初山翔がティレーノ〜アドリアティコに参戦…7日間のステージレース

ティレニア海からアドリア海へ。イタリア半島を横断するUCIワールドツアーのティレーノ〜アドリアティコに、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは初山翔を含む7選手で挑む。

イタリアでのUCIワールドツアー3連戦。ストラーデビアンケに続いて出場するのは、半島の西側に位置するティレニア海から東側のアドリア海へとイタリアを横断する7日間のステージレースだ。全部で7つのステージで構成されるが、第1ステージはチームタイムトライアル、第2ステージ、第6ステージは平坦、第4ステージは標高1335mのサルナノにフィニッシュする山頂フィニッシュ、第7ステージは個人タイムトライアルなどバリエーションに富んだコース設定。グランツールで活躍する世界トップクラスのオールラウンダーやヒルクライマーの活躍が期待されている。

ティレーノ〜アドリアティコのコースマップ

NIPPO・ヴィーニファンティーニは3月4日に開催されたGPラルチアーノで2位入賞を果たして調子がいいマルコ・カノラを中心に、スプリンターのエドアルド・グロス、クライマーのダミアノ・クネゴやイバン・サンタロミータらバランスの取れた布陣で挑む。そしてストラーデビアンケに続いて初山が日本人選手として唯一のメンバー入り。世界トップレベルのレースでチームの歯車となりながら、貴重な経験を積み上げていく。

初山翔

初山翔のコメント
1月の段階からティレーノ〜アドリアティコに参戦することを伝えられていたので、しっかりと肉体的にも精神的にも準備することができた。シーズン最初の山場としてレースを迎えたい。もちろん毎日厳しいレースになることは百も承知だが、とにかく毎日全力を尽くしてチームの期待に応えたい。

マリオ・マンゾーニ監督のコメント
ティレーノ〜アドリアティコはイタリアのUCIワールドツアーのなかでも特に重要視されているレース。UCIプロチームも成績を狙って全力で挑むので、自分たちにとっては毎ステージ、チャレンジングなレースになると思う。しかし自分たちも高いモチベーションをもっているし、パフォーマンスの仕上がりも、先週のGPラルチアーノの結果から手応えを感じている。スプリンターであるグロスは第2ステージと、おそらく第6ステージもスプリントの展開となるので狙っていきたい。そして、とても調子のいいカノラとバジョーリは第3ステージでの活躍を期待したい。初山にとっては初参戦となるが、たくさんのことを学ぶと同時に果敢に逃げにチャレンジしてほしい。

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パールイズミが第6回ライド…中級者を対象として尾根幹を走る

自転車ウエアメーカーのパールイズミが手がけるライドイベント”PI RIDE”が2018年3月24日に開催されることになり、その参加者募集が始まった。主に中級者を対象に、南多摩尾根幹線道路からゼブラカフェを目指し3~4時間(約60km)ほど走るイベント。今回はライドの目的としてゼブラカフェ(津久井店)を訪れる。カフェで軽食を食べながら参加者同士の交流の時間も設けている。目的地を目指して楽しく安全にサイクルスポーツ経験をしてみよう。

イベント概要
開催日 2018年3月24日(土)
時間 08:00~12:30
場所 ローソン稲城鶴川街道店付近ゼブラカフェ 津久井店
コース ローソン稲城鶴川街道店付近(矢野口)~ゼブラカフェ(津久井)~ローソン稲城鶴川街道店付近(矢野口)
(帰路のみ途中で離脱しても可)
対象 ロードバイクを所有し、50km以上のライドを経験している方、平地を時速23~25kmで巡航できる方
講師 大西勇輝(Pearl Izumiブランドアンバサダー)
参加費 無料(ゼブラカフェでのコーヒー、軽食はパールイズミ負担)

申し込み方法
以下のメールアドレスあてに必要な情報を記載して送付
pi_ride@pearlizumi.co.jp
名前、メールアドレス、住所、電話番号、職業、生年月日、性別、自転車走行の経験歴
応募後、同社にて受付・抽選(定員を超えた場合は抽選とし、当選者に順次メール連絡)

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国内最大級スポーツサイクル専門店Y’s Road川崎…ピナレロ専用ルームも

日本最大級のスポーツサイクル専門店Y’s Road(ワイズロード)を展開するワイ・インターナショナルは、豊富な品揃えや売り場面積などで国内最大級を誇るスポーツサイクル専門店「Y’s Road川崎店」を3月23日(金)にグランドオープンする。イタリアを代表する高級ブランド“ピナレロ”専用ルームを設置した同店の立地は、川崎駅から徒歩5分のカワサキ・ミッドマークタワーの1階と2階にある。

神奈川県内最大級のサイクルショップ
JR川崎駅東口から徒歩5分に位置。完成車、ウエア・アクセサリーなどさまざまなスポーツサイクル関連商品を取り揃え、カジュアルからエントリー、中級者、上級者、競技志向の方まで広く対応

