パールイズミのバックパックはさすが、自転車専用設計

パールイズミは2019年春夏新商品として「バックパック」「バックパック ツアー」を発売する。サイクリング時に使うことを考えた専用設計。

50 / バックパック(ブラック)

「バックパック」は自転車での使用を第一に考えて作られた自転車専用設計のバックパック。携帯ポンプやヘルメットをはじめ、サイクリングに携帯する小物を収納、左右にはボトルポケットも配置している。背中には凹凸のフレームを配置し、 むれずに快適に使用できる。各所の再帰反射が夜間の被視認性も確保する。

「バックパック ツアー」はバックパックの容量を26ℓに大きくしたタイプ。ファスナーで奥行の大きさを調節することもできるのでロングライドにも快適。

50 / バックパック

50 / バックパック(グレー)

カラー =ブラック、グレー
価格=1万3000円(税別)
サイズ=幅245mm 高さ460mm 奥行き165mm
17ℓ(本体:14ℓ、ポケット:3ℓ)
素材=ナイロン/ポリエステル

【商品特徴】
■ 大きく開くメイン収納のファスナー
■ サイクリングに携帯する小物を収納できる分割ポケット
■ 雨天時にポケットから取り出し被せるレインカバー付属 (視認されやすい蛍光カラー採用)
■ 夜間走行時360度の視認性を確保する、側面上部、側面下部、ショルダー部、バッグ底面部の再帰反射

ヘルメットを持ち運べるヘルメ ットホルダー用ネット
ドリンクボトルを持ち運べるサ イドポケット

51 / バックパック ツアー

51 / バックパック ツアー

カラー=ブラック
価格=1万5000円(税別)
サイズ=幅270mm 高さ480mm 奥行き150mm (拡張時230mm)
26ℓ(本体:19ℓ、ポケット:7ℓ)
素材=ナイロン/ポリエステル

【商品特徴】
■ 大きく開くメイン収納のファスナー
■ サイクリングに携帯する小物を収納できる分割ポケット
■ 雨天時にポケットから取り出し被せるレインカバー付属 (視認されやすい蛍光カラー採用)
■ 夜間走行時360度の視認性を確保する、側面上部、側面下部、ショルダー部、バッグ底面部の再帰反射

●パールイズミのホームページ

ユーラシアアカデミー活動開始…高木秀彰プログラムは川崎三織に

ジュニア強化指定選手2選手を含む10選手が2019年も7月21日から8月22日までの間にユーラシアIRCタイヤサイクリングアカデミーに参加する。U17の選手は4レース(週に出走できるエントリー数が2レースまで)、U19の選手は5レースに参戦予定。

2018年、修善寺で行われたインターハイで優勝した川崎三織 ©Satoru.Katou

レースの成績等はチーム公式ブログに掲載

高木秀彰サポートプログラムも実施

2017年10月に急逝したフォトジャーナリストの高木秀彰氏は、日本の自転車競技の発展を願うとともに、「若い選手を応援したい」という強い意志で、国内のプロロードレースイベントのみならず、トラックレース、地方のローカルレースや学連、高体連のレースまで多くのレースを取材し、若い選手の活躍を多くのメディアに発信してきた。

ユーラシアIRCタイヤは高木氏の遺志と家族の意向により、その活動に寄付として提供してもらい、その全額を「サイクリングアカデミー参加者へのサポート」に使う。サポート対象者は、2001年1月1日~2002年12月31日生まれの男子、全国大会もしくは相当するレースで優勝もしくは入賞しているジュニア男子選手、ヨーロッパ参戦経験のないこと(ナショナルチームの活動を除く) を条件とした。競技関係者や選手とも協議を行った結果、川崎三織(埼玉・栄北高)へのサポートが決まった。

サポート内容は航空運賃代金、ベルギーでの生活費(15日間)、レース参戦経費(5レース)など。

川崎三織(右から2人目)は5月にフランスで行われたジュニアネイションズカップに日本代表メンバーとして参加した

川崎三織
2018年 インターハイ個人ロードレース優勝
2019年 アジア選手権6位
     Tour Centre Morbihan日本代表 個人総合成績60位

川崎三織の決意表明

今回ユーラシアIRCサイクリングアカデミーでこの1カ月間貴重な体験をさせていただけること、高木秀彰様サポートプログラムに参加させていただけることに感謝します。そして欧州でのレースでいろいろなことを吸収できるように全力を尽くします。
先日、ジャパンナショナルチームとしてフランスとスイスのネイションズカップに参加しましたが、ヨーロッパの選手に圧倒され、集団内で前に出るテクニック、コースを読む力、自脚で走りきる体力、など全ての面で劣っていることを明白に感じました。
レースでヨーロッパの選手に通用するにはどうすればいいか。僕はヨーロッパで経験を積むことが一番大切だと思い、今回参加を希望しました。
また、ネイションズカップで活かすことができなかった、レースコースの特徴をつかんで集団前方でレースを展開し、積極的な走りをすることを目標に取り組みます。そしてなにより上位を狙えるように頑張りたいです。
多くのことを学んで今後のレースに活かし、日本のトップ選手になれるように、また海外でも通用するような選手になっていきたいと思います。よろしくお願いします。

