クルマに追いつかれるまで逃げるラン大会参加者募集中

世界70カ所以上のコースで同時にスタートするランニングイベント、Wings for Life World Run(ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン)が2020年5月3日(日)のUTC協定世界時午前11時にスタート。日本では20時に新潟県南魚沼市で開催され、その参加者募集が始まった。

クルマに追いつかれたらランフィニッシュ ©Lukasz Nazdraczew for Wings for Life World Run

スタート30分後にキャッチャーカーが出動

このイベントは脊髄損傷治療法の発見に取り組む研究に対して資金援助を行う非営利団体Wings for Life財団をサポートするために行う。参加費の全額と同額をWings for Life財団に研究助成費として寄付する。

設定されたコースを走ってキャッチャーカーが追いかけてくる「フラッグシップ・ラン」と、アプリを使って所定のコース、または自分の好きな場所で走る「アプリ・ラン」の2カテゴリーがある。

日本では2015年と2016年にフラッグシップ・ランを開催した。Wings for Life World Run 2019には全体で12万人以上が参加し、350万ユーロ(約4億1400万円)がWings for Life財団の支援に使われている。

南アフリカ大会 ©Craig Kolesky for Wings for Life World Run

2年連続で日本人女子が世界チャンピオンに

Wings for Life World Runは何万人のランナーが世界各地で一斉にスタートするだけでなく、スタートから30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡車がスタートから走りだし、参加者たちを追いかけるユニークなイベント。キャッチャーカーは最初ゆっくり走り、時間を追うごとに徐々にスピードをあげていく。キャッチャーカーに追い抜かれた時点で参加者はレースが終了となり、世界で最後に追い抜かれた参加者に世界チャンピオンの称号が与えられる。2015、2016年と2年連続で女子の部は日本人が世界チャンピオンに輝いている。(2015年:渡邊裕子さん56.33 km、2016年:吉田香織さん65.71 km)

背後から迫るキャッチャーカーから必死で逃げる参加者 ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

Wings for Life World Run(ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン)
日程:2020年5月3日(日)
スタート:20:00(UTC協定世界時午前11時)
開催場所:新潟県南魚沼市
コース:新潟県南魚沼市内の、魚野川を囲む周回約30kmのループコース。
コースマップは公式サイトで後日公開予定。
給水:約5kmごとに設置予定
距離看板:1.0kmごとに設置予定
記録計測:総走行距離と走行時間のみ記録。ラップタイムの計測はなし
表彰:日本レース賞男女1位、グローバル・レース賞男女1位
優勝賞品
●グローバル・レース賞はオーストリアへの週末旅行招待(同伴者1名可)※航空券、その後の移動手段、宿泊施設(主催者が決定)が含まれます。
●日本レース賞は翌年開催のWings for Life World Run希望開催地に招待(同伴者1名可)(対象開催地は世界各地)
募集人数:先着順3000人(一般+車いす)
参加資格:大会当日満18歳以上。ハンドバイク不可・生活用車いす可
参加費
●早割価格11月29日(金)〜1月11日(土)3000円(税込)
●通常価格1月12日(日)〜5月3日(日)19:00まで 4000円(税込)
※参加費の全額と同額をWings for Life財団に寄付
申込先公式サイト

オーストラリアのメルボルンで ©Brett Hemmings for Wings for Life World Run

カテゴリー:
<フラッグシップ・ラン>
13か国で開催予定のイベントで、設定されたコースを他のランナーたちと一緒に、キャッチャーカーに追いつかれるまで走ります。
<アプリ・ラン>
アプリを用いて、所定のコースまたは好きな場所で、離れた場所のランナーたちと走ることができます。備考:伴走が必要な方(視覚障がい者など)は事前に事務局へご連絡下さい。伴走者の参加料は必要ありません。
天災、事件、事故等の理由により、大会を中断・中止する場合があります。その場合参加費の返金等はありませんので予めご了承ください。
主催:Wings for Life World Run 実行委員会
共催:南魚沼市(予定)
後援:新潟県(予定)

