待望のロングバッテリーウォッチ…スント・ナイン6月26日発売

最高のスポーツウォッチを求めるアスリート向けに設計されたマルチスポーツGPSウォッチ「SUUNTO 9」(スント・ナイン)が2018年6月26日(火)にアメアスポーツジャパンから発売される。全国の直営店、正規取扱一部店舗、公式オンラインストアで購入できる。

「SUUNTO 9」の特徴はロングバッテリー。GPSを使用した状態で最長120時間持続し、最長のバッテリー寿命を提供する。さらに、スマートリマインダー機能を搭載したバッテリー寿命管理システム(インテリジェントバッテリーモード)により、必要なだけ確実にバッテリーを持続させること可能に。また極限の厳しい条件下で数千時間のテストに合格した丈夫な仕様で、長く厳しいトレーニングやレースに最適。

ライフスタイルとマッチするスマートなデザインに加えて、トレーニングのログや毎日の活動、睡眠などを記録することのできる新しいSUUNTOアプリと互換性もあるので、トレーニングの共有やSUUNTOアプリのコミュニティで他のユーザーと交流することも可能。機能性、デザイン性ともに高い。

スント・ナイン(バロブラック)

インテリジェントバッテリーモードとスマートリマインダー機能搭載
優れたバッテリーライフでゴールまでバッテリー残量を心配する必要はもうないという。インテリジェントバッテリーモードが運動中にバッテリー残量が少ないことを検知すると、高精度のまま記録を取り続けられるように自動的に別のバッテリーモードへの切り替えを提案。さらに持ち主の運動履歴に基づいてスマートリマインダー機能が次回の運動までに十分な充電をするよう通知し、たとえ運動時間が予定より長くなってバッテリー残量が少なくなったとしてもバッテリーモードを変更するよう知らせてくれる。この検知と通知によりロングバッテリーライフを可能にした。

価格は7万8000円と8万2000円(本体価格)。プレオーダーキャンペーンとして発売日前日までに事前に予約をして購入した人には、スントオリジナルのモバイルバッテリーをプレゼント。プレオーダーキャンペーンは全国の直営店と正規取扱一部店舗と公式オンラインストアのみで実施。

SUUNTOのオフィシャルサイト

スマホアプリで詳細データがチェックできる

スント・ナイン(バロホワイト)

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ジュニア世界選手権三冠のマチルド・グロ…ガールズケイリンに短期参戦

東京五輪で活躍が期待されるフランスの若手選手、マチルド・グロが5月12日に静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで開催された「トラックパーティー2018イン・スプリング〜サイクルエンターテインメント伊豆」に参戦した。ジュニア時代に500m、ケイリン、スプリントで世界選手権三冠を達成した期待の星。ガールズケイリンの短期登録選手として来日し、訓練中の4月末に日本で19歳の誕生日を迎えた。

ジュニア世界選手権で三冠を達成したマチルド・グロ(先頭)

「日本が大好きです。この前は鎌倉に行って和服を着て写真を撮りました。ガールズケイリンの活動もとても楽しく、そして私のレベルアップに役立つはずです」

2017シーズンに大きなケガを経験。さらにエリートクラスに昇格して苦戦。それでもこの日の女子エリートケイリン決勝で、残り2周から逃げを見せるなどアグレッシブな走りは変わらない。最後はオーストラリアのステファニー・モートンらに飲み込まれたが、大きな経験となったのは確かだ。

「ガールズケイリンでももっと強くなりたい。もちろん東京五輪に出てみたい。そして私にとって最大の目標は2024年のパリ五輪です」

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パラサイクリスト藤井美穂…2020東京は自転車競技の全種目に出たい

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パラサイクリスト藤井美穂…2020東京は自転車競技の全種目に出たい

パラサイクリストの藤井美穂(23)が5月12日に静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで開催された「トラックパーティー2018イン・スプリング〜サイクルエンターテインメント伊豆」で元気な姿を見せて会場を沸かせた。出生時に右脚が壊死していて直後に切断。しかしマルチ才能を発揮してモデルやアスリートとして活躍する。3年前のリオパラリンピックでは「四肢障がい女子」で日本に出場権がありながら派遣されなかった。

