イタリア・トスカーナの自転車工房Tommasiniが生産するオリーブオイルの新もの到着へ

イタリア・トスカーナの自転車工房Tommasiniが所有するオリーブ畑で収穫されたオリーブを原材料とした料理用オイルが間もなく到着する。新ものは12月下旬に入荷予定。3500円(税別)。取り扱いは自転車商社のアクションスポーツ。

自転車工房が、食用のオリーブ畑を所有し、その生産と販売に携わっているのは、違和感を感じる人もいるはずだ。ハンドメイド工房として世界的に名をしられて事業的にも成功していたいるにも関わらず、どうして台湾・中国での生産に進出しなかったのか? それはTommasiniが、自分たちのアイデンティティであるトスカーナに恩返しをしたいと考えているからだという。

個性的なTommasiniのデザインや色使いは、工房の位置するトスカーナと無関係ではない。Tommasiniのバイクビジネスを育んだ場所が、トスカーナ。だから、彼らは地元にビジネスを還元していきたいと昔から考えていたという。当初はギフトレベルでの生産だったが、8年ほど前からビジネスとしての見込みもたってきた。自転車同様、かれらのこだわりの作品は、リピーターが多いことでも納得できる。

Tommasiniの所有するオリーブ 畑

Tommasiniのノヴェッロ(新物)オリーブオイル
世界的に知られるイタリア・トスカーナ州のハンドメイドバイク工房Tommasini(トマジーニ)。この工房が所有するオリーブオイルの新物がいよいよ入荷。「一般に市販されているオリーブオイルとは全く違う!」と多くの評価を得る。自転車づくりと同じようにこだわりのあるオリーブオイルの秘密とは・・・・

【最高ランクの品質基準をクリア】
Tommasiniのオリーブオイルは、DOP(EU全体で定められている特定の特産品を保護するための最高ランクの品質管理基準)・IGP(DOP基準と似ているが、全工程が決められた場所である必要はない)の品質基準の100%エクストラバージンオイルと同じ最高品質規格で製造されている。さらに、オリーブの実を詰みとったその日に、グリーンの実のみを選別して過熱せずに搾油。これは品質基準や風味豊かな味わいを維持するために欠くことのできない手順だ。また、これらの要件を満たさなければ品質認定をうけることはできない。Tommasiniのオリーブオイルは最高レベルの証明書でもある「Collegio Toscano Olivicoltori」の認定を受けている。

【オリーブの種類】
『エクストラバージンと記載があっても、まったく味が違う?』と思っている人は多い。実は、ワインと一緒でオリーブの種類や製法・生産場所・気候が違えば、全く味わいは異なるものができる。Tommasiniのオリーブオイルはトスカーナ原産のオリーブをブレンドして絶妙な味わいを醸し出している。

【Tommasiniのオリーブオイルならこんな使い方も!】
これらの種類のオリーブを絶妙にブレンドしてTommasiniのオリーブオイルは誕生する。一般的に深い緑色で、コクがあり独特な辛味がある。香りも豊かなのでイタリア料理にはもちろん和の食材にも大変よくマッチする。例えば、◆味噌汁直前に大匙1~2杯◆オリーブオイルと岩塩とバルサミコ酢でカルパッチョ◆ポン酢+オリーブオイルで最高のドレッシング◆柚子胡椒とオリーブオイルでいろいろ使える◆焼き鳥にかける◆豆腐にオリーブオイルと塩◆梅酢の漬物にオリーブオイル・・・・、塩・醤油・味噌との相性が抜群なのでいろいろ試してみよう。

【イタリア産のオリーブオイルはピンキリ】
トスカーナ州のオリーブオイルはイタリアのオリーブオイルの中でももっとも評価が高く生産量も一番だが、イタリアのほとんどの州にさまざまな種類のオリーブ木があり、それらの特色を生かしたオリーブオイルを生産している。でも、不思議なことにイタリアの重要な輸出産業にも関わらず、イタリアではオリーブオイルを他国から輸入しているという。品質証明をとっていないオリーブオイルの中には、それがブレンドされている可能性もある。

Tommasiniの所有するオリーブ 畑

ロードバイクが最大で1万3000円OFF…あさひが正月クリアランスセール

快適な自転車ライフを提供する自転車専門店のあさひは、2019年1月3日、一部店舗では1月1日より「冬のスポーツサイクルキャンペーン」を開始する。旧型モデルのスポーツサイクルを求めやすい価格で提供する。

スポーツサイクルクリアランスセールでは、本格的なスポーツ自転車が値引きされるほか、携帯工具セットやビンディングシューズなどサイクリングを楽しむために必要な周辺アイテムをプレゼントするなどスポーツサイクルデビューをサポートする。

