バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)が3月17日に行われた第109回ミラノ〜サンレモで独走優勝した。
距離300kmの最長レース。序盤に初山翔(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)を含む9選手がアタック。雨の中を260kmにわたって逃げ続けたが、雨雲を突き抜けた残り30kmで捕まった。この時点で優勝候補、前年の覇者ミハウ・クビアトコウスキー(スカイ)やペテル・サガン(ボーラ・ハンスゴローエ)は絶好に位置にいて、有力スプリンターも相当の数が残っていた。
残り6.5kmでニーバリがアタック。ポッジオの上りを15秒先行して通過すると、スプリント勝負に持ち込みたいチームのアシスト陣が執拗に追撃を試みたが、ニーバリがゴールまで逃げ切った。
「チームの完ぺきなアシストに感謝したい。集団の中で周囲に注意を払いながら、風を受けないようにしていた」とニーバリ。
「ポッジオでアタックして、監督から20秒差があると無線で情報を受けたときは驚きだった。さらにアタックを強めた。これまでで最高の勝利だとは言い切れないが、肩越しに後続集団を振り返ったとき、スプリンターたちに追いつかれないことを確信したシーンは壮観だった」
初山は150位で初出場のミラノ〜サンレモを完走した。
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