今度のブロンプトンはセラミックコート…価格は100万円超え

英国ロンドン生まれの折りたたみ自転車ブランド、ブロンプトンがフラッグシップモデルである「T Line」 をカラフルに進化させた「T Line Ceratech Bronze」を4月上旬より順次販売開始する。

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宇宙船やレーシングカーにしか使用されないセラミックベースの堅牢なコーティング、セラコートを施し、最軽量のT  Lineをカラフルに進化させた。欧州、米国では「Ceratech Black」 が発売され、アジアでは「Ceratech Bronze」が販売される。

2021年に初めて発売されたT Lineは、シティライディングを一変させるために作られたモデル。T Line Ceratechはこの目標を忠実に守り、精密なエンジニアリングと最先端の素材を融合させることで、耐久性に優れながら、この世のものとは思えないフィーリングを持つ、美しくタフなバイクを実現した。

T Line Ceratech Bronze
ギア:4速 or 12 速
マッドガード :付属
ハンドルバー :Low or Mid
フロントライト:オプション
価格:4速 ¥1,034,000(税込) 12速 ¥1,076,000(税込)
※仕様に関しては予告なく変更になる可能性がある

●ブロンプトンのホームページ

21歳のデルトロが最古のレース、ミラノ〜トリノ初優勝

世界最古のロードレース、ミラノ〜トリノが3月19日にイタリア北部で開催され、UAEチームエミレーツ・XRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)が初優勝した。3月10日から16日まで行われたティレーノ~アドリアティコではフアン・アユソ(スペイン)の総合優勝に貢献した21歳。チームは22日に開催されるミラノ〜サンレモにいよいよラスボス、タデイ・ポガチャル(スロベニア)を送り込んでくるが、ここでもアシスト役に起用される予定だ。

デルトロがミラノ〜トリノで初優勝。ウイニングポーズは感謝を示したもの ©Marco Alpozzi/Lapresse
3日前まで開催されたティレーノ~アドリアティコは悪天候だったが、この日は春の日差しに恵まれた ©Marco Alpozzi/Lapresse
5人の第1集団にJCLチーム右京の増田成幸が加わった ©Lapresse
アダム・イェーツ(左)が21歳のデルトロ(右)をアシスト ©Marco Alpozzi/Lapresse
デルトロのアタックにヨハンネセンとトゥレットが反応 ©Marco Alpozzi/Lapresse
感謝のポーズでフィニッシュしたデルトロ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse
ミラノ〜トリノでメキシコ勢が優勝したのは初。21歳と3カ月20日での勝利は史上5番目に若い記録 ©Marco Alpozzi/Lapresse

スタイルに応じてマルチな使い方が可能なカブトのREZZA-3

オージーケーカブトが「REZZA(レッツァ)-3」を発売した。従来モデルのコンパクトでシンプルなデザインを継承しながら、本格的なスポーツライドにも適したモデル。同梱のバイザーに加え、別売オプションのシールドにも対応し、シーンやスタイルに応じた多彩な使い方が可能。1万2100円。

レッツァ・3(ツートンホワイト)

シリーズ3世代目となる製品。ヘルメット内部にマグネットを埋め込み、別売オプションのシールドをよりスムーズに装着できるようアップデート。AR-5シールドとARS-3シールドの取り付けが可能。

アジャスターの高さを調整する
シールドは別売り
バイザーは同梱される

また、従来の「REZZA-2」では2サイズ展開だたが、新たにS/Mサイズを追加。頭が小さめの人もフィットしやすくなり、より多くの人が快適に使えるようになった。

●オージーケーカブトの詳細ページ

帽子をかぶるように自然なスタイルヘルメット「ELPIS」登場

スタイルを選ばず、あらゆるライドシーンにマッチするニュートラルなヘルメット「ELPIS(エルピス)」がオージーケーカブトから新たに発売された。1万2100円。

エルピス(マットサンドベージュ)