スポーツサイクルクリアランスセール
実施期間 : 2019年1月3日(木)~2019年1月31日(木) ※一部店舗では1月1日より開始
実施店舗 :全国のサイクルベースあさひ スポーツサイクル取扱店
     ※電動アシスト館・LOHAS高石店を除く。
特設サイト実施店舗※12月28日公開予定

■ロードバイクデビュー応援に関するキャンペーン内容
①2018年モデルのロードバイクが店頭販売価格から1万円OFF
また、不要なスポーツサイクルを持ち込み・下取りで、さらに3000円OFFとなり、最大合計で1万3000円もお得に
②年式を問わずロードバイク購入で、携帯工具をプレゼント
③スポーツサイクル専門フロアを有するあさひスポーツスペシャリティストア(全国に28店舗)限定!ロードバイクとビンディング用ペダル同時購入の人を対象に、ビンディングシューズ(当社指定品)をプレゼント

■スポーツサイクル、周辺アイテムに関するキャンペーン内容
①不要なスポーツサイクル持ち込み・下取りで新しいスポーツサイクル(年式問わず)が店頭販売価格から3000円OFFに。(税込み3万9980円以上の品を購入の人に限る)
②年式を問わず3万9980円以上のクロスバイク/MTB購入でサイクルコンピューター(当社指定品)をプレゼント
③あさひオリジナルブランド秋冬スポーツサイクルウェアとシマノ製旧型ビンディングシューズを30%OFFで。※③のみ2/19(火)まで実施
(ウェア取扱店のみ)
④スポーツサイクル一式点検(税込み3000円、希望によりTS付帯保険付与)利用で、拭くだけシート(チェーン用)をプレゼント

ブエルタ・ア・エスパーニャが2019年から新人賞のリーダージャージを新設

グランツールと呼ばれる三大ステージレースの中で、新人賞のリーダージャージが唯一なかったブエルタ・ア・エスパーニャが2019年から新人賞ジャージを新設した。白色のマイヨブランで、2018年まではコンビネーション賞のジャージだった。新人賞ジャージのスポンサーはスペインのガス会社フェニエエネルジアが協賛することになった。

ブエルタ・ア・エスパーニャは2017年から新人賞を設定。リーダージャージはなかったがトロフィーが用意され、2017年はミゲルアンヘル・ロペス(左)、2018年はエンリク・マスが受賞した

新人賞ジャージは26歳未満の選手の中で最も総合成績のいい選手に与えられる。ブエルタ・ア・エスパーニャでは2017年から最終的な新人賞受賞者にトロフィーを贈っていたが、ジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスとは異なりリーダージャージはなかった。

コンビネーション賞は1970年に設定された。個人総合時間、ポイント賞、山岳賞の順位を足して、最も数字が小さい選手が1位となって、マイヨブランを着用する。ただし他の3つのリーダージャージと着用選手が重複することがあり、2位選手に繰り下がることが多かった。

ヴェロフェスタinモリコロパークはクリスマスの装いでサイクリング納め

冬のサイクリングイベント「ヴェロフェスタ in モリコロパーク」が12月16日、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開催された。好天のもと、参加者は2つのクラスに分かれてコースへと繰り出した。キナンサイクリングなど2018年のレースシーンを盛り上げたゲストライダーも参加。2018年シーズンの最後を飾るイベントで華やかに「サイクリング納め」となった。

ヴェロフェスタ in モリコロパーク ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

同イベントは例年、クリスマス直前の時期に開催されていて、いまや年末の風物詩としてすっかり定着。「走り納めはモリコロパークに集まろう!」を合言葉に、120分と60分の2クラスによるエンデューロが行われた。

なかでも魅力的なのが、各クラスともにソロとペアカテゴリーが設けられ、スキルや好みによって参加種目を選ぶことができる点。ペアであれば、2人が同時にスタートして、それぞれが走った周回数の合計がリザルトに反映されるあたりもヴェロフェスタならでは。サイクリストに人気のモリコロパーク内全長約5kmのコースは、高速コーナーやヘアピンカーブなど多彩なレイアウトで、上級ライダーはもちろん、ビギナーでも思い思いのペースで走ることができる。

そんなイベントに、2018年も多くのゲストライダーが参戦。ホストを務めたキナンからは、山本元喜、椿大志、マルコス・ガルシア、中西健児、サルバドール・グラルディオラ、山本大喜、雨乞竜己、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大の10選手。さらには“山の神”こと森本誠(GOKISO)、テレビ出演でおなじみの筧五郎(56サイクル)、ヒルクライムを中心に活躍する金子広美(イナーメ信濃山形)もスタートラインへ。走行時のペースコントロールを担うとともに、事故を未然に防ぐための安全性の確保に努めた。

各クラスとも、トップを目指す参加者はゲストライダーに負けじと食らいつき、かたやゆっくりと景色を楽しみながら走るサイクリストの姿や、クリスマスにちなんだコスプレで走る参加者の姿も。走る楽しみが参加するそれぞれにゆだねられるあたりも、ヴェロフェスタの醍醐味といえそうだ。