オーストリアのウィーンで ©Matthias Heschl for Wings for LIfe World Run

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ルイガノの3人乗り電動アシスト自転車がペアレンティングアワード

LOUIS GARNEAU(ルイガノ)日本総販売代理権を持つあさひが展開する、3人乗り対応電動アシスト自転車「LGS ASCENT deluxe」が、「第12回ペアレンティングアワード」(主催:ペアレンティングアワード実行委員会)のモノ部門を受賞した。

「LGS ASCENT deluxe」は子どもの送迎から普段のお買い物まで、マルチに使える3人乗り対応の電動アシスト自転車。初めての人でも乗り降りしやすいフレーム形状に、最長66km走行可能なヤマハ製ユニットを搭載し、子どもの乗降時に便利なハンドルストッパーや、自動点灯のランプヘッドなど、安心安全な機能も魅力の一台。今回の受賞では子どもの自転車同乗時に感じるママの不安を軽減した点が高く評価された。

●LGS ASCENT deluxe製品ページ

LGS ASCENT deluxe(アセント デラックス)LG WHITE

LGS ASCENT deluxe(アセント デラックス)

乗り降りのしやすいフレーム形状に高品質な日本製電動ユニットを搭載した20インチ電動アシスト自転車。大容量の12.3Ahバッテリーを搭載しロングモードで最長66kmの走行が可能。手元で簡単に操作できるハンドルロックや暗さを感じると自動点灯するランプヘッドなど、子どもと安心・安全に同乗できる装備が満載。

LGS ASCENT deluxe(アセント デラックス)SMOKE BLUE

価格:15万円(税別)
カラ―:LG WHITE/LG MATTE BLACK/ANTIQUE PINK/SMOKE BLUE
サイズ:365mm(144cm~)
変速:SHIMANO INTER-3(内装3段変速)
重量:29.7kg
充電時間:3.5時間
バッテリー容量 :12.3Ah

LGS ASCENT deluxe(アセント デラックス)ANTIQUE PINK

LGS ASCENT deluxe 対応前後チャイルドシート(ブラック/アイボリー)
LG ASCENT R チャイルドシート 1万3900円(税別)
LG ASCENT F チャイルドシート 1万1000円(税別)

LGS ASCENT deluxe(アセント デラックス)LG MATTE BLACK

ペアレンティングアワードとは

「ペアレンティングアワード」は、育児雑誌メディアが中心となり、毎年、子育てにまつわるトレンド(ヒト・モノ・コト)を表彰し、信頼性が高くタイムリーな情報を提供。日本のパパやママたちがより子育てを楽しみ、自信を持って子供たちと関われるような、子育て社会になることを目指しているという。

台風中止のライドハンターズ上野村が振替大会…新規参加も可

2019年10月20日(日)に開催予定だった「ライドハンターズin上野村」はその1週間前に襲来した台風19号によって開催地となる群馬県上野村で土砂崩落などの被害が多発し、開催中止となったが、その振替大会が2020年4月12日(日)に行われると発表された。

振替日:2020年4月12日(日)
時間:<受付>8時~
<ライドハンターズ実施>10時~14時
<表彰式>14時半~
会場:上野村立上野小学校(群馬県多野郡上野村)
※概要は予定につき一部変更となる可能性も

振替エントリーに関しては「10月20日ライドハンターズin上野村」に申し込みをした人が対象。振替エントリーの締め切りは2020年3月31日(火)まで。

ライドハンターズin上野村

新規エントリーも受け付けへ

「10月20日ライドハンターズin上野村」に申し込みンでいない人も振替開催に参加できる(要参加費)。新規エントリーの申し込みは、2020年1月中を目途に開始する予定。決まり次第、公式WEBサイトで案内する。

●ライドハンターズin上野村の当該ニュースページ

Iot搭載の回生電動アシスト自転車を前橋市がモニター提供

前橋市は、前橋商工会議所・太陽誘電・ブリヂストンサイクル・一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構と連携し、回生電動アシスト自転車を活用して市街地の活性化や環境に配慮した継続的な交通手段の提供を推進していくことを発表した。