話題のコンピューターWahooとLEZYNEの専用マウントがラインナップに

K-EDGEから新製品として話題のコンピューターWahooとLEZYNEの各専用マウントがラインナップに追加された。また、1x用クロスシングル・チェーンキャッチャーも入荷。取り扱いはカワシマサイクルサプライ

K-EDGE Computer Mount

WAHOO BOLT RACE マウント

WAHOO BOLT RACE マウント


重量わずか32gのレースマウント
SKU : K13-1600R-31.8
カラー:ブラックxシルバー
素材:6161-T6アルミニウム
クランプ径:31.8mm
重量:32g
税抜定価:6570円

WAHOO ROAM AERO RACE マウント

WAHOO ROAM AERO RACE マウント

発表以来好評のWahooコンピュータ注目の新製品、ELEMNT ROAM専用のエアロマウントが発表された。大画面・高機能でサクサク動く軽快な操作感が好評のROAM専用モデル。予約受付中。7月下旬~8月入荷予定

SKU : K13-1605AR-31.8
カラー:ブラックxシルバー
素材:6161-T6アルミニウム
クランプ径:31.8mm
重量:約48g
対応モデル:Wahoo ELEMNT ROAM
税抜定価:8360円

LEZYNE SPORTS マウント

LEZYNE SPORTS マウント

注目の新勢力LEZYNE GPSサイクルコンピューターに対応したマウントが新登場。高品質ながら廉価のスポーツマウントモデル
SKU : K13-1100LZ-31.8
カラー:ブラック
素材:6161-T6アルミニウム
クランプ径:31.8mm
重量:51g
税抜定価:4780円

CHAIN CATCHER

Cross シングル XLチェーンキャッチャー

Cross シングル XLチェーンキャッチャー

近年増加傾向のフロントシングル仕様に対応したシンプルなチェーンキャッチャー。フレーム側からだけでなく、上部にもチェーン暴れを防ぐでっぱりがありチェーン落ちを未然に防ぐ。新しいフロントシングル用のチェーンキャッチャーはマーケットに存在するほぼすべてのシングルチェーンリングに使用することが可能。
SKU : K13-014
カラー:ブラック
素材:6161-T6アルミニウム
クランプ:FD台座直付け
重量:22g
税抜定価:8360円

●カワシマサイクルサプライのホームページ

バルギルとグライペルがツール・ド・フランス参戦へ

第106回ツール・ド・フランスの開幕があと12日となった6月24日、フランスのアルケア・サムシックが出場6選手を一時発表した。1チームは8人編成で、残る2選手は30日に開催されるフランス選手権後に発表される。

細身なのがバルギルでマッチョなのがグライペル

2017年大会で区間2勝と山岳賞を獲得しているワレン・バルギル(フランス)と、大会通算11勝のアンドレ・グライペル(ドイツ)がダブルエース。バルギルは総合成績の上位と山岳ステージでの優勝を、グライペルは平たんステージで3年ぶりとなる区間優勝をねらう。

●アルケア・サムシックのツール・ド・フランス出場6選手
ワレン・バルギル(フランス)
アンドレ・グライペル(ドイツ)
エリー・ジェスベール(フランス)
マキシム・ブエ(フランス)
アントニー・ドラプラス(フランス)
フロリアン・バション(フランス)

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●ツール・ド・フランスのホームページ

キナンのプロ選手らがキッズスクールで講師役

「KINAN AACA CUP」が開催された6月22日に、KINAN Cycling Teamのプロ選手らが講師となり、こどもたちに自転車レースや操縦技術の基本を教えるキッズスクールが行われた。

プロライダーが講師役のキッズスクール ©︎KINAN Cycling Team / Midori SHIMIZU

毎回大好評のキッズスクールには中西健児アカデミーコーチ、椿大志、大久保陣、雨乞竜己が講師として参加。早い段階から安全な走り方を身につけてほしいという思いと、将来のKINAN Cycling Teamライダーが育ってほしいという願いが込められていて、このシリーズで開催されているキッズレースへの参加にかかわらず、誰でもスクールで学ぶことができる。

