DT SWISS がホイールテストライドセンター開設…高額モデルが試乗可能に

自転車ホイールメーカーのDT SWISSが、日本国内のブランド力向上と製品のよさを知ってもらうため、ホイールテストライドセンターを神奈川県大和市に開設した。高額商品であるカーボンリム仕様のホイールセットを試乗する機会は少なく、製品のよし悪しを判断するチャンスが少なかったことから、DT SWISSホイールセットを試すことができるホイールテストライドセンターを関東地域に開設。これにより、優れたDT SWISSの製品力を実際に自分のバイクで確かめることができる。

DT SWISS ホイールテストライドセンター
drawerTHE BIKE STORE
〒242-0024 神奈川県大和市福田1-1-6 フラワーマンション1F
http://www.openadrawer.com/

■ 貸し出し開始
2018年1月13日(土)より

■ テスト可能モデル=2018年1月13日(予定)
PRC1400 SPLINE 35、PR1400 DICUT OXIC、ARC1100 DICUT 62、ARC1100 DICUT 80、PR1600 SPLINE 32、XRC1200 SPLINE 27.5、XR1501 SPLINE ONE 29、M1700 SPLINE 25 27.5

■ 貸し出し方法
希望の製品を事前に予約(電話・メール)。予約日に店頭に自転車を持ち込み、ホイールをセッティングをしてもらう。支払いは当日、現金またはクレジットカードで店頭決済。返却時間の延長は連絡により対応。万一、返却時間に著しく遅れた場合は延長料金に加え、遅延損害金を請求する場合もある。

ダカールラリー 開幕… 二輪やカミオンを含む324台が大自然に挑む

第40回ダカールラリーが2018年1月6日にペルーのリマをスタートした。14ステージでペルー、ボリビア、アルゼンチンを駆けめぐり、走行距離は9000km近く。自動車92台、二輪139台、クアッド49台、カミオン44台が果てしなき戦いに挑む。

Marcelo Maragni/Red Bull Content Pool

第1ステージはリエゾンと呼ばれる242kmのつなぎ区間を走り、31kmのスペシャルステージで所要時間を競う。

Marcelo Maragni/Red Bull Content Pool

2009年に南米大陸に舞台を移したレースはペルー、ボリビア、アルゼンチンの3カ国を駆けめぐる。レースはリマをスタートして、20日にアルゼンチンのコルドバにゴールする。クラスは自動車のほか、カミオン(トラック)、モト(二輪)、クワッド(四輪バギー)がある。

Marcelo Maragni/Red Bull Content Pool

関連ニュース
モータースポーツ界の箱根駅伝、ダカールラリーに注目してみた
http://pressports.com/2017/12/23/モータースポーツ界の箱根駅伝、ダカールラリー/

自転車専用通行帯と自転車ナビラインの違いが分かる?

首都圏の道路で「白い自転車マーク」や「青い矢印」が道路左端にペイントされているのを見かけるようになった。これは白が「自転車ナビマーク」、青が「自転車ナビライン」で、自転車の安全な通行を促すために警視庁や各県警が表示したものだ。ところがこれらは法律的には意味がなく、なかったものとして道路交通法が適用される。

自転車ナビライン

「自転車ナビマーク」と「自転車ナビライン」は、自転車の走行場所と方向を道路上に明示するために警視庁が表示したもの。導入したところでは自転車の逆走が減るなどで事故が減少したという効果も現れているという。東京五輪・パラリンピックに向けて2020年までに都内全域に整備する計画。これと同じような青い矢印は神奈川県などでも行われている。

この「自転車ナビライン」と似たものに「自転車専用通行帯」がある。同じ青色なので混同しやすいが、「自転車専用通行帯」は白いラインで囲われていることが多く、標識が掲げられているところもある(路面が青色でないところもある)。こちらは法令で定められた自転車通行レーンで、もちろん全国にある。例外はあるが、自転車がこの通行帯以外を走ることはできない。さらにクルマやバイクがこの通行帯を走った場合も法律違反となり、罰則が明記されている。

