第22回全日本選手権個人タイムトライアル・ロードレースが6月18日に石川県・羽咋郡志賀町で開催され、年代別・性別のカテゴリーで日本のチャンピオンが決まった。男子エリートは窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)、女子エリートは与那嶺恵理(ウィグル・ハイ5)が優勝した。
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第22回全日本選手権個人タイムトライアル・ロードレースが6月18日に石川県・羽咋郡志賀町で開催され、年代別・性別のカテゴリーで日本のチャンピオンが決まった。男子エリートは窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)、女子エリートは与那嶺恵理(ウィグル・ハイ5)が優勝した。
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毎日の通学手段として自転車を使うのなら、ペダルをこぐだけで心肺機能向上と体幹強化ができるようなトレーニングができたら…。そんな提案からマジメに開発されたのが「トレチャリ」。全国の高校球児をターゲットに2018年7月から販売を開始する。
甲子園の強豪校も高校生の本業である勉強をしっかりと行う学校が増えている。野球だけに費やす時間が限られ、効率的な活動を日々行う重要性が高まっている。高校球児・部活動応援フリーマガジン「タイムリー!」が全国約4000校の高校野球部にアンケートをした結果、高校球児の通学手段第1位は自転車。同誌を発行する島本隆史さんはそこに着目し、「自転車通学時を利用して補助トレできるような自転車を作ろう」と企画した。
「野球用品は新製品といってもあまり変わらない。画期的なものが出現しないので、アイデアひとつで面白いものを作れたら」と、甲子園出場経験がある野球用品販売会社経営の米沢谷友広さんが開発に加わった。
2017年7月から自転車量販メーカーとタッグを組み、部活生が求める機能を十分に搭載した自転車の開発に乗り出した。原材料や機能、サポート体制などを議論し、数多くの試作品を経て完成。こうしてできあがったのが通学用のトレーニング自転車「トレチャリ」。毎日甲子園を目指して練習に励む球児たちの通学時間を練習時間に変える夢のクロスバイクだ。
こだわったのは5点だ。
(1)ノーパンクタイヤ。パンクによる時間のロスをなくすとともに、重量増によって運動負荷を高める。
(2)シマノ製21段変速ギヤによる負荷コントロール。鍛える日はギヤを重くして通学トレーニング。疲れた日はギヤを軽くして帰宅して休憩。
(3)鍛えようとする筋肉に負荷をかけるためには適正な乗車姿勢が重要。それを実現するロードバイク用のシャープなサドルを採用。
(4)握力強化に最適な樹脂グリップを搭載。赤信号時は握力強化トレで鋭いカーブボールが投げられるようにする。
(5)スマホホルダーを搭載してアプリ活動で運動量や消費カロリーを把握。高いモチベーションでトレーニングが継続できる。
健大高崎、花咲徳栄など多くの高校野球部でコンディショニングやフィジカルトレーニング全般を指導する塚原謙太郎トレーナーは、「関節に負荷をかけずに心肺機能を鍛えられるのがメリット。ランニングよりも足を高く上げるので体幹もいっそう鍛えられる」とトレチャリの効果を分析。ランよりも股関節の可動域を広げることができるのもいいという。
そのうえで、「乗るときの乗車姿勢が重要です。骨盤の位置を落とさずにしっかりと立てること」とポイントを指摘。
適正なライディングフォームを取ることで身体の裏にある疲れにくい大きな筋肉、大臀筋やハムストリングスなどを効率よく使ってペダルを踏むことができる。野球部ではベンチプレスやスクワットなどでその部分を鍛えるのだが、学校によっては設備を持たないところもあるし、それ以前に練習時間の捻出が必要になる。それを解決するのがトレチャリというわけだ。
「腕を使いながらこぐことで全身運動にもなる。トレチャリで通学時間が有効活用できる」と塚原トレーナー。
「トレチャリが浸透し、球児たちの一般的なトレーニングアイテムになったら、アプリを使ったトレチャリ走行選手権も開催したいと考えています」と島本さんの夢は広がる。通販最大手のアマゾンを使った一般販売は7月上旬の予定。税込み価格は3万5640円。
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2018年の個人タイムトライアル日本チャンピオンを決める、全日本選手権自転車競技大会ロード・タイムトライアルが6月17日、石川県志賀町にて開催される。キナンサイクリングからは山本元喜と大喜の兄弟が参戦。エリートとアンダー23とカテゴリーを分けての出走となるが、それぞれこの種目の日本チャンピオンジャージ獲得を目指して走る。
選手・スタッフは大会2日前の15日に開催地入り。到着早々に選手2人は試走を兼ねたトレーニングへと出発し、コースの雰囲気を確かめた。そのなかで選手たちが念入りにチェックを繰り返したのが「周回中盤のアップダウン区間」。あらかじめ発表されていた高低図だけでは実感できない急坂やテクニカルな下りがあり、2人はともにアップダウンで攻められるよう、いかにレース全体でペースを配分できるかをポイントに掲げる。
そのコースは1周13.1km。おおよそ南北に往復するルートで、レース当日の天候や風向きも結果に反映される可能性が高い。いずれにしても、各選手の走力やテクニックがモノをいうコースといえそうだ。
そして、レース前日の16日もコースに出ての最終調整。各選手ともに約1時間、無理のないペースで走り、バイク上でのポジションの確認や脚の調子を確かめている。
