レバンテフジ静岡の選手と走る新春ライド…MERIDA CYCLING ACADEMY

静岡県富士市を拠点に活動するプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」の選手たちとMERIDAオーナーが一緒に伊豆の国市を走る新春ライドを2022年1月9日(日)に開催する。

メリダジャパンの展示・レンタル施設 MERIDA X BASE(メリダ・エックス・ベース)でMERIDA CYCLING ACADMY(メリダ・サイクリング・アカデミー)』を開設し、地域へのスポーツ自転車文化の浸透と発展を促進するプログラムを定期的に開催していて、今回のイベントもその一環。

このライドは、MERIDAオーナーだけが参加できる特別なイベント。今回はイベント参加者に限り、最新モデルのバイクレンタル使用料金を特別価格で利用できる。他社製品を乗っている人もMERIDA X BASEでバイクレンタルを利用して参加できる。

MERIDA X BASEに集合し、雄大な狩野川の河川敷を走り、伊豆の国市を周遊する約23kmのコースをレバンテフジ静岡の選手とライドする。平坦基調なので初級者でも安心して走ることができるルート。コロナ禍で例年とは違うシーズンだったが、選手と交流を楽しめる。

レバンテフジ静岡

【イベント概要】
2022年1月9日(日) 9:00から受付
参加料 無料。賠償責任保険代として、別途500円(税込)がかかる。静岡県自転車条例施行に伴い、自転車保険への加入が必要。レンタル料金は含まれていないので別途申し込み。
定員20名(最低催行人数5名)
参加資格 MERIDA バイクオーナー。他社製品を乗っている人もMERIDA X BASEでバイクレンタルを利用して参加できる。また、イベント参加者に限り2時間コースの料金で4時間利用に。 ※レンタル台数には限りがある。※レンタルのお申し込みは先着順。※車種によりレンタル料金が変動。

申し込み締め切り 1月6日(木)
●イベントの詳細・申し込みはMERIDA X BASE公式サイトで

ブリッツェンとディレーブの選手とかすいち完走を目指そう

洗車の老舗メーカー、シュアラスターがサポートする宇都宮ブリッツェンさいたまディレーブの選手とともにサイクルボールかすいちの完走を目指すスペシャルイベント、「サイクルボールチャレンジ day かすいち presented by SurLsuter」が2022年1月23日 (日)に実施。参加無料。

全国各地でサイクルツーリズム事業(=自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが主催、シュアラスターが特別協賛。

イベント特典
①プロ選手と一緒にサイクルボール走破にチャレンジできる。完走後にはフォトセッションも。
②シュアラスター製品を体験できる。完走後にはシュアラスター製品を使用した洗車ブースで愛車のメンテナンスが可能。シュアラスター製品をこの日限定価格での購入もできる。
③参加特典のオリジナルサイクルキャップをプレゼント。2種類のデザインから選べるオリジナルサイクルキャップを参加者にプレゼント。
④サポートカー&昼食付き。安心のサポートカーが帯同するので安心してかすいちにチャレンジできる。

参加予定選手

◆イベント申し込み方法
①サイクルボールへのエントリー
②イベント特設サイトより参加申込みを行う(締め切り:1月10日)
③抽選結果を待つ(1月12日メール送信予定)
当選者にのみ抽選結果のメールを送信。

サイクルボールチャレンジ day かすいち presented by SurLuster
開催日時:1月23日(日)
集合場所:歩崎公園(茨城県かすみがうら市)
コース:かすみがうら市オリジナル1周コース ※ショートコースは実施せず
定員:50名(抽選)
参加費:無料
主催:一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン
特別協賛:シュアラスター
サイクルボールチャレンジ day かすいちのホームページ

シュアラスター…自転車チェーンケミカルも好評

1947年に米国カリフォルニア州で自動車のワックスメーカーとして誕生し、日本においても品質の高いカーケア用品メーカーとして多くのドライバーに愛用されている。2021年4月より自転車用のチェーンケミカルの販売をスタートし、自転車業界へ進出。2021年よりスタートしたプロロードレースリーグ「ジャパンサイクルリーグ(JCL)」のオフィシャルパートナーとなり、スポーツイベントを支えるのみならず、JCL所属の宇都宮ブリッツェン、さいたまディレーブの2チームとパートナー契約を締結。
シュアラスターのホームページ

キナンレーシングが2022ウエア発表…白・青の軍団に

キナンレーシングチームが2022シーズンのウエアを発表した。注目すべきは一新されたデザイン。これまでの活動で定着した「KINAN=ホワイト」のイメージを押さえ、2021シーズンまでのパターンを踏襲しつつもブルーの割合を増やして、新チーム名「KINAN Racing Team」を印象付けるよりレーシーでスタイリッシュなものにした。

キナンレーシングチームの2022ウエア

これまでと同様にチャンピオンシステム社のレーシングジャージを着用。同社ジャージのエアロ性能、コンプレッション性といった機能性は世界的に高く評価され、チームがこれまで獲得してきた数々のタイトルにおいても、高性能ジャージが選手たちの走りを後押ししてくれたという。

