パールイズミが初級者向けに参加無料のライドイベント…講習会やプレゼントも

自転車ウエアメーカーのパールイズミが12月16日に多摩川サイクリングコースで第2回ライドイベントを開催。その参加者を募集している。参加無料でウインターウエアの効果的な着用方法の講座があり、ウインターサイクルソックスが提供される。受付は12月13日まで。

同社が手がけるライドイベント”PI RIDE”。今回はビギナーを対象に、ゆっくりと多摩川サイクリングコースを2時間ほど(約40km)走る。サイクルスポーツの楽しさや効果、乗り方の基礎レクチャーある。ライド後にはドリンクを飲みながらの参加者同士の交流の時間も設定。

<イベント概要>
開催日 2017年12月16日(土)
時間 09:00〜12:00
場所 BLUE多摩川アウトドアフィットネスクラブ
http://www.blue-tamagawa.jp/
コース 多摩川サイクリングコース
対象 クロスバイクまたはロードバイクをお持ちのビギナーサイクリスト
講師 大西勇輝(Pearl Izumiブランドアンバサダー)
参加費 無料
参加賞 ウインターソックスを1足プレゼント

申し込み方法
以下のメールアドレスあてに必要な情報を記載して送付
pi_ride@pearlizumi.co.jp
名前、メールアドレス、住所、電話番号、職業、生年月日、性別、自転車走行の経験歴
応募後、同社にて受付・抽選(定員を超えた場合は抽選とし、当選者に順次メール連絡)

死ぬまでに泊まってみたいホテル。聖地巡礼の宿で欧州文化も実体験

1万円以下でも最高の気分にひたれるフランスの宿泊施設ベスト3。最後は大手予約サイトで「破格の安さじゃん」となにげなく部屋を確保したところ。たどり着いてみるとその豪華さとともに、ちょっとびっくりな経験をして、図らずも欧州文化を肌で感じることができた。

立派な建物が四方を取り囲み、静かな中庭を作り上げている

四半世紀のツール・ド・フランス取材で宿泊したホテルはのべ800。その中で記憶に残るのはたいてい「見つけにくい」宿泊施設という共通項がある。今回紹介するところもカーナビに住所を入力しただけでは案内されず、その町のスーパーに飛び込んで地元の人に道順を教えてもらった。

2015年のツール・ド・フランス第13ステージはミュレからロデズまで。フランス中南部のこのあたりは宿泊容量がそれほどなく、出場選手や関係者も遠く離れた町に点在するケースが多い。ボクもホテル確保は難儀したが、翌ステージのスタートに向かった小さな集落に予約サイトで部屋を見つけた。サンコームドルト(Saint-Come-d’Olt)という町で、中世の建物が残る落ち着いたところだった。

青い看板は聖地サンティアゴデコンポステーラへの巡礼宿という印だ

ロデズのプレスセンターで原稿を書いていると、「7時までにレセプションに来てね」という電話がかかってきたので、仕事を中断して急ぐことに。Wi-Fiがあることは確認済みだったので、ホテルの部屋で原稿を書けばいい。ところがサンコームドルトの集落に到着してもこの日の宿、エスパスランコントル・アンジェールメリシ(Espace rencontre Angèle Mérici)を示すものはなにもなかった。

スーパーマーケットの「プチカジノ」を見つけ、レジのおばさんにたずねると、この先の小高い丘の中腹にあるとのことで、道順を教えてくれた。ありました。レンガ造りの4階建て。建物がグルッと中庭を取り囲み、教会のような尖塔もある。料7%引きのクーポンを使って62.37ユーロ(約8000円)にしてはかなり立派すぎる。

中に入るとオフィスのような部屋があり、執務をしていた男性がキーをくれた。「7時から“メス”があるからね」と声をかけてくれる。ヘッ? メスってフランス語なんだっけ?などと首をかしげながら部屋に上がると5人部屋のシングルユースだ。水回りもきれいで、エアコン完備。建物を一周してみると中庭の反対側の館はオーナーが住んでいるようだ。自給自足の菜園には散策路があって、ヤギとニワトリを飼っている建物もあった。

ヤギやニワトリなどの家畜ものんびりと暮らす

この宿泊施設の敷地はこの丘全体という感じだ。改めて道路に面した門扉まで足を運ぶと「コンポステーラまでの重要拠点」と「おすすめの宿」というプレートがあった。夕食の時間に食堂に行くと、他の宿泊者がお盆を持って並び、住み込みの修道女がスープや食事を盛りつけてくれた。ようやく分かったのだがここはカトリックの巡礼宿なのだ。さっきの“メス”は英語のミサのことか。ルパ(晩餐)は一緒のテーブルでワインを回してもらいながら食べる。
「キミもカトリックで、聖地を目指しているんだろ」と質問攻め。「あ、うーん。はい」