豊富な品揃えから自分に合った逸品と出会える
身体に合ったサイズ、ライフスタイル・用途に合った機能的な車種など県内最大級の品揃え

プライマリーライドと専門スタッフによるメンテナンスで初めての購入、実走も安心
初心者向けに多摩川、湾岸、横浜コースでプライマリーライドを開催。コースを楽しみながらスポーツサイクル走行のお手本となる走行が学べる。この道40年のベテランメカニックによる走行前、走行後のメンテナンスも。

最新レディース/キッズバイク、ウエアも充実
家族でスポーツサイクルのあるライフスタイルをスタートするのに最適。初心者にも優しい自転車から女性モデル、キッズモデル、e-Bikeや最先端のロードバイクまで豊富に用意。家族ではじめる、はじめてのスポーツサイクルライフを全面的にバックアップ

「即日納車」 強化店 決めたらその日にお持ち帰り
「明日からすぐ乗りたい!」という要望に対応。スポーツサイクルはメーカーから入荷しても整備を行なわないとすぐに乗車することができないが、同店は充実のサポートで即日の納車を行なっていく

高橋功店長コメント
川崎駅から300mの距離にある当店は神奈川県内最大級のスポーツサイクル売り場面積を持ち、ロードバイクやクロスバイクの一流ブランド取り扱いはもちろん、英国が誇る高級小径車ブランド「アレックスモールトン」についても充実した質と量です。また、ウエア売場も240平方mと国内最大級、自分に合うウエアときっと出会えるでしょう。多摩川やベイエリアを使ってエントリーユーザー向けのプライマリーライドも計画しており、スポーツサイクルのあるライフスタイルのスタートをお手伝いさせていただきます。

Y’s Road川崎店のホームページ

埼玉県志木市に本社があるワイ・インターナショナルは創業1898年。首都圏を中心に中部・関西・中四国・九州に35店舗を持つ。川崎店のグランドオープンにともない「環八R1号店」は3月11日に閉店し、閉店にともなうセールを3月11日まで開催。

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レッドブル・エアレース千葉の開催決定…5月26〜27日に幕張海浜公園で

究極の三次元モータースポーツRed Bull Air Race World Championship( レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)2018 年シーズンの第3戦が5月26日(土)、27日(日)に千葉市美浜区の千葉県立幕張海浜公園で開催されることが発表された。

千葉大会は2015年に初開催し、今回で4年目を迎える。これまでの3年間でのべ約30万人が来場し、世界各都市で行われているレッドブル・エアレースの大会の中でも最大規模を誇っている。その人気の理由のひとつが、日本人唯一のレッドブル・エアレースパイロットの室屋義秀の存在。室屋は2016年の千葉大会でキャリア初優勝。2017年の千葉大会で2連覇して、大勢のファンを大興奮の渦に巻込み、その勢いのままついに自身初のワールドチャンピオンに輝いた。

2018年の千葉大会は、そんな室屋の勇姿を日本の空でもう一度見たいという、日本全国から寄せられた多くの声援を受け、開催が決定たという。

エアレース機が最高時速370kmで目の前を駆け抜けるさまは圧巻。さらに日本各地のご当地グルメや千葉名産を楽しめる充実のフードコート、世界トップクラスのアスリートたちによるFMX(フリースタイルモトクロス)やマリンアクションスポーツの神業パフォーマンスなど、レッドブル・エアレース千葉は見どころがたくさんある。

観戦チケットは3月10日(土)午前10時から先行発売。4月7日(土)から一般発売予定。

「昨シーズンは多くの応援・ご支援をいただいたおかげで2017シーズンワールドチャンピオンを獲得することができました。チームは昨年の最終戦直後から2018年シーズンの準備を進め、さらに千葉大会にむけて機体の大幅な改良を進めていく予定です」と室屋。
「今年も母国でのレース開催が決定し、とても楽しみです。みなさまの応援を力にTeam FALKENの力を最大限発揮し、全力でレースに臨みたいと思います」

2018シーズンで前年に続く総合優勝を目指す室屋義秀 ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

千葉市の熊谷俊人市長
「レッドブル・エアレース千葉2018の開催が決定しました。4年連続で幕張の地で開催できますこと、誠に喜ばしく、ご尽力いただきました方々に心から感謝申し上げます。レッドブル・エアレース千葉は、未来型国際都市を目指す幕張ベイエリアの一大イベントとしてすっかり定着し、国内外のファンのみなさまが楽しみにされております。また昨年は、唯一の日本人パイロットである室屋選手が大会2連覇を達成し、世界中のファンが感動したことは記憶に新しいところです。今年も、民間主体の後援会と本市が連携し、千葉市ならではの“おもてなし”を提供させていただきますので、日本最長の人工海浜を有する都市型ビーチを舞台としたスピード感あふれるエアレース、そして本市の魅力を存分にお楽しみください」

