バーレーン・マクラーレンに名称変更…メリダは継続供給

バーレーン・メリダが2020シーズンよりチーム名称を 「バーレーン・マクラーレン」とすることが発表された。台湾の自転車メーカー、メリダはチームのサブネームから外れたが、バイクサプライヤーとしてこれまでと同様にチームへバイク供給する。

2018パリ〜ニース第1ステージで、ゴルカ・イザギレ(右)がアルノー・デマールを制して優勝 ©Roberto Bettini/BettiniPhoto©2018

2017年の初めに発⾜したバーレーン・メリダにメリダは単なる機材スポンサーとしてではなく、主要なパートナーとして参加した。4年間のサブタイトルスポンサーとしてランプレ・メリダで活躍し、その後3年間のバーレーン・メリダでの驚異的な活躍を経て、メリダが選んだのは、バーレーンが新たに発⾜させるワールドツアーチームに主要なスポンサーとして最⾼の機材を供給するサプライヤー、テクニカルパートナーとなることだった。

2017ジロ・デ・イタリアで総合優勝のデュムラン、2位キンタナに続いて3位になったニーバリ ©Roberto Bettini/BettiniPhoto©2017

2017年、チームが発⾜した最初の年からビンツェンツォ・ニーバリをキャプテンとして数多くの成功を修めてきた。2017年には2つのグランツールでの表彰台とイル・ロンバルディアでの勝利。ニーバリは2018年のミラノ〜サンレモで勝利し、2019年のジロ・デ・イタリアでも総合2位に⼊った。バーレーン・メリダは、チーム発⾜の年にグランツールで2度表彰台に上った史上初のチームとなった。

2017ジロ・デ・イタリア第16ステージ優勝のニーバリ ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2017
2018ジロ・デ・イタリア第10ステージ優勝のモホリッチ ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2018

しかし、「チームは”メッシーナのサメ”(ニーバリの愛称)の単なるサポーターではない」とメリダ首脳陣。

「それぞれの選⼿がチームの象徴であるブルーとレッド、そしてゴールドの存在を世界中のあらゆるレースで、さまざまな形で魅せてきた。その中でも印象的なのはソニー・コルブレッリのブラバンツペイルでの勝利、ツール・ド・スイスとパリ〜ニースでのステージ優勝を含む11の勝利だ。2018年のドイツツアーとビンクバンクツアーでのマテイ・モホリッチの勝利も同様。そしてディラン・トゥーンスの2019年のツール・ド・フランスで のステージ優勝や、ブエルタ・ア・エスパーニャとクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでのリーダージャージの着⽤もある」

モホリッチが2018ジロ・デ・イタリア第10ステージ優勝 ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2018

3年間のチームの活動での表彰台に199回、53数

「私たちは過去3年間に成し遂げたことに表現しようのない誇りを感じています。チ ームが作られるごく始めから関わり、その最初の年にグランツールで2度表彰台に⽴つことは最⾼のチームを予感させるものでした。バーレーンのワールドツアーチ ームとの関わりを持ち続けたいと思うことは当然です。このプロトンの中で最も成功したチームの⼀つであるこのチームに責任を持ち続けられることは光栄以外の何者でもありません」とアンドレアス・ロッター メリダ・スポーツマーケティング ディレクター。

2018イル・ロンバルディアで勝ったニーバリ ©Roberto Bettini/BettiniPhoto©2017
2018ミラノ〜サンレモ優勝のニーバリ(中央) ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2018

バーレーン・メリダの発⾜からチームを⽀えてきたヨーガン・ファルケ率いるメリダのR&Dチーム。ロードレースの最先端を⾏くテクノロ ジーと素材を使⽤した機材をライダーに供給してきた。オールラウンドロードバイクのMERIDA SCULTURA、エアロロードバイクのMERIDA REACTO、そしてTTバイクのMERIDA TIME-WARP TTがチームの機材として⽤いられた。これらのバイクは、最先端のテクノロジーと技術⾰新を⽤いてチームを⽀えるだけではなく、そのデザインでもチームを彩った。

2019ツール・ド・フランス第6ステージでディラン・トゥーンスが優勝 ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2019

