温暖な気候のマルセイユでアイスクロス・ダウンヒル世界選手権開催へ

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技の世界選手権、「ATSX レッドブル・クラッシュドアイス」。氷上のレースという特性上、これまで寒冷地で開催してきたが、最新の冷却システムとコース設置技術の向上により、冬でも温暖な気候のマルセイユで2月17日(土)、日本時間2月18日(日)早朝に開催される。

2017年にマルセイユで初開催されたクラッシュドアイス ©Samo Vidic/Red Bull Content Pool

フランス南部、地中海に面したマルセイユで2017年に初めてクラッシュドアイスが行われたが、今回は2回目となる。2017-2018シーズンのシリーズ戦としては第3戦。

マルセイユの街中に特設コースが設営されていく ©JC Pieri/Red Bull Content Pool

コース路面に設置された最新冷却システムの上に水を流し、徐々に凍らせながら厚さ10cmの氷のコースを作っていく ©JC Pieri/Red Bull Content Pool

大会は2月18日(日)午前4:45よりRed Bull TVで生中継。中継終了後もビデオ・オン・デマンドで視聴できる。
●Red Bull TV

2017年にマルセイユで初開催されたクラッシュドアイス ©Joerg Mitter/Red Bull Content Pool

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運転免許を自主返納した人が電動アシスト自転車を購入したら1万円バック

国内最大手の自転車完成車メーカー、ブリヂストンサイクルは運転免許証の自主返納後に自転車・電動アシスト自転車を活用し、より健康でアクティブな生活を過ごしたいと考えている人に向けた「電動あんしんデビュー応援キャンペーン」を2月20日から4月30日まで実施する。

ブリヂストンサイクルのアシスタユニ20

対象商品となっている電動アシスト自転車を全国の販売店で購入した人を対象に「安心サポート」として「郵送応募で1万円キャッシュバック(運転経歴証明書を持っている人が対象)」「賠償責任補償付き傷害保険の無料付帯(運転免許証自主返納前の人も対象)」を特典対応する。

キャンペーンの詳細パンフレット(PDF形式)

同社の電動アシスト自転車は、初めて電動アシスト自転車に乗る人でも、またぎやすく安定感があるタイプや軽くてコンパクトなタイプを豊富にラインナップ。今回のキャンペーンでは「アシスタユニシリーズ」、「アシスタワゴン」、「フロンティアシリーズ」が該当車種(モデル年度問わず)となる。

「アシスタユニシリーズ」は3月、「アシスタワゴン」は4月に新色を追加。また「アシスタワゴン」の2018年モデルはドライブユニットを改良し、800g軽量化している。

ブリヂストンサイクルのアシスタユニプレミア20

近年、運転免許証の自主返納件数は年々増加し、2016年には約34万人が申請したという。自主返納者のうち94.9%が65歳以上という統計(警察庁統計データ)もある。昨今の健康志向への高まりから、自転車は移動手段として使用されるだけではなく、ライフスタイルをより豊かにするためのツールへと変容してきている。同社は「今後もみなさまがより豊かなライフスタイルを過ごせるように、お客様目線で商品開発を進めていきます」とコメント。

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ネイサン・ハースがツアーオブオマーン第2Sを制して首位に

カチューシャ・アルペシンのネイサン・ハース(オーストラリア)が2月14日にオマーンで開催されたツアーオブオマーン第2ステージで優勝した。13日に開幕したこの6日間のステージレースで、区間優勝のボーナスタイムを獲得したハースが総合成績で首位に立った。

ツアーオブオマーン第2ステージを制したネイサン・ハース ©Getty Images

レースは序盤から先行していた4選手が最後の上り坂で捕らえられると、16選手が集団のままゴール勝負へ。ハースがBMCのフレフ・バンアベルマート(ベルギー)らを抑えて優勝した。

「昨年のこのステージで5位になっていたため、チームメートがボクを最後まで導いていってくれた。途中はなにも考えないようにして、ひたすらサドルの上に座って最後を待っていた」とハース。
「このコースは上り坂をクリアしてから下りになる。ボクのような選手が勝てたのは、そんな状況をよく把握していたことが勝因だったと思う」

大会は2月18日まで。

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最高カテゴリーのアブダビツアーに世界のトップスターが勢ぞろい

自転車ロードレースの最高カテゴリーであるUCIワールドツアーのひとつ、アブダビツアーが2月21日から5日間の日程で開催され、その暫定出場選手リストが発表された。前年チャンピオンのルイ・コスタ(ポルトガル、UAEエミレーツ)2017年のジロ・デ・イタリア総合優勝者、トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)をはじめ、スペインの大ベテラン、アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、イタリアの山岳スペシャリスト、ファビオ・アルー(UAEエミレーツ)らが出場。

トム・デュムラン(サンウェブ)

5日間のステージレースは21日から3日間が平たん区間。24日の第4ステージが距離11.8kmの個人タイムトライアル。妻子揖斐の第5ステージが唯一の山岳ステージとなる。

