ピナレロがジロ・デ・イタリア優勝記念のDOGMA F10特注カラー発売

スカイのクリストファー・フルームが2018ジロ・デ・イタリアの第19ステージで驚異の80km逃げを成功させ、圧巻の走りでマリアローザを獲得した。フルームが使用していたピナレロ・DOGMA F10のスペシャルカラーが発売される。すでに発表されているDOGMA F101 Giro d’Italiaと合わせて、ピナレロの母国で行われたイタリア最大のレースのメモリアルバイクとして非常に価値あるコレクションとなる。

DOGMA F10 GIRO PINK 2018

●DOGMA F10 GIRO PINK 2018
フルームが最終ステージで使用したオールピンクのDOGMA F10。ドラマチックなレースを記念するのにふさわしいスペシャルモデル。オプションで同色に塗装されたTALON 1K インテグレーテッドハンドルも用意される。
DOGMA F10 218 GIRO PINK 2018=フレームセット価格76万円(税別)
DOGMA F10 XLIGHT 219 GIRO PINK 2018=フレームセット価格98万円(税別)
DOGMA F10 DISK 222 GIRO PINK 2018=フレームセット価格78万円(税別) スルーアクスルシャフト付属
MOST TALON エアロ 1K GIRO PINK スペシャルモデル=10万2800円(税別)

2018ジロ・デ・イタリアを制したフルーム

DOGMA F10 GIRO BLACK 2018

●DOGMA F10 GIRO BLACK 2018
マリアローザ獲得後の第20ステージで使用した、ピンクのロゴになったDOGMA F10 XLIGHTのブラックをベースとしたタイプ。フルームと同じDOGMA F10 XLIGHTの他に、DOGMA F10とディスクブレーキモデルのDOGMA F10 DISK も発売される。
DOGMA F10 220 GIRO BLACK 2018=フレームセット価格68万円(税別)
DOGMA F10 XLIGHT 221 GIRO BLACK 2018=フレームセット価格90万円(税別)
DOGMA F10 DISK 223 GIRO BLACK 2018=フレームセット価格70万円(税別) スルーアクスルシャフト付属

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フルームがジロ・デ・イタリアで英国勢初制覇…三大大会連勝は史上3人目

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フルームがジロ・デ・イタリアで英国勢初制覇…三大大会連勝は史上3人目

第101回ジロ・デ・イタリアは最終日となる5月27日、イタリアの首都ローマで距離115kmの第21ステージが行われ、スカイのクリストファー・フルームが英国勢として初の総合優勝を達成した。グランツールを3連勝したのはベルギーのエディ・メルクス(1972年のジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランス、1973年のブエルタ・ア・エスパーニャとジロ・デ・イタリア)、フランスのベルナール・イノー(1982年のジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランス、1983年のブエルタ・ア・エスパーニャ)に続く3人目。

第101回ジロ・デ・イタリアの覇者フルーム © Fabio Ferrari – LaPresse

ローマのコロセアム前を通過する © Fabio Ferrari – LaPresse

メルクスやイノーの時代、ブエルタ・ア・エスパーニャは春に開催されていた。またブエルタ・ア・エスパーニャが開催されなかった1953年にはイタリアのファウスト・コッピが1952年のジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランス、1953年のジロ・デ・イタリアと3連覇した記録がある。

グランツールすべてで総合優勝したのは7人目。ジャック・アンクティル(フランス)、フェリーチェ・ジモンディ(イタリア)、メルクス、イノー、アルベルト・コンタドール(スペイン)、ビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)に続いた。

総合2位は46秒遅れで前年の覇者トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)。同3位は4分57秒遅れでミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)。コロンビア勢は2016年にエステバン・チャベスが2位、2017年にナイロ・キンタナが2位になっていて、3年連続の表彰台。

左からアルベルト・コンタドール、ローマ市長、フルーム、大会ディレクター © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi
乾杯のグラスもピンク色 © Fabio Ferrari – LaPresse

ローマで開催された第21ステージはボーラ・ハンスグローエのサム・ベネット(アイルランド)が第7、12ステージに続く3勝目を挙げた。ポイント賞のマリアチクラミーノは区間2位に入ったエリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)が獲得した。

