カチューシャ・アルペシンに所属するマルコ・ハラー(27)が4月18日、母国オーストリアでの練習中にクルマと接触する交通事故に遭い、左ヒザを複数骨折する重傷を負った。復帰に数カ月を要すると19日にチームが発表した。ツール・ド・フランスでマルセル・キッテルの発射台をになう重要なキー選手だった。
事故はチームメートのベルンハルド・アイゼルと一緒にトレーニングしていたとき。2度のウイルス疾病から回復し、自転車に乗れるようになってまだ2日目だったという。
「アイゼルの後ろについて緩やかにダウンヒルしていたとき、いきなりクルマが右から接近してきた。アイゼルは間一髪でそれを避けたが、ボクはフルスピードで運転手側のドアに激突。ロードバイクは粉々で、ボクのヒザも同じだった」とハラー。
「本当に残念だ。ツール・ド・フランスに出場できなくなったことだけでなく、一部のドライバーに関しても。車両と自転車は道路をシェアする必要があるが、それは難題がいくつもある。考え方を変えなくちゃいけないと思う」
病院に搬送され、左のヒザに2カ所の骨折が認められたというハラー。今後は退院し次第、ドイツのミュンヘンにあるリハビリ施設で復帰に向けてトレーニングを始める。
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