浦安市の内田悦嗣市長
「今年もレッドブル・エアレース千葉大会の滑走路やハンガーが浦安市の護岸に設置されます。昨年の決勝レースでは多くの市民に迫力あるレースの模様を観戦いただくため、ハンガー近くにある約3万5千平方mの広さを誇る浦安総合公園内にパブリックビューイングを設け、初の試みとなる表彰セレモニーも同エリア内にて行いました。そこで千葉大会の勝者であり、後に年間総合王者を獲得した室屋選手と勝利の喜びを分かち合うことができ、未来を担う多くの子供たちにも夢や希望を与えられました。また各メディアを通じ、レッドブル・エアレースが世界各国に放映されたことでリゾートエリア浦安として街全体のクオリティが高まり、ブランドイメージの上昇に繋がりました。今年も選手、スタッフのみなさんがベストなパフォーマンスを発揮できるよう、市として協力したいと思います」

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NIPPO・ヴィーニファンティーニが沖縄で親睦サイクリングイベント開催

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは3月4日、沖縄でチームとの親睦を目的にしたサイクリングイベントを開催。多くのサイクリストがこれに参加した。日本で初開催となるチーム主催イベントで、沖縄恩納村のかりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ、ツール・ド・おきなわ協会、沖縄の自転車競技関係者の協力のもとで開催された。

ゼネラルマネジャーのペロージと応援に駆けつけたNIPPO岩田裕美社長が記念撮影

2月28日から3月9日までチームはツール・ド・台湾参加メンバーを中心として、沖縄でトレーニングキャンプを実施。イタリアのアラン・マランゴーニ、フィリッポ・ザッカンティ、イメリオ・チー)、日本の内間康平、伊藤雅和、吉田隼人、中根英登、小林海、そしてイタリアから来日したゼネラルマネジャーのフランチェスコ・ペロージがサイクリングイベントに参加した。

30kmコースで立ち寄った景勝地の万座毛。沖縄在住でも初めて訪れる参加者が多かった
多くの女性サイクリストも参加した100kmコース。古宇利島をバックにワルミ大橋にて記念撮影

脚力に合わせて参加できるよう、かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパを拠点とした30km(万座毛コース)、100km(本部半島コース)、140km(やんばるコース)の3コースを設定。当日は天気にも恵まれ、地元の小学生や中学生、高校生を含む50人ほどのサイクリストが集まり、それぞれに親睦を深めながらプロ選手たちとのサイクリングを楽しんだ。

25人ほどが参加し、一番人気となった140kmのコースでは、地元のトップアマチュア選手が多く集まり、ツール・ド・おきなわで使用される厳しいアップダウンを含む東海岸でレースさながらアタックをかけあうようなシーンもあった。

厳しいトレーニングキャンプの合間で選手も地元サイクリストたちと一緒に楽しい時間を過ごした
「アナタハスゴイ!」30kmコースに参加した男の子に声をかけるアラン・マランゴーニ
140kmコースには全日本チャンピオンの畑中勇介(チーム右京)が飛び入り参加。トレーニングペースでの走行となり、高校生や脚力自慢の参加者からはうれしい悲鳴も

夜はアフターパーティを、かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパで開催。サイクリングイベント参加者をはじめ、恩納村観光協会も参加し、おいしい食事とともに楽しく有意義な時間を過ごした。次回開催は未定だが、競技での活躍にとどまらず自転車の魅力をより多くの人に普及すべく今後も活動していきたいという。

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イタリアの未舗装路ストラーデビアンケに5000人が挑戦

グランフォンド・ストラーデビアンケが3月4日に開催され、5000人の一般サイクリストがイタリア語で「白い道」という意味の未舗装路「ストラーデビアンケ」に挑戦。前日に開催されたプロレースはあいにくの雨でドロ沼レースになったが、この日は快晴で、参加者は土ぼこりにまみれながらもトスカーナ地方の田園風景を楽しんだ。

©LaPresse – Ferrari / Paolone
©LaPresse – Ferrari / Paolone

3回目の開催となる長距離サイクリング大会。スタート第一列には元世界チャンピオン&五輪金メダリストのパオロ・ベッティーニ、元世界チャンピオンのアレッサンドロ・バッラン、そして前日のプロレースに出場したばかりのトレック・セガフレードチームの選手も顔を見せた。イタリア以外からも33カ国から800人以上が参加。日本人参加者はいなかった。

©LaPresse – Ferrari / Paolone

イベント運営はストラーデビアンケやジロ・デ・イタリアを主催するイタリアのRCS社。5月27日にはグランフォンド ジロ・デ・イタリアを開催する予定だという。

©LaPresse – Ferrari / Paolone
女子のトップ3。中央が優勝のシモーナ・パレンテ ©LaPresse – Ferrari / Paolone

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