山岳賞のマリアアッズーラはフルームが獲得。総合優勝者が山岳賞を同時受賞するのは1998年のマルコ・パンターニ以来20年振り。

新人賞のマリアビアンカはロペスが獲得した。

ジロ・デ・イタリア第21ステージは首都ローマへ © Fabio Ferrari – LaPresse
サム・ベネットが第21ステージを制した © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
チーム全員で一緒にゴールするスカイ © Massimo Paolone – LaPresse

「ローマの周回コースが危険すぎることから多くの選手がボクのところにやって来て、どうやって危険回避するかを話し合った。」というフルーム。コミッセールと協議して、10周回のうち3周を終えた段階で所要時間の計測はニュートラルにすること、集まった観客の期待を無視しないように最後のスプリント勝負だけを行うことで合意した。そのため3周回を終えるとフルームら総合成績の上位選手は安全走行に切り替えてゴールを目指した。

「1週間前、マリアローザをこのローマで着る姿は想像できなかった。これまでに総合成績のビハインドとして3分差を逆転したことはあるが、それはとても非現実的だった。だからこうしてマリアローザを着ていることが夢のような気分だ。この勝利は妻と、そして8月に生まれてくるはずの娘に捧げたい」とフルーム。

第101回ジロ・デ・イタリアを制したクリストファー・フルーム © Marco Alpozzi – LaPresse

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クリストファー・フルーム © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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ローマで永遠のトロフィーを手にするクリストファー・フルーム © Marco Alpozzi – LaPresse

【速報】スカイのフルームがジロ・デ・イタリア総合優勝に王手

第101回ジロ・デ・イタリアは5月26日、スーザ〜チェルビニア間の214kmで第20ステージが行われ、総合1位のクリストファー・フルーム(英国、スカイ)が40秒差の総合2位トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)らを封じ込め、首位のマリアローザを守った。大会は27日にローマに凱旋し、フルームが初の総合優勝を獲得することが確実になった。

フルームがジロ・デ・イタリア第20ステージでマリアローザを守った © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

前日まで総合3位にいたグルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)は最後から2つ目の山岳で脱落。この日だけで45分以上遅れ、総合成績のトップテンから姿を消した。

最後の山岳区間で行われた第20ステージは、前日までサイモン・イェーツのアシスト役だったミッチェルトン・スコットのミケル・ニエベ(スペイン)。2011年、2016年に続いて3度目の区間勝利をおさめたニエベは、この日が34回目の誕生日だった。2016年のジロ・デ・イタリア山岳王。2014年から2017年まではスカイに所属。ツール・ド・フランスでは2016年を除いてフルームのアシスト役として大きく貢献した。2017年のブエルタ・ア・エスパーニャでフルームの総合優勝をアシストしたのもニエベだった。
「昨日のステージで起こったことをふまえて、チームがここでステージ優勝することはとても重要だった」とニエベ。

ミッチェルトン・スコットはイェーツが第19ステージで首位から陥落し、最大の栄冠は取り逃がしたものの、イェーツが3勝、エステバン・チャベス(コロンビア)が1勝。そしてこの日ニエベが1勝した。
「このジロ・デ・イタリアで5勝は価値あるものだ。これ以上いい誕生日は思い当たらないよ」

ジロ・デ・イタリア第20ステージを制したミケル・ニエベ © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

最後の山岳ステージを終えてマリアローザを守ったフルーム。
「デュムランがアタックしたとき、ボクはそれほど戸惑いは感じなかった。すべてをコントロールする状況に置いておけばよかった。今年のジロ・デ・イタリアはとても非常だ。今日のピノを見ればそれが分かるだろう。マリアローザと同様に、ボクは山岳賞のマリアアッズーラを確実にするために、最後のゴールではスプリントをしたんだ」

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フルームが大逆転で首位に…ジロ・デ・イタリア第19ステージで80kmの独走勝利

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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第101回ジロ・デ・イタリアはいよいよ最後の山岳ステージへ

第101回ジロ・デ・イタリアは5月26日、スーザ〜チェルビニア間の214kmで第20ステージが行われ、前日にマリアローザを獲得したスカイのクリストファー・フルーム(英国)ら、ここまで走り続けてきた151選手がスタートした。スタートのスーザはくもり、気温17度、微風。ゴールのチェルビニアは変わりやすい天候で気温14度、風は普通。

