クビアトコウスキーが首位…区間勝利はバルベルデが10度目V

第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月26日(日)、マルベリャ~カミニートデルレイ間の163.5kmで第2ステージが行われ、モビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)がスカイのミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)との一騎打ちを制して、3年ぶり10回目のステージ勝利を挙げた。

バルベルデ(右)がクビアトコウスキーを制した © Luis Ángel Gómez

クビアトコウスキーは2位に甘んじたものの、前日の個人タイムトライアルで6秒遅れの2位につけていたため、総合成績でBMCのローハン・デニス(オーストラリア)を逆転して首位に立った。

「百戦錬磨のバルデルデに勝つのは難しかった。でも首位のリーダージャージーを獲得できたのは悪くない。今夜は楽しむことにして明日からはこのジャージーを守っていくことに集中したい」

前日にマイヨロホを獲得したデニス © Luis Ángel Gómez

ディフェンディングチャンピオンのフルームが欠場し、これまではアシスト役をこなしてきたクビアトコウスキー。2014年に世界チャンピオンになった経験を持つダークホースが初優勝に向けて名乗りをあげた。

ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ © Luis Ángel Gómez

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド、スカイ)
マイヨベルデ(ポイント賞)ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド、スカイ)
マイヨルナレス(山岳賞)ルイスアンヘル・マテ(スペイン、コフィディス)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド、スカイ)

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トップストーン ピュアでシンプルな万能グラベルロードバイク

キャノンデール・ジャパンは、グラベルバイクの最新トレンドを組み込んだ「Topstone(トップストーン)」を発売した。キャノンデール本社近くにあるお気に入りのオフロードループにちなんで名付けられたTopstoneは、これぞ本物のグラベルバイク。大きなエアボリュームのタイヤ、安定したライダーポジション、スポーティなハンドリングでどんな状況にも対応。裏ルートを躊躇することなく駆け抜け、新しい道を開拓、もちろん朝の通勤だって快適にすることができる。週末ライドを楽しむ人や、乗り心地抜群なグラベルバイクを探している人にとって理想的な1台。

トップストーン・ソラ 11万5000円(税別)

Topstoneキーポイント!
最大42mm幅のタイヤまで対応する十分すぎるクリアランスで大胆は冒険ライドに最適
全モデルフルカーボンフォークを採用し、12mmスルーアクスルが正確なステアリングを実現
シナプスと共通のスタック&リーチで、安定感抜群なスポーティなライダーポジションを提供
3本のウォーターボトルを装備できるマウントと、トップチューブストレージ用マウント採用
55mmのフォークオフセットに穏やかなヘッド角を組み合わせたアウトフロントジオメトリー
オフロード走行で安定性と走破性を確保するフレア型ハンドルとワイドギヤを全モデル標準装備
フレームはディスクブレーキ専用設計、油圧ブレーキ搭載モデル(Apex 1、105)

トップストーン・アペックス1 22万円(税別)

新しいTopstoneは、3種類のモデルを展開。アドベンチャーライドの可能性をさらに広げるドロッパーシートポスト搭載モデルのTopstone Apex 1 をはじめ、シマノ105仕様のTopstone 105、シマノSora仕様のTopstone Soraを発売。サイズはXS、S、M、L、XL。店頭発売は10月下旬を予定。

トップストーン105 19万円(税別)

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ローハン・デニスがタイムトライアルを制して首位発進…第73回ブエルタ・ア・エスパーニャ

第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月25日(土)に南スペインのマラガで開幕。初日は距離8kmの個人タイムトライアルが第1ステージとして行われ、BMCのローハン・デニス(オーストラリア)がトップタイムをたたき出して優勝した。

個人タイムトライアルでトップタイムを出したローハン・デニス © Luis Ángel Gómez

2017大会初日のチームタイムトライアルでもBMCが優勝し、先頭でゴールを切ったデニスが首位のリーダージャージを着用した。デニスは2年連続でこの「マイヨロホ」を着用することになった。欧州以外の選手がグランツールと呼ばれる三大大会の個人タイムトライアルですべて勝ったのは初めて。

ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ © Luis Ángel Gómez

有力選手の中ではスカイのエースとなるミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)が6秒遅れの2位。7月のツール・ド・フランスで落車骨折し、復帰戦となったBMCのリッチー・ポート(オーストラリア)は51秒遅れと苦しいスタートとなった。

深紅のマイヨロホをデニスが獲得 © Luis Ángel Gómez

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ローハン・デニス(オーストラリア、BMC)
マイヨベルデ(ポイント賞)ローハン・デニス(オーストラリア、BMC)
マイヨルナレス(山岳賞)ネルソン・オリベイラ(ポルトガル、モビスター)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)ローハン・デニス(オーストラリア、BMC)

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長迫吉拓がアジア競技大会BMXレースで金…畠山紗英は接触で8位

ジャカルタ・アジア大会は8日目となる8月28日、自転車競技男子BMXレース決勝で長迫吉拓(モトクロスインターナショナル)が優勝し、金メダルを獲得。同じく決勝に出場した吉村樹希敢(GAN TRIGGER)は6位。女子では畠山紗英(日本体育大)が決勝に進んだが、他選手と接触して転倒し、8位だった。長迫はシーディングランを首位で通過し、モト(3回行われる1回戦)から安定した走りで、首位で決勝に進出。決勝では第1コーナー前から先行して優勝した。