「ランプレ・メリダでの活動を通じて私たちは多くの知⾒を蓄え、それはバーレーン・メリダへの仕事に多⼤な貢献をしました。多くの根本的な⾰新や、積み重ねによる向上で、チームが最⾼のレベルで戦えることを⽀えてきました。2020年、新たな、そしてエキサイティングな次章の始まりです。マクラーレンと共同でチームを最⾼の体制でサポートしていけることは楽しみ以外の何物でもありません。⾃転⾞のデザインと開発において新しいスタンダードをともに創り出すことができると信じてチームとともに動いています」 とヨーガン・ファルケ。

「メリダとパートナーシップを組めることを⼤変光栄に思い、チームにとって重要なパートをメリダが担ってくれることを楽しみにしています。メリダのテクノロジーを⽤いて開発する私たちの主⼒機材は、3年間のチームのパートナーシップ活動で成し遂げた勝利がそのアプローチの正しさを証明しています。私たちが輝かしい未来をともに築いていけることを確信しています」 ジョン・アラート マクラーレン プロサ イクリング マネージング・ディレクター。

2018ツール・ド・スイス第3ステージ優勝のソニー・コルブレッリ  ©Luis Angel Gomez/BettiniPhoto©2018

●メリダのホームページ

ワイズロード船橋店が2020モデル試乗会…12月8日にビビット南船橋で

ワイズロード船橋店が12月8日(日)に、ビビット南船橋1階 アトリウム広場で2019年最後の展示・試乗会「ブランドキャラバン第3弾」を開催する。ビビット南船橋アトリウム広場ならではの大スペースに豪華ブランドの新作モデルが集結する。

第3弾はPINARELLO、DAHON、TERN、FUJI,、BREEZER、MERIDAの最新モデルが集結。どのモデルを何回乗っても無料。「船橋店限定成約特典」もある。

ワイズロード船橋店2020モデル秋の展示・試乗会「ブランドキャラバン第3弾」

■開催日時:2019年12月8日(日)10:00~16:30(受付終了)まで
■開催場所:ビビット南船橋1階アトリウム広場
■試乗に必要なもの
本人確認のできる写真付き身分証明書(免許証、パスポート、保険証など。試乗時にコピーを取らせて頂きます)
※ヘルメット等は貸し出しできますが数に限りがございます。お待ちいただく場合もございますのでご持参いただけると案内が早くできる場合がございます。
※スカートやサンダル等スポーツバイクを試乗するにあたりお客様の安全保護上不適切と判断した場合は試乗をお断りさせていただく場合がございます。

●詳細はワイズロード船橋店ブログで

出展ブランド及び試乗車リスト
・DAHON(7 台:DOVE PLUS/MU SLX/VISC EVO/SPEED FALCO/BOARD WALK D7/CURVE D7/K3)
・TERN(6台:VEKTRON S10/BYB P8/VERGE P10/VERGE N8/SURGE UNO/SURGE)
・FUJI (8 台:FARPOINT/TRANSONIC/NAOMI/JARI 1.5/FEATHER CX FLAT/TRACK ARCV/FEATHER/RAFFISTA)
・BREEZER(2 台:RADAR CAFE/DOWNTOWN EX ST)
・PINARELLO(5 台:F12 リムブレーキ仕様 x2 台 465 515 SIZE/F12 DISC 53/PRINCE FX 465 SIZE/PRINCE FX 515 SIZE)
・MERIDA(eONE SIXTY9000/eBIG BINE400/ePASPORT400EQ/ePASPORT.TK600EQ/CRUISE5080/ROADREX6180)
※試乗車は予告なく変更になる場合がございます。

超軽量のCOSMIC ULTIMATE SL、しなやかなELITE SL発売

マヴィックジャパンは、マヴィック・フットウェア2020ラインより、サイクリストのさまざまなスタイルやニーズに向け、バラエティに富んだラインナップで登場するCOSMIC(コスミック)”シリーズを発売する。

コスミック・アルチメイトSL(イエローマヴィック)。1mm単位でのフィットを素早い微調整が実現。ダイヤルを引き上げることで可能となるクイックリリースシステム搭載

中でもトップサイクリストに向けて開発されたCOSMIC ULTIMATE SL(コスミック・アルチメイトSL)、 パフォーマンス向上と快適性の両立を実現させたCOSMIC ELITE SL(コスミック・エリートSL)は、こだわりを持つロードサイクリストへ新たな選択を提案する。