スペイン北西部にあるサンティアゴデコンポステーラまでの巡礼路はいくつかあるが、この町を通るのはフランス中央部に位置するル・ピュイを出発する最も有名なコースだ。東ヨーロッパのポーランド、ハンガリー、ドイツ、オーストリア、スイスからの巡礼者はみなこの道を歩く。

聖母マリアの偉大な聖地ル・ピュイアンブレは2017ツール・ド・フランスも訪問し、休息日となっているからツール・ド・フランスに興味のある人はその荘厳な景観をテレビで目撃するはず。ここからサンティアゴデコンポステーラまでは1522km。歩くと65日を要する。美しい中世の町コンクをはじめ、フィジャック、カジャルク、モワサックなどを通る。

修道女が晩さんを盛りつけてくれた

この巡礼宿にお世話になった翌朝、次のスタート地点を目指してクルマを走らせていると、道すがらにひたすら西を目指して歩く巡礼者たちを多く見かけた。彼らは夏休みを利用して巡礼を敢行しているのだが、自動販売機なんかひとつもない丘陵地を重いバックパックを背負って歩き続ける。もちろん命の水と食べ物は背負っているだろうが、こうしてたどり着いた巡礼宿がどれほどくつろぎを与えてくれるかは計り知れない。きっとシャワーのお湯が心地よく、質素な食事だっておいしくいただけるはずだ。

クルマを利用して取材を続けるツール・ド・フランスもある意味は巡礼に近いものがあり、その日にたどり着いた清潔なベッドに心の芯からホッとするときがある。だから歩いてたどり着いた巡礼者は「地上に生きていること」を痛感するほどの感慨があると思う。そんな宿泊施設がネットで簡単に予約できてしまうのも驚きだった。

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空気を入れない自転車「エアフリー」…ブリヂストンサイクルで自転車が当たるキャンペーン

パンクの心配のない自転車用タイヤを搭載した「エアフリーコンセプト」の専用WEBサイトを開設しているブリヂストンサイクルが、抽選でブリヂストンアンカー25周年記念モデルやグリーンレーベルなどの自転車が当たるキャンペーンを実施している。

「エアフリーコンセプト」とは、タイヤ側面の特殊形状スポークにより荷重を支えることで、タイヤへの空気充填を不要とする技術。これによりパンクの心配がなくなる。また特殊形状スポークの材質に熱可塑性樹脂を採用。タイヤトレッド部のゴムを含め、リサイクル可能な材料を使用し、資源の効率的な活用にもつながっている。

同WEBサイトからメルマガに申し込むと自転車が抽選で当たる。2018年1月末まで実施。

http://airfreebicycle.jp/campaign/

漆黒のサロモン! 「S/LABブラックエディション」が限定発売

サロモンが2016年秋にパリの高感度なコンセプトストアを皮切りに、世界でも限定されたショップのみで展開して注目を集めた「S/LABブラックエディション」の7モデルを、全国のサロモン直営店舗とオフィシャルオンラインストアで限定発売する。

サロモン直営店舗では12月8日より先行予約を開始し、12月23日より発売開始予定。また、オフィシャルオンラインストアでは12月12日より発売を開始する。

「S/LABブラックエディション」はアスリートの貴重な経験と無限のアイデアをもとに専任のエンジニア、デザイナーの手によって生み出されたハイパフォーマンスシューズ「S/LAB」ラインナップに漆黒のステルスデザインをまとわせた。パフォーマンスとモードを融合させた、他とは一線を画すスタイリッシュなエクスクルーシブライン。

パリ、リヨン、アムステルダム、ベルリン、バルセロナ、ミラノ、コペンハーゲン、チューリッヒ、東京の高感度な一部のセレクトショップのみで展開され人気を博した。

■問い合わせ先
サロモンコールセンター/アメアスポーツジャパンTEL:03-6631-0837
■サロモン直営店情報サイト
http://salomonownretail.amersports.jp/
■サロモンオフィシャルオンラインストア
https://www.salomon.com/jp/
■サロモンジャパンオフィシャル情報サイト
http://timetoplay.salomon.jp/

卓球の石川佳純が練習方法や戦い方に最新IoTを導入

ロンドン五輪の卓球団体で銀メダル、リオ五輪で同銅を獲得した石川佳純(24=全農)が最先端の通信技術を駆使して新たなレベルアップを目指すことになった。

卓球の石川佳純が最新IoTを導入…練習方法や戦い方にテクノロジーを駆使

IoT(Internet of Things)時代におけるアスリートの「戦い方改革」を推進すべく、米国のコンピュータネットワーク機器開発会社「シスコ」が石川をアスリートアンバサダーとして起用し、選手生活をサポートしていく。