「ELPIS」は、シンプルで洗練されたデザインと快適な装着感を兼ね備え、幅広い自転車スタイルにフィットするヘルメット。落ち着いたトーンのカラー展開により、さまざまなウエアにも合わせやすく、コーディネートの幅を広げる。ロードバイクでのサイクリングはもちろん、クロスバイクやミニベロでの街中の移動、さらにはグラベルライドまで、さまざまなシーンに溶け込み、個性を引き立てる。

エルピスのアジャスター

標準の内装パッドに加え、ツバと内装パッドが一体化した専用バイザーを同梱。シンプルなルックスとカジュアルなアレンジの両方を楽しめる仕様。さらに、ヘルメット本体のカラーに合わせて、ベージュまたはブラックのあごひもを採用。細部にまでこだわり、統一感を高めながら、さりげないアクセントを加えている。

エルピス(マットブラック)

カジュアルに、シンプルに、自分らしく。日常の街乗りから週末のアクティブなライドまで、あらゆるシーンで快適かつスタイリッシュに楽しめる。

●オージーケーカブトの詳細ページ

UCIワールドチーム18チーム中12チームが使用するエリートボトル発売

UCIワールドチームの18チーム中12チーム、同ウィメンズ15チーム中7チームが採用するエリートの超軽量ウォーターボトル「FLY TEX」。チームに供給されるボトルと同じワールドチームのデザインをまとった「FLY TEAM 2025」が発売された。550mlが1450円、750mlが1610円。

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FLY TEAMは、世界最軽量クラスのウォーターボトル。550mlでわずか51gという軽さを実現し、プロのレーシングチームも愛用している。

軽量化の秘密は底面を厚く、中央部を薄くした独自の構造。これにより耐久性を保ちつつ、プラスチック使用量を削減。また、人間工学に基づいた設計で握りやすく、軽い力で豊富なドリンクを補給できる。BPAフリー素材で安全面にも配慮。軽量性、機能性、デザイン性を兼ね備えた、まさにプロ仕様のスポーツボトル。

FLY TEAM 2025 550ml
容量:550ml
カラー:ALPECIN DECEUNINCK、ARKEA B&B HOTELS、BAHRAIN VICTORIOUS、 COFIDIS、DECATHLON AG2R、GROUPAMA-FDJ、INEOS STYLE、INEOS WHITE、INTERMARCHE WANTY、CANYON SRAM、EF PRO、JAYCO ALULA、PICNIC POSTNL、UAE EMIRATES (全14色)

FLY TEAM 2025 750ml
容量:750ml
カラー:ALPECIN DECEUNINCK、INEOS STYLE、UAE EMIRATES

●カワシマサイクルサプライのホームページ

2025ミラノ〜サンレモにポガチャル、フィリプセン、ファンデルプール

イタリアに春を告げるレースとして知られるミラノ〜サンレモが3月22日に開催され、前年の覇者ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)らをはじめ、タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)、フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)、マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)らが参戦する。

2025ミラノ〜サンレモに出場するポガチャル ©LaPresse

最も注目されるポガチャルは、クラシックレース完全制覇をするためのまだ勝っていない2つのモニュメントの1つであるこのミラノ〜サンレモを勝ち取りたいと繰り返し表明している。過去3年間、ポガチャルは着実に進歩を示し、2022年には5位、2023年には4位、2024年には初めて表彰台に上がり、フィリプセンとマイケル・マシューズの後ろに位置した。

2024ミラノ〜サンレモを制したフィリプセン(中央) ©LaPresse

フィリプセンは、2023年の勝者ファンデルプールを擁するアルペシン・ドゥクーニンクでナンバーカード1番を着用してスタートする。ガンナとリドル・トレックのジョナタン・ミラン(イタリア)は、ティレーノ〜アドリアティコで際立ったパフォーマンスを見せた選手。リドル・トレックのスプリンターであるマッズ・ピーダスン(デンマーク)とリーダーシップを分担する。

注目すべき好調なライダーにはトーマス・ピドコック、ステファン・キュング、マグナス・コルトニールセン、マキシム・ファンギルス、オラフ・コーイなど。

2025ミラノ〜サンレモのコースプロフィール