビーフィールド ●富士スポーツ ●スーパースポーツゼビオ 東京御茶ノ水本店 ●スーパースポーツゼビオ ドーム札幌月寒店 ●スーパースポーツゼビオ 郡山西ノ内店 ●スーパースポーツゼビオ 浜松宮竹店 ●スーパースポーツゼビオ LINKS UMEDA店 ●スーパースポーツゼビオ ドームつくば学園東大通り店 ●シラトリ静岡ジャンボ店 ●シラトリスポーピア湘南藤沢店 ●シラトリスポーピア黄瀬川店 ●シラトリ富士ジャンボ店 ●シラトリ藤枝店 ●スケッチャーズストア(一部店舗を除く)

アウトソールの形状HYPER ARCテクノロジーが推進力をサポート

スケッチャーズとは
カリフォルニア州マンハッタンビーチに本社を置くスケッチャーズ(ニューヨーク証券取引所:SKX )は、メンズ・ウィメンズ・キッズ向けのさまざまなライフスタイルとパフォーマンスフットウエアをデザイン、開発、販売している。スケッチャーズのフットウエアは、百貨店や専門店、スケッチャーズ社や第三者が保有する4170の小売店、同社のオンラインストアを通して、米国および世界170以上の国・地域で販売されている。

世界のディストリビューターを通じてグローバルなビジネスを運営していて、アジア、イスラエル、メキシコにジョイントベンチャーパートナーを、カナダ、日本、インド、ヨーロッパとラテンアメリカの各地に完全所有子会社を有している。

●スケッチャーズのホームページ

メリダとコラボ…SCULTURA150あさひ限定モデル 12月中旬販売開始

快適な自転車ライフを提供するあさひは、世界的スポーツサイクルブランドMERIDA(メリダ)とコラボレーションしたロードバイク「SCULTURA150(スクルトゥーラ150)あさひ限定モデル」を12月中旬より販売開始する。

スクルトゥーラ150あさひ限定モデル(シャイニーダークブルー)

あさひでは、世界各国の有名スポーツサイクルメーカーとコラボレーションした限定モデルを発売している。独自の技術やデザインで世界のスポーツサイクルシーンを牽引する各メーカーの人気製品に、自転車専門店であるあさひが持つユーザーの声を反映し独自の仕様変更を加えることで、ブランドの世界観と使いやすさを両立したモデルをリリース。

今回発売するあさひ限定モデルは、1972年に台湾での創業以来ヨーロッパの自転車市場や世界のレースシーンにそのブランドを広げてきたMERIDA(メリダ)とコラボレーション。MERIDAの軽量オールラウンダーロードバイク「SCULTURA 」シリーズのあさひ限定モデルとなる製品は、メリダオリジナル高品質アルミフレームによる美しい外観に加え、下側に大径ベアリングを採用したヘッドチューブとカーボンフォークによる快適な乗り心地とシャープなハンドリングが特長。

MERIDA SCULTURA150(スクルトゥーラ150)あさひ限定モデル

レースシーンにおけるロードバイクがディスクブレーキ搭載モデル中心になるなか、ツーリングなどのファンライドでの使用においても、天候に左右されない安定した制動力が得られると評価されディスクブレーキを採用したロードバイクの人気が高まっている。

エントリーライダーにも扱いやすいコントロール性と、雨天時でも安定した制動性能をもつシマノ製メカニカルディスクブレーキを採用

SCULTURA150あさひ限定モデルは、シマノ製ディスクブレーキと変速機を採用し、エントリーライダーにとって信頼感のある走りを実現している。メリダオリジナル高品質アルミフレームによる美しい外観、下側に大径ベアリングを採用したヘッドチューブとカーボンフォークにより、快適な乗り心地とシャープなハンドリングも楽しめる。

シフター、変速機などメインコンポーネントはシマノClarisを採用

12万3800円(税込)