長迫吉拓がアジア競技大会BMXレースで金メダル ©2018 JCF

長迫吉拓のコメント
久しぶりのアジアの大会。各国のレベルが上がっているなかで、危ない面もあったが、自信はあったので積極的に走った。リオ五輪を経験して挑んだ今回のアジア大会では、勝たないといけないというプレッシャーのなか勝つことができた。これは東京五輪へ向けてのいいステップになったと思う。自転車競技で今大会初めて金メダルを獲得できたので、このいい流れを明後日からのトラック競技につなげてほしい。

アジア競技大会BMXレースで長迫吉拓が先頭を走る ©2018 JCF

アジア競技大会BMXレースの長迫吉拓 ©2018 JCF
アジア競技大会BMXレースで長迫吉拓(中央)が金メダル ©2018 JCF

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日本人にフィットするコンパクトでスタイリッシュなレース対応モデルRECT(レクト)

日本人にフィットし、コンパクトかつ軽快感のあるスタイルと、コストパフォーマンスを両立したサイクルヘルメット「RECT(レクト)」がKabuto(カブト)から発売される。価格は7200円(税別)。

G-1マットホワイト

 
新たなラインナップに加わった新設計の「RECT」は、優れた安全性能を確保しながら、シェルとライナーの一体感を意識し、コンパクトスタイルでスピード感ある造形デザインとした。Kabutoサイクルヘルメット全モデル共通の、日本人の頭部形状に合う快適なかぶり心地はもちろん、ポタリングからJCF・日本自転車競技連盟公認レースまで幅広いシーンに対応する。コストパフォーマンスに優れたモデル。

新たに設計した「XF-8アジャスター」はサポート部分内面を球体形状とし、後頭部を包み込むようなフィット感を実現。さらにサポート部分に適度なしなりを持たせたスプリング構造を採用。これによってアジャスターを締め込んだ際に、心地よいサポート感とワンランク上のフィット感が得られる。さらに頭部形状や好みに応じて、上下4段階の調節を可能としている。

G-1マットブラック

G-1マットブラックブルー

G -1マットブラックレッド

内装には「A.I.ネット(Anti-Insect アンチインセクトネット)」を標準装着。「A.I.ネット」は、エアインテークから虫の侵入防止を主な目的として、メッシュネットとクッションパッドのハイブリッド構造とした、前頭部から頭頂部を包み込むインナーパッド。

後頭部のライナーとエアホールデザインは、市販のシリコンベルトタイプのテールライトを取り付けやすい形状にした。一部取り付けできないテールライトもある。

RECT(レクト)の詳細サイト

G-1マットホワイトレッド

ブラック

パールホワイト

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選手とファンが一体となったトラックフェスティバルが宇都宮競輪場で開催

自転車競技の発展と進行を目的に国内に拠点を置くUCIコンチネンタルチームが一堂に会した「トラックフェスティバル’18」が8月24日、栃木県の宇都宮競輪場で開催された。日本のロードシーンのトップレーサーが集まったイベントにキナンサイクリングも参戦。ロードレースとはひと味違った勝負の魅力をトラックで表現し、会場に集まったファンと1つになって初開催のイベントを成功させた。

宇都宮で開催されたTRACK FESTIVAL ’18 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

今回参加したのはキナンのほか、宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、ブリヂストンサイクリング、マトリックスパワータグ、愛三工業の6チーム。キナンからは山本元喜、中西健児、雨乞竜己、中島康晴、新城雄大の5選手に、強力な援軍として、元ロードレース選手であり、現在は競輪で活躍する福田真平が合流。6人でエントリーした。

イベントの華を飾るレースはオリジナル種目の「ファイブポイントゲーム」。2チームの対戦形式で、1チームあたり5名出走の計10選手がスタートラインへ。1周回ローリングののちリアルスタートとなり、各周回の先頭通過選手の所属チームに1ポイントが付与される。最終的に5ポイント先取したチームが勝利となる。

イベントの企画立案を行ったキナンの加藤康則チームゼネラルマネージャーによる開会宣言の後、競技開始。東西に分けられた予選ポッド内での抽選の結果、西リーグに属するキナンは、初戦をマトリックスパワータグ、第2戦を愛三工業と対戦することが決定。東西のそれぞれの予選リーグを1位通過したチーム同士が決勝を戦うことになる。

ナイター照明に照らされる中での初戦。山本、中西、雨乞、中島、新城で臨んだキナンは、序盤こそポイントを獲得したものの、中盤以降にマトリックスパワータグに主導権を奪われ、5ポイントを先取されて敗戦。

しばらく時間をおいて臨んだ第2戦は、新城と福田を入れ替え。スタート直後から愛三工業の攻勢にあいながらも、中西が3ポイント連取するなど、好展開に持ち込んでそのまま勝利。最後は日本チャンピオンジャージを着用する山本がポイントを獲得してレースを締めた。

1勝1敗で予選リーグを終えたキナンは惜しくも決勝進出こそならなかったものの、各選手がそれぞれに持ち味を発揮。ロードで培った走りをファイブポイントゲームに応用させ、選手間で連携をとりながら2レースを戦った。なお、決勝は東西の首位チームの頂上決戦として行われ、マトリックスパワータグを破ったホームチームの宇都宮ブリッツェンが優勝している。

会場は、トラックの内側に有料のVIP席を用意。レースを間近で見られるだけでなく、敢闘門からトラックへと入る選手との交流も楽しむ要素となった。また、無料のスタンド席もほぼ満席。多くのファンが注目する中で、イベントを成功裏に終えている。キナンはレース以外にもブース出展をしてチームグッズの販売も実施。閉幕後には、選手が会場に訪れた大勢のファンをお見送り。選手とファンとが一体となったイベントを象徴するシーンとなった。

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