ルイ・コスタ(UAEエミレーツ)
マーク・カベンディッシュ(ディメンションデータ)
アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)
ファビオ・アルー(UAEエミレーツ)
ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ)
ドメニコ・ポッツォビーボ(バーレーン・メリダ)
アレクサンドル・クリストフ(UAEエミレーツ)
アンドレ・グライペル(ロット・スーダル)
カレブ・ユワン(ミッチェルトン・スコット)
エリア・ビビアーニ(クイックステップフロアーズ)
マルセル・キッテル(カチューシャ・アルペシン)
イルヌル・ザッカリン(カチューシャ・アルペシン)
ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ)

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カブトのエアロヘルメット、R1にニューグラフィックとXS/Sサイズ追加

オージーケーカブトが自転車用のエアロロードヘルメット「エアロ・R1(アールワン)」にスポーティな新グラフィック6色と、小ぶりなXS/Sサイズを追加発売した。すべて日本自転車競技連盟公認。価格は1万9000円(以下すべて税別)。

エアロ・R1 ホワイトダークグレー

追加されたカラーはG-1 ホワイトレッド、G-1 ホワイトダークグレー、G-1 ホワイトライトグレー、G-1 ホワイトブルー、G-1 マットブラックグレー、G-1 ピンクブルー。シールド未装着時の参考重量はS/Mサイズで205gとかなり軽い。XS/Sサイズは3月発売予定。

エアロ・R1 マットブラックグレー
エアロ・R1 ピンクブルー
エアロ・R1 ホワイトブルー
エアロ・R1 ホワイトライトグレー
エアロ・R1 ホワイトレッド

オプション(別売)として選手供給用のスペシャルシールド「ARS-3 SHIELD(エーアールエス・スリーシールド)」に新色として「クリア」が追加された。素材はポリカーボネイト。紫外線カット率99%以上。可視光線透過率はクリア92%、スモーク44%、ブルーミラー54%、ピンクミラー88%価格はクリア/スモーク5000円、ブルーミラー/ピンクミラー6000円。

オージーケーカブトの当該商品サイト

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NIPPO・ヴィーニファンティーニがスペイン南部での難関山岳レースに初参戦

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが2月14日から5日間の日程で開催されるブエルタ・ア・アンダルシア(スペイン)に初出場する。厳しい山岳で有名な世界のトップレースに、日本人3選手も果敢に挑む。

今季4戦目となるのはスペイン南部アンダルシア地方を舞台にした5日間のステージレース。太陽の光がふんだんに降り注ぐ温暖なエリアでの開催となるため、別名“ルータデルソル(太陽の道)”とも呼ばれ、2018年で64回目の開催となる。スペインで長年親しまれている伝統的なレース。

グランツールの山岳ステージに匹敵する厳しい山岳がコースに組み込まれるのが特徴で、世界のトップクライマーがエントリーする。2018年はクリストファー・フルーム(スカイ)が参戦することで大きな注目を集めている。また7つのワールドチームと14のプロコンチネンタルチームが出走。ハイレベルな戦いが繰り広げられると予想される。

第1、2、4ステージが山岳ステージで、とりわけ第2ステージは山頂フィニッシュが設定されたクイーンステージ。また最終日は個人タイムトライアル、第3ステージが比較的平坦なステージになっている。

NIPPOは出場予定であったアラン・マランゴーニが直前のレースで脚を痛めたため、急遽ネオプロのフィリッポ・ザッカンティがメンバー入り。ネオプロ3選手という平均年齢の若い布陣で、エーススプリンターのエドアルド・グロスとともに経験のある内間康平はチームキャプテンとしての役割を担う。

日本人選手の初山翔と小林海はツール・ドラプロバンスから中2日での連戦となるが、ラプロバンスでは厳しい山岳ステージを走破していて、コンディションを上げての参戦となる。また内間康平は直前までスペイン・カルペでトレーニングを積んでいて、この大会が待ち望んだ今季初戦となる。

プロデビュー戦となったラプロバンスの第3ステージで区間7位の成績をあげた好調なダミアーノ・チーマ、自国開催となるクライマーのジョアン・ボウも期待を背負い、果敢に格上チームに挑む。そしてスペイン在住のステファノ・ガルゼッリが第2監督を務める。

内間康平のコメント
すでにチームはシーズンインとなっているが、自分にとってはこのレースからシーズンイン! トレーナーからの練習メニューもしっかりこなせているので、準備は万全。日本での放送もあるので目立つ走りができるように、そしてチームの歯車となるよう走っていきたい。

内間康平

初山翔のコメント
ラプロバンスを終え、中2日での今大会。もちろん疲労感はあるが、こういうサイクルに順応していきたい。世界トップレベルの大会で全力を尽くす。

初山翔

小林海のコメント
コース、メンバー、スケジュール、全てがハードだが全力で走りたい。頑張ります!

小林海(まりの)

ステファノ・ガルゼッリ監督のコメント
この時期のレースのなかでもこの大会はフルームやミケル・ランダが参戦する世界的にも非常に重要なレースという位置付け。自分たちは若手中心のチーム構成になるが、それぞれにトレーニングの成果を発揮して格上選手に挑んでほしい。スプリンターでありルーマニアTTチャンピオンのグロスを中心に成績を狙っていきたいが、第3ステージ以外でも、第1ステージはステージ中盤に登坂区間があるが、ある程度まとまった人数でのスプリントになると考えられる。登りで遅れないようチームで協力して、スプリントの展開に持ち込みたい。

ステファノ・ガルゼッリ監督

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