普段使いするアウトドアバックパックと言えばカリマーのトリビュート

英国発祥のアウトドアブランド、KARRIMOR(カリマー)がユーザーからのフィードバックを反映し、使い勝手を向上させたトリビュートシリーズを発表。

デイリーユースからビジネスシーンで活躍するトリビュートシリーズ

2025年の秋冬シーズンテーマはフレキシビリティ

ユーザーが気候変化や多様なシーンに柔軟に対応できるよう、一歩先の商品開発を行い、提供していこうというのがカリマー。アウトドアフィールドで培った機能性を、日常のライフスタイルにフィットするよう再構築したトリビュート シリーズは、全3サイズ展開。全モデルの背面にアタッチメントバンドを新たに採用し、キャリーケースのハンドルに取り付けることで、移動時の利便性を向上させた。税込み2万6400円。

tribute 40(ブラック)

tribute 40

40Lの大容量ながら、機内持ち込みが可能なサイズ設計。ロッカブルジッパーを備えていて、旅行や出張にも安心。荷物量に応じて調整できるサイドコンプレッションベルトを搭載し、安定した背負い心地を実現。メインコンパートメントはフルオープン仕様で、荷造りや整理整頓もスムーズ。収納可能なヒップベルトや、付属のレインカバーなど、長時間の移動にも対応する機能を備えている。

tribute 40のPCコンパートメント
tribute 40はフルオープンになる
tribute 40のロッカブルジッパー
tribute 40(チャコール)
tribute 40(ミッドナイト)

tribute 25

tribute 25(ブラック)

日常使いに便利な25Lモデル。ボトルが収納できるワンドポケット、大型スマートフォンや定期入れが入るジッパー付きサイドポケットなど、収納性に優れたデザイン。フロントポケットにはオーガナイザーやキーフックを備え、小物の整理にも便利。本体底部にはパッドを内蔵し、地面に置いたときの衝撃を軽減。税込み2万2000円。

tribute 25(チャコール)
tribute 25(ミッドナイト)
tribute 25のサイドジッパーポケット

tribute 20

tribute 20(ミッドナイト)

コンパクトながら高い収納力を誇る20Lモデル。横持ちも対応するサイドグラブハンドルを備え、アクセスしやすいジッパーを配置。リュックの蓋には、起毛素材のポケットとメッシュポケットを搭載し、キーフックも搭載。メインコンパートメント内の小物用ポケットやフロント部のジッパー付きポケットなど、工夫された収納力が魅力。税込み1万9800円。

tribute 20のアクセスジッパー

これらのアイテムは、カリマー公式オンラインストアとカリマー取り扱い店舗で9月より順次発売予定。

●カリマーのホームページ

フェランプレヴォがツール・ド・フランスファムで初出場・初制覇

フランスのポーリーヌ・フェランプレヴォ(ヴィスマ・リースアバイク)が2025年7月26日から8月3日まで行なわれたツール・ド・フランスファムで総合優勝した。最終日の第9ステージでも優勝し、その実力を見せつけた。

ツール・ド・フランスファム最終ステージ、マイヨジョーヌを着用したフェランプレヴォが制し、総合優勝を決めた © A.S.O./ Pauline Ballet

アルプスのマドレーヌ峠で主導権を握った翌日、マイヨジョーヌを着たフェランプレヴォはデミ・フォレリング(2位)とカタジナ・ニエウィアドマ(3位)を抑えて初のツール・ド・フランスファム優勝を果たした。

ツール・ド・フランスファム第9ステージ © A.S.O.

シャンパーニュ出身のフェランプレヴォは、この最終ステージでも優勝を果たしたため、ゴールラインで両手を2倍に上げることができた。レースは終盤に6人に絞り込まれた集団の中で、フェランプレヴォはフィニッシュまであと6.7kmの地点でアタック。2度目のステージ優勝を果たし、最終的にもマイヨジョーヌを手にした。

マイヨジョーヌのポーリーヌ・フェランプレヴォ © A.S.O.

後継者を祝福するためにシャテルを訪れたジャンニー・ロンゴ(1987年、1988年、1989年)に続き、女子ツール・ド・フランスを制した2人目のフランス人女性となった。

ツール・ド・フランスファム第9ステージはスイスアルプスでの戦い © A.S.O.
ツール・ド・フランスファム第9ステージで優勝を争う第1集団にフェランプレヴォ(先頭から2人目)も加わった © A.S.O.
ツール・ド・フランスファム第9ステージ © A.S.O.
アンナ・ファンデルブレッヘンが第9ステージで意地を見せて敢闘賞 © A.S.O.

