榊原爽が東京五輪テストイベントに続いて大阪BMX国際で優勝

UCIクラス1の2019大阪BMX国際/JBMXF大東建託シリーズ第4戦が、大阪府堺市の大阪府営大泉緑地サイクルどろんこ広場で開催され、男子エリートはブラジルのナショナルチャンピオンであるレゼンデ・レナトが、女子エリートは東京オリンピックのテストイベント、REDAY STEADY TOKYO-自転車競技(BMXレーシング)でも勝利したオースト ラリアの榊原爽が連勝を果たした。

第2ストレートをトップで走る榊原爽(右)をサラ・ウォーカー(左から2番目)が追う

前週に東京都の有明アーバンスポーツパークで行われた東京オリンピックのテストイベントに出場した海外選手もエントリーした。

エリート男子はレナトが中井を制す

レゼンデ・レナト(右)が追い上げる中井飛馬(左)を振り切った

日本勢に加えてオーストラリアの榊原魁(榊原爽の兄)と、ブラジルナショナルチャンピオンのレナトがエントリーしたエリート男子のカテゴリー。決勝レースはレナトが好スタートを決め、全日本チャンピオンの中井飛馬が追うなかで、最後までレースをリードしたレナトがトップでフィニッシュした。2位には中井、3位には吉井康平が入った。

レゼンデ・レナトのコメント
準決勝は第1コーナーで失敗するなどミスが出たが、決勝では完璧な走りができた。日本で 優勝することができてうれしい。

エリート男子結果
優勝 レゼンデ・レナト(Brazilian National Team)
2位 中井飛馬(新潟県/日本体育大)
3位 吉井康平(東京都/フォスター電気)

レゼンデ・レナトを中央に左が2位中井飛馬、右が3位吉井康平

エリート女子は日本育ちの榊原爽が優勝

9名のエリートに、3名のジュニアを加えた12名の混走で行われた女子のレース。決勝はスタートでトップに立った榊原爽をロンドン五輪銀メダリストのサラ・ウォーカー(ニュージーランド)が追う展開となった。

ウォーカーが第2コーナーの入り口でインから仕掛けるものの、転倒して後続の選手も巻き込まれてしまう。榊原がトップでフィニッシュし、2位には 転倒を回避した丹野夏波、3位に中国のルー・ヤンが入った。

4位でジュニアの籔田寿衣がフィニッシュ。規定によりエリートとジュニアの表彰が別に行われるため、籔田がジュニア女子の優勝者となった。

榊原爽を中央に左が2位丹野夏波、右が3位LU Yan

榊原爽のコメント
大阪のレースは15年ぶりで、楽しみにしていたなかで優勝できてうれしい。決勝ではトップ争いをしていたサラ・ウォーカーが転倒して、いい勝負ができなかった面もあったが、スタートから前に出てトップでフィニッシュできた。2年ぶりの日本で友だちに会えて、(BMXに乗る)子どもたちとも交流して楽しめたのもプラスになった。

エリート女子結果
優勝 榊原爽(オーストラリア/Team Sakakibara)
2位 丹野夏波(神奈川県)
3位 LU Yan(中国/Chinese BMX National Team)

ジュニア女子結果
優勝 籔田寿衣(大阪府/モトクロスインターナショナル)
2位 早川優衣(岡山県)
3位 酒井亜樹(大阪府/DEUX ROUES ELITE TEAM)

ジュニア女子優勝の籔田寿衣を中央に左が2位早川優衣、右が3位酒井亜樹

増田優一が圧倒的な強さをみせてジュニア男子優勝

大きなジャンプが連続する第2ストレートをクリアする地元大阪の増田優一。3レースともトップでフィニッシュする強さを 発揮

エントリーが7名で3レースの総合成績で争われたジュニア男子。全日本チャンピオンの増田優一が圧倒的な強さをみせて、すべてのレースをトップでフィニッシュし、表彰台の頂点に立った。

ジュニア男子結果
優勝 増田優一(大阪府/Formula International Factory Team)
2位 島比加瑠(東京都/日本体育大江原高)
3位 庄司佳真(神奈川県/Groovy Factory)

ジュニア男子優勝の増田優一を中央に左が2位島比加瑠、右が3位庄司佳真

2019大阪BMX国際/JBMXF大東建託シリーズ第4戦/西日本2戦 大阪大会
主催:公益財団法人日本自転車競技連盟/一般社団法人全日本BMX連盟
主管:大阪府自転車競技連盟
公認:国際自転車競技連合(UCI) クラス 1
開催場所:大阪府営大泉緑地サイクルどろんこ広場(大阪府堺市)
開催期日:2019 年 10 月 19 日(土)~10 月 20 日(日)
後援:大阪市、堺市