今回は「ウィリー先生」と紹介された大久保がお手本を見せ、そのたびに驚きの声があがる。バイクコントロールの向上や、小石などの障害物をとっさに避ける危険回避に役立つ技術をテーマに、ウィリーの前段階として前輪・後輪を順に持ち上げて障害物を越える課題にチャレンジ。はじめのうちは恐る恐る走っていたキッズたちだったが、講師たちのアドバイスを聞きながら繰り返し挑戦する姿が印象的だった。(Text: 清水翠、Edit: 福光俊介)

●キナンサイクリングのホームページ

KINAN AACA CUP第6戦は大久保陣が優勝…ホストチーム4戦ぶり勝利

KINAN Cycling Teamがホストを務める東海地区のサイクルロードレースシリーズ「KINAN AACA CUP」は、6月22日に今シーズンの第6戦を実施。最上級クラスの1-1カテゴリーは100kmで争われ、スプリント勝負を制した大久保陣が優勝。チームとしては第2戦以来となるシリーズ勝利を挙げた。

KINAN AACA CUP 2019 第6戦は大久保陣が優勝 ©︎KINAN Cycling Team / Midori SHIMIZU

今節も主会場である長良川沿いの周回コースでの開催。従来の5.1kmのサーキットとは異なり、1周4kmのコースを設定。25周回でレースが行われた。今回はKINAN Cycling Teamから8選手が出走。ジャージカラーを白と紺に分け、実質2チーム編成で挑むことに。白チームは椿大志、大久保陣、雨乞竜己、中島康晴が、紺チームは福田真平、新城雄大、荒井佑太、さらに中西健児アカデミーコーチが久々のレースとして参戦することになった。

朝方の降雨で路面には水たまりが残るコースコンディションではあるものの、強い日差しが照り付ける中でのレーススタート。序盤から細かなアタックがかかったが、単独での飛び出しや強さに欠くもので逃げが決まるまでには至らない。

この状況が一変したのはスタートから20km過ぎ。12選手が集団から抜け出すことに成功し、そのまま先頭グループを形成。KINAN勢では白チームから椿と大久保、紺チームから福田と新城が加わる。メイン集団がこれらの動きを容認したことでレースは落ち着き、中盤までに先頭と集団との差は1分25秒まで開いた。

レースが後半に入りメイン集団がペースを上げると、力のあるメンバーをそろえている先頭グループもスピードアップ。すると、この流れに対応できない選手が徐々に脱落していき、残り5周回を迎える頃には先頭は8選手に絞られる。一方、メイン集団は残り15kmを切ろうかというタイミングで一気に崩壊。11選手が追走を試み、ここに白チームの雨乞と中島が合流。追走グループは人数を絞りながら前を目指し続け、残り2kmでついに先頭へジョイン。結果的に、これが優勝争いに加わる最終便となった。

緊迫感を増す中で迎えた最終周回。スプリントに勝負がゆだねられる中、残り300mで6選手が先行。先頭グループは縦に伸びた状態で最終コーナーへ突入。ここで完全な勝ちパターンに持ち込んだのは白チーム。中島、大久保の順でホームストレートを迎えると、最後はチーム内での争いとなり、フィニッシュライン手前でトップに立った大久保が今節の優勝を決めた。

回を重ねるごとにレベルが高まる今シリーズで、ホストチームながら思うように勝ち星を重ねられなかったが、4カ月ぶりの勝利はチームとして終始主導権を握ってレースを展開してのものに。間近に迫った全日本選手権に向け、手ごたえをつかむ一戦となった。

KINAN AACA CUP次節は7月6日、今回と同じ国営木曽三川公園長良川サービスセンターでの開催。「IRC tire presents KINAN AACA CUP Round 7」と銘打ち、井上ゴム工業の協賛のもと、IRCタイヤグッズや「BUCYO COFFEE」利用チケット(1000円相当)などが配布予定。レースでは、各カテゴリーに加えてチームタイムトライアルが実施される。(Text: 清水翠、Edit: 福光俊介)

大久保陣のコメント
「スプリンターが多く参加していたので、大きな集団でも、逃げ集団だとしても、スプリントで勝てたらと作戦立てしていた。メイン集団から追いついてきた中島選手が最終コーナーを先頭で入って走りやすくしてくれた。
ツール・ド・コリアで調子が良くなくチームに迷惑をかけたが、全日本選手権に向けて、ここで上がってきた感覚がある。期待していてください!」

中島康晴のコメント
「もう少し最後の人数を減らしてのスプリントが理想だったが、展開に応じて動くことはできた。最終的には大久保選手、もし大久保選手の脚がなかった場合には自分が勝てたらと思ってスプリントに挑んだ。最終コーナーを先頭で入ったのは、どちらが勝負することになっても良い位置で入らなくてはならないから。
もちろん自分で勝ちたいという思いはあるが、雨乞選手と一緒にブリッジをかけて先頭に追いついたり、チームとして動いて勝つことができた。全日本に向けていい足がかりになったと感じている」

●キナンサイクリングのホームページ