シスコは世界最大のインターネット通信機器とサービスを世界各地で展開している。スポーツ&エンターテインメントの分野でもさまざまな試みを行っていて、スポーツを観戦するだけでなくスタジアムをエンターテインメント空間としてとらえ、新しいサービスや楽しみ方を提供してきた。2020年を前にパフォーマンスや競技生活をさらに向上させるべく、アスリートのサポートを行うことになったという。

「卓球はオフシーズンがないので1年じゅう海外を転戦していて、毎試合勝つことを目標としながらも実戦を続けながらレベルアップしていくことが求められます。コーチでもあるお母さんに直接教えてもらうこともなかなかできません」と石川。

そんな環境にIoTを導入することで、海外遠征中でも試合の動画やデータをコーチと共有し、リアルタイムにアドバイスをもらうことができる。練習時には打球の速度やコースをリアルタイムでトラッキングし、見える化した画像を離れたところにいるコーチに見てもらいアドバイスを受けることも。

「なんとなくしか分からなかったことがデータ分析によって数字で分かる。各選手のコース取りのクセやパターン、どんなミスで負けたのかもデータ化される。私にとって新たなレベルアップになると思います」

死ぬまでに泊まってみたいホテル。庶民価格の掘り出し物編

1万円以下でも最高の気分にひたれるフランスの宿泊施設ベスト3。前回はカルカッソンヌ郊外のプライベートプール付きの部屋を紹介したが、今回はミシュラン2つ星併設レストランを備えた天空のホテルを紹介。お金をかければいいってもんじゃない。これぞフランス旅行の醍醐味。

テラスのディナーレストランはミシュラン掲載だ

フランスには一般的なホテルをはじめ、オーベルジュ(旅籠)、ジット(貸別荘)、シャンブルドット(民宿)などのカテゴリーがあって、統括団体がその伝統と格式をコントロールしている。2つめに紹介したいのはこのうちオーベルジュと呼ばれる、いわば旅籠に区分される地方ホテルだ。

ジットという団体に登録して、農家の貸し別荘風なスタイルだ。地元食材を使った料理が自慢のレストランが必ず併設される。庶民的な価格で宿泊できるので、宿泊予約サイトで部屋を確保してホテルに到着してみると玄関ドアにミシュランのステッカーが貼ってあるなんてことは何回も体験している。今回もミシュラン2つ星のレストランをホテルがかかえていた。

天空の城コルドシュールシエル

2013年の第7ステージはモンペリエ〜アルビ間。街全体が世界遺産というアルビのゴール地点でシゴトをすませ、コルドシュールシエル(Cordes-sur-Ciel)という町を目指した。フランスでも人気のある町で、その景観から「天空の城」と呼ばれ、実際にアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルになったとも言われる。河川によって四方をえぐられた小高い丘に石造りの道と集落が作られ、その真ん中にオステリエ・デュ・ビューコルド(Hostellerie du Vieux Cordes)がある。

石畳の急坂をクルマで上り、城門をくぐってホテル前の狭い道に乗りつけて荷物を降ろすと、集落の端にある駐車道にクルマを駐めるように案内された。それほどこの町はこぢんまりとしていて、ネコが石畳でのんびりと昼寝をしている。クルマなんてめったに走らないのである。

フロントの奥に中庭があるのだが、樹齢300年の藤(ウィステリア)が屋根のように天井を覆い、夏でもしっとりとしている。ここが朝食会場のようで、シェフをはじめとした料理人が働く厨房の窓もみえる。古城のような、それでいて真新しい石造りのらせん階段を上って部屋に上がる。

朝食会場は別にあり、樹齢300年の藤棚が頭上をおおう

最高なのは丘陵地が見渡せるテラスにあるディナーテーブルだ。絶景を見ながらミシュラン掲載の料理をいただく。

天空の城の景観を楽しむためには、谷の向こうにある尾根の上まで歩かなければダメ。日没時と翌朝にそれぞれ1時間かけて尾根に立ってみたが、おもわず仁王立ちして「地上の楽園を手に入れたぞ!」と叫びたくなるほど雄大だった。

ホテルの入口

料金は89ユーロで、そのうち25ユーロはデポジットとして予約時にクレジットカード引き落とし。つまり1万円程度で、2人で泊まれば単価は半額に。欧文表記も書いておいたので、ホテル予約サイトで検索すればだれでも予約できるはずなので、ぜひたずねてみてね。

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