●総合成績
1位 ポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)29時間54分24秒
2位 デミ・フォレリング(オランダ、FDJ・スエズ)3分42秒遅れ
3位 カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)4分09秒遅れ

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)ポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)
マイヨベール(ポイント賞)ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームSDワークス・プロタイム)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)エリーズ・シャベイ(スイス、FDJ・スエズ)
□マイヨブラン(新人賞)ニンケ・フィンケ(オランダ、チーム ピクニック・ポストNL)

ツール・ド・フランスファムの4賞。左から山岳賞のエリーズ・シャベイ、総合優勝のフェランプレヴォ、新人賞のニンケ・フィンケ、ポイント賞のロレーナ・ウィーベス © A.S.O.

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感想(1件)

フランスのアイドル、フェランプレヴォが独走勝利で総合1位に

第4回ツール・ド・フランスファムの最難関ステージ、シャンベリー〜マドレーヌ峠間の111.9kmで第8ステージが8月2日に行われ、チーム ヴィスマ・リースアバイクのポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス)が優勝。総合成績でも初めて首位に立った。大会は3日までで総合優勝に王手をかけた。

フェランポレヴォがマイヨジョーヌを獲得 ©A.S.O.

ジャニー・ロンゴ以来となる史上2人目のマイヨジョーヌ

フェランプレヴォは女子レースのツール・ド・フランスファムで個人総合1位のマイヨジョーヌを着用した初のフランス選手になった。同大会の前身である1980年代のツール・ド・フランスフェミニンを含め、1989年7月23日にジャニー・ロンゴが最後に優勝して以来、36年と10日ぶりのマイヨジョーヌ着用となる。ロンゴはマイヨジョーヌ着用日数(36日)の記録保持者であり、マイヨジョーヌを着用した唯一のフランス選手だった。

フランスのアイコン的存在フェランポレヴォがアタック ©A.S.O.

五輪マウンテンバイクの金メダリストであるフェランプレヴォ、誰にも止められない勢いで恐ろしい最後の登り (18.6 km、8.1%) を駆け上がり、自身初のツール・ド・フランス優勝を果たし、レース終にマイヨジョーヌを身につけた。

ロード界でも元世界チャンピオン、シクロクロスやマウンテンバイクでも何度も世界を制してきた逸材は2025年にロード選手としてカムバックした。33歳のこのフランス選手は、頂上まであと12kmの地点でサラ・ジガンテ(AGインシュランス・スーダル)の鋭いアタックに追従し、3 km地点でこのオーストラリア選手を引き離した。

マイヨジョーヌや山岳ジャージを持つ選手がフェランポレヴォを追う ©A.S.O.

その後、レース途中でバーチャルマイヨジョーヌだったエビータ・ムジックを含む先行選手集団の最後の生き残りを捉え、残り5kmでニアム・フィッシャーブラックを置き去りにした。ジガンテは1分45秒差で2位となり、総合順位でフェランプレヴォに2分37秒差となる2位になった。2023年の覇者デミ・フォレリングは総合成績で3分18秒遅れ、2024年のカシア・ニエヴィアドマは3分40秒遅れ。フィニッシュ前日の時点で3分以上遅れている。

フェランポレヴォがアルプスで逃げた ©A.S.O.

フランスのアイコン的存在だがツール・ド・フランスは初出場

わずか数カ月前にレースに復帰したばかりのフェランプレヴォだが、総合優勝に向けて大きな一歩を踏み出した。最終日のスイス・シャテルでマイヨジョーヌを守れば、1989年のロンゴ以来となるフランス人優勝者となる。

フェランポレヴォが独走優勝して総合でもトップに ©A.S.O.

ポーリーヌ・フェランプレボがMTB世界選手権で二冠獲得

クロスカントリーオリンピック(XCO)の世界チャンピオンとなり、アルカンシエルを着用したフェランプレボ ©Bartek Wolinski / Red Bull Content Pool

2025ツール・ド・フランスは記録づくめ! モンヴァントゥーの視聴率は65%

2025年7月5日から27日までフランスを一周するコースで開催された第112回ツール・ド・フランスが高いテレビ視聴率で盛り上がりを見せたと、主催するA.S.O.が8月1日に発表した。

モンヴァントゥーは最後のこのコーナーがきつい ©A.S.O.

欧州のテレビ視聴者
約1億5000万人

2025ツール・ド・フランス第13ステージ ©A.S.O.