唯一ペダルをこいではいけない自転車種目に初代世界チャンピオンジャージ

米国の男女デュオ、トミー・ズーラとペイトン・リドノーが、スイスのベルンバイクパークで行われたレッドブルUCI(国際自転車競技連合)パンプトラック世界選手権で優勝。UCIが自転車競技の世界チャンピオンに与える5色の虹色ジャージ、アルカンシエルを初戴冠した。

世界チャンピオンのトミー・ズーラ(左)とペイトン・リドノー ©Red Bull Content Pool

アルカンシエルは自転車競技界においての世界チャンピオンの称号。世界選手権で各種目の優勝者に1年間、アルカンシエルを着用させるのが伝統だが、今回初めてパンプトラックもUCI公認種目として開催され、男女の優勝者にアルカンシエルが与えられた。

パンプトラックは起伏のあるコースを体重移動やバンクなどを利用して、ペダルをこがないで前進してゴールを目指す種目。今回のレースにはBMXのオリンピック選手やMTB界の有力選手らが参戦した。

女子の世界チャンピオンとなったペイトン・リドノー ©Dan Griffiths / Red Bull Content Pool
トミー・ズーラがパンプトラックを攻める ©Dan Griffiths / Red Bull Content Pool

2018年、米国アーカンソー州で第1回パンプトラック世界選手権が開催された。このときはスイスのデュオ、デビッド・グラーフとクリスタ・フォンニーダーハウゼンが優勝し、地元スイスでタイトルを守るために戻ってきた。

130人以上の選手がスイスのベルンにあるスイスバイクパークに集まり、最先端のパンプトラックに挑み、22カ国・26選手が予選を通過した。

ファイナルは厳しい雨に見舞われたが、会場に詰めかけたファンが選手を後押し。世界チャンピオンとしては2代目となるが、パンプトラック種目として初めてのアルカンシエルが優勝者に授与された。

UCI公認の世界選手権となったパンプトラック ©Dan Griffiths / Red Bull Content Pool

●UCI BMXレーシングのホームページ

マルコス・ガルシアがツアー・オブ・ペニンシュラ総合優勝

マレーシアで行われてきたステージレース「ツアー・オブ・ペニンシュラ(Tour of Peninsular、UCIアジアツアー2.1)」は10月19日に最終の第5ステージを行い、KINAN Cycling Teamはマルコス・ガルシアの総合リーダージャージを守り切ることに成功。すべてのステージを終えて、マルコスが個人総合優勝を達成し、山岳賞との個人2冠。さらに、チーム総合でもトップを堅守。個人・チームともに総合力の高さを誇示する結果となった。

マルコス・ガルシアがツアー・オブ・ペニンシュラで総合優勝  ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

前日は今大会唯一の山岳ステージが設定され、序盤に形成された先頭グループに4人を送り込むことに成功。レースの主導権を握り、最後はマルコスが後続に大差をつけてステージ優勝。さらに、アシストでも大車輪の働きを見せたトマ・ルバが2位となり、ワン・ツー・フィニッシュを達成。マルコスは個人総合で首位となり、リーダージャージを獲得。2位以下に対して3分以上の総合リードを持つ。また、山岳賞でもマルコスが首位、チーム総合もトップに立ち、個人・チームともにレベルの高さを示している。

そしてマレー半島をめぐってきた戦いは最終日。第5ステージは151.4kmで争われ、前半に4級、後半に2級とそれぞれカテゴリー山岳が設定される。その他はおおむね平坦基調だが、数少ない登坂区間がレース展開にどう影響するかがポイントとなる。最後は首都クアラルンプール郊外のセティアワンサにフィニッシュ。KINAN Cycling Teamはマルコスの個人総合首位のキープを絶対的な位置づけとし、最後のステージに臨むことになった。

その意識通り、KINAN勢はレースを展開していくこととなる。リアルスタートから約1時間にわたって出入りの激しい流れが繰り返されたが、その間はライバルチームの逃げ狙いの動きを選別。危険なアタックに関しては、各選手がチェックに入るなど、集中したレースの入り。

そうした状況から、50kmを過ぎたところで5人の逃げが決まる。以降はKINAN勢を中心にメイン集団が統率され、レース全体が落ち着く。中盤までは新城雄大や山本大喜が前線に出てペーシングを担った。

おおよそ2分台で進行した先頭とメイン集団との差は、後半の山岳区間で徐々に縮まりを見せる。上りのペースメイクはトマに加え、椿大志やサルバドール・グアルディオラが務め、マルコスの総合固めに。長い登坂で集団の人数を減らしながら、先を急ぐ選手たちとのタイムギャップを安全圏内へと戻していった。