第20ステージのスタート前、マリアローザのフルームと首位を陥落したイェーツが言葉を交わした © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

第20ステージの出走サインをするデュムラン © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi
ティボー・ピノ。第20ステージ © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi

休息日を含む24日間の戦いは27日にローマでフィナーレを迎える。最終日はスプリンターがゴールをにぎわすのが慣例で、総合優勝争いは第20ステージで事実上決着する。フランス国境に近いスーザをスタートし、前半はほぼ平たん。しかし後半にカテゴリー1級の3つの峠が待ち構えている。ゴールのチェルビニアはスイス国境にあるマッターホルンのベースとしてにぎわう町。マッターホルンが祝福するのは果たしてだれか?

第20ステージのプロフィールマップ

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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フルームが大逆転で首位に…ジロ・デ・イタリア第19ステージで80kmの独走勝利

第101回ジロ・デ・イタリアは5月25日、ベナリアレアレ〜バルドネッキア間の184kmで第19ステージが行われ、スカイのクリストファー・フルーム(英国)が80kmを独走してステージ優勝。第14ステージに続く大会2勝目。前日まで3分22秒遅れの総合4位にいたフルームだが、この日はステージ2位以下に3分以上の差をつけてゴール。総合1位のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)は38分51秒遅れ。フルームは総合成績でも首位に立ち、初めてマリアローザを着用した。

クリストファー・フルームがジロ・デ・イタリア第19ステージで80kmの独走勝利 © LaPresse – D’Alberto / Ferrari / Paolone / Alpozzi
マリアローザのクリストファー・フルーム。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

英国勢のステージ優勝はイェーツの3勝とフルームの2勝で今大会通算5勝。すべて頂上フィニッシュの山岳ステージだ。またフルームはグランツールのすべてのリーダージャージを着用した24人目の選手となった。23人目は大会2日目に達成したBMCのローハン・デニス(オーストラリア)。グランツールで首位になった日数は歴代5位の80日(ジロ・デ・イタリア1、ツール・ド・フランス59、ブエルタ・ア・エスパーニャ20)。歴代最多はエディ・メルクス(ベルギー)の201日。ベルナール・イノー(フランス)は125日、ジャック・アンクティル(フランス)110日、ミゲール・インデュライン(スペイン)93日。

フルームをマークするマリアローザのイェーツ。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージの未舗装路でアタックしたフルーム © POOL Luca Bettini/BettiniPhoto/LaPresse

7.8kmにわたって未舗装路があるフィネストレ峠は標高2178mで、その大会の最高峰という意味の「チマコッピ」に指定されていた。フランス国境にも近いアルプスのまっただ中にあり、フルームにとっては「アフリカで生まれ育ったボクはこんな環境で走っていた」といい、ステージ中盤に位置しながら大逆転を懸けての勝負どころとにらんでいた。

レース序盤にはこの大会の優勝候補だったにも関わらず、総合成績で大きく遅れていたUAEエミレーツのファビオ・アルー(イタリア)がリタイアした。フィネストレ峠の上りには9選手が先行して突入。イェーツを援護するミッチェルトン・スコット勢がペースメークしていたが、ここでフルームのスカイチームが先頭で隊列を組み、ハイペースで大集団をけん引し始めた。

ピノがデュムランを振り払うために加速する。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © POOL Luca Bettini/BettiniPhoto©2018/LaPresse
最高峰のチマコッピ、フィネストレ峠を上るフルーム。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © POOL Luca Bettini/BettiniPhoto©2018/LaPresse

このペースアップにマリアローザのイェーツが脱落。この時点で28秒遅れの総合2位、トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)がバーチャルリーダーに。20人ほどに絞り込まれた有力選手たちの集団は先行していた選手らをすべて吸収すると、ゴールまでまだ80kmを残す地点でフルームが単独アタックした。意表を突かれたのはデュムラン、総合5位のティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)、そして新人賞を争うミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)とリカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)だ。フルームを追うものの、あまりにも早い仕掛けにペースは上がらず、その差が開いていく。

フルームはフィネストレ峠の頂上でデュムランらに49秒差をつけて下りに。ここでさらにタイムを差を開き、続くセストレエーレの上りでフルームは3分近くの差を広げる。前日までのデュムランとフルームのタイム差は2分54秒で、デュムランはこれを追うが、総合成績の上位を争うピノ、新人賞で僅差の戦いを続けるロペスとカラパスが同調しない。フルームはさらにその差を広げ、前日の総合4位からここで一気にバーチャルリーダーに躍り出た。