今回は3周回・39.3kmで争われる男子エリートに元喜が、2周回・26.2kmの男子アンダー23に大喜が出場。当日は男子アンダー23が先に行われ、大喜が第2ウェーブからの出走。午前10時31分、最後から5人目としてスタートする。男子エリートの元喜は、第2ウェーブの最終走者として午後1時49分にスタート。カテゴリー全体では最後から9人目での出発となる。
出場両選手とも、シーズン当初から目標にすえてきた今大会。高いモチベーションでレース当日を迎える。そしてキナンとしても2015年のチーム発足以来初となる日本チャンピオンの輩出に向けて、選手・スタッフ総力を挙げて戦う。
全日本選手権自転車競技大会ロード・タイムトライアル
キナンサイクリング所属選手の出走時刻
●男子アンダー23(26.2km、9:40競技開始)
10:31:00 山本大喜
●男子エリート(39.3km、12:40競技開始)
13:49:00 山本元喜
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レイクサイド・サイクルフェスタ かすみがうらエンデューロが10月13日(土)、14日(日)に茨城県かすみがうら市で開催され、その参加者募集が始まった。日本で2番目に大きな湖で、日本百景にも選ばれる美しい湖、霞ヶ浦を舞台に行う5時間の自転車耐久レースイベントで、2018年で7回目の開催となる。
コースは1周4.8kmの起伏あるコースで、霞ヶ浦湖畔の長い1.8kmのストレートが最大の特徴。2018年も霞ヶ浦の地元グルメブースが立ち並ぶ「霞ヶ浦まるごとグルメフェス」が同時開催される。レースだけでなく霞ヶ浦のグルメも満喫でき、自転車愛好家だけでなく、地元や一般の人たちも楽しめるイベント。
13日(土)には、スポットを回ってポイントを競うエリア探索サイクリングイベント「ライドハンターズ」、未就学児を対象にしたランニングバイクレース「ライダーマンキッズ」を開催。申し込み締め切りは9月18日(火)。同大会は「ツール・ド・ニッポン」のひとつとして開催され、シリーズ第13戦となる。
レイクサイド・サイクルフェスタ かすみがうらエンデューロ
■開催日:2018年10月13日(土)、14日(日)
■会場:歩崎公園(茨城県かすみがうら市)
■種目:14日(日)サイクルエンデューロ(5時間)、13日(土)ライダーマンキッズ、ライドハンターズinかすみがうら
■主催:ルーツ・スポーツ・ジャパン、かすみがうら市
■事務局:ツール・ド・ニッポン事務局(ルーツ・スポーツ・ジャパン内)
レイクサイド・サイクルフェスタ かすみがうらエンデューロのホームページ
ライドハンターズinかすみがうらのホームページ
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KINAN AACA CUP 2018 第6戦が6月16日に三重県いなべ市の梅林公園にて行われ、ホスト役のキナンサイクリングから塚本一樹、中西健児、雨乞竜己、中島康晴、新城雄大が出場する。KINAN AACA CUPは、東海地区のレースレベル向上と選手のスキルアップを目的に行われているシリーズ戦。
同シリーズはキナンがホスト役を務めるだけでなく、プロ・アマはもとより、年齢・性別を問わず混走する点も大きな特徴として挙げられる。今節は最上級カテゴリーの1-1から1-4までの4クラスのレースを実施。選手ひとり一人の目的やスキルに合わせて参戦することができるように運営されている。
6月16日の第6戦は、ツアー・オブ・ジャパンいなべステージのメイン会場でもある三重県いなべ市・梅林公園内の特設コースで行われる。 1周1.5kmのサーキットコースを設定し、クリテリウムでレースは実施される。とはいえコースはアップダウンの繰り返し。急坂や長く続く上り基調の区間もあり、コースを攻略するにはスピードと登坂力をともに兼ね備えていることが条件となる。
30周回・45kmで争われる1-1カテゴリーには、ホストチームのキナンから塚本らの5人がエントリー。勝負はもとより、翌週に控えた全日本選手権ロードレースへ向けた脚試しとして大きな意味合いを持つ一戦となる。
また、レースのほかにもキナンチームの選手とともにレースコースを走行できる「キッズラン」、ファンサービスなどさまざまな催しも予定している。
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砂田弓弦監修の自転車ロードレースマガジン「ciclissimo(チクリッシモ)」のNo.57が八重洲出版からサイクルスポーツ2018年8月号臨時増刊として発売される。特集は「第101回ジロ・デ・イタリアのすべて」。大会の模様をさまざまな角度からつまびらかにする永久保存版。波乱に富んだレース展開の全貌を伝える。A4ワイド判、全124ページ。税込み1400円。
同誌はレースの本場、欧米に軸足を置き、取材現場直送のコンテンツをお届けする国内唯一無二の自転車ロードレース専門誌。今回の主な内容:特集ジロ・デ・イタリア2018の全記録。新たなる旅立ちを検証〜イスラエル開幕が残したものとは? 第101回大会詳報&総括。2018ジロ10大事件簿。フォトグラファー砂田弓弦のジロ取材日記。注目選手クローズアップ。ツール・ド・フランス&ブエルタ・ア・エスパーニャ2018観戦ガイド。プロチーム&選手総選挙続報!引退選手名鑑。
自転車ロードレースマガジン「ciclissimo(チクリッシモ)」はamazonで購入可
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