アジア最高のサイクリングコースとして人気のしまなみ海道。都内から大型観光バスを使って格安に楽しめるサイクリングバスツアーが11月17日発で催行され、30人の参加者はみな大満足だった。ほとんどがしまなみ初体験とのことだったが、「また走りたい!」という人ばかり。車内2連泊の長距離旅行もゴール後に温泉施設で汗を流して、帰路はグッスリという人が多かった。
金曜夜に東京から新宿を経由して出発。途中の港北と海老名SAでも神奈川県在住の参加者をピックアップする。およそ2時間ごとの運転手交替とSAでの休憩を取りながら、土曜日朝に広島県尾道市のサイクリング拠点、Onomichi U2に到着した。
Onomichi U2でまずはしっかり腹ごしらえ。おいしいパンが豊富にあり、たまごの調理方法はお好みのものを指定できるのが魅力だ。この施設はサイクリスト向けホテルも備えるが、夜行バスツアーなら宿泊費が不要なこともポイント。
スタート前のブリーフィングは尾道観光協会のスタッフが行った。途中の補給ポイントを示す手作りマップも配布されて安心。別の協会スタッフがサポートカーを運転してサイクリストのサポートもしてくれる。この日は雨予報だったが出発時には天候が回復し、おひるには薄日も差してきた。
補給地点のはっさく屋で「はっさく大福」がふるまわれた。11月のはっさくは少し酸味があり、それはそれで大福の甘みと合っておいしいと参加者にも評判で、その場で買ったお土産用の大福はサポートカーでゴールまで運んでくれる。
次の補給ポイントはドルチェ本店でおいしいジェラート。外気温はかなり低かったが、お店の中はホッとするような暖かさで、そこで食べるジェラートがとてもおいしかった。
多々羅しまなみ公園にはサイクリスト聖地の碑。上り坂が得意な人は今治までのルートを示すブルーラインを外れて亀老山に登るのもいいという。最後の来島海峡大橋が見える絶景ポイントだ。
こうしてしまなみ海道サイクリングバスツアーは無事にすべての参加者が今治市にゴール。往復1600kmのツアーを安全に旅した観光バス乗務員は両夜行のため運転士2名体制のうえ、現地待機中にホテルで仮眠を取った。
しまなみ海道サイクリングバスツアーは3月9日(金)夜発~11日(日)朝着として第2弾を催行する予定。ひとりで2席を占有できる4万9800円をベースに、友だちなど2人組みなら隣同士それぞれ3万9800円で参加できる。
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