「トラックが一番好きな種目」と語る藤井美穂

「私に実力がなかったからです。そのとき、次の東京では金メダルを取るぞと誓いました」

パラリンピックの自転車競技はトラックの500m、3km個人パシュート、ロードでは個人ロードレースとタイムトライアルがある。
「4つ全部に出場したい。個人的にはトラックが大好きで、個人パシュートでねらっていきたいです」と笑顔で宣言。
「パラ大会は観客がまばらなんですが、この会場が満員になったのを初めて見ました。ますますやる気が出ます!」

藤井美穂
2020東京パラリンピックを目指すパラサイクリストの藤井美穂

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トラックパーティーはエンタメ性あふれる魅力的な自転車イベント

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トラックパーティーはエンタメ性あふれる魅力的な自転車イベント

「トラックパーティー2018イン・スプリング〜サイクルエンターテインメント伊豆」が5月12日に静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで開催され、国内外のトラック強豪選手が登場。2020東京五輪・パラリンピックのトラック競技会場は満員の盛況で、選手らもノリノリ。熱いバトルを終えれば最後まで応援してくれた観客に選手らが記念グッズを手渡すなど内容の濃い1日になった。

伊豆ベロドロームが満員になった

世界選手権スプリント優勝のマシュー・グレーツァー(オーストラリア)。ケイリン女子の世界チャンピオン、ニッキー・デグレンデル(ベルギー)。競輪の短期登録選手として来日している男女の強豪選手がスタートラインに立つ。日本勢も負けていない。世界選手権ケイリン銀メダリストの河端朋之。ガールズケイリン第一人者の小林優香など、2017-2018シーズンのトラックW杯などで上り調子の強化指定選手らが総登場した。2年後の東京五輪でメダルを争うに違いないトップレーサーが伊豆ベロドロームに集まったのである。

世界の強豪選手が登場したケイリン
トラック走路内にVIP席が用意され、飲食を楽しみながら観戦できる

もともとは欧州で開催される冬場の室内トラック競技「6日間レース」をイメージして始まった。レースと興行が一体化して、インフィールドでおいしい食事と飲み物を楽しみながらレース観戦する席もある。外周の観客席でも最前列に陣取れば、種目によっては選手が目の前の手すりにつかまってスタートを待つなんて臨場感もある。これはもうまさにパーティーだ。

巧妙にプログラムされたレースと音楽ライブ。正午から始まったイベントはあっという間に最終レースの午後7時を迎え、フィナーレとなるエリートケイリン男子で渡邉一成がトップフィニッシュすると会場の興奮は最高潮に達した。
「日本で行われるトラックパーティーなので、日本選手が頑張らないと面白くない。だから気合いを入れて走りました!」と渡邉。
「世界選手権でも日本選手が活躍しています。さらに強くなるようにもっともっと応援してください」と大盛り上がりの観客に向けてアピールした。

世界選手権スプリント優勝のマシュー・グレーツァー

そしてフィナーレは出場選手が記念グッズをフェンス越しに観客に手渡して回るというサプライズも。最後まで会場に残ったファンにとってはうれしいプレゼントだ。選手も観客も一体となってバトルに集中し、興奮の頂点を共有する。音楽とライティングによる派手な演出は、ライブ会場のようなノリ。新たなスポーツイベントとして定着した感がある。これまでトラックパーティーは年に一度の開催だったが、2018年は秋もに開催することが予定されている。しかも2日間。10月13日(土)・14日(日)の予定だという。

トラックパーティー

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操作性に優れ、疲れにくい超立体構造の春夏用グローブ登場

パールイズミの2018年春夏新商品として「アンバウンドグローブ」、「メッシュメガグローブ」、「スリップオングローブ」、「UVフルフィンガーグローブ」がサイクルショップやスポーツ用品店で発売を開始する。

アンバウンドグローブ(ブラック)

「アンバウンドグローブ」のメンズモデルは異なるクッションを最適なバランスで組み合わせた2層構造の厚手パッドが手の平を痛みから守る。ハンドルが握りやすい立体設計で、街乗りからロングライドまで幅広く使えるアイテム。レディースモデルは日焼けを防ぐ長めの指先と手首の仕様でUV対策も考慮したグローブ。手の平パッドには2層構造の厚手パッドを採用。女性専用設計で小さく薄い女性の手に合わせたフィット感と操作性、街乗りからロングライドまで幅広く使える。
アンバウンドグローブ(ホワイト)

