第101回ジロ・デ・イタリアは5月10日、カルタニセッタ〜エトナ間の164kmで第6ステージが行われ、ミッチェルトン・スコットのエステバン・チャベス(コロンビア)とサイモン・イェーツ(英国)がエトナ山の山頂ゴールにワンツーフィニッシュ。チャベスは2年ぶり2度目の区間勝利で、山岳賞ジャージを獲得。イェーツが総合成績で首位に立ち、初めてマリアローザを獲得した。英国勢がマリアローザを着用したのは4人目。
この日は50km地点で28人の第1集団が形成されたが、この中にチャベスがいた。後続集団からも執拗にアタックが試みられ、最後のエトナ山の上りで次々と先行していた選手らを吸収。しかしチャベスだけが逃げ切った。残り1.5kmで後続集団からイェーツがアタックして、残り500mでチャベスに合流。最後はチャベスを先着させて同じチームの2人がゴールした。
「ボクにとってもチームにとっても最高の1日となった。これまでのジロ・デ・イタリアのさまざまな思いを上りながら回想していた」とチャベス。2016年のジロ・デ・イタリアでは最終日の2日前までマリアローザを着用していた。最終日前日にビンチェンツォ・ニーバリに逆転され、52秒遅れの総合2位でフィニッシュ。2017年は腱炎などで失意のシーズンを過ごしたが、大好きなジロ・デ・イタリアにカムバックしてきた。
「最後に追いついてきたサイモンはこう声をかけてくれた。『カモン! キミがステージ優勝するんだ』とね」
「チャベスは先頭集団で勝利に値するほどの走りを見せていた。彼が人数の多い第1集団にいてくれたおかげで、ボクはメイン集団の中でサドルに座っているだけでよかった。最後はマリアローザを取れると確信していた」とイェーツ。
「開幕時のイスラエルからこのジャージを獲得するために努力してきた。最終日のローマまでチームキャプテンとしてこれを守り抜く努力をしたい」
●ダイジェスト動画
●4賞ジャージ
■マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
■マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
■マリアアッズーラ(山岳賞)エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)
□マリアビアンカ(新人賞)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
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