●MERIDA SCLUTURA150あさひ限定モデルの詳細ページ

トリプルバテッドアルミニウムを油圧成形したSCULTURA lite-BSA discフレーム。軽量性、剛性、エアロダイナミクスを兼ね備え、ケーブル類をフレームに内装したことで美しい外観となった

世界のスポーツサイクルメーカーとのコラボレーション

独自の技術やデザイン性で世界のスポーツサイクルシーンを牽引する各メーカーの人気製品に、 自転車専門店であるあさひが仕様変更を加えた、 あさひ限定のコラボレーションモデルです。 ユーザーと直接の接点を持つ販売店のあさひが、 ユーザーの用途や求める機能性を考慮してパーツの選定やカラー変更、 価格設定等を行うことで、 ブランドの世界観と使いやすさを両立したモデルをリリースしています。 

ビッグナイン15Dあさひ限定

メーカー: MERIDA(メリダ)
名称: BIG.NINE 15Dあさひ限定(ビッグナイン15Dあさひ限定)
販売価格: 7万2980円(税込)
●詳細ページ

クラムジーあさひ限定モデル

メーカー: FUJI(フジ)
名称: KLUMSYあさひ限定モデル(クラムジーあさひ限定モデル)
販売価格: 6万4980円(税込)
●詳細ページ

デュエル27.0あさひ限定

メーカー: Bianchi(ビアンキ)
名称: Duel27.0あさひ限定(デュエル27.0あさひ限定)
販売価格: 6万9980円(税込)
●詳細ページ

ヘルメットブランドCRNK(クランク)をワールドサイクルが販売

ワールドサイクルがヘルメットブランドの「CRNK(クランク)」の取り扱いを開始した。自転車専門店では同社のみ。アイテムは2種類。

CRNK(クランク)

CRNK ARTICA

CRNKのフィットシステムで頭の形にピタッとはまる。無重力のフィット感。頭との接地面積は23%、長時間装着していても不快感がない。着用してしないと錯覚するほどの驚きの軽さだという。

CRNK ARTICA

ヘルメット内部の面積と頭が触れる面積を約23%で設計している。内部の通気口をできるだけ大きくしているため、まるでヘルメットを被っていないようなゼログラビティのフィット感だ。長時間装着していても頭の圧迫感や不快感が少なく、汗や熱の排出がしやすいデザインになっている。

AIREVAC構造で空気を循環させ、快適な温度を維持。この通風システムによりヘルメット内部の通気をスムーズになり、長時間のライドでも汗や湿気が溜まるのを防止してくれる。

片手で装着できる便利なマグネットバックルは近くに持っていくだけでピタッとくっつく。衝撃方向と垂直にロックされるため、事故発生時も外れにくい仕様になっている。

60段階の調節が可能な後頭部サイズ調整システム。もうサイズのせいで悩む必要はなくなる。いろいろなヘルメットを試してみても小さかったり、大きかったり、サイズが合わなかったという人は試してみたい。60段階でサイズ調整ができるので頭にピッタリとフィット。あご紐の長さを調整できるのはもちろん、耳の後ろのストラップの長さが簡単に調整できる。

サイズはM(54-57cm)、L(58-62cm)。アジアンフィットでとても丸く、小顔効果も期待できる。重量は220g/M、230g/Lと最軽量ではないが、相当軽くできている。EU加盟国の安全基準「CE」取得済。

カラー:ブラック、ブルー、ホワイト
サイズ:M、L
9350円(税込み)

CRNK VELOCE

エアロダイナミック+効率的な通気設計+軽量で無重力のフィット感。頭との接地面積23%、長時間装着していても不快感がない。着用してしないと錯覚するほどの驚きの軽さ。

CRNK VELOCE

内部の通気口をできるだけ大きくしているため、まるでヘルメットを被っていないようなゼログラビティのフィット感。長時間装着していても頭の圧迫感や不快感が少なく、汗や熱の排出がしやすいデザインになっている。

