バルデを擁するフランスのAG2Rラモンディアルがシーズンイン

ロマン・バルデをエースに起用するフランスのAG2R(アージェードゥーゼル)ラモンディアルがチーム態勢を発表した。所属選手は29人で、平均年齢は28.9歳。チームは1992年の発足から449勝を挙げていて、2018年はツール・ド・フランスをはじめとしたメジャー制覇をねらっていく。

AG2Rラモンディアル ©Vincent Curutchet

27シーズンを迎えるフランス随一のプロロードチーム。保険会社のAG2Rがスポンサーとなって20年目の節目を迎えた。ナショナルチャンピオンジャージを着用してシーズンインするのはベルギーのオリビエ・ナーセン、スイスのシルバン・ディリエル、そしてタイムトライアルのフランスチャンピオン、ピエール・ラトゥールだ。これまでグランツールと呼ばれる三大ステージレースで区間優勝した選手は9人いる。バルデ、ヤン・バークランツ、ディリエ、サムエル・デュムラン、マティアス・フランク、トニー・ガロパン、アレクサンドル・ジェニエ、アレクシス・グガール、そしてラトゥール。

ロマン・バルデ ©Vincent Curutchet
ロマン・バルデ ©Vincent Curutchet

もともとはアルプス山麓のシャンベリーを拠点としていたアマチュアチームで、現在の主力選手もそのエリアで生まれ育った選手らが多い。その代表はバルデ。2016ツール・ド・フランスで、バルデはアルプスの第19ステージで逃げ切り優勝。総合2位に浮上し、シャンゼリゼの表彰台に上った。地元フランス勢は1985年のベルナール・イノー以来総合優勝から遠ざかっているが、今季はバルデに王座奪還の期待がかかる。

「オフシーズンはケガもせず、体調も落とすことなく過ごすことができた。スペインのマジョルカ島での乗り込み合宿もチーム全員が効果的な強化が果たせたと思う」と手応えを感じるバルデ。

「チームはメジャー優勝に意欲を燃やしている。新たなチャレンジに努力する覚悟だ。やればできることを証明したい」とチームを率いるバンサン・ラブニュ監督。

チームはいよいよ1月28日にグランプリ・ドラ・マルセイユでシーズンイン。1月31日から2月4日までエトワール・ド・ベッセージュに参加する。

ロマン・バルデ ©Vincent Curutchet

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DAZN(ダゾーン)がジロ・デ・イタリアなど60レース配信…ワールドツアー60%カバー

スポーツチャンネルのDAZN(ダゾーン)は1月28日から、2018年の自転車ロードレース配信を開始する。ライブのほか見逃し配信やハイライトが楽しめる。2017年に引き続いてジロ・デ・イタリアなどを配信し、UCIワールドツアー37レースのうち21レースをライブで配信していく。

ジロ・デ・イタリアは2017年に続いてDAZNで配信される

メジャーレース以外にもUCIヨーロッパツアーのHC(超級)、クラス1の大会、英国やフランスのナショナルチャンピオンシップ、若手選手の登竜門であるツール・ド・ラブニールなど世界各国から合計60レースを日本語コメンタリーつきでライブ、見逃し、ハイライトで楽しめるようになる。

メジャーレースとしてはミラノ〜サンレモ、ジロ・デ・イタリア、イル・ロンバルディア、アブダビツアーなどRCSが主催するものをはじめ、ロンド・ファン・フランデレン、アムステルゴールドレースなどのクラシック大会が含まれる。ツール・ド・フランス主催社のASOが運営するレースはない。

また、世界のロードレースの今を伝えるドキュメント番組「inCycle」を3月から全24回字幕つきで配信予定。

DAZNのUCIワールドツアー配信予定

DAZNの1〜2月配信予定

DAZNの問い合わせページ

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日本のソックスメーカー「RxL」とNIPPOチームがパートナー契約

日本のソックスメーカー「R×L(アールエル)」とNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは2018シーズン、新たにスポンサー契約を締結。自転車競技向けに追求された最高品質のソックスが世界を舞台に戦うチームに供給されることになった。

R×Lは高機能スポーツソックスブランドを目指し、2008年からランニング専用ソックス、2010年から自転車専用ソックスの販売をスタート。そのものづくりは選手自身の肌とシューズをつなぐだけにとどまらず、自身のパフォーマンスを最大限に発揮するために作られている。またR×Lのコンセプトである『完成なきモノ作り』が示すとおり、完成された商品はラインナップにはひとつもなく、日々研究、開発、創造を行って日本から世界へ誇れる最高の品質を届けているという。

チームが使用するモデルはR×L BIKEのフラッグシップモデルの「TBK-300R」をベースに、さらに薄く軽く、さらにダイレクト感を増して、足と靴の間で生じるわずかなパワーロスも起こさない設計に変更された(選手はよりダイレクトな履き心地を好みより軽量にするためTBK-300Rの足裏にあるシリコンは削除される)。

