サイクリング・フォー・チャリティ…世界一周4万kmを目指してキックオフ

サイクリングを通して子供の教育格差の問題に目を向け、支援を必要としている子供たちを応援する活動、サイクリング・フォー・チャリティが4年目となるプロジェクトをスタートさせた。3月20日に東京・南青山のライフクリエーションスペースOVE(オーブ)で高橋陽介代表が活動の概要を紹介し、「2018年夏は100人のサイクリストを集めて東京から北海道までの2400km。全員の走行距離を合わせて世界一周となる4万kmを目指したい」と宣言した。

サイクリング・フォー・チャリティ代表の高橋陽介さん。キックオフ会後の懇親会で

日本オラクルの社員である高橋さんが2015年にたった1人で始めた活動だ。東京から宮城県・石巻まで536.6kmを1人で走り、主旨に賛同してくれた人たちから63万3066円の寄付を集めた。2016年は同社米国の友人が加わり、長崎から神戸までの1049.5kmを走行して180万4491円。

「大きく拡散したらどこまでできるんだろう」
オラクル社長(当時)からも「やるんだったらとことんやりなさい」という後押しを得て、2017年は多くの参加者とサポーターの協力で、東京から北海道・稚内経由で女満別をゴールとし2551.1kmをサイクリングし、511万5617円を寄付することができた。

北海道豊富町で雨上がりの時にジャンプ!

2018年は多様性あふれるチーム体制で、世界中の参加者に日本に訪れてもらい、旅の途中に児童養護施設を訪問して支援する子供たちと地域の関わりを大切にするプロジェクトに進化させる計画。目標もさらに大きく掲げ、参加者全員をチームとして世界一周に相当する4万kmを走破して、1人でも多くの子供の夢をかなえるために寄付金1000万円を目指すことになった。

サイクリング・フォー・チャリティの意義を高橋陽介さんが説明

キックオフ会には北海道をはじめ遠方から支援する人たちが集まった

4年目となる2018年の計画では、7月7日に東京・駒沢公園をスタート。全行程をAからDまでのブロックに分け、スポット参戦も可能にした。
A=7月7日〜14日 東京〜岩手・盛岡 750km
B=7月15日〜21日 盛岡〜北海道・岩内町 600km
C=7月22日〜29日 岩内町〜北海道・稚内 500km
D=7月30日〜8月3日 稚内〜北海道・中標津 500km

実際に自転車で走るサイクリストだけでなく、サポートメンバー(車両運転手・写真やビデオの撮影班・サポートスタッフ)も募集している。希望者は下記のホームページから事務局にアクセスのこと。寄付金の全額は支援団体(NPO法人Bridge For SmileNPO法人Living in Peace)に送られるため、参加者の宿泊・食事・移動費などの実費は各自負担となる。プロジェクトに賛同して寄付を送付する場合もホームページ参照。

サイクリング・フォー・チャリティのホームページ

ライフクリエーションスペースOVE。港区南青山にある

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