世界選手権エリート男子ロード出走リスト

オーストリアのチロル地方にあるインスブルックで開催されている世界選手権ロードは最終日となる9月30日、エリート男子ロードが開催される。総距離258.5km、競技距離252.9。獲得標高は4670m。

インスブルック市の中心街を走るロードコース © Dario Belingheri/BettiniPhoto
地元オーストリアのベルンハルト・アイゼル(左)と2002年の世界王者マリオ・チポッリーニ(イタリア)がトレーニング © Innsbruck-Tirol 2018 / Jan Hetfleisch

エリート男子はクーフシュタインをスタートして84.7kmを走り、インスブルックの周回コースへ。1周23.8kmのショートラップを6周し、最後の7周目は31kmのロングラップを走ってゴールする。ショートラップにも上り坂があるが、最後のロングラップはさらに1つの激坂が加わるので、2つの上りがキーポイントとなる。

エリート男子ロードの出走リスト。クリックすると拡大します
世界選手権ロードの周回コース部分。ジュニア男子はショートラップ2周、U23は4周、女子は3周、エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

世界選手権エリート男子ロードの周回コース部分

世界選手権エリート男子ロード、大回りとなる最終周回に登場する28%の激坂。事前に走ったアマチュアサイクリストイベントでは1人も上れなかったとのこと。© Innsbruck-Tirol2018 / Jan Hetfleisch

世界選手権ロードの周回コース高低表。エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

全カテゴリーで使用するショートラップと、エリート男子のみ使用するロングラップの高低表

日本選手の成績
●エリート男子ロード
中根英登(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)
●エリート女子ロード
与那嶺恵理(ウィグル・ハイ5)79位
金子広美(イナーメ信濃山形)途中棄権
唐見実世子(弱虫ペダルサイクリング)途中棄権
●U23男子ロード
石上優大(EQADS)途中棄権
大前翔(慶應義塾大)途中棄権
山本大喜(キナンサイクリング)途中棄権
松田祥位(EQADS)途中棄権
渡辺歩(GSCブラニャック)途中棄権
●ジュニア男子ロード
小野寺慶(ブラウ・ブリッツェン)51位
日野泰静(愛媛・松山城南高)途中棄権
馬越裕之(奈良・榛生昇陽高)途中棄権
福田圭晃(神奈川・横浜高)途中棄権
香山飛龍(神奈川・横浜高)途中棄権
●ジュニア女子ロード
川口うらら(兵庫・龍野高)23位
中冨尚子(京都産業大)87位
●エリート女子タイムトライアル
与那嶺恵理(ウィグル・ハイ5)29位
●U23男子タイムトライアル
松田祥位(EQADS)47位
山本大喜(キナンサイクリング)49位
●ジュニア男子タイムトライアル
日野泰静(愛媛・松山城南高)58位
馬越裕之(奈良・榛生昇陽高)61位

●エリート男子ロードのインタラクティブコースマップ
●世界選手権ロード関連ニュースまとめサイト

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

アンナ・ファンデルブレッゲンが世界選手権エリート女子ロードで独走優勝

オランダのアンナ・ファンデルブレッゲンが9月29日にオーストリアのインスブルックで開催された世界選手権エリート女子ロードで、残り40kmから独走。2位のアマンダ・スプラット(オーストラリア)に3分42秒差をつけて世界選手権で初優勝した。3位は5分26秒遅れでイタリアのタチアナ・グデルゾ。

アンナ・ファンデルブレッゲンがエリート女子ロードで独走する © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

ファンデルブレッゲンはリオデジャネイロ五輪女子ロードの金メダリスト。2015年と2017年にジロ・デ・イタリア総合優勝。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、フレッシュワロンヌ、アムステルゴールドレース、2016年のヨーロッパ選手権など数々の勝利を持つ。25日に行われた個人タイムトライアルで2位になるスピードを備えながら、山岳を得意とし、このチロル地方は大好きなエリアだった。

アルカンシエルを着用したアンナ・ファンデルブレッゲン © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

「初めてこの周回コースを訪れたときから本当に気に入ってしまった。フレッシュな状態でこのレースに挑みたかったので、いつもの1年よりも出場する大会を抑えた。昨年に優勝したジロ・デ・イタリアもスキップして、ロード練習よりもマウンテンバイクに乗ることを心がけた」とファンデルブレッゲン。

「大会が近づくととてもプレッシャーを感じてきた。この日を迎えるまでの道のりがとても長かった。だから今朝は、もうすぐ終わるんだと自分に言い聞かせた。そうすると不思議にリラックスすることができた」

エリート女子ロードのスタート © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

この日のオランダチームは、個人タイムトライアルで優勝したアンヌミエク・ファンフレウテンとファンデルブレッゲンの2人をエースに起用。それをサポートするために残り選手がアシストをこなした。レース中盤でファンフレウテンがシビアな落車をして、チームの作戦はファンデルブレッゲンを勝たせることに決まった。

「アマンダ・スプラットが最初のアタックをしかけた。彼女が強いクライマーであることを知っていたので、オランダチームは完ぺきに反応した。私が勝つために終盤に集中できたのはそのためです。フィニッシュラインを越えたとき、この世界選手権が私に向いていたことを実感しようやく安心した」