サイクリストのパワー全てをペダルに伝達する最高峰の剛性を誇るフルカーボンアウトソールを搭載

2020ラインよりサイズレンジを22.0㎝〜29.0㎝のユニセックス仕様とし、男性も女性も同じラインから最適のシューズを探せるようになった。COSMIC ULTIMATE SL、COSMIC ELITE SLは一部カラーを除き、2019年11月末より全国のマヴィック取り扱い店舗で発売を開始した。

COSMIC ULTIMATE SL(コスミック・アルチメイトSL)

マヴィックのこだわりと技術がつまった、トップサイクリストに向けた高性能ロードシューズ

コスミック・アルチメイトSL(ブラック)

最高剛性を誇るハードなソールを搭載しながらも、柔らかな素材を採用したアッパーが快適さを確保。山岳レースを含むさまざまなレースシーン用に向け設計され、ワールドツアー参戦のプロレーサーによって、その高い性能が実証済み の超軽量ロードシューズ。

コスミック・アルチメイトSL(ホワイト)

■サイズ:22-29㎝ (UNISEX)
■重量:200g(27㎝)
■カラー:イエローマヴィック、ブラック、ホワイト
■価格:4万5000円(税別)

COSMIC ELITE SL(コスミック・エリートSL)

超軽量で卓越した通気性を備えたアルペンステージを走るための軽量シューズ

コスミック・エリートSL(ホワイト)。超軽量メッシュ素材を採用。卓越した通気性を誇る軽量かつ柔らかな生地により、抜群の履き心地

世界のトップレーサーに実力を証明されたCOSMIC ULTIMATE SLと同一の超軽量アッパーに、カーボン60%のしなやかさを 特徴とするソールを採用。トップのタフさとロングライドでも疲れにくい快適性を両立させたモデル。

しなやかさを誇る60%カーボンファイバーが、地面からの突き上げを適度に分散させ筋肉への負担を軽減。ロングライドにおける抜群の快適さを維持

■サイズ:22-29㎝ (UNISEX)
■重量:230g(27㎝)
■カラー:ホワイト、ブラック、トータルエクリプス(2020年2月発売予定)、レッドオレンジ(2020年2月発売予定)
■価格:2万5000円(税別)

コスミック・エリートSL(ブラック)
コスミック・エリートSL(レッドオレンジ=2020年2月発売予定)
コスミック・エリートSL(トータルエクリプス=2020年2月発売予定)

●マヴィックのホームページ

年に一度の「わいわいセール」初の年末開催…12月6日からワイズロード各店で

ワイ・インターナショナルが毎年恒例の大イベント「わいわいセール」を初の年末開催となる2019年12月6日(金)から22日(日)まで開催する。在庫品を対象として20%から最大60%OFFで提供する。開催はワイズロード全37店舗。

年に一度、ワイズロード恒例の大イベント「わいわいセール」

2019年は12月6日(金)からの開催が決定した。2018年より1カ月早く、「わいわいセール」初となる年末開催。

■ わいわいセール2020開催概要
期間:2019年12月6日(金)~12月22日(日)
場所:ワイズロード全店

手数料0%無金利ローンキャンペーンも実施
「わいわいセール」開催中、「手数料0%無金利ローンキャンペーン」 も実施する。

わいわいセール特価品リストの一部を12月6日(金)15:00頃にURLで公開も。

<わいわいセールとは?>

完成車・フレームを対象としたY’s Road全店で開催する年に一度の大セール。在庫品を対象とし20%から最大60%OFFで提供する。 今回のセールは総台数3000台以上、総値引額5000万円と、史上最大規模での開催となる。
※一部、セール対象外の完成車・フレームがある。 ※上記期間に注文・決済した商品が対象。

●ワイズロードのホームページ

パリ〜ルーベやリエージュ〜バストーニュ〜リエージュなどでASOが一般レース開催

ツール・ド・フランスを主催するASOがシクロスポルティーブと呼ばれる一般参加イベントの日程を発表。2020年3月14日にパリ〜ニースチャレンジ、4月11日にパリ〜ルーベチャレンジ、同25日にリエージュ〜バストーニュ〜リエージュチャレンジが開催される。現在参加者募集中。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