大きく遅れたイェーツ。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © POOL Luca Bettini/BettiniPhoto/LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージ ©Luca Bettini/BettiniPhoto

最後の過酷な上り坂をクリアしてフルームが80kmの独走を成功させてガッツポーズでゴール。2着は3分遅れ。デュムランは3分23秒遅れとなり、フルームが総合1位を確定させた。フルームは1着のボーナスタイム10秒も獲得し、2位デュムランとの差を総合で40秒として、翌日に行われる最後の山岳ステージに初のジロ・デ・イタリア総合優勝を懸けることになった。

フルームを追いかける2位グループから脱落しかけるデュムラン。ジロ・デ・イタリア第19ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージでフルームが80kmの独走を成功させた © Fabio Ferrari – LaPresse

「とても困難な時間に直面したこのジロ・デ・イタリア。だからボクはかなりクレージーなことをする必要があった。前日の夜に管理栄養士と話をしながら決意を固めて、どのように栄養を補給するかを検討した」とフルーム。
「序盤からかなりのアタックがあった。フィネストレ峠ではボクに有利な状況をセットアップするために、チーム全員が強力なペースメークをしてくれた。自転車レースはそれがすべてだ。もしボクが最後の上りまでアタックするのを待っていたら、マリアローザに届く3分は手に入れられなかった」

「フィネストレ峠は昨年にこのあたりで合宿をしていたのでよく知っていた。自分にとって一番いいペースも把握できていた。リスクも計算済みだった。もしボクを追う後続集団がそれほど大きくなければ、ライバルたちがアシスト陣を持っていなければ、ゴールを目指す労力はみんな同じはずだ。モーターバイクや無線から後続とのタイム差は常に確認できていた。長い間マリアローザを獲得するのに20秒のタイムがあった。トム・デュムランが最後までいい足を持っていたかは知らないが、みんな限界ギリギリだった」

ジロ・デ・イタリア第19ステージを制したフルーム © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
マリアローザのイェーツが38分51秒遅れてチームメートとジロ・デ・イタリア第19ステージを終える © Fabio Ferrari – LaPresse

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ジロ・デ・イタリア第19ステージでフルームがマリアローザ © Massimo Paolone – LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)クリストファー・フルーム(英国、スカイ)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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フルームがモンテゾンコランでイェーツの猛追を振り切る…ジロ・デ・イタリア第14ステージ

第101回ジロ・デ・イタリアは5月19日、サンビートアルタリアメント〜モンテゾンコラン間の186kmで第14ステージが行われ、最大勾配23%という激坂で知られるゾンコラン山で、これまで総合タイムで3分20秒遅れていたクリストファー・フルーム(英国、スカイ)が残り4.3kmで先頭に立ち、ゴールまで逃げ切って初勝利。首位のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)はフルームからわずか6秒後にゴールし、マリアローザを堅持しただけでなく総合2位トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)との差を47秒から1分24秒に広げた。

フルームを追いかけるマリアローザのイェーツ。ジロ・デ・イタリア第14ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse

ロイヤルウェディングの日に英国勢がワンツーフィニッシュ。ただし2人がライバル同士だ。ジロ・デ・イタリアで初勝利したフルームはツール・ド・フランス7勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ5勝と合わせてすべてのグランツールで区間勝利したことになる。図らずも今季初勝利。フルームはこれで総合12位から5位への急浮上したが、首位イェーツとの差はまだ3分10秒もある。

ゾンコランを先頭で上るクリストファー・フルーム © LUCA BETTINI /LaPresse
ジロ・デ・イタリア第14ステージ、フルームが単独でゴールを目指し、これをイェーツが追う ©Fabio Ferrari – LaPresse
マリアローザのサイモン・イェーツ。ジロ・デ・イタリア第14ステージ ©Getty-TDW/LaPresse

「序盤戦からタフな戦いを強いられてきたが、今日優勝できてとてもうれしい。サイモンは信じられないくらいに強くて、ボクに追いついてきてふるい落とされるのではと怖かった」とフルーム。
「イタリアのシンボル的な峠であるゾンコランで区間優勝できたことをうれしく思う。観客もすばらしくて、ボクを応援してくれたすべての人にグラッツィエミッレ!と感謝したい」