イタリア・ブレシアに本社をおく世界最大規模の靴下編機メーカーLONATI社が開発した編機により、今回R×Lがサポートするチーム仕様のBIKE専用ソックスが作られている。イタリアの機械と日本の技術力(特許製法)というソフトの融合という意味では、チームと同様に2つの国の力が合わさって完成された。

R×Lのホームページ

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バルギルはブエルタ・ア・エスパーニャ出場できず…所属チームが落選

2017ツール・ド・フランスで山岳王になったフランスのワレン・バルギルは、ブエルタ・ア・エスパーニャ主催者が所属するフォルテュネオ・サムシックを主催者推薦枠で指名しないという方針を表明したことで、2018年の同大会に参加できないことになった。

ワレン・バルギル

ブエルタ・ア・エスパーニャの参加チームは22で、そのうちワールドチーム18が自動的に出場権を獲得。残る4枠はワイルドカード(主催者推薦)で、大会側はコフィディス(フランス)、カハルラル、ムリアス・エウスカディ、ブルゴスBH(以上スペイン)の4チームを指名する方針であることを明かした。

バルギルはサンウェブに所属していた2017年、ツール・ド・フランスで区間2勝と山岳賞を獲得。1カ月後のブエルタ・ア・エスパーニャにはアシスト役として起用されたが、チームの戦略を無視して自らの勝利のために走ったため大会序盤でレースをリタイアするようにチームから命じられた。

フォルテュネオ・サムシックのワレン・バルギル

フォルテュネオ・サムシックがシーズン始動…地元期待のバルギル獲得

フォルテュネオ・サムシックがシーズン始動…地元期待のバルギル獲得

フランスのプロロードチーム、フォルテュネオ・サムシックが3月23日、チームプレゼンテーションを行って2018シーズンを始動した。フランス西部のブルターニュを拠点としたアマチュアチームとして結成され、徐々に実力を伸ばしてきて、4年連続でツール・ド・フランスに出場するプロチームに成長。2018年はワレン・バルギルを獲得してステージ優勝や総合成績の上位をねらっていく。

フォルテュネオ・サムシック

「トップチームを目指して9年目。チーム名称は変わったが、ブルターニュ精神は変わっていない」とチームマネージャーのエマニュエル・ウベール。

エースとなるバルギルは、「常にアタック。そしてレースを楽しみたい。結果はついてくるはずだ」と意欲を見せた。

フォルテュネオ・サムシックのワレン・バルギル(左)とアマエル・モワナール

チームはスペインのマジョルカ島にわたり、シーズン初戦を戦う。

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第101回ジロ・デ・イタリアまであと101日…各ステージがピンクに染まる

第101回ジロ・デ・イタリアの開幕まであと101日となった3月23日、大会の舞台となる主要都市のシンボルがリーダージャージの「マリアローザ」にちなんでピンク色にライトアップされた。大会は5月4日、イスラエルのエルサレムをスタートする。

エルサレムの橋梁 © RCS Sport

スキーリゾートのプラートネボーソ © RCS Sport

2018ジロ・デ・イタリア日程
5月4日 第1ステージ エルサレム(イスラエル) 9.7km=個人タイムトライアル
5月5日 第2ステージ ハイファ〜テルアビブ(イスラエル) 167km
5月6日 第3ステージ ベエルシェバ〜エイラト(イスラエル) 229km
5月7日 休養日
5月8日 第4ステージ カターニア〜カルタジローネ 191km★
5月9日 第5ステージ アグリジェント〜サンタニンファ 152km★
5月10日 第6ステージ カルタニセッタ〜エトナ 163km★★★
5月11日 第7ステージ ピッツォ〜プライアアマーレ 159km
5月12日 第8ステージ プライアアマーレ〜モンテベルジーネ・ディ・メルコリアーノ 208km★★
5月13日 第9ステージ ペスコサンニタ〜グランサッソディタリア 224km★★
5月14日 休養日
5月15日 第10ステージ ペンネ〜グアルドタディーノ 239km★
5月16日 第11ステージ アッシジ〜オジモ 156km★
5月17日 第12ステージ オジモ〜イモラ 213km★
5月18日 第13ステージ フェッラーラ〜ネルベーザデッラバッタリア 180km★
5月19日 第14ステージ サンビートアルタリアメント〜モンテゾンコラン 181km★★★
5月20日 第15ステージ トルメッツォ〜サッパダ 176km★★
5月21日 休養日
5月22日 第16ステージ トレント〜ロベレート 34.5km=個人タイムトライアル
5月23日 第17ステージ フランチャコルタステージ 155km
5月24日 第18ステージ アッビアーテグラッソ〜プラートネボーソ 196km★★★
5月25日 第19ステージ ベナリアレアレ〜バルドネッキア 181km★★★
5月26日 第20ステージ スーザ〜チェルビニア 214km★★★
5月27日 第21ステージ ローマ 118km
★は難易度 総距離3,546.2km

ロベレートのベル © RCS Sport
カルタニセッタ © RCS Sport
ローマのオベリスク © RCS Sport
フランチャコルタ © RCS Sport

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