チャンピオンシステム社製のレーシングウエア

これにより、集団内でも埋もれることなく、瞬時に「KINANの選手」と判別できる仕上がりになった。「2022年シーズンは白・青の軍団としてレースシーンを席巻していきたい」と意気込む。

キナンレーシングチームのホームページ

ラルプデュエズを目指すエタップ・デュ・ツール参加者募集

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レース、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスが2022年に3年ぶりに開催されることになり、公式ツアー会社となる国際興業が日本人参戦枠を発売した。国際興業は1997年のエタップ・デュ・ツールから日本出発の参戦&ツール・ド・フランス観戦ツアーを催行。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

エントリー枠を獲得済みで、現地のアレンジが必要な人のために、ホテル・送迎などの手配をする手配旅行の形式。 参加手配料金は約25万円~を予定。エントリー枠が未獲得の場合は参加料別途3万3000円が必要。エントリー料はツアー参加を取り消した場合も返金されない。
●フランス入国には、滞在日数+3カ月のパスポート残存期間が必要。
●新型コロナウイルス感染拡大の影響により、入国条件が変更となる可能性がある。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

エタップ・デュ・ツール2022モデル日程
7月8日 各自ジュネーブ空港へ。ホテルに送迎
7月9日 専用車・日本語アシスタントとともに現地受け付け。グルノーブル泊
7月10日 エタップ・デュ・ツール参戦(ホテルからスタート地点へ、ゴールからホテルに送迎)。グルノーブル泊
7月11日 ジュネーブ空港に送迎。搭乗・荷物預け手続きサービス

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

●エタップ・デュ・ツール日本人参戦枠の問い合わせ先
国際興業トラベル
TEL 03-3273-2855 FAX 03-3273-2872
担当:出村 < cycletour@kokusaikogyo.co.jp>
営業時間:月曜日~金曜日 9:30~18:00(土・日・祝・年末年始<12/29~1/3>休業)

●国際興業エタップ・デュ・ツールのホームページ

横浜で中学生がSDGs…自らの将来を意識しながら学びを深める

横浜でSDGsに取り組む企業・施設を小中高校生が訪問して学ぶ「横浜SDGs探究学習ガイド」に、2021年12月11日(土)、横浜市立南高附属中の中学生22人が参加した。SDGsについて理解を深めるだけでなく、自分の意見を整理したり、新しい発見ができるプログラムは、公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューローにより全国の修学旅行生にも機会が提供されている。

現場で見たことをふまえて将来に向けたそれぞれの宣言を考えてみる

横浜・八景島シーパラダイスを訪れた中学生たちは1年生から3年生までさまざま。4〜5人編成のグループ5組が作られ、この日を迎えるまでに2日間の事前学習を行っている。生徒たちは授業時間外にも自宅などで訪問先のことなど調べごとを進め、SDGsについて自らの意見を出し、グループで環境問題への解決策を話し合ってきた。

発表の場であるこの日はプロジェクターを使っての本格的なプレゼンテーションから始まった。まずは現状の課題を提起し、その解決に向けたプロジェクトを提案。環境・経済・社会においてその提案がどれだけ貢献するかを推測。さらに実現可能かを客観的に分析していく。

生徒たちが環境問題の解決に向けてのプレゼンテーション

SDGsを学ぶなら横浜へ!

「横浜SDGs探究学習ガイド」は旅行会社・教育機関向けに企画された、探究型学習のサポートプログラムだ。一方的に企業の取り組みの話を聞き、体験する従来型とは異なり、生徒の自発的な学習を促しながら、実際に社会で行われているSDGsの取り組みを学ぶことで、自らの将来を意識しながら学びを深める機会を提供する授業である。

横浜市ではSDGsに取り組むさまざまな企業が、この日のような探求学習の機会提供に協力している。今回は地元中学生徒が体験したが、全国から首都圏を修学旅行で訪れる際の校外活動プログラムとしての活用も想定されているという。

八景島シーパラダイスの飼育員が環境問題の解決に向けた取り組みを紹介する

グループでの発表後は、横浜・八景島シーパラダイスの飼育員とともに実際の現場でどんな取り組みが行われているかを見学。海藻のアマモが、海水の中に酸素を供給する役割を担うなどの説明を受けた。普段なら飼育員に直接質問できる機会はないが、疑問に思ったことなどをその場で聞くこともできた。こうして現場の声を聞き、気づいたことがたくさんあった。見学後には新たな発見をワークシートに書き込んで整理し、グループ内でさらに話し合う時間が持たれた。

飼育員が現場を案内。生徒たちは気楽に直接質問できる雰囲気だ

VRゲームを作って、魚の目になって泳ぐことで海の中のプラ問題を真剣に考えようと提案したグループが発表した「自分事としてとらえる」という言葉には、八景島の飼育員も「キーワードとしてとてもいいなと思った」と講評を送った。

「企業への提案として考えたことは出せたので、この日の経験をふまえてどんな行動をしたらいいかを継続的に考えていきたいです」とVRゲーム提案グループの中学3年生女子。