回生電動アシスト自転車をさっそく市民が試乗

その第1弾として、太陽誘電より無償で貸与される回生電動アシスト自転車100台を活用し、モニタリング事業を実施する。さらにシェアサイクル化への活用を目指し、モニタリングデータを活用する予定だという。

前橋市や民間企業などが自転車を活用した新たなまちづくり事業にかかる連携協定を締結

ブリヂストンサイクルの回生電動アシスト自転車に太陽誘電のIotユニット(GPS、LTE 機能)を取り付け、モニターに日常生活や業務の中で使用してもらう。モニターは、前橋商工会議所を通じ市民や会員企業、団体、大学などから募集。簡単なアンケートや自転車走行データなどを収集する。また、実際に自転車利用のメリットを体感してもらうことで、自転車利用促進広報モデルとして広報誌やSNSで情報発信してもらう。

回生電動アシスト自転車

事業を通じて、モニターとなった人たちに自転車利用のメリットを体感してもらい、自らが広報モデルとなることで、より親近感と説得力のある広報を行っていくのがねらいだ。

また、収集した検証データは、第2弾「回生電動アシスト自転車のシェアサイクル化」 へ活用し、MaaSと連携させた前橋市の新たな公共交通政策の一つとして組み込み、前橋の魅力を高めることを目指したいという。

回生電動アシスト自転車講習会では安全な乗り方や事故防止の注意点を学習し、それぞれに合った自転車を子育て世代やシニア世代が体験した

●前橋市のホームページ
●おすすめサイクリングコース

キンタナ、ブアニ、バルギルが3本柱…2020アルケア・サムシック始動

フランスのアルケア・サムシックが2020シーズンに向けて、チームの本拠地となるブルターニュ地方のブリュで11月28日からトレーニングを開始する。前日にはパートナーとのプログラムミーティング、ファンとのサイクリングが行われた。

左からナセル・ブアニ、ナイロ・キンタナ、ワレン・バルギル

ブアニ…ゴール勝負で両手を挙げたい

コフィディスから移籍するスプリンターのナセル・ブアニ(フランス)は「チームに合流できてうれしい。チームメートやスタッフがみな同じ目的を持っていて、そんな環境の中で走れることでモチベーションを高めている」と語った。

「2020シーズンはどんなレースでもゴール勝負でガッツポーズしたい」とスプリント勝負を託されたブアニ。シーズンはサウジツアー、ツール・ド・オマーン、クルネ〜ブリュッセル〜クルネ、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモに参戦予定。

ファン交流会で笑顔を見せるブアニ、バルギルら

バルギル…キンタナと刺激し合っていい結果に

これまで総合成績のチームエースを務めてきたワレン・バルギル(フランス)は「2019シーズンは大成功だった。シーズン序盤に2つの落車を経験したが、6月にはフランスチャンピオンになれた。悪い記憶を払しょくすることができた」という。

「2020年は強力なチーム運営体制が整った。それを成功に結びつけるのは選手それぞれだ。ナイロ・キンタナと一緒に新シーズンを走るよ。2人にお互いのプレッシャーがのしかかるが、それはいいことだと感じている。ナイロと最初に走るレースを楽しみにしている」とバルギル。

バルギルはツール・ド・ラプロバンス、アルデッシュクラシック、ドロームクラシック、パリ〜ニース、ミラノ〜サンレモ、カタロニア一周、アムステルゴールドレース、フレッシュワロンヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュに参戦予定。

アルケア・サムシックライドに1000人が参加し、がんとの闘いのために8600ユーロを募金した

キンタナ…まずはコロンビア選手権

スペインのモビスターから電撃移籍したナイロ・キンタナ(コロンビア)は、「チームメートやスタッフと打ち解けるためにたくさんの楽しい時間を過ごすことに努めた。アルケア・サムシックに加わってこんなにたくさんの人たちと巡り会えるとは思わなかった。自転車に乗るのはとても寒かったけど、とてもいいスタートが切れたと思う」とコメント。

