ニュージーランド サイクルクラシックはルバ総合5位、最終Sは大久保陣8位

KINAN Cycling Teamの2019年初戦、ニュージーランド サイクルクラシック(UCIオセアニアツアー2.2)は、1月27日の第5ステージをもって閉幕。個人総合ではトマ・ルバが5位として、UCIポイント15点を獲得。また、このステージはスプリントでの争いとなり、大久保陣が8位でフィニッシュしている。

ニュージーランド サイクルクラシック第5ステージ ©KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

23日に開幕した大会は、大久保や中島康晴がスプリントでステージ上位をうかがったほか、前日の第4ステージではトマが5位でフィニッシュ。総合争いが動くと見られたクイーンステージでまずまずの走りを見せ、チーム力を示してきた。

そしていよいよ最終日。第5ステージは、大会の拠点都市であるケンブリッジを発着点とする143.3km。スタート後、1周8kmの第1周回を8回まわり、進路をケンブリッジ方面へと戻しつつ同じく8kmの第2周回へ。ここも8周回して、ケンブリッジのフィニッシュ地点を目指す。平坦基調のステージに臨むにあたって、チームはトマの総合成績を確定させることを大前提としつつ、大会を通じて調子を上げてきた大久保を軸としたスプリントにもトライしていくことを確認した。

こうして始まったレースは、アタックが散発しつつも決定的な動きがないまま進行。KINAN勢は集団内に位置して序盤を過ごす。第1周回に入り、一時的に大人数が先行した際には中島が前方のチェックに動いたが、集団が容認することはなく再び一団に。スタートから50kmを迎えようかというタイミングで、ようやく4人の逃げが決まった。

以降も総合上位陣が絡む追走グループが形成されたが、リーダーチームのエヴォプロサイクリングを中心にメイン集団がレースをコントロール。先頭とのタイム差を2分15秒前後でキープし、第2周回でも着々と距離を消化していった。

この間、淡々とレースを進めたKINAN勢は、5人がまとまって展開。少しずつポジションを前へと上げていきながら、スプリント態勢を整えていった。

メイン集団は残り30kmを切ったあたりからスピードアップを図り、逃げる選手たちとのタイム差を縮めていく。完全に射程圏内へと捕らえ、やがて労せず吸収。勝負はスプリントにゆだねられた。

大久保での上位進出を狙うKINAN勢は、トマのポジションキープに始まり、山本大喜、新城雄大もリードアウトに加わる。そして中島の引き上げから大久保を加速させる構え。残り1kmは急斜面を下りながら最終の左コーナーへ。そして残り600mから一気に駆け上がり、フィニッシュへ飛び込む変則的なレイアウト。

このコース設定により集団前方が大混戦となる中、大久保は前方を押さえてスプリントを開始。最後はコンディションの差もありオーストラリア勢らの後塵を拝すも、8位とまとめてみせた。このほか、トマ、中島、新城と続き、しばらくして山本もフィニッシュラインを通過した。

これらの結果から、最終的にトマが前日からの個人総合5位を確定させた。UCIポイント15点をチームにもたらすとともに、シーズン初戦としてはまずまずの成果を収めた。シーズン初戦を終えた選手たちは一様に、長いシーズンを見越して調子を上げていくとともに、連携強化を図っていく必要性を実感。ニュージーランドでの5日間は収穫と課題を十二分に得た、刺激的なツアーとなった。

戦いを終えたチームは近日中に帰国し、トレーニングやイベント出演などをこなしていく予定。なお、次戦についても早い段階で公表できる見通しとなっている。

大久保陣

大久保陣のコメント
「スプリントまで持ち込むところは予定通りだったが、(変則レイアウトの)残り1kmは脚にきてしまっていた。目標としていた表彰台には届かなかったが、(8位に入った)第3ステージとは違った収穫が得られたので、さらに高めていきたい。
今大会はコンディション面で苦しんでしまい、スプリントにトライできたとはいえ表彰台に届かなかったあたりは反省点。まずは結果を出したい。チームの雰囲気がよく、どの選手も実力・経験ともに申し分ないので、その中でエーススプリンターを任せてもらえるよう取り組んでいきたい」

トマ・ルバのコメント
「個人総合5位という結果は悪くない。前日の上りにしても、チームで取り組んだスプリントにしても、日々状態は高まってきている。とはいえ、今日のステージも完ぺきとは言えないし、シーズン初めでもあるので今後のトレーニングで強化していきたい。個人的には春のレースでしっかり結果を残したいと考えている。次のレースを楽しみにしている」

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