プログラムに参加した横浜市の中学生たち

ペーパーレスのチケットシステムを提案したグループの中学3年生女子は、「コストが現実的ではないと思っていましたが、企業は初期コストが多大でも導入するメリットは大きいと話してくれました。この言葉を持ち帰って自分たちがさらにやるべき課題を考えていきたいです」と感想を語った。

「SDGs取り組みのとっかかりは学校でも取り入れているので、自主的に調べたりして生徒なりのイメージは持ってこの日に臨みました。でも実際の企業は生徒たちの上を行くレベルで取り組んでいます。そういった現場を見て知ることで、自分たちにできることはなんだろうと先に進む。その経験はこれからさまざまなところで生かせると思います」と引率の中学生教諭。

生きている牡蠣を手でさわってみる

この日は午前中の3時間ほど中身の濃い時間を過ごし、生徒それぞれが描いていた考えを実現するためになにが必要なのかを学ぶことができた。さらにもう1日、グループで集まって再検討し、望む姿を実現するために自分がどんなアクションをすべきかを決意。その宣言は、将来自分の目指す道ともリンクするはずだ。

ピドコック、ロード、MTB、シクロクロスで世界三冠を目指す

英国のトム・ピドコックが、12月18日にオランダのルクフェンで開催されたシクロクロスワールドカップ第11戦で英国選手として初優勝した。翌日の19日にベルギーのナミュールで行われたレースではマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー)に続いて2位となったが、2022年1月30日に開催されるUCIシクロクロス世界選手権の大本命に躍り出た。

トム・ピドコック。UCI XCCノベームニェスト・ナ・モラビエ(チェコ) 。2021年5月14日 ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

トラック競技からロード、シクロクロス、そしてMTB

英国北部のヨークシャーで生まれ育ったピドコックは、熱心なサイクリストの両親の影響で3歳から自転車に乗り始め、すぐにその魅力に取りつかれた。当時はロンドン市内唯一のベロドロームでもあった、サウスロンドンのハーンヒルベロドローム(Herne Hill Velodrome)で本格的な練習を開始。

この頃からピドコックはほとんどの時間を自転車と一緒に過ごすようになった。路面や場所を問わず、どこでも自転車を乗りこなしたピドコックは、学校の校庭でウィリーをメイクして怒られたこともあった。

UCI XCOアルプシュタット(ドイツ) ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

ピドコックはまずロードレースで頭角を現した、2020年に開催されたU23ジロ・デ・イタリアの「ジロ・チクリスティーコ・ディタリア」で第3ステージを制して総合優勝。ビッグタイトルを手にした直後、ピドコックはロードからダートに転向。UCIマウンテンバイクワールドカップ(クロスカントリー)にエントリーすると、チェコのノベー・ムニェストで開催されたU23クラスのダブルヘッダーで連勝した。

さらには、オーストリアのレオガングで開催されたUCIマウンテンバイク世界選手権(クロスカントリー)のU23クラスでも圧勝し、2016年のシクロクロスジュニア世界選手権に続いてキャリア2回目のアルカンシエルを手中にした。

2020年のUCIシクロクロス世界選手権で銀メダルを獲得したピドコックは、2020東京オリンピックではマウンテンバイクの英国代表となり、クロスカントリーで金メダルを獲得。さらに2021年のUCIロード世界選手権で6位に入賞した。

ピドコック。UCI XCOノベームニェスト・ナ・モラビエ(チェコ) ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

シクロクロスのライバルはファンデルポール、ファンアールト

ロードシーズンを終えてオフシーズンを過ごし、現在は2022年UCIシクロクロス世界選手権の優勝を目指してコンディションを上げている。ロード、MTB、シクロクロスの3つの分野すべてでチャンピオンになりたいという野心がある。

ライバルは同世代のマチュー・ファンデルポールとワウト・ファンアールト。それを追う3番手の選手としてシクロクロスシーズンに入ったが、そのポジションには満足していない。ワールドカップ第10戦のバルディソーレ(イタリア)大会は雪の中の戦いとなり、ファンアールトとマイケル・ファントーレンハウトに次ぐ3位に終わった。

UCI XCOアルプシュタット(ドイツ)で。2021年5月9日 ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

そして第11戦でピドコックはベルギーのエリ・イゼルビットとファントーレンハウトとともにトップ争いを展開。ベルギーのデュオが優位に立っているように見えたが、ピドコックは粘り強い走りで最後に逆転し、エリートクラスのシクロクロスワールドカップで優勝した最初の英国選手となった。

翌日のナミュールでは、ピドコックのクラッシュを利してファントーレンハウトが復讐の機会を得て、ピドコックは2位に終わる。

UCI XCOワールドカップ・レジェ(フランス)を走るピドコック。2021年7月4日 ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

ワールドカップ次戦は12月26日。さらに1月2日にオランダのハルストで、1月16日にフランスのフラマンビル、1月23日にオランダのホーヘルハイデでシリーズが行われる。その1週間後の米国での世界選手権が開催される。