ステージレースのパリ〜ニースはニースにゴールする最終ステージだけの走行だが、3レースともに世界のトッププロが走るコースがスタートからゴールまでまったく同じ。プロと同じ過酷さが体験できるのでとても人気があるイベントとして定着している。

パリ〜ルーベは「北の地獄」と呼ばれるアランベールの石畳がコースとなり、有名な「アルブルの交差点」も走行する。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュも激坂で知られるラ・ルドゥトの丘を上る。

さらに魅力的なのはアマチュア選手が走った翌日にホンモノのプロレースが開催されること。パリ〜ニースは2020年3月8日から15日の開催で、最終ステージの前日に一般レースが行われる。パリ〜ルーベは4月12日で、一般レースはその前日。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのみ4月18日開催なので一般レースは1週間後の開催となる。

●パリ〜ニースチャレンジの参加者募集サイト

●パリ〜ルーベチャレンジの参加者募集サイト

●リエージュ〜バストーニュ〜リエージュチャレンジの参加者募集サイト

エタップ・デュ・ツールは30年記念で初ニース

こういったASOの一般参加イベントの象徴であるエタップ・デュ・ツールは2020年で30回目の開催。1万6000人の参加者が7月5日にツール・ド・フランス第2ステージとまったく同じコースに挑む。エントリーは数時間で満員になったが、各国の公式エージェントに割り振られた出場枠が残っている。
●日本の公式エージェントは国際興業

またフランス以外でも「エタップ・バイ・ル・ツール・ド・フランス」と題した一般参加レースが開催される。2020年はフランスを含めて12カ国、タイ、中国、メキシコ、フィンランド、モロッコ、オーストラリア、米国、コロンビア、ブラジル、英国、インドネシアで行われる。

ベルナルがジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランス参戦へ

イネオスのエガン・ベルナル(コロンビア)は2020年、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスに参戦する予定であることを明かした。チームメートには2019ジロ・デ・イタリア総合優勝者のリカルド・カラパス(エクアドル)がモビスターから加わり、ツール・ド・フランス5勝目を目指すクリストファー・フルーム(英国)、2018ツール・ド・フランス総合優勝のゲラント・トーマス(英国)がいる。

2019ツール・ド・フランス総合優勝のエガン・ベルナル ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2019

2019年のベルナルはジロ・デ・イタリアでイネオスのエースになるはずだったが、直前の鎖骨でレースを走ることができなかった。その野心をツール・ド・フランスにスライドさせ、22歳で総合優勝している。

2019ツール・ド・フランス。最後の山岳ステージをフィニッシュしてベルナル(左)はトーマスから祝福される ©ASO Alex BROADWAY

「2020年はジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスに出場したい」とベルナルは作戦を明らかにした。
「ジロ・デ・イタリアは美しいレースで、ボクは2年間イタリアに住んでいたからそこにたくさんの友達がいる。二大大会への参加はちょっとナーバスになる可能性があるが、たとえそれがほとんど不可能に思えても、チームはなんとかうまく対応できると思う」

ベルナルはジロ・デ・イタリア(5月9〜31日)、ツール・ド・フランス(6月27日〜7月19日)、さらにはブエルタ・ア・エスパーニャ(8月14日〜9月14日)までを見すえているという。

2020年はイネオスで走るカラパス ©Fabio Ferrari / LaPresse

カラパスの獲得により、フルームとトーマスをかかえるイネオスは、2020年のグランツールすべてを手中にする可能性もある。1998年のマルコ・パンターニ(イタリア)以来、同じ年にジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスで優勝した選手はいない。

「もちろんチームメートの欲望を考慮に入れなければならない」と1月13日に23歳の誕生日を迎えるベルナルは続ける。
「すべての選手が気持ちよく、それぞれの役割に合った理想的な参戦プログラムを見つける必要がある。ボクたちはたくさん話すので、クリスやゲラントとの関係に問題が生じることはない」

2018ツール・ド・フランス。先頭からベルナル、マイヨジョーヌのトーマス、その後ろがフルーム

●イネオスのホームページ