カノラをエースにアムステルゴールドレース参戦…NIPPO・ヴィーニファンティーニ

UCIワールドツアーのアムステルゴールドレースが4月15日(日)にオランダ南東部、丘陵地域のリンブルフ州にて開催され、主催者招待枠によりNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが参戦。同大会へは1年ぶり、3回目の出場となる。チームに所属する小林海が初参戦する。

アムステルゴールドレースに出場するNIPPO・ヴィーニファンティーニのメンバー

2018年は263kmのコースにカウベルクなど35の登坂区間が組み込まれた。フィニッシュラインを3回通過するものの毎周回コースが異なり、「1000のカーブ」とも言われるコーナーの多い複雑なコース設定も大会の特徴となっている。またフィニッシュラインは2017年同様にカウベルクは回避され、フィニッシュライン約7km手前にベメレルベルクの頂上が設定された。その後残り1km地点にむけて再び登り、最後はやや下ってフィニッシュラインに向かうコース設定。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは3月31日に同地域で開催されたボルタリンブルフクラシック、11日にベルギーで開催されたブラバンツペイルへの出場メンバーを軸に挑み、この大会に照準を絞り、高いモチベーションをもって挑むマルコ・カノラがエースを務める。

ワールドツアーレースでの経験豊富なシモーネ・ポンツィ、ファンホセ・ロバトが終盤のアシストを担い、ボルタリンブルフクラシックで逃げ切り2位入賞したマルコ・ティッツァ、ブラバンツペイルで逃げに乗ったエドアルド・グロス、そして初出場となる小林の若手3選手には逃げを狙うとともにチームの歯車となるべく、献身的な走りが期待されている。

10年前の2008年に同大会で優勝し、今季での引退を表明しているチームキャプテンのダミアノ・クネゴがオランダのファンの前で最後のアムステルゴールドレースに挑む。

小林海(まりの)

小林海のコメント
前哨戦とも言われるブラバンツペイルでは、自信があったものの正直思うような走りができなかった。とにかく今はしっかり休んで、先日までの好感触の脚、パーソナルベストの脚で、当日はいままでで一番いいパフォーマンスを発揮したい。チームの役に立つ走りができるよう頑張ります。

マリオ・マンゾーニ監督

マリオ・マンゾーニ監督のコメント
比較的自分たちに向いているタイプのレースだと考えている。長くて厳しいレースになると思うが、素晴らしい大勢の観客たちの前で、チャレンジ精神をもって格上チームに挑んでいきたい。カノラは高いモチベーションをもち、クネゴはレースを熟知している。招待していただいたことを誇り、スタートからゴールまでベストを尽くして戦いたい。


53rd Amstel Gold Race
開催期間/2018年4月15日(日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー1.HC
開催国/オランダ
アムステルゴールドレースの公式サイト
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