ジロ・デ・イタリア第14ステージのゾンコランで逃げるフルーム © Marco Alpozzi – LaPresse
ジロ・デ・イタリア第14ステージを制したフルーム。後方にマリアローザのイェーツ ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

「ステージ優勝するためにフルームを追いかけたが、最後はかなわなかった。それでも総合成績の点ではとてもいいステージになった」とイェーツ。
「フルームは強力な加速力を見せつけた。届かなかったがそれはそれでオーケーだ。ベストを尽くしたから」

ジロ・デ・イタリア第14ステージを制したフルーム © Marco Alpozzi – LaPresse

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●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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エルサレム旧市街を普段着で走った…ジロ・デ・イタリア連覇をねらうデュムラン

第101回ジロ・デ・イタリアは開幕地となるイスラエルのエルサレムで5月2日、有力選手が記者会見に出席し、それぞれの抱負を語った。大会は4日に第1ステージが行われ、24日間の戦いが始まる。

サンウェブのトム・デュムラン(オランダ) © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

「エルサレムには前夜、かなり遅い時間に到着したが、歴史ある旧市街を見にいきたいという衝撃に駆られた。市民はボクがレースバイクに乗って街中を走っているのをちょっと奇妙な感じで見ていただろう。だって普段着だったからね」と、大会2連覇に挑むサンウェブのトム・デュムラン(オランダ)。
「第1ステージの個人タイムトライアルを試走していないが、ロードブックを見るととても起伏がある。トレがボクにとってはちょうどいい」

スカイのクリストファー・フルーム(英国) © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

「ジロ・デ・イタリアへの出場はシーズン前の冬にチームと話し合って決めた。プロ1年目のバルロワールド時代にこの大会はボクを迎えてくれたが、今回は優勝しに戻ってきた」とスカイのクリストファー・フルーム(英国)。
「グランツールを3連勝するというモチベーションはとても強い。直前のツール・ド・アルプスでの感触は悪くないが、3週間のレースでどんな結果が待っているのかは走ってみないと判断できない」

UAEエミレーツのファビオ・アルー(イタリア) © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

「前日にイスラエルにやって来たが、気温が高いので給水に気をつけたほうがいいと感じた。第2ステージと第3ステージは強い風にも注意すべきだと思う」とUAEエミレーツのファビオ・アルー(イタリア)。

グルパマFDJのティボー・ピノ(フランス) © Massimo Paolone – LaPresse

「昨年はデュムランから1分20秒遅れだったが、タイムトライアルでロスしたことと、大会2週間目に体調を崩したことが原因だった。この暑さはボクには不利だが、タイムをどこでも失わないようにして最終的な表彰台を目指したい」とグルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)。

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Giro d’Italia

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ジロ・デ・イタリアにフルーム、デュムラン、ピノ、アルー…暫定リスト発表

5月4日に開幕する第101回ジロ・デ・イタリア。主催団体のRCSスポルトとラ・ガゼッタデッロスポルトは開幕まで10日になった4月24日、出場選手の暫定リストを発表した。大会はイタリア以外での国外スタートとしては13回目、今回は初めて欧州を離れ、イスラエルのエルサレムで開幕する。1チームあたりの出場選手は国際規定の変更によってこの大会から1人減の8選手構成となる。

トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)

トム・デュムラン © LaPresse -Gian Mattia D’Alberto

故郷であるオランダのアペルドールンで開幕した2016ジロ・デ・イタリアでは初日のプロローグでトップタイムをたたき出してマリアローザを獲得。第3ステージでマルセル・キッテルに首位を明け渡すが、その翌日には奪還。合計6日間もマリアローザを着用した。2017年は第10ステージの個人タイムトライアルで優勝して首位に。第19ステージでナイロ・キンタナにその座を奪われるが、最終日の個人タイムトライアルで逆転してオランダ勢として初めてとなる総合優勝を達成した。

クリストファー・フルーム(英国、スカイ)

クリストファー・フルーム © LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

ツール・ド・フランス4勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ1勝。チームスカイは過去8年間でツール・ド・フランスを5回も制しているが、ジロ・デ・イタリアにおいては2013年にリゴベルト・ウランが2位になったのみ。チームは2018年に空白の栄冠を埋めるためにフルームを起用した。目指すのはだれも達成したことのない三大タイトル同一年制覇。その第一関門がジロ・デ・イタリアとなる。ジロ・デ・イタリアでは2009年に総合36位、2010年はリタイア。

