運営側の安全対策と参加者の安全意識…ツール・ド・ニッポンが自転車イベントの大事なポイントを公開

全国で地域活性化を目的とするサイクルツーリズム事業「ツール・ド・ニッポン」を主催するルーツ・スポーツ・ジャパンは、過去10年にわたりのべ150件以上の自転車イベントを主催・運営してきた経験から得た知見をもとに【安全ポリシー「安全・安心な自転車イベントライフのために大切なこと」】をWebサイト上に公開した。

社内に一般参加型自転車イベントの運営を担当する専任のチーム(ライドプロジェクト)を構成

●安全ポリシー「安全・安心な自転車イベントライフのために大切なこと」サイト

ここ数年間でさまざまな自転車イベントが新たに立ち上げられ、それとともに「初めて自転車イベントに参加する」ビギナーも非常に多くなった。それ自体は大変喜ばしいことだが、自転車イベントには一歩間違えば大きな事故も起こってしまうリスクもある。ビギナーも、またそうでない人も正しい理解と準備のもと安心・安全な自転車イベントライフを送ってほしいと考えている同社は、今回このポリシーを公開することになった。

ポリシーは、安全なイベント運営のためには「イベント運営側」、「乗り手側」双方の準備が必要であるということを基本としていて、「運営側の安全対策」「乗り手の安全意識」という、2つの視点から構成している。

「運営側の安全対策」では、サイクリングやエンデューロ、ヒルクライムなどの「一般参加型自転車イベント」の運営(主に競技運営)を担当する専任のチーム(ライドプロジェクト)の開催前の準備工程から当日の運営体制、安全対策などを紹介している。イベントに参加する人に向けて普段は知られていない運営の裏側を伝えるとともに、これから自転車イベントを開催していきたいという自治体や地域団体にも参考になる内容。

イベント参加者の視点から記載した「乗り手の安全意識」では、イベント参加中に意識してほしい自転車の乗り方やルールから、普段の自転車生活で気をつけるポイントなどを紹介している。特に、最近自転車イベントに出始めたビギナーに読
んでほしい内容となっている。

このポリシーをもとに、今後も「ツール・ド・ニッポン」およびルーツ・スポーツ・ジャパンは運営に携わるすべてのイベントにおいて安心・安全なイベント運営に努めていきたいという。

●運営側の安全対策

●乗り手の安全意識