「2020年はパリ〜ニースがアルケア・サムシックのチームジャージを着ての最初の大きなターゲット。その次はボクの家があるボヤカで開催されるコロンビア選手権だ。ツール・ド・ラプロバンスでワレン・バルギルと一緒に走ることになる。意思統一を図って、チーム監督やスタッフ一丸となって目標を目指して走っていきたい」

キンタナの新シーズンはコロンビア選手権のタイムトライアルとロードレースに出場し、ツール・ド・ラプロバンス、ツール・デュ・オバール、パリ〜ニース、カタロニア一周、アムステルゴールドレース、フレッシュワロンヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュに参戦予定。

●2020アルケア・サムシックのホームページ

MAVICの理想を求めて誕生した究極のCOSMIC ULTIMATE

マヴィックジャパンは、マヴィック・フットウェア2020年コレクションにおいて、新作ロードシューズ“COSMIC ULTIMATE(コスミック・アルチメイト)”を発売した。5万円(税別)。

ブラック

最先端素材と技術、画期的なデザインを採用し、MAVICが考える最高峰のロードレースシューズを形にした“COSMIC ULTIMATE”は、0.1秒を追求するロードサイクリストが求める効率性、サポート力、精密なレベルのフィット感を実現した、まさに究極のハイパフォーマンスシューズ。

全国のマヴィック取り扱い店舗で2019年11月末よりブラックカラーが先行発売、2020年2月にイエローマヴィック カラーが発売される。

効率的なペダリングパフォーマンスをもたらす超軽量アッパー
エナジーフルカーボンSL採用アウトソール

COSMIC ULTIMATE(コスミック・アルチメイト)

イエローマヴィック(2020年2月発売予定)

■アッパー
素材 : MATRYX
仕様 : BOA IP1 x2
■ソール
素材 : エナジーフルカーボンSL
パワー伝達 : INDEX100
■サイズ:24-29㎝
■重量:200g(27㎝)
■カラー:ブラック、イエローマヴィック(2020年2月発売予定)
■価格:5万円(税別)

<アッパー>
効率的なペダリングパフォーマンスをもたらす超軽量アッパー
快適で効率的なフットマッピングサポートを実現

快適で効率的なフットマッピングサポートを実現したアッパー

◆MATRYX
ケブラーと高張度ポリアミドを編み合わせた特許取得テクノロジー。ポリアミドのメッシュ素材に伸びに対して非常に強靭なケブラーを自由に編み混むことで部分的な強度調整が可能となり、最適なポジションへのフットマッピングサポートが可能。縫い目や補強パーツ、インナーレイヤーを省略、1本1 本のヤーンをコーティングすることで全体をコーティングする必要をなくし、高い通気性の獲得とともに軽量化を実現。合成素材アッパーの5倍、ニット素材アッパーの10倍の傑出した耐摩耗性をもたらす。縫い目段差をなくしたことで、擦れや痛みを防止するとともに抜群のフィット感をもたらした。

◆BOA IPを2ヵ所搭載
1mm単位でのフィットを素早い調整が可能。ダイヤルを引き上げることで可能となるクイックリリースシステム搭載。BOA IP1を2ヵ所搭載することにより、さらなる微調整が実現。シューレースを内側に施すことで、アッパー表面に凹凸をなくし、風の抵抗を軽減。

<ソール>
サイクリストのパワー全てをペダルに伝達する最高峰の剛性を誇るフルカーボンアウトソールを搭載

サイクリストのパワー全てをペダルに伝達する最高峰の剛性を誇るフルカーボンアウトソールを搭載

◆エナジーフルカーボンSL採用アウトソール
パワー伝達INDEX100 より軽量に、より硬く、より薄く
・高い剛性を誇るフルカーボンアウトソールが力をダイレクトにペダルへ伝達、効率的なペダル運びを実現。
・踵部分の内側にクッションを施し、しっかりとホールド
・中央の大開口ベンチレーションによって、通気性の確保と軽量化を実現。
・ラバーパッド、ラバーバンパー、ブレーキングラバーとソールの一体化により、 剛性UPとさらなる軽量化

◆OrthoLite(オーソライト)インソール
サポート力と長時間持続する快適性を提供