●生放送のテレビ視聴時間
7億時間超

2025ツール・ド・フランス第11ステージ ©A.S.O.

●フランスでのテレビ放送
フランス・テレビジョンがスタートからゴールまで全ステージをフルカバー
放送時間は100時間超

ベン・ヒーリーが2025ツール・ド・フランス第10ステージでマイヨジョーヌ ©A.S.O.

平均視聴率42.6%(2024年から7ポイント増)
15〜34歳の視聴者・視聴率39.8%(2024年から7.6ポイント増)

2025ツール・ド・フランス第21ステージはモンマルトルを3回上るコースになった ©A.S.O.
アレンスマンのこのシーンがインスタで3600万ビュー
TIKTOCでこのシーンが3300万ビュー
シャンプッサンの落車シーンがfacebookで1730万ビュー
3賞ジャージのタッチがXで520万インプレッション

朝比奈綾香がBMXワールド10位…生死の境をさまよった事故から復帰

デンマークのコペンハーゲンで開催されている2025 UCI BMXレーシングワールドチャレンジ。大会最終日は男子の15歳以上と女子の16歳以上の11カテゴリーが実施され、日本チームからは17選手が出場した。日本勢は入賞こそ逃したものの準決勝に4選手が進出し、朝比奈綾香が10位に入るなど健闘した。

女子25歳以上カテゴリー10位の朝比奈綾香 ©全日本BMX連盟

10歳からBMXレースを始めた朝比奈はすぐに世界レベルで活躍する選手に。リオ五輪出場の有力候補だったが、その前年の2015年に交通事故で重篤な怪我を負った。運動ができるようになるとは思えなかったというが、BMXレース仲間の支えもあって、手術・リハビリを経て復帰。現在もレース活動を続けている。

ガールズ16歳14位の中村真唯 ©全日本BMX連盟

2025 UCI BMXレーシングワールドチャレンジ最終日には日本勢17名が出場し、4名の女子選手が準決勝に進出した。日本勢の最上位は女子25歳以上のカテゴリーに出場し、準決勝を5位でフィニッシュした朝比奈。決勝進出ラインの4位にはあと一歩届かなかったものの、総合10位の成績と健闘した。

女子マスターズ12位の古矢美和 ©全日本BMX連盟

そのほかの準決勝進出選手は、女子マスターズに出場の古矢美和と女子17~24歳に出場した早川優衣が総合12位、ガールズ16歳に出場した中村真唯が14位となっている。

女子17~24歳12位の早川優衣 ©全日本BMX連盟

大会はUCI BMXレーシング ワールドチャレンジが終了し、8月1日から3日間の日程でチャンピオンシップカテゴリーを対象としたUCI BMXレーシング世界選手権が開催される。

澤田茉奈がBMXレーシングワールドチャレンジで2年ぶり4度目の優勝

デンマークのコペンハーゲンで開催されている2025 UCI BMXレーシングワールドチャレンジ。大会3日目は男子の12歳から14歳、女子の12歳から15歳の計7カテゴリーが実施された。ガールズ15歳のカテゴリーで澤田茉奈が2年ぶり4度目の優勝を達成した。またボーイズ14歳でも梅沢篤和が決勝に進出し、20インチのカテゴリーでは自身初の8位入賞を果たした。

ガールズ 15歳優勝の澤田茉奈 ©全日本BMX連盟

2025 UCI BMXレーシングワールドチャレンジ大会3日目は、日本チームから22選手が出場した。ガールズ15歳のカテゴリーで澤田が予選から決勝までの7レースすべてをトップでフィニッシュする走りで2年ぶりの優勝を果たした。

ボーイズ14歳8位の梅沢篤和(左)、ガールズ15歳優勝の澤田茉奈 ©全日本BMX連盟

澤田は2019年のアゼルバイジャン・バクー大会で初優勝し、2022年のフランス・ナント大会、2023年のスコットランド・グラスゴー大会でも優勝。4度目の優勝となる。

ボーイズ 14歳8位入賞の梅沢篤和 ©全日本BMX連盟

ボーイズ14歳のカテゴリーでも梅沢が決勝に進出。決勝では転倒し8位となってしまうが、2023年のクルーザーカテゴリー以来となる2度目のWゼッケンを獲得した。

澤田茉奈(右)が2年ぶり4度目の優勝 ©全日本BMX連盟
ボーイズ 14歳8位入賞の梅沢篤和(左端) ©全日本BMX連盟