自転車専用通行帯

前出の「自転車ナビライン」は法定外表示で、この表示自体に通行を指定する意味はないのだという。自転車の安全な通行を促すための目安として警察が設置したもの。そのため通行方法は道路交通法または道路標識などの交通規制に従う必要がある。とはいっても自転車の逆走の禁止や、自転車が道路上のどの位置を走ればいいかの確認に役立つし、ドライバーも「ここは自転車も走るんだね」と認識するので、注意喚起にはなるはずだ。

横浜市で開催された横浜開港祭サイクルピクニックで、自転車愛好家が青い服を着て「自転車ナビライン」をたどる約5.5kmのサイクリングが行われるというのでかつて取材に行ってみたことがある。青の服は「自転車の走る位置はここです」とアピールするのがねらい。さらには道路を共有する者としてドライバーや歩行者などお互いをリスペクトし、親しみを持ちあえるようにと、マナーよく笑顔を見せながら楽しく走ろうと呼びかけられた。

自転車通行に関わる道路交通法が改正されたのは2014年。ところが依然としてルールを知らない、守らない自転車利用者による危険運転が社会問題化している。自転車通行のルールは意外と複雑で、すべての人が理解しているとは限らない。ならばそれを打破しようという目的がこのアピール走行会にはあったのだ。

事前に、リーダーを務める自転車愛好家を集めて模擬走行会を行い、コースを実走しながら安全を担保した走りを再確認した。ところが道路交通法どおりに走行すると現況との食い違いが生じることを痛感する。例えばクルマの左折レーンがあれば、自転車はその左端を直進することが法律で求められている。実際には左折の巻き込み事故になりやすく、だれもが危険を感じるはずだ。

道路交通法で定められた自転車通行と現在の道路事情がマッチせず、依然として事故発生が起こりかねない。混雑する道路を安全にかつ快適に自転車走行するためには、それぞれが交通ルールを守るとともに、クルマや歩行者の存在をリスペクトしながら、自転車乗り自身もリスペクトされるようなマナーをもって走行することが問題解決の糸口になる。

⚫最新ニュースへ

チームスカイが使用するピナレロ・ドグマF10登場…完成車価格は123万円

チームスカイとイタリアの自転車メーカー、ピナレロのパートナーシップは2018年で9年目に入る。チームは2018年シーズンもピナレロ・ドグマF10でレースに参戦する。2018年シーズンの新しいグラフィックプランが発表された。

チームスカイの選手が使用するドグマF10は、ただ速いだけでなく集団の中で最もエレガントなバイクでなければならないという。マットブラックをベースに、内側にホワイト、トップにスカイブルーのバーを配置したグラフィックデザインは、新しいチームキットのデザインとマッチ。チームの重要な勝利を示しているデータパターンも更新された。

2018シーズンのドグマF10チームスカイカラーは、カラーナンバー「941 / TEAMSKY 2018」でオーダー受付を開始した。デュラエース電動変速システムを組み込んだ完成車価格で123万円(税別)。

2018年シーズンのもうひとつのニュースは、ピナレロが展開するバイクコンポーネント&アクセサリー「モスト」がチームスカイのオフィシャルパートナーとなったことだ。ステム、ハンドルバーなどのコクピットコンポーネントが今シーズンのドグマF10に使用される。Talonインテグレーテッドハンドルバーには、デュラーエースDi2のケーブルを内装することが可能で、ドグマF10のエアロダイナミクス効果を高めている。

ピナレロジャパンのホームページ
http://www.pinarello.jp

サンウェブがサムスン電子と3年契約…オンボード映像をファンに提供

プロロードチームのサンウェブが1月4日にドイツのベルリンで2018シーズンのチーム発表会を行い、サムスン電子と3年契約したことを明らかにした。世界屈指の電子機器メーカーで、高画質のスマホカメラやオンボードカメラを駆使してホットな映像をファンに提供していくという。契約は2020年まで。