AIREVAC構造で空気を循環させ、快適な温度を維持、この通風システムによりヘルメット内部の通気をスムーズになり、長時間のライドでも汗や湿気が溜まるのを防止してくれる。

片手で装着できる便利なマグネットバックルは近くに持っていくだけでピタッとくっつく。衝撃方向と垂直にロックされるため、事故発生時も外れにくい仕様になっている。

細かい調節が可能な後頭部サイズ調整システム。あご紐の長さを調整できるのはもちろん、耳の後ろのストラップの長さが簡単に調整できる。

サイズはM(53-57cm)、L(58-62cm)。アジアンフィットでとても丸く、小顔効果も期待できる。重量は213g/M、223g/Lと最軽量ではないが、相当軽くできている。EU加盟国の安全基準「CE」取得済。

カラー:ブラック、ブルー、ホワイト、レッド
サイズ:M、L
8910円(税込み)

●ワールドサイクルの詳細ページ

2024パリ五輪は史上初めて町中で開会式…選手団はセーヌ川の船で

パリで最後にオリンピックが開催されたのは1924年。それからちょうど100年の時を経て、再びフランスの首都で開催されるオリンピックとパラリンピックが2024年に行われる。盛大な祝賀イベントであり、スポーツの偉大さを示すこの瞬間は、一体感と団結の精神に満ちあふれたものになる。

五輪選手団がセーヌ川を船に乗ってエッフェル塔を目指す ©Paris 2024 / Florian Hulleu

2024年7月26日に行われる壮大な開会式では、世界中の人々の注目がパリに向けられ、オリンピック精神の価値を誇らしげにアピールする瞬間となる。この野心的なプロジェクトは、何百人もの関係者が集まって協力した結果であり、パリ市民、イル・ド・フランス地方の住民、そして観光客に喜びをもたらす。

BMXなどのアーバンスポーツが開会式の演出を彩る ©Paris 2024 / Florian Hulleu

2024年の開会式は大会の歴史に残るものとなるはずだ。史上初めて、もはや一つのスタジアム内に集まるものでなく、首都のど真ん中で行われる。選手たちは壮大な船団に乗りセーヌ河岸を通り、セーヌ河の象徴的な橋の下をくぐり抜けていく。

シテ島やオルセー美術館も五輪開会式の舞台となる ©Paris 2024 / Florian Hulleu – A.G. Photographe

パリ大会をセーヌ川で開催するという選択は大胆なものだが、じつは長期的な戦略の一部に位置付けられた。この計画は、2016年にパリ河岸が歩行者天国になったのを受け、これからもパリ市民や地域住民がセーヌ河との親しみを取り戻し、水辺でスポーツをしたり、周囲の景色を眺めながら散歩をしたりする機会を増やそうとする考えの延長線上にある。2024年のパリオリンピック・パラリンピックでは、セーヌ川で泳げるようになるように、物語の新たな章が開かれる瞬間となる。

2024パリ五輪は前代未聞の開会式となりそうだ ©Paris 2024 / Florian Hulleu

「2024年のパリ大会開会式は、その画期的な演出で、まさに魔法のようなものになることでしょう。誰にでも開かれた、人々のための式典となります。フランスにとって最高の姿を世界中の人々に見せる機会でもあります。世界中の人々が招かれる、他ではあり得ないパーティになりそうです!」とトニー・エスタンゲ(パリ2024組織委員会会長)。

トロカデロがメイン会場に ©Paris 2024 / Florian Hulleu

2024年のオリンピック・パラリンピック大会は、花の都パリやその文化遺産、そして都市の斬新さ、イノベーション、サステイナブルな新しい交通手段などすべてをアピールする機会となるが、ほかにもマルセイユがセイリング、タヒチがサーフィン競技の会場となるように、パリ以外のフランスの都市や海外領土にある観光資源の豊かさをアピールする最良の機会にもなる。

各国選手団が船に乗って行進する ©Paris 2024 / Florian Hulleu
2024パリ五輪の開会式マップ ©Paris 2024 / Florian Hulleu