「メッシュメガグローブ」は通常のグローブパッドの約2倍の厚さとなる極厚パッドを搭載。ロングライドや手の平の痛みが気になる人におすすめのグローブ。ハンドルが握りやすい自転車専用の立体設計で、手の甲には涼しいメッシュ素材を利用。真夏のライドをより快適に楽しめそうだ。

メッシュメガグローブ(ホワイト)

「スリップオングローブ」は柔らかく手の平によくなじむナノフロント素材を採用し、素手に近い感覚で路面状況をダイレクトにとらえることができるグローブ。ハンドルが握りやすい自転車専用の立体設計で手首にベルクロがなくフィット感を優先したスリップオンモデル、長めのカフで手首も日焼けしにくい。

スリップオングローブ(ホワイト)

「UVフルフィンガーグローブ」は手首の日焼けを防ぐ長いカフ仕様と指先までをUVカットで守るレディース夏用グローブ。親指と人差し指はタッチパネル対応で、グローブをはめたままでも操作が可能。手の平には中厚の二層構造パッドを採用、また手の平にメッシュ素材を配置してムレを防止。夏のロングライドも涼しく快適に楽しめる。

UVフルフィンガーグローブ(ブルー)

パールイズミのホームページ

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雨乞竜己が区間5位と手応えつかむ好スプリント…ツール・ド・コリア最終ステージ

キナンサイクリングが参戦しているツール・ド・コリアは6月3日、韓国の首都ソウル市街を駆ける最終ステージが争われ、雨乞竜己が集団スプリントで5位に入る活躍を見せた。惜しくも表彰台を逃したが、今後に向けての課題と確かな手応えをつかんだ。また、ジャイ・クロフォードはトップと同タイムでフィニッシュし、個人総合20位でUCIポイント3点を獲得した。

ツール・ド・コリア第5ステージ ©︎KINAN Cycling Team / Naoi HIRASAWA

1988年ソウル五輪のために作られたオリンピック公園をレース会場、スタート・フィニッシュ地点とする65.0kmのレース。40kmほどのラインレースの後に、1周5kmのオリンピック公園外周を約5周する平坦なコースレイアウト。スプリントはフィニッシュの4周前と2周前に設定された。会場にさまざまなブースが出展されることもあり、大会で最も多くの観客が集まる注目のステージだ。

キナンの最終日の目標は、雨乞がスプリントでステージ上位をねらうことと、総合20位のクロフォードがスプリントポイントでボーナスタイムを獲得し総合順位を上げること。中西にはそのアシストとして動くことが求められた。レース開始が近づくと、クロフォードが早めにスタート地点に現れ、隊列の前方に位置取り。ボーナスタイム獲得への強い意思を感じさせた。レースがスタートすると、雨乞は集団後方で温存し、クロフォードと中西はアタックに備えた。

アタックがかかるも逃げが決まらない展開が続いたが、残り29kmでクロフォードがアタック。短い上りを利用して集団から飛び出し、追ってきた数人の選手とペースアップを図った。しかし、この動きは集団に飲み込まれ、続いて中西も逃げに入ろうと試みたがこれも不発に終わった。逃げが決まらないまま集団は周回コースに突入。2度のスプリントポイントでクロフォードが上位に入ることはできず、キナン勢は雨乞のスプリントへと気持ちを切り替えた。

集団後方に控えていた雨乞は、残り2周をきると徐々に前方へとポジションを上げていった。こうした集団内での動きは雨乞の得意とするところ。途中で中西のアシストを受け脚を休めながら、最後は10番手あたりで最終コーナーを回った。

好感触でスプリントに臨み数名を抜き去りながらフィニッシュラインに迫ったが、優勝争いにはわずかに届かず5位。優勝はチームUKYOのレイモンド・クレダー(オランダ)だった。雨乞は最高の成績は残せなかったものの、落ち着いたレース運びから脚を残した状態でスプリントに参加し、勝負できたことで大きな手応えをつかむレースとなった。

クロフォードも集団内で危なげなくフィニッシュし、ジャンプアップこそならなかったが個人総合20位を守り抜いた。前日逃げた疲れが残るなかアシストに奮闘した中西は、トップと同タイムの59位となった。