イベントでは、エンデューロにとどまらず会場内のいたるところでさまざまな催しが展開された。多数の企業が出展したブースには、キナンのサプライヤーであるYONEX、チャンピオンシステムジャパン、IRC TIRE(井上ゴム工業)、WAKO’S(和光ケミカル)、Aggressive Design(アグレッシブデザイン)などが軒を連ねたほか、チームグッズが手に入るキナンブースも登場。

さらには、マウンテンバイク・トライアル競技出身のパフォーマー“おかっぴ”によるアクロバットショー、HAROのランニングバイクを使ってのキッズスクール、愛知県に伝わる郷土芸能「棒の手」演舞でも盛り上がった。キナンンバーも各所に“出没”し、アクロバットショーとキッズスクールには椿と中西が、棒の手には山本元喜と山本大喜が兄弟で出演。思いがけない“珍プレー”が飛び出すなど、選手たちの一挙手一投足に笑いが生まれる和やかな空間となった。

エンデューロ後のコースではYONEX製ロードバイクの試乗会が行われたほか、メインステージでは「ちゃりん娘」がプレゼンターを務めた各部門の表彰式、キナンの2018年シーズン活動報告会、メンバーとの対決となったじゃんけん大会などが開かれ、最後の最後まで大盛り上がり。来年もモリコロパークで再会することを約束してイベントは幕を閉じた。

ゲラント・トーマスが盗まれたトロフィーと同じものをツール・ド・フランスから受け取る

2018ツール・ド・フランスの総合優勝者、スカイのゲラント・トーマス(英国)が大会の主催者ASOから総合優勝者に贈られる新しいトロフィーを受け取った。じつは英国バーミンガムのショーで、パリで受け取ったトロフィーが盗まれてしまったからだ。

スカイチームのTwitterアカウントでトーマスはASOに感謝の意を伝えている。ツール・ド・フランス最終日のシャンゼリゼで、総合優勝者に贈呈するトロフィーをトーマスに贈っていた。ところが10月初旬にバーミンガムで行われたショーの間に、シャンゼリゼの表彰台で受け取ったものなくなってしまい、警察の捜査でも発見されなかった。

「トロフィーを持っていった人にとって、それはたいした価値があるものじゃない」とトーマス。
「でもチームとボクにとっては努力の象徴だった。もちろんトロフィーは重要だが、最も大切なのはこの美しい夏の思い出で、それだけは誰も私から奪い取ることはできない」

サイクルサッカーはRSV OSAKA同士で決戦…女子競技も初めて実施

室内自転車競技の日本一を決める第49回全日本室内自転車競技選手権大会が12月8、9日に大阪府和泉市・桃山学院大総合体育館で開催された。サイクルサッカーは11月の世界選手権代表ペアであるRSV OSAKA1(村上・高橋)が優勝した。

サイクルサッカー決勝はOSAKA1(村上・高橋)対RSV OSAKA2(岡嶋・森本) ©2018 JCF

■サイクルサッカー
チームメイト同士の対戦となったサイクルサッカー男子決勝。11月の世界選手権代表ペアであるRSV OSAKA1(村上・高橋)がRSV OSAKA2(岡嶋・森本)を破り優勝。RSV OSAKA1の村上はペアを変えての2連覇となった。3位は過去9度の優勝を誇る松田率いるたちかわサイクルサッカークラブ1(松田・赤津)。

激しい戦いを見せるサイクルサッカー ©2018 JCF

今大会ではサイクルサッカー女子も非正式種目ながら実施され、また9月に実施されたUCI総会(オーストリア・インスブルック)にてデモンストレーションが実施されるなど、発展へ向けた片鱗を見せている室内自転車競技。2019年は50回という節目を迎え、大いに盛り上げていきたいという。

今大会ではサイクルサッカー女子も非正式種目ながら実施された ©2018 JCF
今大会ではサイクルサッカー女子も非正式種目ながら実施された ©2018 JCF

1位 RSV OSAKA 1(村上・高橋)
2位 RSV OSAKA 2(岡嶋・森本)
3位 たちかわサイクルサッカークラブ 1(松田・赤津)

サイクルサッカー決勝はOSAKA1(村上・高橋)対RSV OSAKA2(岡嶋・森本) ©2018 JCF
サイクルサッカー決勝はOSAKA1(村上・高橋)対RSV OSAKA2(岡嶋・森本) ©2018 JCF
たちかわサイクルサッカークラブの松田・赤津組 ©2018 JCF
第49回全日本室内自転車競技選手権大会が大阪府和泉市・桃山学院大総合体育館で開催された ©2018 JCF
第49回全日本室内自転車競技選手権の日本チャンピオン ©2018 JCF