ハードな上りに、テクニカルなダウンヒルも続き、タフなコース設定がなされたレース後半だったが、KINAN勢はトラブルなくプロトンを統率し、そのまま終盤へ。結果的に2選手の逃げ切りを許すこととなったが、総合争いに関係しない選手の動きとあり、マルコスを確実にメイン集団でフィニッシュへ送り込むことを優先。ステージトップから14秒差で集団がフィニッシュし、この中にマルコスはもちろん、最後までケアに努めたサルバドールとトマも入った。

この瞬間、マルコスのツアー・オブ・ペニンシュラ個人総合優勝が決定。同様に首位で最終日を迎えていた山岳賞でもトップを守って個人2冠を達成。山岳での圧倒的な強さが生かし、5日間の戦いにおける王座を戴冠した。また、トマが個人総合8位としてトップ10圏内に。サルバドールも同12位とまとめた。チームが重視するUCIポイントの獲得は、今大会合計で187点。

さらに、各ステージのチーム内上位3選手の合算で競うチーム総合でも1位に。個人で勝利したマルコスにとどまらず、各選手のアシストとしての働きや、要所での効果的な動きが奏功し、チームとしての強さも示すことに成功した。

例年同様にアジアをメインに数々のレースを転戦してきたKINAN Cycling Team。シーズン終盤で迎えた今大会を最高の形で終えることができた。この勢いのまま、残る戦いへとフォーカスしていく。チームは今後、公式戦としては10月20日のジャパンカップサイクルロードレース(UCIアジアツアー1.HC)と、11月10日のツール・ド・おきなわ(UCIアジアツアー1.2)に出場する。そのほかイベント参加なども控えており、活発なチーム活動に努めていく。

マルコス・ガルシア

マルコス・ガルシアのコメント
「とてもうれしい。調子がよく、秋のレースや日本で過ごした時期を経て、今回もよい走りができた。今日も多くの出来事があったレースだった。スタートからハイペースが続いたが、われわれはとても強く、レースをコントロールできた。多くのアタックがあったが、いずれもしっかりとチェックしながら、先頭グループとの差も3分以内にとどめることも心掛けた。最後は先頭とのタイム差を気にする必要がなく、ストレスを感じずに走り切ることができた。今年は3月のツアー・オブ・台湾、4月のツアー・オブ・タイランドとよい走りができ、5月のツアー・オブ・ジャパンでは悔しい結果に終わったが、調子を戻して今回の優勝に結びつけられた。いまはとても良いシーズンだったと思える」

●キナンのホームページ

ジャイアントのコンポブランド、カデックスが日本語サイト

世界最大級の自転車メーカー、ジャイアントが手がける「CADEX(カデックス)」ブランドの日本語ウェブサイトが開設された。CADEXはホイールやタイヤ、サドルなどの製品をリリースする。

公開された日本語サイトでは製品詳細に加え、テクノロジー、製品保証、取扱店などを掲載している。

新コンポブランドCADEX誕生…ツール・ド・フランスで発表

●CADEXの日本語サイト

同時に、FacebookページとInstagramアカウントも開設された。主に各製品情報やレース・イベント情報などを配信していくという。

●CADEXのFacebookページ
●CADEXのInstagram

橋本英也と梶原悠未がアジア選手権オムニアムで優勝

韓国で開催中のアジア選手権トラック2020は大会3日目となる10月19日、男女エリートのオムニアムで橋本英也梶原悠未がそれぞれ優勝。橋本は3連覇(優勝4度目)、梶原は4連覇と、ともにアジアでは盤石の強さを見せた。

アジアチャンピオンジャージを着る橋本英也と梶原悠未 ©JCF

●レース結果
男子オムニアム

1位:橋本英也 (日本)135点
2位:ザカロフ(カザフスタン) 127点
3位:シン・ドンジン(韓国) 121点

男子オムニアムでアジア王者となった橋本英也 ©JCF
アジア選手権の男子オムニアムで優勝した橋本英也(中央) ©JCF

女子オムニアム
1位:梶原悠未(日本)166点
2位:ワン・シャオフェイ(中国)144点
3位:リー・ジーウィン(香港)137点

女子オムニアムを走る梶原悠未 ©JCF
女子オムニアムでアジアチャンピオンとなった梶原悠未 ©JCF

ジュニア 女子ポイントレース
1位:内野艶和(日本)

男子ジュニア1kmタイムトライアル
3位:市田龍生都(日本) 1分03秒253 ジュニア日本新記録

●日本自転車競技連盟のホームページ

グリーンまでの高低差を考慮した数値を表示するゴルフナビ

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