チームはオランダのウィルコ・ケルデルマンとも2020年までの契約延長を発表。23日間で行われるグランツールでは、現在のエースであるトム・デュムランをアシストする役を担うとともに、将来的にはツール・ド・フランスなどのメジャーレースでエース格を託する計画を明かした。

ウィルコ・ケルデルマン

ツール・ド・フランスの過酷さをイヤでも体験してしまうのがエタップ・デュ・ツール

ツール・ド・フランスに出場できるのは一流プロばかり198選手。2018年は1チームの出場選手数が9から1減するのでさらに狭き門となる。そんなは世界最高峰の自転車レースに、一般サイクリストが1区間だけではあるがまったく同じコースを走れる大会がある。それが毎年1万人以上が参加するエタップ・デュ・ツールだ。

本番のレース、つまりツール・ド・フランスの一流プロがそこを走るレースの数日前に開催される。主催者もコースもツール・ド・フランスとまったく同じ。マビックの黄色いサポートカーも伴走し、世界最高峰の自転車レースに出場する選手になったような気分が味わえる。沿道には本番ほどではないが大観衆が詰めかけ、熱い声援を送ってくれる。

「通過する村の子供たちが応援の歌を歌ってくれました。町の音楽隊がずっと演奏を続けてくれました。峠の上り坂にはファンが生け垣のように集まっていて…。こんな感動的なシーンは体験したことがありません。ずっと涙が止まらなかった」
日本からこの大会に参加した人は口々にこう証言している。

大会にはフランスの著名人やかつての一流プロ、ツール・ド・フランスに出場していない現役プロなどがスタート第一列に並ぶ。元F1ドライバーのアラン・プロストはその常連で、毎年上位でフィニッシュしている。2003年にはF1時代の佐藤琢磨が、2008年には片山右京が参戦している。

1万人以上が参加するイベントだけに、スタートは第1列の招待選手から1万番台の選手まで1時間近くを要する。それでも計測チップを装着するので個人の所要時間はきちんと算出され、性別・年代ごとの表彰も行われる。優勝者には表彰式でマイヨジョーヌが与えられる。

世界最高峰の自転車レースのコースを使用するだけに、だれもが気軽に参加できるというわけではない。もちろん順位を争うのはごく一部の選手で、あとは地元のサイクリストと一緒に集団走行しながらゴールを目指すのだが、やはり計画的にトレーニングしている人しか挑戦する権利はないだろう。

日本の参加者にアンケートを採ったところ、月間の平均走行距離は750kmだった。「それくらい練習しないとこのレースに挑戦する資格はないですよ」と70歳の参加者が言い切ったくらいだ。
「フランスの選手は下りのスピードが速いが、意外と上りは遅いので練習していれば結構抜ける」という日本人参加者も。

最大の魅力はツール・ド・フランスの過酷さやレベルの高さを、身をもって体験できること。参加者が足をついて絶望した峠を、数日後に一流プロが顔色一つ変えずに飛び去っていくかもしれない。やはりツール・ド・フランスの本当のスゴさは現場に足を向けないと分からない。

2018年7月8日に開催される第27回エタップ・デュ・ツールは、同17日に開催されるツール・ド・フランス第10ステージとまったく同じものが採用された。43km地点を頂点とする標高1477mのラクロワフリ峠、距離6kmながら平均勾配11.2%の難度があるプラトーデグリエールの坂、ロンム峠を走り、最後に標高1618mのコロンビエール峠が待ち構える。大会最初の山岳ステージで、マイヨジョーヌの行方も左右する注目の1日。アヌシーとル・グランボルナンは2013年の第100回大会にも訪問した町で、長い夏休みをのんびり過ごすバカンスの象徴でもあるエリアだ。挑戦してみる?

ASO/Manu MOLLE

国際興業のエタップ・デュ・ツール参戦ツアー
http://www2.kokusaikogyo.co.jp/travel/letapedutour/

ASO/Manu MOLLE

インターネットで予約できるホテル
Hotels.com