アジア最大級のワンデーレース「ジャパンカップサイクルロードレース」が10月19日のイベントで幕を開けた。この大会に3年連続で出場するキナンサイクリングは、宇都宮市街地で行われたチームプレゼンテーションに臨み、多くのファンからの歓声と拍手を受けた。
UCI(国際自転車競技連合)公認の国際レースとしては、アジア最上位のHCクラスにカテゴライズされるこの大会。開催地・栃木県宇都宮市の各所にてレースや関連イベントが3日間にわたって行われる。
実質の大会初日にあたる19日は、市内中心部のオリオンスクエアでチームプレゼンテーションが開催された。ライトアップされたステージに、キナンは翌日のクリテリウム、翌々日のロードレースにそれぞれ臨む計7選手が登壇。会場に詰めかけた多くの観衆から歓声と拍手を受けた。
年々出場チームがステージで見せるパフォーマンスのクオリティが上がっている、この大会のプレゼンテーション。キナンも負けじとあの手この手でアピール。メインスポンサー「キナン」が建設機械レンタルを扱っていることにちなみ、ミニチュア版の重機を持ち込んだり、バイクサプライヤーの「YONEX」をアピールすべく、同社製バドミントンラケットで選手サイン入りシャトルを飛ばすといった形でファンの心をひきつけた。
極めつけは表情や立ち姿、ライドフォームまでそっくりと言われる山本元喜と大喜の兄弟が、それぞれのジャージを逆に着用。元喜のロード日本チャンピオンジャージを大喜が着て、元喜がオリジナルジャージで登壇すると、ステージから客席まで総ツッコミ。
その後改めて、日本チャンピオンジャージ姿となった山本元喜がマイクを取り、ジャージに恥じない力強い走りをすることを多くのファンの前で誓った。
大会はいよいよ競技がスタート。21日に行われるUCI公認レースに先立ち、20日はさまざまなカテゴリーでレースが行われる。キナンは、宇都宮市大通り周回コースで実施されるジャパンカップクリテリウムに臨む。38.25kmで争われるスピードレースにチームは、山本元喜、山本大喜、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大の6選手がエントリー。セレモニーやパレードののち、午後3時40分にスタートを迎える。また、午前中には本戦のコースとなる宇都宮市森林公園周辺のコースでオープニング・フリーランに選手たちが顔見せ。一般サイクリストとコースをめぐりながら、ファンサービスを行う予定となっている。
ジャパンカップサイクルロードレース出場選手
山本元喜(Genki YAMAMOTO)
マルコス・ガルシア(Marcos GARCIA)※ロードレースのみ
山本大喜(Masaki YAMAMOTO)
サルバドール・グアルディオラ(Salvador GUARDIOLA)
トマ・ルバ(Thomas LEBAS)
中島康晴(Yasuharu NAKAJIMA)※クリテリウムのみ
新城雄大(Yudai ARASHIRO)
●帯同スタッフ
ゼネラルマネージャー 加藤康則(Yasunori KATO)
スポーツディレクター 石田哲也(Tetsuya ISHIDA)
マッサー 安見正行(Masayuki AMI)
メカニック 中山直紀(Naoki NAKAYAMA)
メカニック 横井利明(Toshiaki YOKOI)
メディアオフィサー 福光俊介(Syunsuke FUKUMITSU)
アドバイザー 鈴木新史(Shinji SUZUKI)
●レーススケジュール
10月20日 午後3時40分スタート ジャパンカップクリテリウム 38.25km
10月21日 午前10時スタート ジャパンカップサイクルロードレース(UCIアジアツアー1.HC) 144.2km
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