ファビオ・アルー(イタリア、UAEエミレーツ)

ファビオ・アルー © LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

2014年のジロ・デ・イタリアで総合3位、2015年は2位になったイタリア期待の選手。しかし過去2年は欠場。故郷サルデーニャ島での開幕だった2017年は直前の故障で出場を断念した。三大大会のタイトルは2015年のブエルタ・ア・エスパーニャのみ。UAEエミレーツに移籍した2018年のプランはジロ・デ・イタリアでの初優勝と、その後のブエルタ・ア・エスパーニャでのダブルツール達成。

ティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)

ティボー・ピノ © Roberto Bettini/BettiniPhoto

2017年にジロ・デ・イタリアに初参加して第20ステージで優勝するとともに総合4位。2018シーズンは直前のツアー・オブ・アルプスでフルームを抑えて総合優勝した。シーズンオフはクロスカントリースキーでトレーニングを重ね、シーズン序盤からコンディションを高めて前半戦の重要レースをねらっていく。勝負どころのゾンコランと7つの頂上フィニッシュに勝負をかける。

エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)

エステバン・チャベス © Roberto Bettini/BettiniPhoto

2016年のジロ・デ・イタリアで最終日の2日前にマリアローザを獲得。最終日前日にビンチェンツォ・ニーバリに逆転され、52秒遅れの総合2位でフィニッシュ。2017年は腱炎などで失意のシーズンを過ごしたが、大好きなジロ・デ・イタリアにカムバックしてきた。2月にはチームの本拠地オーストラリアのヘラルドサンツアー制覇。その後は母国コロンビアの山岳区間でトレーニングし、ジロ・デ・イタリア終盤の上りのために走り込んできた。

ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

ミゲールアンヘル・ロペス © Luca Bettini/BettiniPhoto

24歳にしてグランツールで最も注目されている選手。2014年にはツール・ド・ラブニールで、ナイロ・キンタナとエステバン・チャベスに続く3人目のコロンビア人覇者となった。2017年のブエルタ・ア・エスパーニャでグランツール初デビューし、区間2勝と総合8位。新人賞の有力候補としてだけでなく、山岳ステージで最もカギを握る選手となる。

2018ジロ・デ・イタリア日程
5月4日 第1ステージ エルサレム(イスラエル) 9.7km=個人タイムトライアル
5月5日 第2ステージ ハイファ〜テルアビブ(イスラエル) 167km
5月6日 第3ステージ ベエルシェバ〜エイラト(イスラエル) 229km
5月7日 休養日
5月8日 第4ステージ カターニア〜カルタジローネ 198km★
5月9日 第5ステージ アグリジェント〜サンタニンファ 153km★
5月10日 第6ステージ カルタニセッタ〜エトナ 164km★★★
5月11日 第7ステージ ピッツォ〜プライアアマーレ 159km
5月12日 第8ステージ プライアアマーレ〜モンテベルジーネ・ディ・メルコリアーノ 209km★★
5月13日 第9ステージ ペスコサンニタ〜グランサッソディタリア 225km★★
5月14日 休養日
5月15日 第10ステージ ペンネ〜グアルドタディーノ 239km★
5月16日 第11ステージ アッシジ〜オジモ 156km★
5月17日 第12ステージ オジモ〜イモラ 214km★
5月18日 第13ステージ フェッラーラ〜ネルベーザデッラバッタリア 180km★
5月19日 第14ステージ サンビートアルタリアメント〜モンテゾンコラン 186km★★★
5月20日 第15ステージ トルメッツォ〜サッパダ 176km★★
5月21日 休養日
5月22日 第16ステージ トレント〜ロベレート 34.2km=個人タイムトライアル
5月23日 第17ステージ フランチャコルタステージ 155km
5月24日 第18ステージ アッビアーテグラッソ〜プラートネボーソ 196km★★★
5月25日 第19ステージ ベナリアレアレ〜バルドネッキア 184km★★★
5月26日 第20ステージ スーザ〜チェルビニア 214km★★★
5月27日 第21ステージ ローマ 115km
★は難易度

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