キナンにとっては第1、2ステージと落車リタイアが続いたが、中西が第4ステージで逃げに乗り、厳しい山岳を乗り越えた雨乞が最終ステージで上位進出。クロフォードがUCIポイントを獲得と、3選手それぞれが役割を果たし、成果を残した大会となった。(Text:平澤尚威)

ツール・ド・コリア第5ステージ結果(65.0km)
1 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) 1時間21分5秒
2 ミヒケル・レイム(エストニア、イスラエル サイクリングアカデミー) +0秒
3 セオ・ジュンヨン(韓国、KSPO ビアンキ アジアプロサイクリング)
4 ルーカス・セバスティアン・アエド(アルゼンチン、ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルサイクリングチーム) 
5 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) 
6 ルカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール トリエスティーナ・セッレイタリア) 
36 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) 
59 中西健児(KINAN Cycling Team) 

個人総合時間
1 セルゲイ・トヴェトコフ(ルーマニア、ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルサイクリングチーム) 18時間59分37秒
2 ステパン・アスタフィエフ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナ モータース) +28秒
3 マッテオ・ブザート(イタリア、ウィリエール トリエスティーナ・セッレイタリア) +37秒
4 アルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌ サイクリングチーム) +43秒
5 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) +1分41秒
6 ベン・ペリー(カナダ、イスラエル サイクリングアカデミー) +1分42秒
20 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +2分0秒
47 中西健児(KINAN Cycling Team) +19分54秒
87 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +1時間2分52秒

ポイント賞
1 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) 63pts
22 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) 11pts
32 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) 3pts

山岳賞
1 クォン・スンヨン(韓国、KSPO ビアンキ アジアプロサイクリング) 20pts
20 中西健児(KINAN Cycling Team) 1pts

チーム総合
1 ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルサイクリングチーム 57時間3分5秒
16 KINAN Cycling Team +1時間20分32秒

ジャイ・クロフォード

ジャイ・クロフォードのコメント
今日の雨乞のリザルトはとてもよかった。彼はとてもいいスプリンターだ。いい結果を残せば自信を得て、もっといいスプリントができるようになる。今日は雨乞にとってのファーストステップ。大会中、落車などがあったが、今日のレースはチームにとってとてもポジティブだ。総合ジャンプアップのため何度かアタックしようと思ったが、毎回他のチームが追ってきたので難しかった。今日は“スーパーファスト”なステージだった。次のレースでは勝ちたいので見ていてほしい。総合20位はものすごいリザルトというわけではないし、もっといい成績残したかったが、いまのコンディションに戻れたことをうれしく思う。退院してから短い時間しかトレーニングできず、パワーが落ちていたが、すぐにカムバックできたから。

中西健児

中西健児のコメント
今日走ってみたら、昨日の逃げの疲れが残っているのを感じた。ジャイさんの逃げにつなげられるように、カウンターのアタックに付いていってみたが、その一発で終わってしまった。ただ、雨乞さんが上がろうとしたところで風よけになれた。そういうアシストは今まであまりやったことがなかったので、違うことができたのはよかったと思う。今大会は去年よりコースが厳しくなり、総合系の選手が増えて難しいレースだったが、自分の感触としては前よりもよく走れた。今回の経験を次のレースに活かせればと思う。ハイレベルななかでレースできてよかった。

雨乞竜己

雨乞竜己のコメント
去年出場してどんなレースかわかっているので、終盤までは集団後方にいて残り7kmくらいから上がっていった。脚を使わずに前に行けて、(中西)健児が風を浴びそうなところで来てくれて、数秒から十数秒だったが風よけになってくれて助かった。そこからは集団の中を縫っていった。最後まで脚を使わなかったのは初めてで、自信をもって臨めたので、スプリントはいい感触だった。ただ、勝つにはもっと力が必要だった。今大会は去年より厳しいコースで、第1ステージは逃げ切りが決まってしまったので、大集団のスプリントになる時は必ず絡んでいかなければという戒めになった。スプリントは少なかったのでできることは限られていたが、それぞれができることはやったと思う。ジャイさんがリーダーシップをとってくれて、レースでも精神的にも助けになった。

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