エリート女子ロードのスタート © Benjamin Hundsbichler
美しいチロル地方を走るエリート女子ロード © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

「私は本当にこのチロル地方とインスブルックが大好きです。美しい山々と、この地域にいる人たちが大好きです。その人たちが世界選手権を主催してくれて私はとても幸せでした。本当に素晴らしいイベントを作ってくれました。私はヒルクライムが好きなんですが、私の家の周りにはないんですよね。私にとってインスブルックはオランダにとても近い。トレーニングをするのにとてもいい場所で、またすぐにここに戻ってきたい!」

世界選手権エリート女子ロード © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto
アンナ・ファンデルブレッゲンがエリート女子ロードで独走優勝 © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

競技距離は155.6kmで、獲得標高2406m。優勝者の平均時速は37.185km。48カ国149選手が出場し、完走は81選手。日本勢は与那嶺恵理(ウィグル・ハイ5)が20分47秒遅れの79位。金子広美(イナーメ信濃山形)と唐見実世子(弱虫ペダルサイクリング)は途中棄権。

アンナ・ファンデルブレッゲンを中央に左が2位アマンダ・スプラット、右が3位タチアナ・グデルゾ © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

【速報】アンナ・ファンデルブレッゲンがエリート女子ロードの世界チャンピオン

オランダのアンナ・ファンデルブレッゲンが9月29日にオーストリアのインスブルックで開催された世界選手権エリート女子ロードで独走優勝した。リオデジャネイロ五輪女子ロードの金メダリスト。25日に行われた個人タイムトライアルでは2位だった。

オランダのアンナ・ファンデルブレッゲン © Innsbruck Tourismus – Klaus Kranebitter

●詳細ニュース(追加)

アンナ・ファンデルブレッゲンが世界選手権エリート女子ロードで独走優勝

オランダのアンナ・ファンデルブレッゲンが標高2000mでトレーニング © Innsbruck Tourismus – Klaus Kranebitter

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

世界選手権エリート女子ロード出走リスト

オーストリアのチロル地方にあるインスブルックで開催されている世界選手権ロードは9月29日、エリート女子ロードが開催される。総距離156.2km、競技距離は150.6km。獲得標高は2413m。

インスブルック市の中心街を走るロードコース © Dario Belingheri/BettiniPhoto
地元オーストリアのベルンハルト・アイゼル(左)と2002年の世界王者マリオ・チポッリーニ(イタリア)がトレーニング © Innsbruck-Tirol 2018 / Jan Hetfleisch

エリート女子はクーフシュタインをスタートして90.6kmを走り、インスブルックの周回コースへ。周回コースを3周してゴールする。

エリート女子ロードの出走リスト。クリックすると拡大します

●エリート女子ロードのコースマップ

●エリート女子ロードのライブ配信

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのオフィシャルグッズはオンラインで

「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」のオフィシャルグッズがオフィシャルオンラインショップで好評発売中。

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●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム オフィシャルオンラインショップ

オテル・ド・クリヨンが仏ホテル最高格付けのパラス認定…25軒目

4年の改修工事を経て2017年7月にリニューアルオープンしたオテル・ド・クリヨン・ア・ローズウッド・ホテル(L’Hôtel de Crillon, A Rosewood Hotel)が、栄えある「パラス」の称号をもつフランスで25軒目の施設となった。

オテル・ド・クリヨンからエッフェル塔を望む

ジャンイブ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣はパラス審査委員会の直近の審議にもとづき、オテル・ド・クリヨンに「パラス」の格付けを付与した。有効期間は5年。

オテル・ド・クリヨンは1909年の創業以来、フランスのホテルの卓越性とその優れたノウハウを全世界に知らしめることに大きく貢献し、まさにフランス流のラグジュアリーを体現する存在。歳月とともに、だれもが憧れる超一流ホテルとしての地位を築き上げた。そのオテル・ド・クリヨンが近年、改修工事を実施。建築家リシャール・マルティネによる4年におよぶ工事を経てリニューアルオープンした同ホテルは現在、世界中から来た旅行者を素晴らしい環境の下に受け入れ、利用客のさまざまなニーズと難しい要求に応えている。

オテル・ド・クリヨン

●オテル・ド・クリヨン公式サイト

フランスのホテル格付けの最上位となる「パラス」のランクは、鮮烈で個性あふれる「フランスらしさ」の一端を担う卓越したホテルの価値を強調するため、2010年11月に導入された。このランクを設けたことにより、5ツ星ホテルの中でも特に立地のよさ、優れた歴史的、美的、遺産的な価値、ニーズに対応したきめ細やかなサービスなどを通じてフランスホテル界の花形となっている施設の差別化を図ることが可能となった。「パラス」ランクの創設はまた、それらのホテルの国際的な価値を高めることを容易にするとともに、フランス文化の名声を広め、旅先としてのフランスの魅力を強化することに貢献。

「パラス」ランクの有効期間は5年で、格付けにあたってはまず、フランス観光開発機構(Atout France)が1次審査を実施。その後、観光担当大臣が任命した文学、芸術、文化、メディア、ビジネスの各界を代表する著名人から構成される審査委員会による2次審査(ホテルへの訪問調査と聴取を含む)を通じて認定の可否が判断される。

●フランスの「パラス」25軒について